“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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連日投稿だやったぜ!!
そして本日でFilmREDも終映ですが、今回の話はかなり前から言っていた鬱展開の触りが出てきますので覚悟して下さい・・・いや、本当に終映の日になんてもんを書いてんだと自分でも思いますがかなりスプラッターです!!


夢見る頃を過ぎても/Feels Like heven

〇〇〇

トットムジカが目の前で発動した事にシキは予定とは違うがまぁ別に問題はないなと何処か楽観的だった。ウタの死亡まで後、3時間。シキの目的はトットムジカにいらない人間の抹殺でこれがあればすぐにそれも出来ると思っていた。

まさかそのトリガーがバギーがやられる事だとはシキも想定してなかったがしかし、目の前で古代兵器に匹敵する存在を見れるのには興奮していた。

 

「ジハハハハハハハハ!!すげぇ、これが古代兵器に匹敵すると云われた魔王トットムジカか!!これがあれば・・・全てを支配できる!!待ってろロジャー・・・俺はお前の全てを否定してやる!!」

 

シキは興奮のあまり叫んでいた。トットムジカはシキに1回だけ顔を向けると止まった。起動したら全てを破壊する以外止まらない兵器であるトットムジカは全く動かなかった。

シキは聴いていた話と違う事に戸惑ってるとそこにバージェスも遅れながらやってきた。

 

「ウィーハハハハハハ!!これがトットムジカってやつか!?けど、動かねぇな??」

「どうなってやがる!?何故、破壊活動をしない!?」

 

トットムジカを間近で見て笑うバージェスと困惑しているシキ。バージェスは試しにそこら辺にあった岩を軽く投げてぶつけてみた。

ウタワールドと現実の両方から同じ場所を攻撃しないと効果のないトットムジカ。岩くらいぶつかっても屁でもないが当たってもトットムジカは全く動かなかった。

 

「なぁ、こいつ本当に古代兵器に匹敵する存在なのか?」

「そのはずだ・・・魔王の伝説があるのになぜ、動かない?」

 

バージェスとシキの困惑は止まらなかった。

そしてそれは近くで見ていたゴードンを初めとするアルビダ達も同じだった。

 

「なぁ、あれがエレジアの魔王ってやつだろ?なんで止まってんだ?」

「分からない・・・12年前とは何かがおかしい・・・」

「それよりもどうする!?」

「逃げるか!?」

 

アルビダ達もそれに困惑している中でMr.3は電伝虫を起動していた。

 

「えっ!?・・・いや・・・はい!!」

「どうしたんだいMr.3!!」

「嬉しい誤算だガネ・・・最高のえ・・・うわっ!?」

 

電伝虫で誰かに連絡していたMr.3はまだ自分達が運に見放されていなかった事を知って喜んだのも束の間、自分達の方へ巨大な瓦礫が飛んできた。

Mr.3はすぐに全員を蝋で守って瓦礫は防いだがリキリキの実の上がり続ける怪力のバージェスにその後すぐに殴られて蝋を破壊された。

 

「ジ、ジーザス・バージェス・・・」

「さっきはテメェらに良いようにやられたからな・・・それにトットムジカが出た今、その爺にも用がねぇ。さぁ、全員楽しませろよ?」

 

バージェスはそうやって笑いながら先程、出し抜かれたバギー海賊団に攻撃を始めた。

 

 

 

 

△△△

ウタワールドで目の前でウタがトットムジカになってしまった事にゾロ、サンジ、ヤマトは何が起こったのか最初は分からなかった。

トットムジカが城の中で起動したせいで城は壊れてゾロ達も無事に外に出るとジンベエやロビン達とも合流した。

 

「ゾロ!!」

「お前ら無事だったか!!」

「なんとかな!!」

 

無事に会えた事には喜びつつも目の前に現れたトットムジカを見てロビンと存在を知っていたブリュレは冷や汗をかいていた。

 

