“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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お待たせしました!!
結局、2日経ったよ!!チクショー!!
取り敢えず暫くは2日に一回をして連日は出来ればやる方向にします。


Bad reputation/事件だッ!

ウタとルフィの仲に亀裂が入ってしまっていた頃、ゴードンは城の中の一室でのんびりとアナナにやられていたたんこぶを氷で冷やしていた。

 

「痛たたた・・・しかし、ウタとルフィ君の仲が良さそうで何よりだ・・・明日のライブが終わったら是非とも挨拶をせねば・・・」

 

ゴードンはそんな風にルフィに対して好印象を抱いていると頭を冷やしていた氷が溶けたので新しいのに交換しようと部屋を出た。

さっきよりはマシになりつつもまだ痛い頭を抑えつつ、食堂へ向かっているとウタの部屋の扉が開いてるのに気づいた。

 

「?」

 

ゴードンは何気なしに開いてる扉から部屋の中を除くとありえないものを見てしまい、バンっと勢いよく扉を開けてウタの部屋の中に入ってそれを取った。

 

「なぜ、これがここに!?」

 

ゴードンが拾った物・・・それはウタを長年苦しめ続け、ウタがシャンクス達家族と別れる原因になってしまった楽譜『トットムジカ』だった。

あの時と同じように封印が解けてウタの所に向かっていたのかそれともウタの部屋だから来たのか・・・何にせよゴードンはすぐにそれを取った。

 

「・・・全ての楽譜には感情が宿り・・・作った者の思いが込められる・・・だが、これがある限りウタは幸せにはなれない・・・」

 

ゴードンはそれを持つと先程の部屋まで戻って暖炉に火を起こした。音楽を愛する者として全ての楽曲を愛してるゴードンだが、ウタとルフィが幸せになろうとしてる姿を見て決心がついた。

 

「私はエレジア国民失格だが・・・もう二度と彼女を不幸にはさせない」

 

ゴードンはそう呟くと暖炉の中に『トットムジカ』の楽譜を暖炉に入れて燃やし始めた。

ゴードンはそれを見て完全に灰になったのを確認すると頭を今度こそ冷やす為に食堂へ向かった。

 

故に気づいてなかった。

燃えた『トットムジカ』の灰が動いている事に・・・

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

「え?・・・ルフィ・・・何言ってんの?」

「だから、俺は結婚しねぇって」

 

ウタはルフィの言葉に固まった。一緒になりたくて今まで頑張ってきた。最初は負けじ魂が燃えて出たが徐々にルフィを求める思いは強くなってシャボンディの時には誰にも渡したくないと思って色々とやってきて、恋人になって幸せを感じていたのに根元から圧し折られるような感覚になった。

最近はイライラしていて今日はだいぶ抑えられていたのだがルフィの一言で抑えていた物が出そうになっていた。

ウタは深呼吸して落ち着いて話そうと見ると首を傾げているルフィを見ただけで苛ついてきた。

いざ、何で?と聞こうにも余計に傷つく可能性も考えてしまい、ウタは中々言えなかった。

 

「ウタ、それよりよ!夢を叶えたら“約束”してた事をやろう!」

「・・・“約束”?」

「昔、一緒に冒険しようって“約束”しただろ?」

「・・・それ、もうやったじゃん・・・」

 

ウタはルフィの言ってる事が昔から言っていたシャンクスの船に乗せて貰おうとしていた時に言っていた事だと思った。そんな風に呆気なく言うとルフィは目を見開いた。

 

「な、何言ってんだ?・・・ほら、新時代の誓いをやった後に・・・」

「・・・何か“約束”した?」

 

ウタがそう言うとルフィは黙った。

ルフィからすれば婚約に等しい“約束”をウタは覚えていなかった。エレジアでの件から12年間・・・ウタは自分の事で一杯だった事もあり、ルフィとやったこの“約束”もすっかり忘れてしまっていた。

そんなウタにルフィは重い一撃を入れられたみたいにショックを感じた。自分はずっと忘れていなかったのにそれを忘れられている事に悲しくなった。

ウタは落ち込んでいるルフィを見て心配が勝ったのか尋ねた。

 

「ルフィ・・・その・・・ごめん。大事な“約束”を忘れちゃったみたいで・・・」

「いや、良いんだ」

 

