ウォーターセブン編のラストのライブです!!
そして世界情勢についても出てますのでお楽しみに!!
※この話は2年間の間の話です。麦わらの一味はそうそう出てきません。
ウタはウォーターセブンで本日行われるライブに備えていた。折角のプールだったが泳げないこともあって普通に歌おうとしていたが昨日、バルトロメオの所が来たので良いアイデアも浮かんで観客を盛り上げれる事に喜んでいた。
「あぁ〜、緊張するべ」
仮面をつけたバルトロメオが緊張していてバルトクラブ海賊団のメンバーも緊張していた。ウタもライブとしてはまだ2回目なので緊張していた。落ち着こうと鏡の前に来て自分を見た。プールに合わせた格好をしているが1番変えたのは
「失敗した〜、おじさんの髪の毛の色なんて真似するんじゃなかったなぁ〜・・・まぁこれはこれでプールにあってるから良いんだけど・・・可愛くない・・・」
落ち込むウタに緊張しまくってるバルトクラブの面々は手に人と書いて飲んでいた。傍から見ると失敗しそうな感じがプンプンしていた。
(落ち着け・・・可愛くなくなっちゃったけど私の初めてのライブ・・・ウタウタの実が関係ないライブ・・・猿のおじさん達もバギーおじさん達にも届ける為のライブ・・・私なら出来る!)
ウタはそう自信を持って周りを見ると緊張のあまり凄い暗かった。
バルトロメオなんて震えてるくらいだった。
「よし、皆。行くよ!!」
「ちょっと待つべ!まだ足が・・・震えちまって・・・」
そんなバルトロメオにウタはバチンと背中を叩いた。痛いのかバルトロメオは悶絶していた。
「ルフィはそんなの気にしないよ!ルフィの舎弟になるんでしょ?」
ウタからの言葉にバルトロメオは顔つきを変えた。緊張していた顔から漢の顔になった。
「そうだべ!野郎ども、オラ達は麦わらのルフィ先輩に憧れて海に出た奴らだべ!!こったら事に緊張してるようじゃまだまだだべ!!気合い入れるぞ!!」
バルトロメオの言葉に他の船員たちも気合を入れ直した。
〇〇〇
昨年に行われた麦わらの一味の主導による宴。町にいた殆どが参加した祭りはウォーターセブンの人々の心に深く残っていた。今年のアクアラグナはもうすぐ来るがその準備や気持ちを確りと入れるために大騒ぎをしたいとの事で企画されたのが今回のライブ。
町の人達はそう言った経緯があるのでウタが海賊と仲が良くても全く微塵の欠片も気にしていなかった。
「んまー、俺は市長として情けないほうだと思う。ガレーラカンパニーなんてデカい会社を経営しているがそれだけで船を作るしか能のない男だ。こんな俺を市長にしてくれてる町の皆には感謝してもしたりない。去年のアクアラグナの後の宴は楽しかったし、アレがあったから乗り越えられたとも思ってる。だから今日はこれから来るであろうアクアラグナに立ち向かうために気持ちを入れるためにやる祭りだ。存分に楽しんで苦難に挑もう!」
アイスバーグがらしくない演説をすると町の皆が盛り上がった。
「では、今話題中の歌姫UTA&バルトダンサーズ!!」
バルトクラブの海賊団達が仮面をつけた状態でバク転を決めながら登場し、最後に仮面をつけたバルトロメオが派手にクルクルと回転しながら登場した。
(
ステージに大きなバリアの滑り台が作られる。半透明のバリアの上に水が滴り光を反射して綺麗だった。
観客の目が滑り台の全容を見ようとあちこちに乱れていく中で1人が飛び込み台にいるウタに気づいた。
「UTAだ!」
「おお、本当だ。髪の毛が青いぞ!?」
「あんな所に居たのか!」
「あそこから歌うのかな?」
ウタは観客を見て一目笑うと上を脱いで水着になり、飛び降りた。ウタは悪魔の実の能力者でありプールに飛び込むというのは半ば自殺行為である。
しかし、バルトロメオがバリアを上手く操り、ウタはその上を滑っていく。
そしてそのままの勢いでウタは上に跳んだ。
バリアを瞬時にウタの下に敷いて地面に落ちるのを防ぐとウタは立ち上がって大きく手を広げた。
「皆ぁ、お待たせ!!UTAだよ。今日は思いっきり楽しもう!!」
ウタの元気な挨拶に会場は熱狂で応えた。
その歓声と熱狂に『新時代』で応え返す。
ウタにとっての本当に始まりのライブ。もうウタワールドにも頼らずに突き進んでいくと決めた自分にとっての『新時代』の第一歩を踏み出すためにウタは全力で歌った。
「「「「「U・T・A!!U・T・A!!U・T・A!!U・T・A!!U・T・A!!」」」」」
