前回でたくさんの感想をありがとうございます!!一つ一つの感想が力になってるので今作はいつも以上に頑張れてます!!
それではどうぞ!!
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ルフィがシャボンディ諸島に上陸する3日前。
エレジアの配信部屋でウタは息を整えていた。ライブの旅を始めてアラバスタに行ったり、ジャヤに遭難したり、バギーとあったり、ナバロンに行ったり、ウォーターセブンに行ってシャボンディ諸島に行ってバギーに鍛えてもらったりと色々とあった。
本当はバギーズデリバリーの時に配信とかをやろうと電伝虫を持っていったがバギー本人から禁止と言われていたので出来なかった事を久しぶりにやる。ほぼ1年ぶりの配信だった。
ウタはそんな時に思い出したのは先日のバギーの言葉だった。
「お前も似たような立場になったらこうなるわ!」
周りの目を気にしていたバギー。最後は上手く行ったし、皆に慕われてるのを見て幸せそうだったし、本当の自分を曝け出してた。
故にウタもそろそろ自分の“海賊嫌い”にケリを付けたかった。略奪する海賊は今でも大嫌いであるがクリケットやバギーは好きだったし、バギーは自分の師匠である事を隠す気はなかった。
『歌姫と千両道化の蜜月関係?』『プリンセス・ウタの海賊嫌いはフェイク!』『最後のエレジア国民に何が!?』『麦わらのルフィは生きていた?ジャボンディ諸島に緊張が走る!』
様々な事が新聞に載っていた。特にルフィ関係も気になって昨日、電伝虫でレイリーに聴いてみたらなんでもルフィの偽物が現れたらしいから気にする事ないとのことだ。少しでも気になってしまった自分が恥ずかしいと思いながら、ウタは自分の記事をキチンと読んであることないこと書かれてたのには腹が立ったのでそれの釈明もあった。
ウタは映像電伝虫を起動した。
「皆、久しぶり。ウタだよ!!ほぼ1年ぶりで色々とあったからそのことも言いに来たんだ!!」
人懐っこそうな笑顔でウタはそういったが映像に写ったファンの面々は暗い顔をしていた。
『UTA・・・海賊といたって本当なの?』
『あの千両道化のバギーと一緒だったのか?』
『嘘だよねUTA?』
『きっと脅されてたとかそう言うのだろ・・・だよな?』
大勢の人達がウタに縋るような声を掛けて聞いてくる。ウタはここに来て自らの思いを言うのを躊躇い始めるが、止めなかった。自分の幸せを自分で否定してしまいそうでそれをやるとクリケットにもバギーにも顔向けできなくなるからだ。
『本当だよ。私は遭難して千両道化のバギーに助けてもらった。ジャヤで遭難したときにも海賊に助けられてその次も助けられた。最初は凄く嫌いだったけど今は大切な思い出。シャボンディ諸島で休暇を楽しんだあとでもう一度おじ・・・千両道化のバギーの所に行ったのは新世界で生き抜くのには誰かの庇護下に入らないといけないと言われたから行った。4ヶ月間、バギーズデリバリーで働いたのも事実』
ウタの言葉を聞いた人達は信じられないものを見たような目でウタを見た。その目に心が傷んでくるがウタは逃げない。
『4ヶ月間、一緒にいて・・・最低だと思われてもしょうがないのはわかってるけど海賊をちゃんと見てきたつもり。略奪する奴らは今でも大嫌いなのには変わらない。けど、全員が全員そうじゃないって言うのがわかった。ジャヤで最初に助けてくれた人は先祖の問題で故郷を追われて自由になるには海賊しかなかったからなったって言ってた。“自由”を得るには海賊になるしかないこの大海賊時代と世界を私はもっとちゃんと見たい。それの答えを得るためにやった。裏切ってごめんなさい・・・でも伝聞でも噂からでもない自分の“答え”が欲しいから・・・』
