※注意
●は過去の時系列
〇は現在の時系列
ウタがバギーの船から海軍の船に乗った事はすぐに世界中を駆け巡るニュースとなって世界中へ拡がった。
あるものは素直に喜び、あるものは生き甲斐を取り戻すなど反応は実に様々だった。
それから1週間後、モルガンズはそんなウタによって世界がうねり始めてる事に笑っていた。
「凄いビックニュースだ!!たった1人の娘に世界中が右往左往し始めてる!!最悪の世代に匹敵する存在になった!!コイツは凄いぜ」
笑いながら小躍りしてるモルガンズに部下の記者が耳打ちした。それを聞くとよりモルガンズは笑った。
「おいおいおい、そいつは今年1番の“ビックニュース”じゃねぇか!4日前の
「「「「「はい!!!」」」」」
時はそこから遡って6日前。
●●●
「サンジちゅーん、待ってぇ!!!」
「うぉぉぉ、来るな化け物共がぁ!!!」
麦わらの一味黒足のサンジはオカマの国カマバッカ王国で必死に逃げていた。2年間の間で徹底的にカマバッカ王国に伝わる攻めの料理を覚えて鍛えて冒険すると誓ったが多勢に無勢でサンジは大量のオカマから逃げていた。
だが、流石にやられて捕まってしまった。
「さぁ、可愛くなりましょ」
「うぉぉぉ、止めろ!!」
レディを愛するために生まれた男は遂にレディへの道をまた開いてしまうのか、カマバッカ王国の国王のイワンコフはそんなサンジを遠目から見つつも新聞を読んでいた。
「ぐるぐるボーイもこれで終わりかしら・・・あら、あのビックノーズも中々、良いことやってるじゃない」
イワンコフは新聞に載っていたバギーがウタを保護した事を見て純粋に褒めていた。イワンコフにとってウタの歌は力が溢れてくる良い歌なので無事に見つかって良かった思ってると風で新聞が飛ばされてサンジの顔に張り付いてしまった。
「うぉ!?な、何だ!?・・・あぁ、これは!!?行方不明だったUTAちゃんが見つかっただと!!?」
サンジはマジで眼前にあってわからないはずなのに女性関係になると色々と凄いせいで更にカマバッカ王国に1年以上いるのもあったのかよりその鼻や視力に磨きがかかっていた。
「もう、私達が居るのに失礼ね♪」
しかし、新聞の記事は攻めの料理のレシピを持ってるオカマに取られてしまう。サンジは暴れて新聞に載ってる満面のウタの写真を欲した。
「うぉぉぉ、止めろ!!俺から幸せを奪うんじゃねぇ!!」
「もう♪さぁ、このレースを着てより幸せになりましょう♪」
女性の服を着せようと迫ってくる中でサンジの心は燃えていた。
(くそっ、この1年間地獄の中で何度も助けられて励ましてくれたUTAちゃんが無事だと分かったんだ・・・・こんな地獄に負けてたまるかァ!!)
サンジはそう意気込むと体が燃え出した。
「何か燃えたぁ!!?」
イワンコフは突然燃えだしたサンジにビックリして目玉が飛び出していた。サンジは燃えた体で拘束を引き千切ってレースを着せようとしたオカマを蹴り飛ばした。そして持っていた攻めの料理のレシピの1つを手に入れた。
「これが俺の“愛”の力だ」
いつもみたいな気取った言葉を言ってサンジはタバコを吸った。
●●●
ナミは「ウェザリア」で気象科学の勉強をしていたがやりすぎても息が詰まるのでそう云う時はウェザリアにいるお人好しな科学者のお爺ちゃんらを誂うか海図を描くか、新聞や本を読むかをしていてたまたま新聞を読んでるとウタの記事があった。
「あ、この子。無事に保護されたんだ・・・・って、保護したのがバギー!!?」
手配書の写真が乗ってる七武海のバギーを見てナミは驚いていた。あのバカ悪党がそんな人の良いことをやるなんて微塵の欠片も思ってなかった。
「ん、ナミちゃん。どうしたんだい?」
「ううん、フェイクニュースが混ざってただけ」
バギーを知ってるナミは少なくともバギー関係の部分は完全な嘘と断言し、さっさと勉強を再開した。
●●●
チョッパーはトリノ王国でランブルボールの実験をしていたがまた暴走してしまい、倒れていた。
「駄目だ。また意識を失っちまった・・・畜生・・・」
早く強くなりたいチョッパーは動けなくなった状態で悔しさに打ちひしがれていた。
そんな時にチョッパーの顔にニュース・クーから新聞が落ちてきた。一面の記事はウタが無事に保護された事だった。
「うぉぉぉ、UTAだ。無事で良かった・・・よし、次は上手くやるぞ!!ルフィの為にも怪物になるんだ!!」
チョッパーは動けないながらも結構聴いてる歌手が無事だった事に元気を貰ったのか、次も頑張ろうと燃えた。