2人の間でまた沈黙が長く続き、それを破ったのはウタだった。

 

「ルフィ・・・今日は分かれて明日のライブが終わったらちゃんと話そう」

「あ、あぁ・・・もうあの時みたいなのは嫌だしな・・ちゃんと話そう・・・」

「ルフィ・・・本当に“結婚”はしないの?」

「あぁ・・・やらねぇ」

「そっか・・・ルフィはアタシと“結婚”したくないんだ。アタシはね・・・この1年間・・・ずっとそれを思ってきたんだ・・・そうしないと寂しくなるから・・・」

「ウタ・・・」

「ごめん・・・これ以上居ると・・・無理・・・」

 

ウタはそこまで言うとこれ以上いたら確実に大喧嘩になると思ったのか少し苛立ちながら去っていった。買った荷物すら置いて行った。万国の時みたいに喧嘩別れするのは嫌だったがそれに匹敵するくらいウタの心には悲しみが溢れていた。

 

(アタシだけだったんだ・・・全部・・・ルフィ・・・何で・・・どうして!?・・・嫌い・・・ルフィなんか大嫌い!!)

 

ウタは怒ってるのか悲しいのか自分でも分からなくなっていた。涙は出てきて拭っても止まらなく、城にある自分の部屋に行こうと歩いてると誰かにぶつかった。

 

「ご、ごめんなさい・・・」

「お主、ここで何をしておるのじゃ?・・・さては、妾をあざ笑いに・・・」

 

ウタは聞き覚えのある声を聴くとちゃんと相手を見た。その相手は昨日、ウタとルフィのイチャイチャを見せつけられてショックのあまりまた酒を飲んでいたハンコックだった。ハンコックは酒瓶を片手に持って堂々と立っていた。周りに妹達や他の九蛇の船員が居ないのは単純にそれらから逃げて飲んでいたのもあった。

 

「ハンコック・・・う、うわぁぁぁぁぁぁん!!」

「な、なんじゃ!?」

「ルフィ・・・ルフィに・・・ルフィにフラレた〜!!!」

「な、何!!?」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

 

ウタはハンコックに抱き着いて大泣きし始めた。抱き着かれたハンコックはどうするべきか本気で迷い、昨日みた時にはそんな事を微塵も感じさせていなかった事に困惑していた。

 

 

 

 

 

〇〇〇

ルフィはウタが置いていってしまった買った物を持ちながら、途方に暮れていた。

 

「何で忘れてんだよ・・・ウタ・・・はぁ・・・」

 

ルフィは思いの外、ウタに大事な“約束”を忘れられていた事がショックで少し愚痴っていた。ルフィにとってその“約束”は婚約とほぼ同定義で、カタクリに勝てたのもそれに対する思いがあったからだが、ここに来て考える余地すらなかった状況になってしまった。

 

「あ、ルフィお兄ちゃんだ!」

「お?」

「こんな所で何をしてるんだ?」

 

そんなルフィに話しかけてきたのは先程、カタクリと一緒に出店を回る事にしたアナナだった。アナナは手にドーナツを持って食べ歩きしていた。その後ろにはカタクリが立っていて、アナナと遊んでいたのか手には水風船ヨーヨーやら景品やらを大量に持っていた。

 

「ウタお姉ちゃんはどうしたの?」

「あ~、ウタはちょっと逸れちまってよ。探してるんだ・・・じゃあな」

 

ルフィはアナナにそんな風に説明して離れようとするとルフィとウタに何か問題が起こったと察したカタクリがカマを掛けた。カタクリはルフィにはそこまで気にしていないがウタに関しては話が別だった。

 

「ウタにフラレたな」

「えっ!?そうなの!?」

「なっ!?フラレてねぇ!!ちょっと喧嘩しただけだ!!」

 

カタクリのカマに見事に引っ掛かったルフィは言ってしまった後に口を抑えたが既に遅かった。

 

「ルフィお兄ちゃん・・・そのもし良かったら相談に乗るよ」

「そっか・・・けど大丈夫だ」

 

純粋に2人を心配してるアナナはそう訪ねたがルフィの返事はNOだった。相手が言いたくない事は無理に聞かないルフィだがそれは自分にも当てはまっていて、誰かに聞かれるのが嫌だった。

