“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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お待たせしました!!
くそ、結局3日も掛かったよ〜・・・ウタワールドに苦戦しております・・・

次回は日曜に出せるように頑張ります。


Campass/SAMURAI STRONG STYLE

エレジアが大波乱になる3時間前、少し離れた海ではある者達が対峙していた。

 

『あぁ〜!んんっ!!ゼファー・・・ゼファー・・・聴こえとるじゃろう!!こちらガープ、こちらガープ。ここから先はわしの孫の嫁のライブ会場しかないぞ!!武装を解除して楽しむと云うならわしらも歓迎する!どうじゃ、センゴクにおつるちゃんもいるから久しぶりに4人でうまいもんでも食おう!それが嫌なら海の藻屑にしてやる!!』

「ガープ!!説得になってないじゃないか!!」

「せんべい親父に任せるんじゃなかった」

 

NEO海軍の軍艦達に向かって拡声器で声を飛ばして何とかゼット達を止めようと説得すると言ったガープだが最後の発言で台無しだった。

センゴクはガープの最後の発言にキレておつるは頭を抑えていた。

 

そんな同期の3人の懐かしい感じを聴いたゼットはガープの孫自慢に少し苛立ちつつもアインから拡声器を貰って話し始めた。

 

『ガープ・・・ガープ・・・こちらNEO海軍のゼットだ。お前らの要求には応えん!俺達はこのままエレジアに向かい海賊共を抹殺する。四皇だろうが元七武海だろうが知ったことか!』

『市民はどうするつもりじゃ!?悪党どもは別にどうでも良いが市民が大勢いる状況でそんな事を始めたら被害を被るのは市民じゃぞ!!それが忘れたわけではあるまい!!』

『・・・』

『もう一度言うぞ、武装を解除しろ!!解除しないと云うのならワシらが全力でお前達を止める!!お前達は市民に被害を出してないから今なら賞金稼ぎの集団との戦闘としてインペルダウン送りにはならん!!止まれ!!』

『断る!!お前達、海軍に俺や俺達の何がわかる!?市民に被害を出す気はこちらもない!!ただ、海賊達を始末したいだけだ!!』

 

ゼットの言葉にガープは拡声器を放り投げて拳を鳴らし始めた。

 

「頑固者め、久しぶりに喧嘩じゃ!」

「止めるぞ」

「昔は暴れるガープに3対1だったのに・・・人生ってやつは分からないね」

 

ゼットの言葉にガープ、センゴク、おつるも絶対にインペルダウン送りにしない為に構えて、そこにはモモンガ、Tボーン、コビー、ヘルメッポもいた。

NEO海軍も海軍が構えたのを確認するとゼット、アイン、ビンズ、シューゾの面々も構えた。

 

「「「「撃て!!」」」」

 

ガープ、センゴク、おつる、ゼットは同期ゆえが同じタイミングで指示を飛ばした。

これがウタワールドでルフィ達がバレットと戦うほんの数時間前に始まった事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

バギーが大勢の黒ひげ海賊団の下っ端と相手をしている最中、アルビダ達は無事に城の中に入れた。

 

「よし、誰もいなさそうだ」

「船長は大丈夫か?」

「ほっとけ、取り敢えずゴードンとウタを助けて逃げるガネ。座長はまぁ・・・生きてまた会えたら一緒にで」

「だな」

「ガウ」

 

アルビダ達は容赦なくバギーを見捨てる方向に頭を切り替えてゴードンを探し始めた。

だが探し始めても何処に居るのか分からなかった。当然だった。

平和と音楽の国として有名だったエレジアだが何もそれはゴードンの世代からだったわけではない。何代にも続いてそれは続いてきた。故に地下牢がそもそも改修によって取り壊されて別の部屋になっていたりしていたので何処に居るのか検討がつかず、途中途中で黒ひげ海賊団の下っ端から隠れつつ探していた。

 

「どうする?ここで時間を喰ってたら・・・」

「分かってるガネ・・・ここは情報から考えてみるガネ」

「どういう意味だい?」

「シキは四皇に戻った大海賊。そして黒ひげとは仲間ではなく同盟だガネ。奴の目的は会場にいてゴードンを連れていなかった事から恐らくウタが最重要・・・バージェスとの関係は親しそうに見えたか?」

 

Mr.3の言葉にアルビダ達は首を横に振った。遠くから見ていたせいでシキとバージェス達の関係は良く知らなかったがとても良い雰囲気とは言えない程バチバチとしていたのは一目瞭然だった。

 