『ふざけんな!!!』
ウタは自分なりの答えを出そうと必死に考えながら、言っていくと遂に罵倒が飛んできた。
『何が答えだ!!?悪党以外ねぇだろうが!!』
『酷い、信じてたのに!!』
『なんで・・・なんでだよぉ!!』
『何が“自由”だ!!』
『私の夫は海賊に殺された!!』
『娘を嬲り殺しにされた!!』
『食べ物を全部奪っていった!!』
大勢の人達から罵倒されるウタ。覚悟してはいたがかなり辛い。だが、ウタは逃げない。なぜなら自分は海賊に救われた海賊の娘であり、海賊の弟子だからこそこれから逃げないが、心にはかなり来た。
『この悪魔!!』
『嘘つき女!!』
『千両道化と寝て絆されたか!?』
『淫売が!!』
『そうやって俺達をあざ笑ってたのか!!??』
人々の怒りは収まらず、徐々に映像に変化が訪れ始めた。或るところは人が電伝虫の前から消えて、或るところは電伝虫そのものを壊したのか真っ暗になって数十分もしたら全員、ウタの前から消えた。
ウタは映像を切って、配信部屋で座り込んだ。こうなるとは予想していたが思いの外ダメージが強かった。なぜ、バギーがこれを禁止にしていたのかもわかった。こうなると予想していたのだ。
「私は本当に世間知らずだなぁ・・・おじさんごめん」
ウタは自分の腕に付けてるトレジャーマークをギュッと握りしめた。
〇〇〇
それから3日後。ルフィがブラックによる偽物騒動に巻き込まれている時、ウタはもう一度配信部屋で準備を始めていた。
新聞では更に酷いことが書かれていたが、ウタはそれでも自分の歌が好きな人はいると思ってもう一度配信しようと動いていた。
「ウタ、もう止めなさい」
しかし、ゴードンが止めに来た。先日のあれを見て心が傷ついてるウタを更に傷つけるような事は認められなかった。
「嫌だ!」
「以前とは違う。前は救世主呼ばわりだったがこの数日で君は世間の鼻摘み者だ。私は・・・これ以上、君に傷ついて欲しくないんだ」
ウタはゴードンの言葉をキチンと受け止めていた。育ての親で12年間大切に育ててくれて心配を掛けさせて申し訳ないという気持ちもあるが、色んな人と出会って自分の生き方を自分で決めたいという意志の方が強かった。
「お願いやらせて・・・これでこの前と一緒ならもうやらないって約束するから・・・
自分の事を私ではなくアタシと呼び、エレジア以前の自分に戻ろうとしているウタ。ゴードンは自分が12年間も奪ってしまった彼女の人生を自分なりのやり方で取り戻そうとしてる彼女の姿に心を痛めて何も言えなくなった。
「わかった・・・これは君が選んだ自分の“幸せ”への道なんだね」
「うん、
決意が込められた目にゴードンはもう何も言わなかったが抱きしめてあげた。自分の想いが少しでも力になれば良いと思ってやり、ウタもそれに応えて映像電伝虫を起動した。
〇〇〇
同時刻、ブラックの偽物の麦わらの一味について行ってしまったルフィはイキってるブラックの横に連れて行かれた。ブラックや騙されてる他の傘下の海賊たちを見ながら、何やってるんだろう?と本気で思ってると爆発音と共に叫んでる声が聴こえた。
「そこまでだ海賊共!!麦わらのルフィ及びその傘下の海賊達、速やかに降伏しろ!!」
海軍が武器を持ってここ一帯を囲んでいた。ブラックはそれに対して慌て始めてルフィはなぜかバレてる事に頭を悩まし始めると傘下の海賊のカリブーが人質を撃ってしまい、戦闘が始まった。ルフィはどうやってこれ以上、問題を起こさずに逃げようか考えていたら、知らないうちにブラックとその一味は逃げていた。パシフィスタまで来て場はほぼ戦場と化していた。
「やべ!!こんなんやってられっか!!」
