因みに歌姫VS女帝の2回戦でもあります!
無事に歌い終わり、配信を止めたウタは上機嫌になりながらルフィの事を思い出していた。
(まだまだだけど、ルフィ。アタシはアタシのやり方で世界を楽しみながら『新時代』に行くよ)
そう誓うとウタはふとシャッキーに渡したあるものと送った物を思い出していた。
(あれ、どうせなら一番先に食べてほしいなぁ)
〇〇〇
シャッキーはある大きな荷物をサニー号に持ってくると船に乗っていたウソップがその大きさにビックリした。何故なら、人1人分の大きさがあるほどの量だったからだ。
「なんじゃこりゃ!?」
「モンキーちゃん宛のものよ。手紙もあるわ」
「ルフィに?アイツ、誰か知り合いでも作ったのか?」
この2年間の事が誰かにバレたとはあまり思えないウソップはルフィが誰かに教えたのかな?と思ったがシャッキーは笑いながら首を横に振った。
「違うわ。随分と優しい子が自力でレイリーの所に訪ねて聞いてきたのよ」
「随分と熱狂的なファンがついたのね」
シャッキーの言葉を聴いたロビンがそんな感想を漏らした。他の面々もなんだなんだとリュックに近づくと美味しそうな匂いで中身がわかった。
「中はクッキーだな。」
「美味しい紅茶と共に頂きたいですね」
「しっかし、本当に誰からだ?」
「安全は保証するわ。手紙もあるからカワイイモンキーちゃんに渡してあげてね」
シャッキーはその手紙を近くにいたロビンに渡すとサニー号を降りた。渡された手紙をその場にいた全員が気になって見に来るが宛名はない。あったのは瓢箪のようなマークだけだった。それはウタとルフィにしかわからない麦わらマークだ。
『瓢箪?』
レイリーから集合する日を教えてもらったウタはゾロが来た日に連絡を貰って大量のお菓子を作り、手紙を書いてルフィに向けて送ったのだ。レイリーから万が一政府に繋がりを勘付かれる可能性をできる限り下げるために宛名や名前は書かず、シンプルな内容で相手に分かりやすいものと言うのが条件でOKを貰ったのでウタは書いて送ったのだ。
船にいる面々が頭を困らせてると船に影が出来て上を見上げたらトリノ王国の怪鳥に乗ったルフィ、ゾロ、サンジ、チョッパーがいた。
「皆〜〜!!!久しぶりだなぁ〜!!」
「ルフィ!!ゾロ、サンジ〜!!!」
無事に合流した麦わらの一味。
ルフィが改造しまくったフランキーに興奮したり、生身の美女に興奮したサンジが鼻血で飛んだりと色々とあったが出航の準備を整えていると砲弾が飛んできた。
「しまった撃ち込める距離に!!」
飛ばしてくる海軍の軍艦を警戒してると全ての砲弾にピンク色の矢が刺さって海に落ちた。現れたのはハンコック達、九蛇海賊団で軍艦の前を堂々と横切った。
「あれは九蛇海賊団」
「九蛇?」
「“七武海”。女だけの海賊団よ」
「うおっ!?なんじゃあの絶世の美女は!?」
望遠鏡でハンコックを見たウソップがあまりの美しさに驚き、ブルックは美しさに倒れてサンジは石になった。
(ルフィよ、今のうちじゃ。腕によりをかけた弁当は1番最初に食べるのじゃぞ)
ハンコックはそう思いながらルフィ達に向かってウィンクした。ブルックはより倒れた。
「お、ハンコック達だ。助かった、今のうちに出航しよう!」
『えっ!?』
「あんた、あの七武海と知り合いなの?」
「あぁ、俺女ヶ島に飛ばされてよ」
「あの、女帝と仲良しだと!?おめぇ、本当にちゃんと修行してたんだろうなぁ!!??俺なんかなぁ!!俺なんかなぁ!!」
ルフィの衝撃発言にサンジが石から復活して詰め寄ってたがルフィはどこ吹く風だった。ナミはその間にフランキーと出航準備を終えて残るはルフィの号令のみだった。ルフィもそれに気づき、皆の中心に来て号令を出した。
「野郎共〜、色々と話したい事があるんだけど2年間も俺のわがままに付き合ってくれてありがとう!!・・・出航だ〜!!!」
『オォォォォォォ!!!』
ルフィ達は魚人島を目指して船を出した。
〇〇〇
