意外に早く書けてよかったです。
この作品も恐らく次回で本編最終話となりますのでお待ち下さい!!
それではどうぞ!!
ビックトップ号の甲板が大騒ぎになってる一方、崩壊したエレジアではオーガーが気絶しつつも運良くシキの大暴れで海に落ちなかったバージェスを起こそうとしていた。
「おいバージェス、起きろ」
「あぁ?・・・あの雑魚どもは・・・トットムジカは?」
「全て失敗だ。完敗したな」
「・・・くそっ・・・あいつらさえ居なければ・・・」
「“千両道化”か?」
「なんであの小娘の歌に反応できたんだ?」
「終わった事を気にしてもしょうがないだろ。兎に角総督の元に戻るぞ」
「了解だ・・・“クロスギルド”・・・覚えとけよ」
オーガーとバージェスはそのままオーガーのワプワプの実の能力でエレジア跡地を後にした。バージェスは遠くでワイワイと騒がしい事をやってるバギー達を見聞色で感じ取るといつか必ず仕返しすると心に決めた。
〇〇〇
「クワハハハハハ!!あんな辛気臭い所に居られるかと思って来てみればやっぱし良いことがあったぜ!!」
「社長、そろそろ逃げた方が良いのでは?」
「黙れ、麦わらと歌姫の子供だぞ!ここはさらに徹底的に・・・」
「止めて貰おうか・・・」
一方、ビックトップ号に潜んでいたモルガンズと社員の1人はルフィとウタに子供が出来たニュースをより取ろうとカメラを構えていたが突然と後ろにアナナを肩に乗せてやってきたカタクリが睨みを効かせに来た。
「これはこれは、“麦わら”に敗れた恋敵のカタクリ様ではございませんか?」
「貴様・・・ぶっ飛ばされたいのか?」
「社長!!申し訳ございません、このアホウドリは本当に頭まで阿呆で・・・」
「おいごらぁ!!お前、左遷させるぞ!!」
「パワハラだ!!」
「お兄ちゃん、この人達どうするの?殺すの?」
「殺しても良いが、このアホウドリを下手に殺すと後が面倒くさくなるから無理だ」
「良く分かってるじゃないか俺を殺したらある事無い事を世界中にバラまいてやる!!」
カタクリに対しても堂々と持ち前の神経の図太さで啖呵を切るモルガンズに隣の社員は冷や汗をかいていた。カタクリは呆れて溜息を吐くと疲れたように話し始めた。
「とっとと消えろ。そしたら何もしない」
「ちっ、これから麦わらに独占取材をしたり、千両道化と赤髪の禁断の関係を明かそうと思ったがまぁ良い、千両道化と赤髪はもう捏造しまくってやる」
「聞屋がそれを言っていいのか?」
「構わねぇ、面白ければ正義だ!」
「ろくな死に方はしないぞ」
「クワハハハハハハハ!!俺の迸るジャーナリズム精神は不死身だ・・・まぁ、今日はこれで引くとする。麦わらと歌姫のキスシーンも撮れたしな」
モルガンズはカタクリに言われたのと目的の物を手に入れたのもあってさっさと帰ろうと止めていた近くに止めていた自分の船に行くと何処からかニュース・クーがやってきて浮き上がった。
「あ、そうだ!ほれ
モルガンズはそう言いながら船に乗せていた新聞を1つカタクリに渡した。その新聞は色々と写真は貼られてないし、記事も幾つか抜けていたがかなり強烈な記事に新しい手配書もあった。
カタクリはそれを見るとマジかと思って思わずモルガンズを見てしまった。
「クワハハハハハ!!驚くだろ?しかし、それはほんの1時間前に政府から言われた事でな、事実しか載せられてねぇのが残念だが明日の新聞じゃたっぷりと載せてやる!」
「貴様、本当にろくな死に方はしないぞ」
「ふん、俺の死もエンターテイメントになるなら本望だ!!」
