前回のシキとの最終決戦が終わって少し燃え尽きてましたがこっから突っ走れるように頑張ります!!
ルフィとウタがシキをぶっ飛ばした時、海軍の方ではシキからゼファーを引き剥がしたガープが2人一緒に軍艦にいる面々に引き上げられていた。
「おい、ガープ。ゼファーは無事か?」
「安心せい無事に生きとるわい」
ガープは聞いてくるセンゴクにそう軽く答えるとゼファーが気づいたのか目を覚ました。
ゼファーは周りを軽く見回した。疲れてるぞと云わんばかりの顔を向けるガープにセンゴク、おつる。そして号泣しているNEO海軍の面々、それに落ちてるエレジアの大地と空から落ちてくるルフィとウタの2人が見えた。
「どうやら助けられたらしいな」
「あぁ、見ろ!ワシの孫とその嫁じゃ!!」
「「いや、違うだろ」」
ゼファーはその事実を淡々と認めるとガープがいつものように自慢をしてきた事にセンゴクとおつるはツッコミを入れた。雰囲気に懐かしく思うゼファー。
「ガープ、俺たちの喧嘩はまだ終わってないのを忘れるなよ」
「わかっとるわいそんな事、次の時に決着をつけてやるから覚悟せい」
「お前のそこは変わらねぇな」
「そこがワシの良いところじゃ」
親指を立てて笑うガープにゼファーはやっぱり殴ってやろうかと少し思いつつも疲れた事もあってやる気はなかった。
それに若い頃にやった時以来、久しぶりにやった喧嘩はスッキリした。
「ありがとよお前ら」
3人はそれを聞くと笑って返した。そんな中でルフィとウタの声が聞こえてきた。
『俺はウタと結婚してぇ!!!!』
『アタシもルフィと結婚したい!!!!』
4人というか海軍やNEO海軍はそれを聞くと冷や汗が出た。“千両道化”の娘と思われていたウタが実は“赤髪”の娘だったという衝撃的な話に加えて“麦わら”と“将星”が本気で惚れて戦い、“麦わら”と恋人になった歌姫が求婚に応じたのだ。下手に手を出すと現四皇の内の3人と旧四皇の幹部が本気で来るという状況になるのは冷や汗しか出なかった。
しかも気分が高まっていたのかキスまでしていた。
「ルフィ〜!!公然の前でキスなどしよって破廉恥じゃろうが!!」
「「「お前はどこに怒ってんだ!?」」」
こんな面倒くさい状況になってるのに頓珍漢な方にキレてるガープに同期の3人のツッコミが重なった。
〇〇〇
「いやぁ〜、何とかなって良かったよ!ボクもあの舵輪爺に奪われていた二代鬼徹と天羽々斬の2本も取り戻せたし!!何とかなって本当に・・・ごめん・・・」
ヤマトは溌剌とした声で二代鬼徹と天羽々斬を持っていた事を喜んでいた。シキがルフィとウタにぶっ飛ばされた時に落としたのをサニー号の上からジャンプして取ったのでこれで自分の目的が達成したのもあって喜び、少し気まずい雰囲気を飛ばそうとわざと盛り上げようとしたが上手く行かなかったので謝った。
せっかくルフィとウタが結婚したのに何故に気まずい雰囲気が出てるかと云うとウタと赤髪海賊団だ。
漸く再会したのだがこれまでシャンクスとバギーが決闘したあの時にボロカスに言われたのに加えてウタがシャンクスに放った強烈な飛び蹴りはより空気を気不味くさせた。
更には事情を知ったブリュレやコアラにキラー、ベポとUTA親衛隊の面々が思いっきり赤髪海賊団を睨んでいて状況はややこしくなっていた。
そんな中でバギーは酒を飲みながらアホな事をやってるなぁと率直に思った。もうここまで来るとバギーに出来ることは何もない。それはウタと結婚を表明したルフィも同じだった。もう2人に出来ることは全てやった後はお互いに喧嘩を続けるなり、和解するなりやればいい。
「おう、酒を持ってこい!」
「サンジ〜、肉〜」
「少しは空気を読まんかお前ら!!」
なので2人はそれぞれ明るくいつも通りにやろうとしたらサンジに蹴り飛ばされた。そんな騒がしい騒動の中でこのままだといけないのも分かってるので赤髪海賊団のライムジュースが率先して前に進んだ。
「ウタ・・・あの・・・」
「・・・えっ?誰ですか?」
「そういやお前、誰だ?」
そしてウタと頭にたんこぶを作って隣にいたルフィの何気ない一言で倒れた。ライムジュースがウタに加えてルフィにまで忘れられてしまっていた事に赤髪海賊団の面々に涙と戦慄が走った。
「俺だよ!ライムジュースだ!!」
「え?ライムジュース!?」
「マジか!?」
「って何でお前まで忘れてんだよルフィ!!」
「「だってサングラスとか掛けて見た目が凄い変わってたから」」
2人の容赦のない言葉にライムジュースはより沈んだ。赤髪海賊団の面々はそれを聞くと慌て始めた。
「良かった俺達は12年前からそんなに変わってねぇ!」
「分かってくれるはずだ!」