「つまりシキ自身手が回っていないと云う事だガネ。シキに仲間や手下がいるかは分からないがそこを突ければ・・・2人・・・何とか出来れば・・・」

「だったら良い方法があるよ」

 

Mr.3の言葉に被せるようにアルビダが言うとアルビダはカバジとモージにリッチーを見た。

 

少しして黒ひげ海賊団の下っ端2名が欠伸をしながら見回りに来た。

 

「ふぁぁ〜、眠いなぁ」

「ダラしねぇな」

 

のんびりと会話をしている黒ひげ海賊団の下っ端2名が角を曲がって廊下の先を見るとモージとカバジとリッチーがいた。

 

「おい、誰だ!?」

「侵入者だ!」

「ま、待ってくれ!!俺達は別に怪しいもんじゃないです」

「そうです。ライブの余興でサーカスをやろうとした者達で道に迷って・・・」

「ガウ」

 

モージとカバジとリッチーは上目使いをしながらそう言ってきたが下っ端達はそれを見て気持ち悪さを感じて少したじろぎつつもすぐに電伝虫を使って方向しようとした。

 

「キャンドルロック!」

 

しかし、物陰に隠れていたMr.3が下っ端達の顔面に向かって蝋を放って容赦なく口と鼻を塞いで窒息死させて殺すと同じように物陰に隠れていたアルビダやカバジ、モージ、リッチーと一緒に死体を部屋の一室に入れてMr.3とアルビダは服を奪った。

 

「アルビダ姉さんにMr.3。本当に大丈夫か?」

「超怖え〜」

「ガウ〜」

「しっかりしな。こうなった以上やるしかないんだから・・・あんた達も腹を決めな」

「頑張るガネ」

「「はい」」

「ガウ」

 

アルビダとMr.3は気を落としつつも腹を決めた2人と一匹に近づいて容赦なくボコボコにした後、縄で縛った。

 

 

 

 

 

〇〇〇

シキはトットムジカの楽譜がないと云われたので別の方法を取っていた。元々シキも古代兵器に匹敵すると言われてきた魔王の楽譜なんて危険な物をすんなりと手に入るとは思ってなかった。故に封印されているという伝承の部分からシキはトットムジカは灰になっても出てくるのでは無いかと推察を立てた。そしてウタウタの実がトットムジカの起動のキーという事実からウタが入れば良いと思った。

 

「ぐぁぁぁぁぁ!!!!」

「止めて!!お願いだから止めて!!」

 

シキはバージェスに地面に抑えつけて伏してるウタの目の前でゴードンを拷問していた。二代鬼徹をグリグリと刺して抜いた後にその傷口を思いっきり握り苦しめていた。

 

「ジハハハハハハ!!ならトットムジカを起動でもするんだな!!」

「だから楽譜が・・・!!」

 

シキの言葉にウタは泣きながら楽譜がない事を言うとシキはゴードンの首を掴んだ。

 

「トットムジカは負の感情に作用する・・・ロックスの時に酒の席でカイドウのガキが言っていた・・・ならもっと怒るんだな・・・憎しみ怒れ!!それがこいつを救ける方法だ」

「ウタ、こっちを見るな!!私は大丈夫だ!!」

「黙ってろ」

「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「ゴードン!!!!」

 

シキはウタを安心させようとしているゴードンを殴りまた拷問を再開し始めた。ウタにはもうシキをぶっ飛ばしたい思いとゴードンを助けたい思い、そして散々と迷惑を掛けてきたゴードンにさらなる問題を結果的に起こしてしまっている事への罪悪感で頭が一杯だった。

 

「ちっ、随分と冷てえ女だな。流石トットムジカちゃんだ♪♪」

「ウ、ウタ・・・それで良いんだ!!12年間も真実を告げずに君をエレジアに居させた私にそんな風に思ってもらう資格なんかない!!それで良いんだ!!」

 

ゴードンの言葉はウタに響いた。ウタはそんな事はないと言いたかった。12年間も必死に育ててくれたゴードンには感謝しかなかった。ウタ自身もうトットムジカを出してこの場から逃げられるなら逃げたいのに出来なかった。

 

「ちっ、ならこいつが死ねば出てくるか!?」

「止めてーーーーーーーーー!!!」

 

シキはゴードンの首を撥ね飛ばそうと天羽々斬を思いっきり振り上げた。

 

 

 

 

 

〇〇〇

〘右だ・・・左から来るぞ〙

「この・・・バギー様を舐めるんじゃねぇ!!」

 

バギーはレイリーの指示を聴きながらドンドンとやってくる黒ひげ海賊団の下っ端達を情け容赦なく倒しながら少しずつ進んでいった。

剣にはバラバラになる力で対応していたが打撃には全く効果が無いのでバギーは打撃にはちゃんとマギーバルカンで防いでいた。

 

「おい、殴るのには弱えみてぇだぞ!!」

「殴れ殴れ!!」

 

下っ端達が武器を打撃系の金棒だったり、鉄パイプだったり、角材とかに変えてバギーを殴りに行き始めた。

 

(げぇ!?)