モルガンズはカタクリにそう捨て台詞を吐くと離脱した。カタクリはその新しい手配書に加えて明日の新聞を持って騒がしい甲板の方へ向かった。
〇〇〇
「子供・・・嘘!?本当にいるの!?ねぇねぇ本当!?」
ウタはローから言われた事が本当なのか混乱していてローに詰め寄っていた。ローはやっぱり面倒くさいことになったなと思いつつも色んな事を確認していった。
「最近、酸っぱい物を無性に欲しくなかったか?」
「そう言えば欲しかったかも・・・」
「疲れやすくなってたり、疲れが取りづらくなってなかったか?」
「なんか最近疲れやすかったです」
「イライラが収まらなかったり、情緒不安定になってなかったか?」
「・・・なってました」
ドンドンと思い当たる節が出てきてウタはそれらを聞いてくると途端に色んな感情が出てきた。嬉しさが1番そして母親になるんだと何処かまだ実感が湧かなかったり、色々と感情が溢れてきた。
そんなウタをルフィは思いっきり抱き締めた。
「ウタ、その・・・凄え嬉しい!!」
「ルフィ・・・」
「なんか知らねぇけど嬉しくてよ・・・涙が止まらねぇよ・・・」
大好きな夫の顔を見ると涙が溢れていた。それを見るとウタも段々と涙が溢れてきた。今日はもう本当に泣いてばかりいるがそれでも涙は止まらなかった。
「うん・・・アタシも凄く嬉しい・・・嬉しいよ・・・」
「俺もだ・・・」
そんな風に抱きしめあってる2人に対して近づく者がいた。その者はルフィの肩をポンポンと叩いた。
「ん・・・誰・・・」
「ルフィ、おめでとうじゃ」
その者はガープだった。ガープはルフィに対して優しい顔を向けると頭を撫でた。ルフィは久しぶりに撫でられてる事に対して少し嬉しく感じてると思いっきり掴まれた。
「じゃが・・・」
「イテテテてててて!!!」
「嫁入り前の娘を傷物にするとは何事じゃ!!そんな軽い男にした覚えはないぞ!!」
「結局、怒るんかよ!?」
「ルフィ〜!?」
「やれ爺!!」
「派手に潰しちまえ!!」
思いっきり掴み上げられて痛がるルフィにあろうことがシャンクスとバギーももっとやれとけしかけていた。
結局、ルフィはその後ガープにボコボコにされてしまってウタに慰められていた。
「ルフィ、よしよし」
「うぅ、じいちゃんの馬鹿野郎」
泣いてるルフィを慰めてるウタはやったガープにけしかけていたシャンクスやバギーを見ると全員、赤髪海賊団やアルビダ、そしておつるにボコボコにされていた。
「チクショー、バギー!!」
「クソが勘弁してやらァ!!」
シャンクスとバギーはボコボコにされつつもお互いに抱きしめあって嬉しいのかそれとも悲しいのか分からないが大泣きしながら慰めあっていた。
そんな2人の光景に周りは2人をよく知らない者は仲が良いのかと感じ、バギーだけを知っている面々は唖然となってる中でルフィはそんな2人を見て固まっていた。
「な、な、な、なんで!?」
「ルフィ、ショックが大きいかも知れないが目の前の光景は真実だ」
憧れのシャンクスが寄りにもよって本当にバギーと仲の良い光景を今まで全く信じてなかったルフィは頭に強い衝撃を受けた感じになってるとベックマンがルフィの肩を叩き優しく言った。
「う、嘘だ!!シャンクスがあんな奴に〜〜〜!!」
ウタだけじゃなくエースもバギーを飲み仲間として気に入っていたのも今日は知ってショックだったのにシャンクスまでそんな事実なんだと知ってルフィは大泣きしながらウタに慰められていた。
「よしよし」
「よっぽどショックだったのね・・・いや、衝撃が強いのは否定しないけど」
ウタに慰められてるルフィに対して近くにいたナミが割りと自分も少し衝撃を感じつつも冷静に言った。