「不味いわね、起動してしまった・・・」

「これがトットムジカかい・・・」

「ウタちゃんがあの中に居るんだ!!何とかして出さねぇと!!」

「書庫でウタワールドから抜け出す方法を探してトットムジカの事を調べたわ・・・トットムジカは起動すると現実とウタワールドを繋げる存在・・・あれを止めるには現実とウタワールドの両方から同じ場所に攻撃しないと通らないわ・・・それにウタ本人は薬を打たれていて治療しなければ後3時間で死ぬ・・・」

「なんと・・・キツイ条件じゃな」

 

ジンベエはロビンの説明を聞いて顔を歪ませた。只でさえ厄介な状況なのにトットムジカを倒す条件に時間まで制限されて最悪の展開がジンベエだけじゃなくその場にいた全員の頭を過ぎった。

急いで助け出そうとサンジは飛び出そうとしたがトットムジカは動かなかった。

ゾロ達を全く見ずに自分の足元で気絶しているテゾーロを少し見た後で動かなくなった。

 

「トットムジカ、俺と戦え!!」

 

困惑している一同を気にせず、カタクリ達と戦っていた究極バレットがトットムジカに向かって掴み掛かった。そして掴むと究極バレットはそのままトットムジカを投げたがトットムジカには効果がなく、またフワフワと浮いたままで止まっていた。

 

「カハハハハハハ!!今ので壊れねぇとはな・・・動かねぇのはおかしいがまぁ良い・・・古代兵器に匹敵する魔王・・・絶対に俺だけの力で壊す」

 

バレットは嘗てカイドウと共にトットムジカと戦った事があるガルツバーグの軍人ダグラスの元で少年兵として育った。だが強すぎるバレットが疎ましくなったのかダグラスはバレットを裏切った。裏切られた事に怒りのまま暴れてガルツバーグを滅ぼしてロジャー海賊団に入った。真正面から挑んで勝てなかったロジャーに対してバレットは何処かライバルのような目を向けていたがロジャーが死にバレットは目標を失った。ゆえにバレットは全てに勝ってロジャーを超えたと証明したかった。

シキと組んでいるのもロジャーに対する何処か似た思いがあったゆえの共感があった。

 

「俺はロジャーを超えて世界最強の座・・・海賊王を手に入れる!!」

 

バレットはそう叫びながらトットムジカに攻撃した。トットムジカはそんなバレットを1回だけ見るとまた動かなくなった。

そんな光景にゾロ達、そして別の場所からそれを見ていたカタクリ達も動かないトットムジカに困惑していた。

 

「あれがトットムジカか・・・」

「ルフィ今すぐ助けるぞ!!」

 

カタクリはトットムジカを見てどんな存在なのか冷静に判断しようとしている中でハンコックは究極バレットに潰されて瓦礫の下敷きになってしまったルフィを助けようとしていた。

 

「キャプテン、シャンブルズで何とかならない!?」

「無理だ・・・今の俺の体力じゃ・・・」

 

ベポはルフィを助ける為にローに聞いてみたがぬいぐるみになっているローは体力の消耗が激しかったのか能力を使えずにいた。

 

「ルフィ!!・・・このゴミグズが!!」

 

ハンコックは思いっきり瓦礫を蹴り飛ばして粉砕すると下には倒れてるルフィがいた。

 

「ルフィ!!」

「ベポ、行くぞ!!」

 

ルフィを愛してるハンコックと治療の為にローやベポも行った。そんな中でカタクリとキラー、コアラの3人はトットムジカと究極バレットの争いを見ていた。

 

「ファッファッファッ!!どうなってんだ?」

「分からん・・・あのトットムジカの動きは見聞色で見れん・・・」

「さっき、あのバレットに1回だけ見たのが最後だね」

 

コアラはトットムジカが1回だけバレットを見た事に指摘していた。どうするべきか判断に困っていたがここで手を拱いても時間の無駄なので3人はルフィについてるハンコックや治療をしているベポやローを置いてトットムジカと究極バレットの方へ走っていった。

それはゾロ達も同じだった。

 

「てめぇら!!兎に角、攻撃が通ろうが通らまいがやるしかねぇ!!あのピエロのバケモンからウタを引きずり出すぞ!!」

「てめぇに言われるまでもねぇ!!」

 