逃げていくブラックだが、目の前に海兵となってパシフィスタを連れてきた戦桃丸が現れた。
「おめー、なんで麦わらって呼ばれんだ?」
「あぁ!?お前、俺が誰かわかってるなら道をどけろ!!俺はあのドラゴンの息子でガープの孫の4億の・・・」
「麦わらはお前みたいなカスじゃねぇよ!!」
まだ虚勢を張ってくるブラックに戦桃丸は自分の武器の鉞の腹でドタマをかち割った。漸くここで違和感を感じた傘下の海賊たちが叫ぶ。
「PX-5。こいつは誰だ?」
「懸賞金2600万ベリー 三枚舌のデマロ・ブラック」
『に、偽物!!?』
ブラック達が偽物だとわかると手のひら返しを始めて貶し始める傘下の海賊達。戦桃丸は呆れつつもパシフィスタにルフィを攻撃するように命じ、ルフィに向かってレーザーが飛んでいった。ルフィはそれを軽々と飛んで避けて、マントとフードで隠していたその顔が漸く見えるようになった。
「何すんだよ、この中には弁当がはいってんだぞ!」
『て、手配書と同じ顔〜!!!??』
本物のルフィを見たことで傘下の海賊達や海兵に捕らえられたブラックの手下達が目を飛び出すほど驚いた。
「麦わら、やっぱり生きてやがったか!」
「あ、お前。また俺達の邪魔すんのか!?騒ぎを起こしたら出港しずれぇって言われたのによ!!」
「安心しろ、出港する必要はない!ここでお前を捕らえる!!やれ、PX-5!!」
戦桃丸の命令に従ってパシフィスタはレーザーをルフィに放つが見聞色の覇気で軽々と避けた。
「遅え、ギア2・・・ゴムゴムのJET銃!!」
セカンドになってルフィは武装色の覇気を纏わせてパシフィスタを一発で沈めた。その事実に傘下の海賊やブラック達は顔を青ざめて、覇気を修得した事実に戦桃丸は冷や汗を掻いた。
〇〇〇
「皆、元気ー!?ウタだよ!!」
映像電伝虫を起動したウタ。しかし、映像は酷い物になっていた。電伝虫を捨てたのか森の中だったり、海の中だったり、真っ暗だったりした。ウタの配信なんか2度と見たくない彼らはそういった対応をしていた。必死に頑張ってきたつもりだったがそれを一発で壊した事に悲しくなったが0に戻っただけだと考えながらも表情は暗かった。
『おいおい、折角の見に来たのに暗すぎるべ』
言葉が聴こえてウタはすぐに画面を見るとそこにはペンライトを持ったバルトクラブ海賊団の面々がいた。
「鶏・・・なんで・・・」
「なんでっておめぇ、
バルトロメオの単純だけど優しい言葉にウタは笑うと別の所からも声が聴こえ始めた。
『これで良いのかしら?』
『大丈夫ですよ、ビビ様!』
ウタは久しぶりに聴こえた友達の声に気づいてその画面を見るとそこにはビビやトト、エルマルに行った師団の面々が映っていた。
「ビビ!!」
『貴女が心配で見に来たの。友達だもの!!』
『ウタちゃん頑張れ!!』
応援してくれるビビやトト達。
『嬢ちゃん、
そこからまた懐かしい声が聴こえてきた。その画面にはクリケットやマシラやショウジョウ達がジャングルの中から出ていた。
「おじさん!!」
『ウキー!頑張れ嬢ちゃん!!』
『オウオウ、俺達も付いてるぜ!!』
『俺達に
約束を覚えてくれて応援しに来てくれた事に嬉しくなるウタ。
『ウタちゃんや元気にしとったか?』
『第一声がそれかガープ?』
『見るからにないでしょ。ガープ先輩』
まさかと思ってその声が聴こえた画面を見るとガープにジョナサン、そしてセンゴクに大勢の海兵がペンライトを持って映っていた。
「えっ?えぇ!?」
『ブワッハッハッハッ、驚いとるな!』
先日、海賊の方に肩入れした発言をしたのにやってきた海軍の人達に困惑してるとジョナサン中将が話し始めた。
『何、あれくらいの発言で目くじらを立てる海兵は今の元帥くらいだよ。私達はそんなんで一々目くじらを立てないしね』