そんなこんなで大騒ぎになってる甲板だったが暫くしてルフィは泣き止み、ガープ達も落ち着いたのもあって帰ろうとしていた。
「それじゃルフィ、わしらは帰るから孫の出産予定日が分かったら海軍本部に手紙で良いから寄越せ」
「いや、駄目だ」
「何を考えてんだいこの爺」
「バカだと昔から思っていたが年々磨きがかかってきたな」
「うるさいぞ!出産して健康に育ったら今度こそ海兵にするんじゃ!」
ガープの燃えたぎってる野望を聴くと聞いていたルフィはウタを守るように庇った。
「駄目だ!じいちゃんそう言ってジャングルとかに放り投げたり、谷に突き落としたり、無人島に捨てたりすんだろ!?絶対にやらせねぇ!!」
今までされてきた事を曲解無しにドストレートに言って反発するルフィ。ウタは早速カッコいい所が見れた事に少しときめいていてガープはまた大声で反論しようかと思ったがその前に肩を誰かに掴まれた。
「ん、何じゃ?」
「おい、ガープどういうことだ?」
「ちょっと黙ってなあんた・・・麦わらのルフィ!聞きたいんだがそれは幾つからされた?」
「ん?俺がえーと5歳の頃から・・・」
「・・・聞いて悪かったね」
おつるはルフィからガープに仕込まれ始めた年齢を聞くと思いっきりガープを睨んだ。ガープは何か不味いことをやったのかと思って周りを見てみると海兵やNEO海兵、センゴクにゼファーもガープを睨んでいた。
「え?」
「お前、昔私が聞いた時に普通に軽く鍛えてると言ったな?」
「俺にもそう答えたよな?」
「あ、あぁ・・・じゃから軽く・・・」
「「どこがだ!?」」
「あんた、鍛えるなとは言わないけど5歳って年齢を考えなよ・・・私だって10歳から始めてんだよ」
同じように孫がいるおつるが小言を言うとガープは不味いことを言ったのだと悟り始めた。ゼファーはそんな冷や汗をかき始めてるガープなんか知った事じゃないので周りにいる海兵やNEO海兵に尋ねた。
「おい、このアホに仕返ししたい奴はいるか?」
『はい!』
新人の頃にガープに振り回されて尚且つ思いっきり迷惑をかけられた面々が手を上げていた。唯一上げてなかったのは弟子であるコビーやヘルメッポぐらいだが流石にこれは助けようが無かったので何も出来なかった。
「それじゃ海軍本部に着くまでたっぷりと返させて貰うぞ」
「それからこの大海賊を作ってしまったお前の教育方法をたっぷりと聞くから覚悟しとけ」
「な、なんじゃと!?」
「あ、それからじいちゃん元気でな!」
ガープがこれから大変な目に合いそうになってる最中、ルフィはさっさとそう言った。ガープは何と軽いのかと思って怒りそうになっていたが周りの面々は良くもまぁまだ爺さん扱いしてくれてるなと少し気の毒に思えていた。
こうして海軍はその場を後にした。
余談だがその後ガープはたっぷりとセンゴクとゼファーとおつるから小言を言われまくった。だが自由人の頂点にいるようなガープはこれから生まれてくる曾孫をどうやって海兵にしようかもう考え始めていて周りは下手にガープに関わらせて反発して悪党になる未来を防ごう考えて始めていた。
〇〇〇
「相変わらず、とんでもねぇ爺だな」
「じいちゃんは相変わらずだなぁ・・・ってシャンクス!」
「ん?どうしたルフィ?」
シャンクスは嵐のように去っていった海兵達を見てその混沌っぷりに呆れてるとルフィが詰め寄ってきた。
「なんでそんな奴と仲が良いんだよ!?」
「って指差すなこのクソゴムァ!!」
ルフィはビシッとバギーに向かって指を差していた。先程から仲の良さそうな2人に対してルフィは思いっきり聞いた。