「よし!」
「おでもだ」
「あ~、俺は久しぶりにこれをかけるか」
「あ、てめぇズルいぞ!」
「髪、黒く染めてくりゃ良かったか」
「キキッー!!」
12年前からあまり姿の変わってないルウ、ホンゴウ、ボングパンチ、ガブはそれに少し安心していたが12年前と風防が変わってるスネイクは昔付けていたサングラスに変えて、変えようがないヤソップやベックマン、モンスターはそれぞれ愚痴ってた。
「ハハ、皆変わってないなぁ〜」
「だな!」
ワイワイと騒いでる赤髪海賊団を見てウタは懐かしい気持ちになって笑うと赤髪海賊団はそれを見て、親衛隊は察してそこから離れた。
赤髪海賊団はウタの笑ってる顔を見るとウタに突っ込んでいった。
「ウタ〜〜〜!!」
「わっ!?ル、ルウ!?」
1番はルウだった。その巨体でウタを抱き締めると大泣きし始めた。すると赤髪海賊団の他の面々もそこから次々と抱きしめていって泣き始めた。謝るとウタが頑張ってきた12年を無駄にしてしまう。謝ることすらも出来なくなって泣くことしか出来なかったがウタは確かにその温もりを感じると嬉しかった。
しかし、その中にシャンクスは居なかった。
シャンクスはゴードンとそれを傍目から見て少し微笑んでいた。
「ゴードン、本当にありがとう。あんたには感謝してもしたりねぇ」
「それは良いのだが君はあそこに行かないのか?」
ゴードンは蹴られてから一向にウタの元に行かないシャンクスに言うがシャンクスは黙った。ゴードンはそれを見て違和感を感じた。それは12年前に見たシャンクスの表情と似ていた。全てが終わって何とかなった筈なのに何故シャンクスがこんな表情をしてるのかゴードンには理解出来なかった。
そんな風に2人は向き合ってるとシャンクスは何かに気づいたのか視線を外した。ゴードンは気になってその視線の先を見るとバギーがレッドフォース号にコソコソと忍び込んでいた。
「バギー君?」
「あの野郎、変わらねぇな・・・ずっと・・・」
「シャンクス?」
ゴードンはシャンクスの呟きに気づいて顔を向けるとより複雑そうな顔をしていた。シャンクスはそのままウタの方へは行かずにレッドフォース号に行ったバギーを追いかけに行った。
〇〇〇
「お疲れ様だな、ハンコック」
「うぅ・・・何も言わんで欲しいのじゃレイリー。今は兎に角酒を飲みたい」
バレットをシキから剥がした後にカタクリと共にルフィとウタの婚約を見てしまったハンコックは同じように傷心のカタクリと共にやってきた海兵達にバレットを放り投げるとお互いの家族の場所に戻っていた。
因みにカタクリも普段とあまり変わらない雰囲気を出していたのにアナナに慰められていた。
そしてハンコックはまた酒瓶に手を伸ばしていたがサンダーソニアとマリーゴールドの2人がそれを奪った。
「ええい、酒を寄越さぬか!」
「ダメです姉様!」
「禁酒の筈です!」
「・・・こ、この・・・このような、い、いわ、祝い事・・・ぐぁ・・・に飲まぬのは・・・し、失礼じゃろうて」
「「いや、それで酒を渡すのは無理!」」
祝えない気持ちなのに無理して言ってるので口から拒絶反応が出てるのかハンコックは言葉に詰まっていて妹達は余計に酒を渡したくなかった。
「早う寄越すのじゃ!!」
ハンコックは酒を飲みたがって妹達に飛びかかるような勢いで向かって行った。それに対してレイリーは呆れつつも冷や汗をかいているとバギーがレッドフォース号にコソコソと忍び込もうとしてるのが見えた。レイリーは相変わらずセコい事を考えてるなと思ってもう黙って見ていたがその後ろにシャンクスがついていくのが見えた。レイリーはそれに首を傾げた。
〇〇〇
ウタは皆が泣きながら抱き締めてくれてる事に嬉しさを感じつつも1番欲しい人であるシャンクスが居ない事に戸惑っていた。
ウタはそんなシャンクスを顔を動かして探すとレッドフォース号に戻っていくのが見えてしまった。
(・・・シャンクス・・・なんで来てくれないの・・・)
自分が先程蹴ったのがそこまで堪えたのかやって来ないシャンクスにウタはまたジワジワと怒りと寂しさが出てきた。
ウタはそう思ってくるともう待つのも嫌なので自分からシャンクスの方に行こうと強い力で抱き締めてくれてる皆から離してもらってレッドフォース号に向かった。
12年ぶりに乗るレッドフォース号に少し感慨深くなりつつもシャンクスを追いかけて行き、ルフィや他の赤髪海賊団の面々はそれを見送った。全員、シャンクスが居ない事にとっくに気づいていたがここからは2人の問題だからだ。
〇〇〇
「けっ、あんな辛気臭いのはもううんざりだね。さてとあのバカには散々と迷惑をかけられたんだ!財宝の1つや2つでもねぇと割に合わねぇよ」
