それではどうぞ!!
ちょっと後でやりたいことがあるので4話のタイトルを変えさせてもらいます。
「美味しい〜!!」
「そうか・・・良かった・・・」
あれから混乱したカタクリはウタに大量に買っていたドレスローザのドーナツをあげた。ウタも大口を開けてバクバク食べていてカタクリは先程の事も相まって愛おしさすら感じていたがすぐに頭を振ってその感情を消した。
『フクロウナギだ!!』
『逃げろ!!』
『気持ち悪ぃ!!』
幼少期の事を思い出し、カタクリは既に何回も見聞色でウタの言葉が嘘かどうかを調べていた。結果は何回やっても本当だと自分の鍛え上げてきた見聞色が応えていたがカタクリはそれを認めなかった。
(コイツも所詮は他人だ)
冷徹な感情を悟らせないようにウタを見るカタクリ。決して弱みをこれ以上見せないように神経を張っていた。
「食べないの?」
「いや、俺は良い。さっき沢山食べた」
「え〜、そんなに減ってないのに??」
無難に断ろうとしたカタクリだったがドーナツを大量に食べる為に買ったのが災いしてすぐに嘘だとバレた。ウタは臆することなくドーナツをカタクリに渡してくる。断ろうと色々と考えるがカタクリは見聞色の覇気で未来を見てもずっと渡そうとしてくるウタを何回も見て、諦めて受け取った。
(どうせ、この次には貶すに決まってる)
カタクリは見聞色の覇気で何回も答えは教えられてる筈なのに過去の経験から全くそれを信用しないカタクリは意を決してドーナツを目の前で食べた。
「やっぱりカワイイ!!もっと食べてるの見たい!」
ウタは笑顔でそう言ってドーナツをより渡しに来る。
カタクリは何も言わずに食べ始めた。
ヒョイヒョイと気軽に食べ始めた。それは大切な妹が傷つけられてから隠していたカタクリが久しぶりに素を誰かの前に見せていた所だった。
(・・・甘いな)
カタクリはいつも以上の甘さを感じてドンドンと食べていくと見聞色でウタが立ち上がる未来が見えてカタクリは少しだけ寂しさを感じた。
「ごめん。まだライブがあるからもう戻らないと・・・また会えると良いね・・・」
「・・・カタクリだ」
「今度はルフィと3人でドーナツ食べよう♪あいつもカタクリみたいに大きな口で美味しそうに食べてカワイイんだ♪」
ウタは自分の記憶にあるルフィがたくさん食べてる所を思い出しながら、そう言うと社から出てコロシアムに戻って行った。カタクリは突然と出てきた
「あっ・・・
カタクリは自虐しながらも勿体ないので潰れたドーナツの欠片をチビチビと食べ始めた。
「ルフィ・・・麦わらのルフィか・・・」
その呟きは誰にも聞こえていなかった。
〇〇〇
自体は数分前、シーザーを引き渡そうとしているロー、ウソップ、ロビンはドレスローザの外れにあるグリーンビットの前にある鉄橋の近くでCP0を見つけた。
「CP0がなんでここに?」
「げぇ!?」
「CP0・・・もしかしてCP9となんか関係が・・・」
「彼らの上の文字通り世界最高の機関よ・・・彼らが動いて良いことは起らない・・・」
ロビンがそう言うとウソップは早くもビビり始めていた。
そしてその4人を見ている存在もいた。
ビックマム海賊団のペコムズとタマゴ男爵だった。
「不味いボンね。CP0がいるなら下手に手を出してはいけないジュール・・・ここは引いて様子を見たほうが賢明ソワール」
「了解だ・・・船に戻るぞ」
全ての人間と同じ目線に立って食事をするビックマムの夢の為に研究費を渡していたシーザーが完全にカイドウの元に入るのを防ぐためにタマゴとペコムズは奪おうと狙っていたがCP0に目をつけられると面倒くさいので船に戻ることにした。