ゾロの言葉と同じタイミングでサンジが真っ先に飛び出した。サンジは空中を蹴ってトットムジカに近づこうとするがそれを邪魔する者がいた。

究極バレットである。

 

「お前ら・・・俺の邪魔をするな!!」

 

見聞色でゾロ達やカタクリ達が来ると分かると究極バレットは自分の邪魔をされると判断して攻撃対象をそっちに移し、巨大な腕で襲い掛かった。

一方、ルフィを見つけたハンコックは必死でルフィを起こそうとしていた。

 

「ルフィ!!しっかりするのじゃ!!」

「おい女帝屋、どけ!!」

 

ぬいぐるみのローはルフィを抱き締めてるハンコックに退いてもらって脈を診ると心臓が動いてなかった。

 

「不味い・・・ショックを・・・クソ、出せねぇ!!ベポ!!お前、ゾウでエレクトロを教えて貰ったって言ったよな!?それを使え!!」

「でもキャプテン。俺、上手く使えなくて・・・」

「やるんだ、お前なら出来る!!それに麦わら屋の体はゴムだ!!調整が下手でも堪えられる!」

「・・・わかった!!」

 

自身は体力の消耗が激しすぎて能力が使えないローはベポにそう指示した。ベポは幼い頃にゾウを出た為にエレクトロは使えなかったがゾウに滞在してる中で教えて貰っていた。だがまだまだ調整が上手くできなかった。しかし、この状況でローにそう言われるとベポはルフィの胸に手を当ててエレクトロを出した。

 

 

 

 

 

 

☓☓☓

ルフィはエースと再会できて泣いていたがウタの事が心配ですぐに泣き止んで立ち上がった。

 

「エース、俺・・・ここから出てぇ!」

「分かってる。お前ならそう云うと思って今、親父が船に乗っててな、親父が出そうとしてる」

 

ルフィの言葉にエースは親指でオーロ・ジャクソン号を指さした。エースが親父と言う人物は一人だけなのでルフィは白ひげもいる事に驚いた。

 

「白ひげのおっさんもいるのか!?」

「あぁ、それにクソ忌々しいゴミクズも居るけど・・・まぁアレに関しては徹底的に無視してるからな♪♪」

 

エースの言葉にルフィは誰の事を言ってるのか分からなかったが苦虫を噛み潰してるような顔から笑顔になったエースを見て聞かない事にした。

 

「そっか・・・まぁ楽しんでるなら良いや」

「ルフィ・・・この2年間ずっと見てたぞ。まさかお前に恋人が出来るとは思ってなかったけどな!」

「俺も出来るなんて思ってなかったよ・・・ただ、ウタと一緒に居るとあったけぇんだ・・・暖かくてずっと頑張れるんだ・・・」

 

優しく言ってくるルフィの顔にエースは心から安心した。泣き虫で弱くて寂しがり屋な弟には仲間だけじゃなく心から愛してる女性が出来た事にエースは嬉しくて涙が出そうになったが堪えた。泣いてるのは嫌いだからだ。

 

「そう言えばエース!!なんで俺会えたんだ?俺、もしかして死んじゃったのか!?」

「いや、そうじゃねぇ・・・色々と複雑らしくて俺も・・・いや、俺達も皆、よく分からねぇが・・・これを見た方が早えな」

「ん?」

 

エースはそう云うと持っていた電伝虫を起動して映像を出した。

 

 

 

 

☓☓☓

一方、エースやルフィ達とは反対側で再会を果たしたバギーとロジャー。バギーはまた会えるとは思ってなかった人が眼の前にいる事に涙が止まらなくなった。

 

「船長・・・船長・・・」

「おいおい、もう解散して20年以上経ってるのに船長はおかしいだろ」

「だって・・・だって!!」

 

泣いてるバギーにロジャーは少し呆れつつもバギーの被っていた帽子を取って頭を撫でた。

 