しかし、リンリンの娘であるアナナは母親譲りの頑固さでそんなの知ったこっちゃないと言わんばかりに更に言ってきた。

 

「でも、この前万国に来た時のウタお姉ちゃんはコンポートお姉ちゃんとかブリュレお姉ちゃんとかと話をやって楽になったって言ってたから話せば楽になるよ」

 

万国の時にウタがコンポートやブリュレと交流してルフィに過去を話そうと決心した事を教えられていたアナナはそう言った。それはその後のシキのやった大騒動で有耶無耶になったが時には話す事も大事だとアナナは覚えていた。

 

「ウタが・・・」

「話してみろ・・・言えば楽になるぞ・・・俺がそうだった」

 

アナナの言葉にウタがやった事にルフィは心が動くとカタクリが自分の経験を混じえて話してきた。ルフィは少し考えた。

 

「実は・・・」

 

そして話し始めた。

 

 

 

〇〇〇

「・・・で明日、話し合いをする為に離れたと?」

「ぐすッ・・・うん・・・」

 

ハンコックはウタから何があったのか聞いていた。というよりも泣きついてきたウタが勝手に話し始めたのでそれに付き合ったのが正しい。

ウタから粗方の内容を聞いてハンコックは何故にそれを恋敵である自分に話し始めるのか分からなかったが同時にチャンスと云う欲望もあった。

 

(これはチャンスじゃ!!これを期にルフィと!!・・・いや、駄目じゃ・・・このような付け込むやり方は美しくない・・・)

 

美に関して底知れぬプライドがあるハンコックは一瞬だけ欲が勝ったがすぐにプライドがそれに勝った。“海賊女帝”“世界一の美女”と名高いハンコックはそんな卑劣な欲に負けなかった。

 

「ルフィのバカ・・・もう知らないもん・・・嫌いだ・・・」

「・・・ほぅ、それを妾に言っても良いのか?」

「あっ・・・」

「妾はそなたとルフィが別れるのなら心から喜ぶぞ・・・そうじゃな、ルフィと付き合ったら何をしようか・・・」

 

ハンコックはウタの漏らした一言に対して少し夢見しつつも容赦なく自分とルフィが付き合った時に何をするのか話し始めた。

 

「まずは食べさせ合いかの?ルフィが食べさせてくれるなら全て極上の美味になりそうじゃ。次は一緒に湯浴みして身体を洗おう。そして共に寝所へ行ってそのまま・・・」

「ダメ!!絶対にダメ!!」

 

ハンコックがそこまで言うとウタは駄目だと言ってきたがそんなのハンコックの知ったこっちゃで叫んでるウタに首を傾げた。

 

「どうしたのじゃ?もう嫌いなのじゃろう?」

「っ・・・そ、そうだよ」

 

ハンコックの挑発にウタは意地を張ってしまった。さっきの手前、すんなりと違うと云うのは嫌だったのだ。ハンコックの語りはそれを聞くと益々止まらなくなった。

 

「そうじゃのう・・・先ずは熱いキスかの・・・」

「・・・や・・・」

「お互いの熱を高めあって、互いに受け入れられる準備を・・・」

「・・・だめ・・・」

「そしてそのまま・・・」

 

ハンコックはルフィと夜を過ごす事を言おうとすると大切な恋人とハンコックが繋がってる所を想像してしまったがウタに我慢の限界が来た。

 

「ダメ~!!ダメダメダメダメ!!ルフィはアタシの恋人だもん!!絶対にダメ~!!」

「嫌いなのじゃろう?」

「好き!!大好き!!絶対に誰にも渡したくないくらい大好きだよ!!」

 

ウタは少し涙目になりながらそう叫ぶと自分の叫んだ事に気づいたのか顔を赤くした。ハンコックはそれを聞くと色々と拗らせたウタに対して言い始めた。

 

「やっと本音を言いおったか・・・しかし、ルフィと繋がりたいのは本音じゃ・・・」

「うぅ・・・」

「じゃが、このような事で付け込むのは妾のプライドが許さん・・・妾はそなたと真っ向勝負をして奪いたい」

 