船を沈めて、ナミのコーティング船の説明があらかた終わるとロビンが預かっていた手紙をルフィに渡した。
「ルフィこれ」
「何だ?」
「貴方に手紙らしいわ。差出人はわからないけど・・・呪いの手紙かも・・・」
「怖えよ!!」
ロビンの2年ぶりのボケにウソップがツッコむ。ルフィは麦わらマークを見るとすぐに封を開けて中を見て笑った。
「シっシっシっ!!」
「アウ、随分と上機嫌じゃねぇか!」
「あぁ、大事な友達から来たんだ。懐かしいなぁ!!」
ルフィはウタからの手紙を懐に入れてウキウキとしながら男部屋にある自分のロッカーにそれを入れに行った。
「ウタ・・・俺もすぐに行くから会ったら思いっきり宴しような!!」
ロッカーに珍しくちゃんと入れたウタからの手紙にはシンプルにこう書かれていた。
『新時代で待つ!!』
「シシシ、ウタも誓いと
ルフィはウタと幼い頃にやった新時代の誓いとウタ本人も忘れてしまった
〇〇〇
「ルフィがあんなにはしゃぐなんてな」
「気になるなー」
「ほっとけ、アイツがすぐに手紙を持って部屋に行くほどなんてあんまり詮索されたくねぇって事だろ」
「だな、下手に聞くのは無粋ってやつだ」
「それもそうか」
「ア〜ウ、あんなに笑ってルフィが見れたんだからそれで良いじゃねぇか!!」
「そうね。それにまだまだ魚人島まで危ない航海なのは変わりないから聞くにしても着いてからで良いでしょ」
「出ないと私達全員、深海の藻屑で水死体よ」
「ヨホホホ、恐ろしいですねぇ!!」
一味の面々はそう話し合って自分達から聞くのは止めた。それよりも魚人島への船旅を楽しみつつ警戒して進んでいた。
ルフィが戻ってくると2年前と変わらない雰囲気に喜んでるとシャッキーが置いてきたリュックに目が行った。
「お?なんだこれ?」
「それも貴方宛に送られてきた物よ。中はたぶんクッキーだと思うわ」
ロビンに言われてルフィが中を開けると沢山の木の箱に包まれたお菓子がいっぱいあり、手紙もまたあった。
「おっ、また手紙だ」
ルフィの言葉に流石に誰からと気になったゾロも含めた一味の面々は後ろからコッソリと手紙を除くとビックリした。
「な!?」
「えぇ!?」
「うぉ、マジか!?」
「何〜〜〜〜!!!???」
「おぉ、俺。これ初めて見た!」
「あらあら」
「ア〜ウ、こりゃすげぇな!!」
「ルフィさん、凄く羨ましいです!!」
手紙にはこう書かれていた。
『約束のクッキー、いっぱい食べてね』
シンプルな文面と一味の面々が1番驚いたのが最後に
サンジはあまりのショックに倒れていた。
「なぜだ!!なぜ、お前ばかり!!俺はこの2年間、地獄にいたのに!!」
ハンコックに続き、またもや女性関係に花を咲かせているルフィにサンジは悔しさに打ちひしがれていた。
ルフィはというとそういや
●●●
フーシャ村のマキノの店でウタはマキノと一緒にお菓子を作っていた。
「これでいいの?」
「うん、後は焼くだけ。船長さんに美味しいって言って貰えると良いね」
「シャンクスなら美味しいってきっと言うよ!」
「フフッ、ルフィにはないのかな?」
「勿論、ちゃんと用意してるわ!!あいつは見たら絶対にシャンクスのクッキーを横取りしに行くに決まってるんだから!!」
ウタは恐らくシャンクスの為に焼いたクッキーを横取りしようとするルフィの分も焼いてる事を言った。マキノはあれこれ言っててもルフィに優しいウタに微笑む。
無事に焼き上がり、釣りをしていたシャンクスやルフィ、赤髪海賊団の面々が店に入ってくるとクッキーの匂いにシャンクスが気づいた。
「お、なんか美味そうな匂いだな!」
「マキノ〜、なんかやったのか?」
シャンクスとルフィがそれを言うとウタはシャンクスとルフィにクッキーを出した。
「シャンクスの為に焼いたの!!ついでにルフィにも」
「おぉ!!ありがとうなウタ!!」
「えぇー、シャンクスのついでかよ〜」
「文句言うって事は欲しくないって事よね?」
「欲しい!!」