「・・・俺はやっぱり幸せ者だな・・・バギー、ありがとうな」

「うぅ・・・」

「ずっと見てたぞ・・・シャンクスと喧嘩して色々とやってるのをニューゲートやおでん、ルージュやエースと共に見てた・・・バギー、本当に良く頑張ってるな」

「船長・・・俺、船長に会いたかった・・・」

「そうか・・・」

「会って色々と話したかったんだ」

「よし話せ!全部聞いてやる!!」

 

ロジャーは優しくもハキハキとした声でそう言うがバギーは泣いたままもゆっくりと話し始めた。

 

 

 

 

 

 

▲●▲●

一方、トットムジカを起動してしまったウタはトットムジカの中で歩いていた。

周りは暗くて何も見えてない中でウタはゆっくりと進んでいた。

 

「ここ、どこなの?」

 

思わずそう呟くウタ。

すると足に何か当たった。

 

「え、何?・・・重っ、それに冷たい・・・」

 

ウタは困惑しながらもその当たった重くて冷たい物を持って良く見ようとした。軟らかい嫌な感覚で気持ち悪さも感じながらウタはそれをちゃんと見た。

 

「えっ?・・・う・・・ひっ!!!?」

 

ウタはそれを見た瞬間に青ざめて手を離して捨てた。

何故ならそれは自分の顔をしていておまけに胸に剣か何かで貫かれたような風穴が空いていてそこから血を流し、完全にそれは自分の・・・ウタの死体だったからだ。

突然の事に気持ち悪さを感じたウタは思わず腰が抜けて尻餅をつくと何か浅い水面に座り込んでしまったのか水のような感触と水音が聴こえてきてウタは手でそれを掬い上げて見ると手には真っ赤な血が付いていた。

 

「う、うわぁぁぁぁ!!!」

 

混乱と恐怖心が襲ってきてウタは何とか立ち上がった。すると周りの暗い景色もドンドンと明るくなってくるとウタは口を抑えて吐き気が止まらなくなった。

 

そこにあったのは大量の死体だった。

 

しかも全て赤髪と白髪のツートンカラーに生まれてからずっと見ている顔は嫌でもそれが自分の・・・ウタの死体の山であると認識させた。

 

剣で貫かれてるウタ、銃弾で撃ち抜かれてるウタ、手足が切り取られてるウタ、生首になってるウタ、衣服を全て剥かれてボロボロになってるウタ、背中に天竜人の焼印があるウタ、ドフラミンゴの入れ墨を彫られてるウタ、酒瓶を持ったウタ、口から泡を吹いてるウタ、酷いものは顔の半分が失われてるウタなど他にも無数いた。

それだけではなくその姿も色々と異なっていた。

まだ9歳だった時のもあれば赤ん坊の時もあり、服も海軍の白いコートを着ているウタもいればペローナのようなゴシック調の服を着ているウタもいた。

 

それら、数えきれない程の自分の死体を見てしまったウタはありえないくらいに気持ち悪く信じがたい光景に立ち尽くすだけだった。

 

「ここに来たんだね」

 

不意に後ろから聞こえてきた声にウタはビックリして振り返ると更に混乱した。

何故ならそこに立っていたのは白いワンピースが血で真っ赤に“赤く”染まってしまった自分が立っていたからだ。

 

「だ、誰?」

「私はウタ・・・と言ってもどの私なのか分かんないよね・・・私は・・・エレジアでライブをして新時代を作ろうとしたウタ・・・」

 

混乱しているウタに目の前のUTAはそう言った。



















というわけで現実とウタワールドでは混乱が起こってる中でルフィとエース、バギーとロジャーが語ってる中でとんでもスプラッター・・・いや、本気でごめんなさい・・・この展開をルウタとイチャイチャを書いてる時に思いついてやってしまえと思いやったら想像以上にスプラッター・・・“赤い女”であるUTAがウタに何を語るのかお待ち下さい。

ただ、かなり激重にする気満々です。


今話の曲は『夢見る頃を過ぎても』とHIIHの『Feels Like Heven』です。
はい、諸にあの有名ホラー映画の主題歌です・・・あれも曲調は明るいけど中身が激重な曲ですから・・・

では、次回もお待ち下さい。
ただ、覚悟はしといて下さい。もう最終章だから全ての箍を外して書いてますので。
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