バギーは自分の欲のままに行動していた。これまで散々と迷惑をかけられてきて漸くそれからも解放されつつあったのでそれの反動かシャンクス達の船に宝が無いか探していた。
「そんな事言わなくてもやるのに」
「バカ野郎、アイツにそんなの言えるかっての俺様のプライドに関わるわ!」
「酷えな、バギー」
バギーはその言葉を聞くと漸く自分が誰かと話してるのに気がついて首をギギギと音がなるかのようにゆっくりと声のした方に向けるとそこにはシャンクスが笑顔で立っていた。
「ってシャンクス!?」
「バギー、お前俺だから良かったけど他の奴らに気づかれてたら危なかったぞ。皆お前が嫌いだし」
シャンクスはウタがバギーの娘宣言をしてから赤髪海賊団の面々がバギーに対して良い印象が無い事を伝えた。もちろん、それでバギーを殺る気は無い。何故なら大人だからだ。しかし、今回のこれは流石にバレたら皆生き生きと殺りに来るぞとシャンクスは伝えに来たのだ。
バギーはそれを聞いても何処吹く風だった。何故ならその赤髪海賊団にも振り回されてきたのでバギーからすればだからどうしたとしか言いようがなかった。
「ってそんなの知るか!俺様がお前らにどれだけ振り回されてきたか!!」
「分かってる・・・ごめん・・・いつも・・・そうだ。宝が俺の部屋にあるから来いよ。迷惑をかけた詫びだ!」
「何!?本当か!?よし寄越しやがれ!!」
シャンクスの言葉にバギーは目を輝かせた。自分から言うのは非常に癪に障ってプライドが邪魔をするがシャンクスがくれると言うなら話は別だった。
そんな中で2人は船長室に向かっていくとバギーはある事を疑問に思った。シャンクスはウタと話をやってないのではないか?そう思ったがもうバギーは何もやる気はない。これ以上の問題は当人同士の問題なのでやらない。なのでバギーは疑問に思おうが特に気にしなかった。
シャンクスに案内された船長室にバギーは先に入った。中は普通の船長室だが何処にも財宝の山のような物は見当たらなかった。
「おい、まさかまた俺を騙す気じゃねぇだろうな?」
「まさか、今回は本当にちゃんとあるんだって」
シャンクスはそう言うと船長室の自分の机から小さな宝箱を出して開けた。するとそこには宝石が沢山あった。バギーはそれを見ると目の色を変えて突撃した。
「おぉぉぉぉぉ!!本当だ!!てめぇも偶には良いことやるな!!」
バギーはそれを見て取り目を輝かしてる中でシャンクスは船長室の扉の前に行くと
ガチャと音がなるがバギーはそれに気づいていない。シャンクスは少し深呼吸した後でバギーの方を向いた。
「バギー、本当に今まですまなかった」
「おう、もっと謝罪しろハデバカ野郎!ったく俺様がどれだけ苦労したか分かってんのか!?」
「・・・ごめん」
「っけ!今回はこれに免じて許してやらァ!」
バギーは手に持ってる宝石に目を輝かせながらそう言った。
「なぁ、バギー・・・」
「何だよ?」
「俺・・・やっぱりお前がいねぇと駄目だ・・・仲間になってくれ・・・」
シャンクスはそうバギーに言った。バギーはまたかと思った。そんなのをやる気はこれから先絶対に起こらない。自分の好き勝手やりたいようにやってるのにそんなのはやりたくなかった。
「だからならねぇって言ってんだろうが!フザけた事言うなっての!!」
「だよな・・・けど、俺は今回も本気なんだよ」
「あぁ?」
シャンクスの言葉にバギーはシャンクスの方を向いて目を合わせた。それはもう本気の目だった。
「お前がなるって言うまで俺はこっから出さねぇ」
「はぁ!?」
本気の目をしたシャンクスに言われた言葉にバギーは啞然となった。波乱が満ちたウタのライブ、しかしまた別の波乱が起こってしまった。
というわけでシキとの最終決戦は確かに終わり、ウタと赤髪海賊団も無事に再会出来ましたが、まだ終わりません!!
こっから本当の最後のラストバトル?であるシャンクスVSバギー第2ラウンドの始まりです!!
そう事後処理(仮)で宴でしたが→正確にはシャンクスVSバギー第2ラウンドで宴です。
果たしてこれからどうなるかはお楽しみに。たぶん2話か3話かかります。というかシャンクスが何故にこんなにぶっ壊れて来たのかを書きますので・・・鬱の準備をお願いします(笑笑)
前回の曲は『私は最強』とRachal Plattenの『Fight Song』です。前回忘れてしまったので今言わせてください。
そして今回の曲は『エターナルポーズ』と岩渕まことの『海はぼくらと』です。それではシャンクスとバギーの最後のドラマをお待ちください。
・・・というか本気で投稿頻度を上げてぇ