ラストのサビに入った頃からすでにUTAコールが凄い。ウタはこんなにも楽しんでくれてるファンが嬉しかった。
歌い終わってウタは自分の歌声がまた好きになった。人を喜ばせる歌声。ウタウタの実は関係ない自分の歌声のファン。感慨深くなって頬が緩んだ。
「皆、ありがとう!!今日はまだまだ行くから、次は新曲だよ!!」
ウタがそう宣言してと『ヒカリへ』を歌い始めた。ハイテンションな曲で自分の力で前に進むと決めた曲。バルトロメオのバリアでより高い所に行かせてもらってウタはウォーターセブンに響くように歌った。
(ルフィ・・・シャンクス・・・私はいつか世界一の歌姫になるから、2人とも仲間を連れて来てね・・・)
自分の根っこにいる2人にウタはそう思って全力で歌った。ウォーターセブンでのライブはまだまだ続き、大成功を収めた。
〇〇〇
カライバリ島、バギーはいつものように自分の手下達と宴会しながら楽しんでいた。
「てめぇら、もっとド派手に騒げ!!」
宴好きが幸してかバギーズデリバリーの騒ぎようは激しくてそれぞれが楽しんでいた。
「座長これ」
「あ、なんだ?」
「ウタの記事だよ」
アルビダが持ってきてくれた新聞を見ると『歌姫UTA 大熱狂ライブ』と書かれた記事が載っていた。髪を青く染めてライブした事も載っていてバギーは自分の髪の色を真似たなと少し嬉しくなった。
「いい趣味してんじゃねぇか、今度は聴きに行ってやるか」
「よっぽど気に入ったんだね」
「あたぼうよ、でねぇと島でぶっ殺してるわ!」
バギーはそう言いながら笑ってまた宴会に参加していった。
〇〇〇
アラバスタではビビが新聞を読んで喜んでいた。友達のウタが無事だった事に加えてまたライブが成功したのが嬉しかったのだ。
「成功して良かった」
「本当、心配してたから良かった!!」
コブラと話しながらビビは喜んで笑顔になっていた。友達思いのいい娘になったと執事のイガラムは感動のあまり涙を出し始めていた。
「うぅ、ビビ様。本当にお優しくなられた」
「ちょっと、私は昔から変わってないよ!?」
「うぅ、ビビ!!」
「パパも泣くのやめて!!」
アラバスタでは今日も変わらない日常が続いていた。ビビはウタが髪を青くした事に関して自分とオソロになったと思って嬉しくなっていた。
〇〇〇
海軍本部ではガープと仕事で用があって来ていたジョナサンが新聞を読んで笑っているとおかきをボリボリと食べながらセンゴクもやってきた。
「大の男が新聞でニヤついてどうした?」
「センゴク先輩、いや例の歌姫が頑張っていて」
「ワシの孫の嫁じゃ」
「いや、決まってませんよね?」
ガープの問題発言にジョナサンがフォローしたのでセンゴクはまた何時ものガープの暴走と納得したが2人が気になってる歌姫だと興味を持ったのか新聞を借りて読んだ。
「ほぉ、最近はこういうのが流行りなのか」
「爺臭いぞセンゴク」
「私も結構な歳だからな。しかし、良い顔して楽しそうだな。こういう娘の笑顔を見ると私達も頑張れるというものだ」
「違いないな!」
ガープとジョナサンの話にセンゴクも混ざって3人で盛り上がっていた。
「気楽でいいね、男どもは」
大の野郎3人がかわいい歌姫の事に盛り上がってるのを遠目に見たおつるは呆れていた。
〇〇〇
マリージョアの一室の五老星はウタの記事を読んで頭を抱えていた。
「こうも派手なライブをやるとは、やはりウタウタの実の能力者ではないんじゃないか?」
「CP8の構成員も千両道化との関係を掘り返しているが一向に成果を挙げられていない」
「不味いな。あらゆる情報があやふやになってる。気を引き締め直して、一度情報を精査した方が良い」
「一先ず、UTAについては暫く野放しにしよう。それよりもウォーターセブンで発見された薬には、あのシーザーも関わってる可能性がある」
「もしもUTAの背後に千両道化がいるなら、王下七武海同士の戦争になる。三大勢力の一角を担っている七武海同士での戦争は極力避けたい」
五老星は頭を悩ませつつも今日もまた腹が黒い事を話し合っていた。
〇〇〇
「ホロホロホロ」
「どうしたゴースト娘?」
ゾロが外で修行している時にペローナは新聞を読んで小躍りしていた。
「あのUTAのライブが成功したんだ!私もいつか行きたい!!」
「それは良い。うるさくなくて静かになる」
「このクソ野郎!!」
ミホークのいつものノリにペローナはキレていた。
〇〇〇
「おやっさん、これ見てくれ!」
「何だ?」
「あのお嬢ちゃんが載ってる!!」