ハンコックのその言葉を聞いてウタは顔を上げて向き合い始めた。

 

「妾が相手にしておるのは・・・ルフィが恋人と認めた“歌姫”なのでな・・・一度や二度、フラレたから何じゃ?妾はそれ以上に言われたが諦めてなどいない・・・だからそなたも諦めるな・・・そんなでは海賊王の妻に成れぬぞ」

 

ハンコックはウタにそう言った。ルフィに結婚しないと言われてきたハンコックだがそんなので諦めてはいないし、ルフィとウタが恋人になっても諦めてない。必ず奪うと体に流れる海賊の血が叫んでいる中で出会ったウタに対して何回も殺意を抱いたがこんな風にウタが腐りそうになるのは見ていられなかった。

 

「ハンコック・・・そうだよね・・・一度や二度の言われたからって諦めてちゃダメだよね・・・ごめんね、色々と迷惑をかけて・・・」

「・・・構わぬ・・・明日話し合いをするじゃろう?・・・それで無理だったら今度こそルフィを奪うから覚悟しとくのじゃな」

「うぅ・・・絶対に渡さない!」

「フッ、困難な状況から奪いに行くのは本当に血が騒ぐのう・・・兎に角今日は休んで落ち着く事じゃな」

「絶対に・・・絶対に渡さない!!ルフィと結婚するんだから!!」

 

ハンコックにそう言われたウタは再び立ち上がると渡さないと宣言した。ハンコックはそれを見て明日、不甲斐なかったら今度こそ奪うと最後通告をしてあげるとウタは色々と頭や気持ちを整理する為に城にある自室へ向かっていった。

 

(妾もヤキが回ったな・・・飲む・・・のは止めよう・・・妾も負けてばかりではダメじゃ)

 

ウタに色々と助言をしてしまったハンコックは少し自虐しつつも酒を飲むのを止めてルフィを奪おうと気持ちを新たにした。

 

 

 

 

〇〇〇

ルフィはアナナとカタクリにウタと喧嘩した内容を話しているとアナナが信じられないと言わんばかりに怒った。

 

「ルフィお兄ちゃん最低!!馬鹿!!頓珍漢!!朴念仁!!ウタお姉ちゃんが好きじゃないの!?」

「なっ、好きに決まってんだろ!?」

「なら何で結婚しないなんて言うの!?」

「俺は結婚したくねぇんだよ!!」

 

アナナの暴言にルフィは噛み付いて喧嘩しそうになってると以前、ルフィの“約束”を聞いていたカタクリがここまでの話を聞いて口を開いた。

 

「以前、言っていた“約束”はどうしたんだ?」

「・・・それは・・・」

 

ルフィはウタに覚えて貰えていなかった事は流石に言えなかった。カタクリはルフィが話さないのを見て何かあったのかと思うとそれに対して思っていた事を言い始めた。

 

「あれは結婚の約束じゃなかったのか?」

「えっ?」

「はぁ?お前何言ってんだ?結婚って一緒に家とか島に住み着くんだろ!?俺はウタと一緒に冒険するんだ!子供が出来たら皆で海に出て、あちこち見て回るんだ!」

 

アナナとカタクリはそれを聞くと互いに顔を見合わせて察した。原因はルフィの結婚に対する認識が狭すぎると言う何とも酷い理由だった。

 

「ルフィお兄ちゃん・・・それ、結婚と一緒だよ」

「何、そうなのか!?」

「・・・結婚の仕方なんて人それぞれだ・・・どうしてそんな風に狭めてるのか分からんが・・・三流のコントにもならん笑い話だな」

 

アナナやカタクリに指摘されてルフィは初めてそれを知ったので驚いた。そして自分の考えていた“約束”が結婚だと認識すると徐々に顔が青くなってきた。

 

「自分のやった事を自覚してきたようだな」

「ルフィお兄ちゃんって・・・凄いおバカ・・・」

「俺・・・ウタに謝らねぇと・・・」

 

ルフィがそんな風に考えてるとカタクリは立ち上がった。

 

「後は俺達の出る幕じゃないな・・・アナナ行こう」

「カタクリお兄ちゃん・・・わかった」

 

カタクリはアナナを抱き上げると不甲斐ないルフィに対して最後に思っていた事を言った。

 