〘落ち着くんだ、冷静になれ!!ちゃんと見れば避けられる!!・・・来るぞ!!〙

 

レイリーに言われて内心大慌てになったバギーだが何とか冷静さを取り戻した。そして迫りくる打撃を避けたり、マギーバルカンで防いだりして少しは対処したが全ては無理で2発角材でぶん殴られた。相手の持っていた角材が折れる程に強く殴られてフラフラになるバギーに下っ端の1人が飛び掛かって倒させた。

 

「おい、どけ!!」

 

他の下っ端の1人がそう言ってバギーに飛びついていた下っ端を退かさせるとそこから下っ端達はバギーを袋叩きにした。徹底的にバギーを殴り蹴りを加えた。

 

〘バギー・・・バギー!!〙

 

レイリーは反応していないバギーに大声で呼びかけたがバギーはされるがままにボコボコにされたが軈て亀みたいに丸まると下っ端達はヘロヘロになりつつも暴行を止めた。

 

「どうだ?」

「死んだか?」

 

亀みたいにまるまって暴行を受けまくっていたバギーに下っ端の1人が顔を見ようと髪の毛を掴むとバギーはすぐにそいつの首に刃を刺して殺した。

それだけでなく近くにいた何人かにも容赦なく太腿だったり、脇腹だったりに刺して殺し、バギーは一先ず下っ端達を掻き分けて後ろに誰もいないという所まで行くと突進してくる下っ端達にマギー玉をぶち当ててふっ飛ばした。

 

〘大丈夫かバギー!?〙

(だ、大丈夫です)

〘よし、負けるな・・・このまま頑張れ!!〙

 

そのまま、マギー玉で派手に敵を吹き飛ばし、バギーは門の外にいる奴らを何とかしつつ閉まっている門に向かってマギー玉をぶち当てて門を破壊した。

 

「あっ?」

「なんだ?」

 

門の中ではシキが天羽々斬でゴードンを殺そうとしている所だったがバギーの派手な登場にシキとバージェスは首を傾げながら見た。

 

「お、おじさ〜〜〜〜ん!!」

 

ウタは大好きなおじさんであるの登場に涙が止まらなくなって叫んだ。バギーは押さえつけられてるウタに拷問されてるゴードン、そして思いっきり睨んでくるシキとバージェス。

 

(こ、怖ええええええええええ!!!!)

〘あ、馬鹿!・・・冷静に・・・何とか自分・・・鼓舞しろ・・・〙

 

バギーはそんな2人に睨まれて思いっきりビビった。そして一気に恐怖が溢れ出してきて冷静でいられなくなったバギーはレイリーの見聞色が届かなくなってしまった。

 

 

 

 

 

 

△△△

ルフィ、カタクリ、ハンコック、キラー、ベポ(&ロー)、コアラの6人はバレットと戦っていた。

 

「ゴムゴムの象銃!!」

「餅巾着!!」

 

ルフィとカタクリの巨大な拳がバレットに迫った。バレットはそれを防いだが威力が高く、後退りした。そんなバレットの膝を目掛けてコアラとキラーが息を合わせて膝裏を攻撃した。

コアラは圧し折る気でキラーも切り飛ばすつもりで攻撃したが武装色の覇気で塞がれた。

しかし、衝撃までは抑えきれずに膝をついた。

ベポは頭に乗せているローのシャンブルズでバレットのすぐ後ろにワープしてくるとそのまま後頭部を蹴り飛ばした。

 

「芳香脚!!」

 

そして少し前のめりになってるバレットの腹にハンコックが思いっきり蹴りを入れて吹き飛ばしたが武装色で防がれていて蹴ったはずのハンコックの脚が少し痺れた。

 

「なんて硬さじゃ」

 

思わず愚痴るハンコック。7人はそれぞれ構えているとバレットは平然と立ち上がってきた。

 

「足りねぇな、戦略も覚悟も力も・・・でも良いぜ・・・もっとだ、もっと・・・もっと俺を楽しませろ!!!!!」

 

バレットは大声でそう叫ぶと笑いながら突っ込んできてベポとコアラを容赦なく蹴り飛ばした。ハンコックとキラーが蹴り飛ばして体制が崩れてるバレットに攻撃しようと突っ込むが瞬時に体制を変えた。

 

(早い!?)