●●●
ブルックは剣の修行をしながらも次のライブがある島まで船旅をしていた。
「おい、ソウルキング。これを見てくれ。ライバルが生きてやがった」
手長族のマネージャーからブルックは新聞を取るとそこにはウタが無事に保護されていたと載っていた。マネージャーからしてみれば商売敵が生きてた事に加えてアラバスタでのライブでより人気が凄いので悔しい限りだった。
「ヨホホ、生きてて良かったじゃないですか。彼女の音楽は素晴らしいですから」
年寄りとしてまともな事を言うブルック。そのまま新聞を読んでウタの写真を見ながら言った。
「綺麗なお嬢さんですね・・・パンツ見せて欲しいなぁ」
いつも通りなブルックだった。
●●●
フランキーは体の改造をしながらもベガパンクの研究所で残されていた兵器の研究書を調べつつ、コーラを飲んで一休みしていると事情を知ってくれてる少年キットンから新聞を貰った。
「おじさん、UTAが無事だったんだ!」
「アーウ、誰だそりゃ?」
「知らないの?今話題の歌姫だよ!」
研究所に籠もってるフランキーは俗世に疎くなっていた。初めて新聞でウタの顔を見るとフランキーは笑った。
「おっ、いい女」
フランキーはそれくらいの感想しか無いのですぐに研究書の方に目を戻した。
●●●
「ホロホロホロ!!」
「煩いぞ、ゴースト娘。食事中に新聞を読むな」
「全く、静かに食えねぇのか?」
ミホーク、ゾロ、ペローナの3人はミホークの住んでる城で昼御飯を食べていたがペローナは新聞を読みながら興奮していた。
「うるせぇ!!UTAが生きてたんだ!てめぇらと暮らしてて荒んだ生活の数少ないの癒やしだぞ!?喜んでなにが悪い!」
「「なら、出てけ」」
「お前らなぁ!!」
ミホークとゾロの2人に言われてキレる。食い終わったゾロはそのまま刀を持って修行に戻っていった。
●●●
ロビンは革命軍本部で本を読んでるとコアラがニコニコと笑ってスキップをしながら、自室に戻っていくのが見えたので近くでコーヒーを飲んでいるサボに尋ねた。
「あら、コアラどうしたの?」
「何でもUTAの無事が分かって嬉しいらしくて」
「最近話題の歌手ね」
「仕事中は聴けないからって部屋でガンガン聴くから隣部屋の俺は本当に夜も眠れねぇ」
コアラの愚痴を言うサボにロビンは笑うと再び本を読み始めた。そしてコアラの隣部屋であるサボは今日も眠れないなと覚悟し始めていた。
●●●
ウソップは豊かな食べ物が実る食人植物が制する島ボーイン列島でなんとか肥った体を絞り込ませた事に成功したのでホップグリーンでパチンコの性能を上げているとニュース・クーに落として貰った新聞をヘラクレスンから貰って読んでいた。
「おっ、この歌手。見つかったのか」
「UTAんだな。ウソップンはファンなのか?」
「いや、この島に居て歌なんか聴けるわけねぇだろ」
「そう言えばそうだったん」
過酷な島であるボーイン列島でウソップとヘラクレスンは今日も必死に生き抜いていた。
●●●(少し進み三日前)
ルフィとレイリーはルスカイナで昼飯を食べて終わるとレイリーはニョン婆がワールドとの戦闘の時に持ってきてくれた新聞を読んでいた。なんてことない内容が載っていたがウタがバギーによって助けられた記事が載っていた。
『お前ら仲良くしろ!』
『けど、レイリーさん。俺はコイツが嫌いだ』
『酷えじゃないかバギー、この赤っ鼻!!』
『赤っ鼻って言うな!!』
『仲良くしろって言っただろうが!!』
懐かしい事を思い出してレイリーは笑った。
「口ではあれこれ言っていたが、相変わらずのようだなバギー」
そんなレイリーの元にルフィがやってくる。ワクワクしたような雰囲気でピョンピョンと子供のようにやってきた。
「レイリー早く来てくれよ。俺の
「今行くから落ち着け」
レイリーは新聞を飛ばされないようにしてルフィの元に向かった。
そして、ルフィの火拳銃を軽々と受け止めていた。
〇〇〇(現在)
マリージョアの一室で五老星が新聞を読んで話し合っていた。
「トットムジカを起動させたのはウタではないのか?」
「ナバロンからウタワールドに飛ばされた者は居ない。ガープは当てにならんがジョナサンやCPの報告は信用に値する」
「今は“千両道化”の事が先決だ。ウタの能力があやふやになり、こうも大衆に人気では下手に突くのは危険だ」
「そうだな、確かに今は“千両道化”と“彼”に付いてだが調べないのは不味いだろ」