「最後に一言言っておくが今度今みたいな不甲斐ない事をしたら俺は彼女を奪いに行くから覚悟しろ」

「なっ!?・・・ウタは渡さねぇ!!」

「なら、明日の話し合いで仲直りでもするんだな」

「ルフィお兄ちゃん・・・今日はもう休んで落ち着いて話した方がきっと良いよ!!」

 

カタクリの宣言にルフィは思いっきり返すとアナナが今のままだと突っ走りそうなルフィに助言を送った。ルフィは昔、シャンクスとウタに関して喧嘩した時に少し時間が掛かった事やウソップの離脱の時や万国での喧嘩の事も考えて落ち着く時間がいると分かるとその場を後にした。

 

カタクリとアナナはルフィが去ったのを見て自分達も出店を回るのを再開しようと決めた。

 

「俺もヤキが回ったな・・・助言をしてしまうとは・・・」

「カタクリお兄ちゃん・・・でもカッコ良かったよ・・・」

「アナナ・・・」

「流石、カタクリお兄ちゃん!!」

「・・・ありがとう」

 

カタクリはアナナの優しい一言を嬉しく思いながらまだまだ遊び足りないアナナの為に一緒に祭りを回って行った。

 

 

 

〇〇〇

ウタはハンコックにそう宣言して城に帰ってる最中に色々と気持ちを整理していた。

 

(そうだよ・・・ルフィが結婚しないって言ってもそれで諦めたんじゃ・・・あれ?そう言えば昔・・・)

 

『ねぇルフィ・・・』

『ん?なんだ??』

『お互いに新時代を作って夢が叶ったらさ・・・ー、☓☓し■い?』

『ん?■●ってなんだ?』

『おーいに☓●の■に▲☓●ーすること』

『え■〜!?■●ぞ、俺はー☓したいんだ!!』

『は●〜・・・だ●思☓た・・』

『あ、だ●たらウタ。▲ん●の〇どうだ!?』

『うん?なによ・・・』

『●☓叶▲たらさ、△▼に〇に出よう!!✖☓だけの▼!!ー▼なんてつまんねぇもんよりもずっと良いだろ!』

『ルフィ・・・良いねそれ・・・ルフィと一緒なら楽しそう!』

『だろ!?シシシ・・・』

 

ウタはルフィと結婚しようとしていた事を思い出しつつあったが完全に思い出せてなかった。

 

「アタシ・・・ルフィと何を約束してたの・・・??」

 

一方、ルフィはウタの服を持ちながらサニー号に帰ろうとしていると足元にボールが転がってきたので拾った。

 

「何だこれ?」

「ねぇ、それ頂戴」

 

ルフィは声のする方向をみると小さい女の子がボールに向かって手を伸ばしていた。ルフィはそれを認識するとすぐに渡した。

 

「これ、お前のか?」

「ううん、あそこのお店の・・・これから的あてするから欲しかったの・・・」

 

ルフィは女の子が指さした方を見るとそこには的あてをやってる出店があった。何気なしにそれを見ているとルフィからボールを貰った女の子が景品の1つにあった作り物の宝石セットの玩具を手に入れていて、中から指輪を取っていた。

 

「指輪か・・・そう言えば昔ウタの指に差したっけ・・・懐かしいなぁ・・・」

 

ルフィはウタとのある思い出を思い出すとサニー号に今度こそ帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

一方、その頃。

すっかり酒飲み仲間になってしまったコアラ、キラー、ベポ、ブリュレは今日も大いに盛りあがっていた。

 

「本当に楽しい!!」

「ファッファッファッ!!最高だ!!」

「UTAの幸せを願って!!」

「ウィッウィッウィッ!!乾杯!!」

 

4人はまた何回目かの乾杯をやっていてローとイワンコフは少し遠くからそれを呆れながら見ていた。

そんな風にしているとコアラが電飾を着込んでいるベポを見ながらある事を思いついた。

 

「ねぇねぇ!!良いこと思いついた!!」

「ファッ?」

「何?」

「なんだい?」

 

コアラが思いついた事を話すと3人とも良いアイデアだと褒めた。それをやればキラー、ベポはファンとしてコアラとブリュレは友達として誰よりも応援出来ると思った。

 