(クソ!)

 

2人は体制を変えられたバレットに殴り飛ばされた。バレットはそのままルフィとカタクリに向かって笑うと突っ込んでいった。

 

「合わせろ!!」

「おう!!」

 

ルフィとカタクリは突っ込んでくるバレットに対して特大の象銃を同時に放った。バレットはそれを受け止めると2人は纏めて背負投をした。

ルフィとカタクリは何とか地面に着地をしたがバレットはそのままグルグルと2人を回し始めた。

 

「舐めるな!!」

 

しかし、カタクリが足に棘を生やして無理やりその回転を止めるとルフィがバレットに向かって足を伸ばしていた。

 

「ゴムゴムの鷹鞭!!」

 

ルフィの鞭がバレットの顔面を捉えて、ルフィとカタクリは放されたがバレットには全然効いてなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

レイリーの見聞色が外れてしまったバギーは今までにない恐怖を感じていた。

 

(レイリーさんレイリーさんレイリーさん!!!無理無理無理無理無理無理無理無理!!こんなのどうにか出来るか!!)

 

慌てまくって全く冷静じゃないバギーはこの世の終わりのような感覚に陥り掛けた。

 

「おい、赤っ鼻がなんのようだ?」

「カッコつけて助けにでも来たのか?」

 

シキは覇王色の覇気をバギーに容赦なくぶつけた。かなりの威圧感にバギーは倒れそうになってフラフラしてきた。

 

「おじさん!!」

 

だが、ウタの声を聞いてバギーは何とか頑張って堪えた。膝はガクガクとまた震えてるし、震えもしていた。

 

「ジハハハハハハ!!そんなんでこのトットムジカちゃんを助けに来たのか?」

「ウィーハハハハハハ!!笑い話にもなんねぇな!!」

 

バギーを見て容赦なく嘲笑うシキとバージェス。バギーも内心では全くその通りだと本気で思っていたが、ウタと出会ってから何故か本人でも分からないくらい見捨てられなくなっていた。

 

「おら、このまま帰れば見逃してやる腰抜け」

「そうだな、それにコイツとは父娘でも何でもねぇんだろ?」

 

バージェスよ発言にバギーは頷きそうになったが頑張って堪えた。それに何が何でも逃げたいがウタを置いては行けなかった。

ウタが弟子になってシャンクスと喧嘩した時からバギーの中でウタの存在はよく分からなくなっていた。初めての感覚に戸惑う事もゼロじゃないし、ウタとシャンクスに被られた迷惑の数は数えしれないがそれでも助けたいと思っていた。

 

〘自分・・・鼓舞しろ〙

 

先程のレイリーの最後の言葉を思い出したバギーはそのまま恐怖心に負けないように叫んだ。

 

「確かに俺はそいつの父親じゃねぇが大事なのには変わりねぇ!!」

 

バギーはそうやって叫びながらマギーバルカンをシキとバージェスに向けて構えた。

 

「俺の“宝”に手ぇ出すな!!!!!」

 

そしてバギーは心のままに自分が1番盛り上がる言葉を言ってシキとバージェスに突っ込んでいった。























というわけでアルビダ達も着々と活躍中・・・おかしい・・・何故にバギー海賊団がこんなに活躍してるのか・・・

そして海軍もNEO海軍と激戦を開始・・・まぁ時系列的にはウタのRUNRUNRUNよりも前なんですが・・・

そしてウタワールドで暴れるバレット・・・取り敢えず、次回はゾロ達の視点から始まると思います。

ゾロ達やってバギーをやってと・・・こっから多分、視点はバギー海賊団中心になると思うのでご容赦下さい。


今話の曲は『Campass』と綾小路翔とマーティン・フリードマンの『SAMURAI STRONG STYLE』です。





今作を纏める為に最終章を書いてますがウタが海楼石を手に入れた後に初めて歌った相手・・・バギー海賊団だから・・・これ、ウタからしてみれば初めてウタウタの実なんか関係ない自分だけの力(歌姫として)で好きになってくれたファンに助けられてるようなものではと思うと・・・書いた時には全くそんなつもりは無かったのに色々と自分でもちょっと・・・
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