船で旅をしているクリケットはマシラから新聞を渡されてウタの記事を読んで笑った。
「いい笑顔じゃねぇか嬢ちゃん」
「オウオウ、髪を青く染めてより可愛くなりやがって」
「何言ってるショウジョウ。紅白髪の方が可愛かったろ」
「今の方がいいだろ!」
クリケットはまた下らない事で喧嘩を始めてるマシラとショウジョウは無視して新聞を良く読んでいた。
「
〇〇〇
新世界のとある島。
シャンクスは二日酔いでイライラしつつもノンビリ寝ていた。
「おい、頭。これ読んだか?」
「何だベック。俺は二日酔いで頭が痛えんだ」
「ウタの事が載ってるぞ」
ベックマンにそう言われるとシャンクスは飛び起きて新聞を取った。周りにいる船員が親バカと誂ってくるがシャンクスは小言を愚痴って新聞を読んだ。
「頑張ってるな」
「あぁ、髪を青く染めたらしいがな」
「え?」
ベックマンにそう言われてシャンクスはウタが髪を青く染めていた事に気づいて昔の事を思い出していた。
『シャンクスと同じ赤髪なの良いなぁ』
『良いでしょルフィ。シャンクスとオソロで』
『羨ましいぞ、俺にもくれ』
『どうやって上げるのよ!』
『こらこら、喧嘩するな。ウタは白も入ってるがその髪の毛が好きなのか?』
『うん、だってこの赤と白の髪で私はもっと可愛いくなるから』
『そうか』
昔は紅白髪であることに喜んでくれていたのに時の移り変わりは早いなぁとシャンクスは少しだけダメージを負ってしまった。
「そういえば青髪ってバギーの色だよな」
「あっ!?」
ベックマンに何気なしに言われて二日酔いで頭の働かないシャンクスは気づくと笑った。
「そうか、ウタもバギーを気に入ったか、なら良いや!!よし向かい酒だ、酒を持ってこい!」
「いや、駄目に決まってるだろうが!!」
船医のホンゴウがまだ飲むつもりのシャンクスを止めようとするが結局止まらず、シャンクスはまた二日酔いを食らう羽目になった。
〇〇〇
凪の帯にある島ルスカイナでレイリーは身支度を済ませていた。弟子のルフィが肉を食いながらやってくる。
「もう行くのか?」
「あぁ、この1年半で基礎は叩き込んだからな。後は自分で磨け。くれぐれもサボるなよ」
「おうわかった。レイリーも元気でな」
サッパリしているルフィをよそにレイリーは九蛇海賊団の船に乗ってルスカイナを去った。
船旅をしている中でレイリーはルフィにメロメロになってるハンコックに一応もう1回口出ししていた。
「ハンコック、くれぐれもルフィの邪魔はしないようにな」
「わかっておる。しかし、これでルフィと一緒に・・・」
「どこがわかっているんだ?」
「大丈夫よレイリー、姉様の事に関しては任せて!」
「レイリーの頼みなら断れないわ!」
サンダーソニアとマリーゴールドがそう言うのでレイリーは2人に任せる事にした。凪の帯を抜けて小船を貰って荷物を乗せていると九蛇海賊団の船員になったマーガレットも一緒に乗ってきた。
「どうした?」
「ハンコック様からシャボンディに着くまで手伝って上げなさいって言われた」
別に手伝いがいるほどボケてはないし、衰えてもいないがこんなに可愛い娘と一緒の船旅なんてそうそう無いのでレイリーは喜んで手伝って貰うことにした。
「マーガレット、レイリーの事を宜しく頼むぞ」
「わかりました。蛇姫様!!」
マーガレットも蛇姫に頼りにされてるのが嬉しいのか喜んで引き受けていた。そしてレイリーはあのワガママで自意識過剰気味なハンコックが気遣いを覚えた事に少しだけ涙腺が緩んだ。
レイリーとマーガレットを乗せた小船が離れていく中でハンコックは小躍りしていた。
「よし、ルフィと仲の良いマーガレットを離れさせた!!これで妾がルフィと存分に一緒になれるぞ!」
気遣いなんて全く覚えていなかった。ルフィと友達であるマーガレットをただ体のいい言葉で追い出しただけだった。
しかし、恩人であるレイリーからの頼みを受けたサンダーソニアとマリーゴールドはハンコックの邪心に塗れた計画を徹底的に阻止した。
これで仲のいい姉妹関係が少しだけ悪くなって女ヶ島が少し混乱するのは完全に余談である。
というわけで次回からシャボンディ諸島編と言う名のレイリー&マーガレット編です!!
因みにもう半年経ってますが細かい時間経過についてはツッコミ無しでお願いします。
レイリーというかマーガレットを出せなくなるので。
因みにマーガレットを出す理由は野郎ばかりと絡めるのが飽きてきたのでやりました。後悔はしてないです。
というわけで次回もお楽しみに!!