「良いアイデアだ!!」

「賛成!!」

「ウィッウィッウィッウィッ!!早速準備するよ!!」

「よ〜し!!頑張るよ!!」

 

コアラ達はそんな風に最終日の明日に間に合わせる為に準備を始めた。

 

 

 

 

〇〇〇

港ではとある3人が話していた。それはモモンガ、Tボーン、コビー、ヘルメッポと海軍の潜入組でヘルメッポは電伝虫から指示を聞いていた。

 

「では、麦わら大船団の面々は少なくとも今は争う気はないと言う事か・・・」

「はい、全員このライブを楽しんでいます」

「成る程・・・このまま明日も終われば・・・」

「えぇ!?嘘でしょ!?」

 

モモンガ、コビー、Tボーンがそれぞれ話していると電伝虫から指示を伺っていたヘルメッポが叫び、3人ともそっちを向いた。

 

「どうした?」

「センゴク大目付から・・・すぐに戻ってこいと・・・NEO海軍が確認されて夜明けと共に会敵します!!」

「なんですって!?」

「急いで戻りましょう!!」

 

センゴクからの指示を聴いた4人はすぐに船を出してエレジアの近海に待機しているガープ達の元へ戻っていった。

 

 

 

 

 

〇〇〇

「ゴードン、ただいま」

 

ウタは城に返ってくるとゴードンにそう言った。しかし、返事は無かった。

 

「あれ?まだ帰ってきてないのかな?」

 

ウタはゴードンの返事がない事に首を傾げつつも1回自分の部屋に戻ろうと城の中を進んで行って自分の部屋の近くに来ると部屋の扉が開いていた。

 

「ゴードン?・・・」

 

何となしに覗き込もうとした瞬間、扉がバンっと開かれてゴードンが中からふっ飛ばされてきた。

ウタは何が起こったのか分からないがゴードンが血を流してるのを見るとすぐに駆け寄った。

 

「ゴードン、大丈夫!?何があったの!?」

「ウタ・・・逃げるんだ・・・早く!」

「おぉ、漸く登場か」

 

自分を逃がそうとしてるゴードンにウタは混乱してると部屋の中から聴こえてきた声に気づいてそっちの方を見た。

 

そこには“金獅子”のシキが手についた血を拭いながら立っていた。

 

「あんた・・・確か“金獅子”の・・・」

 

シキに直接あったことのないウタはクロスギルドで見た新聞に載っていた顔だと気づいて言おうとするとシキが詰め寄ってウタの首を締め上げた。ウタは息が苦しくなり、藻掻いていた

 

「色々と予定とは違うがまぁお前さえいればいい・・・」

「な、何の・・・」

「手を貸して貰おうか・・・トットムジカちゃん♪」

 

最悪の海賊の魔の手は遂にウタを捉えた。

多くいる見聞色持ちならシキの登場にすぐに気づいたかも知れないがシキは今、見聞殺しを使ってそれから身を守っていた。

こうしてシキの計画は遂に始まった。





















というわけでルフィとウタの喧嘩はカタクリとハンコックとアナナのお陰でお互いに話し合える状況にまでなりました!!
出来てよかった!!
やれてよかった!!
久しぶりにカタクリとハンコックが純粋に輝いていた!!2人にはまだまだ活躍シーンがありますのでご期待下さい!!


そして、次回から遂にシキ・バレット・テゾーロの計画が動きます・・・それに立ち向かうルフィ・カタクリ・バギー達の活躍も書いていくのでお楽しみに!!
NEO海軍は少しお待ちを・・・ただこちらも熱くやりますよ!!



今話の曲は『Bad reputation』とウルフルズの『事件だッ!』です。
この曲、本当に大好きな曲で実を言いますと、他にも色々と参考にしてる曲は沢山ありますが、少なくとも今作のルウタを書く上では完全にこの『事件だッ!』を参考に書いてます。

なぜなのかを知りたい方は【仮面ライダーアギト】をご視聴下さい。恋愛描写が大の苦手なのでルウタを書く上で大いに参考しまくってる井上敏樹大先生の傑作です。

次回は久しぶりの歌詞あり回です。
そしてこの曲で6曲目になります!!
果たしてどの曲になるかお待ち下さい!!
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