ルフィとウタがまた喧嘩しそうな感じを出したがシャンクスと一緒に釣りが出来て嬉しかったルフィは何時もよりも素直だった。ウタも欲しいと言われた事に嬉しいのかすぐに渡してあげた。
シャンクスとルフィがクッキーを仲良く食べる。
「旨いじゃないか、ウタ!」
「すげぇ旨いぞ!!」
2人から褒められて笑顔になるウタ。シャンクスは大事な娘の手作りなのでゆっくり食べたがルフィはいつもみたいにガツガツと食べたのですぐに無くなり、まだ残っていたシャンクスのを取ろうと手を伸ばしたがウタに叩かれた。
「痛!」
「シャンクスのを取るな!」
「だってまだ食い足りねぇよ」
ごねるルフィ。ここであれこれ言い合うとシャンクスがルフィに自分のを渡しそうになると思ったウタはルフィと約束した。
「はぁ〜、今度お腹一杯作って上げるから今日は我慢して!」
「本当か!?」
「これも
「ウタに言われたくねぇ!」
「ルフィよりは大人よ!」
違う理由でまた喧嘩を始めた2人。周りはそんな2人を見て笑っていた。
〇〇〇
「よし!ハンコックがくれた弁当を皆で食べたら、これをおやつにして食べようぜ!!」
ルフィはハンコックから貰った弁当の後にウタから貰ったクッキーを食べようと皆に言うと弁当を広げ始めた。一味の面々はどう見ても女性からの贈り物を食べる前に別の女性の贈り物を食べようとしてるルフィに少し呆れていた。
「私が送り主なら複雑だわ」
「ルフィらしいじゃない」
ナミは呆れてロビンはルフィの行動に微笑むと皆と一緒に女ヶ島というかハンコックの手料理弁当を食べた。
キュピーン!!
ウタのクッキーの前に食べてくれた事を感じ取ったのか、ハンコックは身震いすると笑顔になった。
「姉様、どうしたの?」
「ルフィが妾の弁当を先に食べてくれた。先程ルフィ達の船から恋の泥棒猫の気配を感じて不安じゃったがそれよりも先に妾のを食べてくれた!!」
ハンコックは嬉しさのあまり飛び跳ねていた。妹達2人はまさかそんなと思い、このハンコックの重病っぷりに呆れた。ハンコックはそのままいつもの見下しのポーズを取った。
「泥棒猫よ!!今回は妾の勝ちじゃ、じゃがこれだけでは満足せぬ!!完膚なきまでにルフィを魅了させるのは妾じゃ。何故なら妾が世界で1番ルフィの事を想っておるからじゃ!!!」
キュピーン!!
ウタもルフィが自分のクッキーの前にハンコックのを食べたのを感じ取り、悔しさのあまり顔を歪ませた。
「どうしたんだい、ウタ?」
「ルフィがアタシのクッキーよりも前に何かを食べた。この感じはあの女帝ね・・・悔しい!!」
ウタはキッーと悔しそうに地面を叩いていてゴードンはそんなまさかと思って少しウタに対して引いていた。ウタは海が見えてる窓に向かってすぐに指を差した。
「泥棒女帝!今回は負けを認めてあげる。けどこれで勝ったと思わないことね!!絶対にルフィをあんたから奪い返してやる。何故ならアタシが世界で1番ルフィを想っているから!!」
ウタとハンコックは似たような事を言いながらまだ見ぬ恋の宿敵に向かって宣言していた。2人の指先はお互いに相手の方をキチンと指していて、負けじ魂に燃えていた。
歌姫VS女帝 2回戦 勝者は女帝
余談だがルフィ達は女ヶ島弁当を食べた後でキチンと全てのクッキーを食べた。
というわけでルウタを待ってた皆さん、お待たせしました!!1回目はこれです!!まだ再会出来てないのでこれをルウタと呼んで良いのか些か忸怩たる思いもありますがご容赦を!!
恋愛系が大の苦手ですが、全力でこの甘さが届いてくれたら嬉しいです。
いや、本当に早く再会させたい!!
んでもって歌姫VS女帝の直接対決を書きたい!!
今回の話は甘いでしょうか?恋愛系が苦手なので1つの指針としてお願いします
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甘い
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まだまだ足りない