『元元帥で大目付のセンゴクだが、それに加えて私達が君の救助に遅れたのも事実で海賊に助けられたのも事実。全ては我々の対応の遅さに非があるものなのに君が気負う必要はない』
『そうじゃ、それに海賊を好きになっても海軍の方をより好きになれば問題なしじゃ!!というわけでG-8支部、全力で応援じゃ!!』
『オォォォォォー!!!!』
ウタの為に盛り上がってくれる何百人を超える海兵の人達。
『んまー、俺達もいるぞ』
別の画面で今度はウォーターセブンのアイスバーグを始めたたくさんの市民の人達がペンライトを持って映っていた。
『俺達は海賊慣れしてるからな!!』
『そうだ、今更そんなんで離れねぇよ!!』
『頑張れウタ〜!!』
『応援してるよ!!』
シャンクスやバギーは映ってなかった。しかし、2人に頼らなくても自分が今までやってきて得てきた物が確りとあったことにウタは涙を見せずに笑って応えた。海賊も海軍も冒険家も砂漠の国も海の都もあらゆる所の人が聴こうとしてくれてるこの状況にウタは自分の夢にまた一歩近づいたような気がした。
「皆、ありがとう!!今日は思いっきり行くよ!!」
『ウォォォォォォーー!!!』
彼女は『新時代』を歌い始めた。
〇〇〇
同時刻、パシフィスタをブチのめしてゾロやサンジと合流したルフィは遠くから見てくれていたレイリーに気づいた。
「レイリー〜〜〜!!!」
『め、冥王!!?』
「フフッ、様子を見に来たが更に洗練したようだな」
「うん、この2年間本当にありがとう!!」
「今更、改まる間柄でもない、早く行って仲間と合流しろ」
レイリーがそう言うとルフィは両手を上げた。
歌を歌い終わったウタは皆に笑顔を向けた。
「皆、今日は本当にありがとう!!」
『当然よ!』
『応援してるぜ!』
『ワシらが付いてる!!』
『負けるんじゃねぇべ!!』
皆の声援にウタは両手を上げた。
「レイリー、俺は必ずやるぞ!」
「皆、アタシは絶対になるよ!」
「海賊王に・・・」
「世界一の歌姫に・・・」
「俺は・・・」
「アタシは・・・」
「「なるー!!!」」
新時代を誓いあった2人の幼馴染は場所は違えど、旅の軌跡は違えぞ、夢に対する想いは変わらず、今ここで再出発をもう一度誓った。
もうラストのこの瞬間を書きたいがために今まで頑張ってきたと言っても過言ではございません!!これで漸く作者的にはウタの問題がシャンクスのみに完全になったのでこれからも頑張ります!!
アンケートと言うのはこっからもうルフィらの冒険は原作とまんまなのでドレスローザまで飛ぶつもりで次回は魚人島やパンクハザードを終えてドレスローザに向かってる一味が新聞を読むところから始めますがその間に起こったとある事件がまんまバギーとシャンクスに関わる事なのですが・・・一言でいうとバギー出しすぎじゃね?と個人的に思っててドレスローザが終わった後でも構成的には問題ないのでそれのアンケートです。
シャンバギかルウタかお選び下さい。
ルウタなら後2話でドレスローザです!!
このアンケートは明日の20時までとさせて頂きます。
追記
次回の話を世界情勢編と思ってましたが今回のラストでキリを良くしたせいで入れられなかった話があるので次回は幕間としてそれを書くことにしました。
ルウタです。マジでルウタです。
そして歌姫VS海賊女帝のラウンド2です!
どっちをすぐに読みたい?
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シャンバギ→ルウタまで最大で4話かかる
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ルウタ→次回を終えたらドレスローザ