「では、CP8に調べさせよう。下手に殺人許可があるCP9やCP0ではスパンダインや天竜人の横やりもあり得る」
「では、調べさせるのはこの2人の関係だ」
そう言って五老星の1人がバギーの手配書とウタの写真を机に置いた。
〇〇〇
海軍本部では慌ただしく大勢が動いていた。
「急げ、すぐに接触に備えろ!!」
軍艦に武器等を補充し、緊迫した空気が流れていた。そんな状況を大目付のセンゴクはおかきを食べながら、同期のおつると話していた。
「慌ただしいなおつるちゃん」
「大目付は本当に気楽で良いね。これから現場に向かう身にもなってほしいよ」
「いや、本当に元帥を辞めて良かった」
「あんたね、本当にぶん殴るよ。引退したらガープと似たような感じになって、昔を嫌でも思い出すよ!」
「懐かしいな。けど私は大体ガープを止めていたぞ」
「後で大暴れしてゼファーも混ざってどれだけ苦労したと!!だから私の直属には男を入れてないんだよ!」
おつるはセンゴクに怒鳴ってると海兵の1人が伝令になってきた。非常に焦ってるような表情でおつるとセンゴクは真剣な目つきになった。
「た、大変です!!“千両道化”と“赤髪”が接触しました!!」
王下七武海と四皇の接触におつるもセンゴクも軍艦へと向かっていった。
「頂上戦争ほどじゃないとはいえ、戦争にでもなったら大変だ」
「あの赤っ鼻はともかく手下が厄介だからな」
「しかし、あのロジャー海賊団の見習いのガキンチョ達がこうも世界を揺るがすほどになるとは、時代の移り変わりってやつかねぇ〜」
おつるは軍艦を見ながら不意にそう呟いて色々と歳を取ったと改めて自覚していた。
〇〇〇
新世界のとある海。
1つの島を挟んで2つの海賊団が向かい合っていた。
“四皇”赤髪のシャンクスの赤髪海賊団と“王下七武海”千両道化のバギーのバギーズデリバリー。
一隻と何百を超える大船団の向かい合いだったがバギーズデリバリーの方は慌ただしかった。
「おい、本当に大丈夫か?」
「心配になってきた」
「ここまで来たらなるようにしかならないよ。あぁ見えても悪運が強いウチの座長を信じるしかないね」
アルビダの言葉にカバジとモージは気合を入れ直し、他の船員達に喝を入れていた。
双方の海賊団から島に向かっていく2席の小舟。
両方に大きな風呂敷が積み込まれていた。
そしてその船には船長であるシャンクスとバギー、側近であるベックマンとMr.3が船を漕いでいた。
浜辺につき、シャンクスとバギーは向かい合った。
「バギー、色々と迷惑をかけてすまなかった」
「お前ら派手バカ父娘の問題に俺を巻き込むんじゃねぇよ!」
「礼を言わせてくれ」
シャンクスは座り込み、頭を下げようとしたがその前にバギーが手を振って止めさせた。
「ふざけんな、こんなんでお前に礼を言われたら俺一人で何も出来ないって言われてるもんじゃねぇか!死んでも言うな!!それに“代わり”は持ってきてんだろな?」
「あぁ、ベック!!」
「よっしゃ、Mr.3!こっちもド派手にやれ!!」
ベックマンとMr.3は呆れながら風呂敷を取ると中には酒と御馳走が入っていた。ベックマンは船長たちの所に酒と酒坏を持っていく。シャンクスはそれを笑いながら受け取った。
「よし、バギー!娘の礼だ俺が注いでやる」
「あぁ?片腕のお前に注がれたくねぇよ、俺が注いでやる」
「お、悪いな」
バギーとシャンクスはそのまま飲み始めて側近の2人も軽く挨拶をしていた。Mr.3は冷や汗を欠きまくっていたのは余談である。
後日、この宴会する前の部分が世経でニュースとして世界中に広まり、“千両道化”の株が上がり、バギーズデリバリーは更に繁盛するのだがバギーは部屋で項垂れていた。
「あぁ、やっぱりキャプテン・ジョンのトレジャーマークはやるんじゃなかった・・・金塊が欲しいぃ」
「アホ」
「アホだガネ」
「ノリで生きてるような人だからなぁ」
「はぁ〜」
ウタにキャプテン・ジョンのトレジャーマークを貸した事をバギーは後悔し始めていて、バギーの人なりを知ってる面々は呆れ果てていた。
同時刻、ウタはゴードンと一緒に海列車でW7に向かっている中で大切かつ楽しそうにバギーから貸してもらったトレジャーマークを磨いていた。
というわけで前回が流石のキャプテン・バギー!!なら今回はバギーwwを目指して書きました。
次から本当にナバロン編です。
そして遂に登場麦わらの一味!!
そしてルフィ!!
まだまだウタと再会は長いですが頑張ります!!