「何でって・・・兄弟だから」
シャンクスがそう当たり前のように頭をかきながら答えるとルフィはショックを受けたのか固まってバギーは鳥肌が立ったのか身震いしていた。
「ルフィ・・・諦めた方が良いよ。ルフィにはアタシがいるじゃん!」
「うぅ、ウタ・・・シャンクスがアホになってる〜」
「って誰がアホだゴラァ!?」
「ギャハハハハハハハ!!アホって・・・ピッタシだなぁ!!」
「おい、バギーこのやろう!!」
シャンクスは酷いことを言ってくるルフィに思いっきりツッコミを入れていてバギーは思いっきり笑っており、シャンクスはバギーにもツッコミを入れていた。
そんな騒がしい中で新聞と手配書を持ってきたカタクリは騒ぎに呆れつつも騒いでる面々に近づいてきた。
「何を騒いでるんだ?」
「あ、カタクリ」
「どうしたんだ?」
「アホウドリから
『明日の新聞?』
カタクリが明日の新聞と言うとルフィ、ウタ、シャンクス、バギーだけじゃなく他の周りの面ま2も気になって来るとルフィは新聞を取り敢えずロビンに渡した。ロビンはそれを受け取ると広げて読み始めて他の面々も覗き込むとその内容にビックリしていた。
バギーなんか顔を青褪めていた。
「えぇぇぇぇ!?な、何で!?」
「そんな嘘だろ!?」
「えぇ~、マジか!?」
「ギャァァァァァァァ!!もう勘弁してくれ〜!!」
ウタ、シャンクス、ルフィ、バギーはその記事を知ると愕然となり、パラッと新聞から落ちてきた新しい手配書を見ると殆どの面子が嘘だろ?と正気を疑った。
記事の内容はつい先程の事もニュースになっていて何でこんなに情報が早いんだと思っていた。
『四皇“金獅子”のシキ敗れる!!』
『赤髪と千両道化の同盟関係!?一体いつから!?』
『歌姫ウタは赤髪の娘!!』
『悪質極まりない愉快犯“千両道化”と“赤髪”!!』
記事の内容の多くはバギーがバラしたウタの事、そしてそのせいでバギーとシャンクスが同盟関係だったのではと勝手に想像されて色んな事が書かれていたがその中でも一際目立ったのがあった。
『稀代の極悪人“千両道化”のバギー 四皇へ』
そうバギーが四皇へ繰り上がってしまったのだ。この事実にバギーはショックを隠せずに驚いてクロコダイルとミホークは前よりもさらに手下扱いにされてる事に対してキレ始めていた。
さらに問題なのは懸賞金も上がってしまったのだ。
しかもウタの件もシャンクスと組んでやった事と認識されていてシャンクスの懸賞金まで上がっていた。
【赤髪のシャンクス 懸賞金47億7100万ベリー】
【千両道化のバギー 懸賞金47億7100万ベリー】
見事に同額かつカイドウよりも懸賞金が高くなってしまった。だがそれだけではなくもう1枚あった手配書も衝撃的だった。
【海賊歌姫ウタ 懸賞金22億5000万ベリー】
『嘘だろ〜〜〜!?』
ウタに懸賞金がついてしまった事によってシャンクスにバギー、赤髪海賊団を始め叫び声がまた響いた。
というわけで、残っていた問題の種達は片付けつつも爆弾が・・・シャンクスとバギーの懸賞金アップに加えてウタまで賞金首に・・・まぁこれも初期から決めていた事なのでやれて良かったです。
今話の曲は『BON VOYAGE』とDOESの『道楽心情』です。歌詞が次回と今回の話にピッタシだったのでそれでは次回、最終回!!
タイトルは文字通り今作最後のライブですのであの曲になります!!
そしてそこでエピローグも少しやれたら良いなと思ってます。
では次回もお楽しみに!!(ウタはこれからどうするのかも書きますよ!!はたしてどうなる!?)