「麦わらの一味にトラファルガー・ロー、それにビックマム海賊団までいるな」
「下手に手を出すな。ニコ・ロビンの確保は確かにしたいがここで手を出すと我々もこの厄介な状況に巻き込まれる。七武海、四皇、最悪の世代・・・この国はかつてない“バトルロワイヤル”の舞台になった。ここに政府まで絡んでしまったら我々とてダメージが大きい。引いて様子を見ないと危険だ・・・あのピエロのせいで余計に肩身が狭いと言うのに・・・」
「“千両道化のバギー”」
「政府は奴の元に集まるインペルダウンの元囚人の手綱を抑える為に七武海に任命した」
「しかし、ヤツは“赤髪”との決闘に勝ち王下七武海でも頭一つ抜いた」
「王下七武海全員の力の再調査という面倒くさい物も命令される始末・・・それにあの“失態”もある」
「あの鳥を黙らせておけばそれはバレない・・・しかし、忌々しい・・・」
「あの腐れピエロが・・・暗殺の許可が降り次第、“娘”共々私が殺してやる」
「エレジアの“魔王”」
「いくつものライブで可能性自体は低くなったがまだ疑惑は残ってる。確証が出しだい世界の平和の為に・・・あの父娘には死んでもらおう」
CP0はバギーとウタに狙いと怨念を定めながら、陰謀と勢力が渦巻くドレスローザを後にした。
〇〇〇
ウタと別れたカタクリはドレスローザの王宮に訪れていた。
「フフフ、これはこれは・・・ビックマム海賊団の将星がこんな所になんのようだ?今は色々と忙しくてな」
「安心しろ、すぐに終わらせる。聞きたいことがあって来ただけだ」
カタクリの言葉にドフラミンゴは態度を変えずに聞き耳を立てた。
「もうすぐ結婚式が万国で行われる。ウェディングケーキを作るのだが人手不足で色々と人を探してると面白い“名簿”を見つけた」
「“名簿”だと?」
カタクリはそう言ってとある名簿をドフラミンゴに見せた。ドフラミンゴは手にとって見ていくがなんの名簿なのか分からなかった。
「なんの名簿だ?」
「
「おいおい、そんなの俺がわかるわけないだろ」
「俺よりも
カタクリは覇王色の覇気を出しながらドフラミンゴを脅した。ドフラミンゴもまた覇王色の覇気を出して威圧しながらカタクリを睨んだ。バチバチと空間が軋むような音が溢れるがやがて2人とも止めた。平行線のまま進展しないからだ。
「邪魔をした・・・申し訳ないがこの名簿についてはまだまだ調べさせてもらう。お前の滞在許可は求めてない」
「フフフ、なら何故ここに来た?」
「警告だ・・・そしてお前はバカ正直にこれから訪ねるから聞かれる前に答えてやる。この名簿の面々がウチの者なら俺はお前を・・・殺す・・・」
鍛えた見聞色の覇気で未来を見たカタクリはドフラミンゴにそう警告した。
「フフフフフ!!それは面白い・・・ガキどもが済んだら相手をしてやる・・・」
ドフラミンゴは笑いながらそう答えてカタクリは王宮を後にした。周りを警戒しながら懐の鏡でミロワールドにいるブリュレと話し始める。
「どうだ。何かわかったか?」
「地下には巨大な港があって海賊や裏の世界の人間に玩具が一杯いたよ」
「秘密の方は?」
「トレーボルがチラチラと見てきて重要そうな場所の鏡を全部割りやがって分かんなかったよ」
「そうか・・・トレーボル・・・ピーカ・・・ディアマンテ・・・この3人を相手するのは少々手間がかかる」
「どうするの?」
「暫くは見物だ。お前は秘密を探れ」
「後をつけてくるやつは?」
「ほっとけ・・・」
カタクリはそう言ってブリュレと別れた。そして追ってくるドンキホーテファミリーのグラディウスの監視を受けながら、カタクリは敢えて巻かずにドレスローザの表通りを歩いていく。
「若、やつは表通りに・・・」
『よし。監視は続けろ。トレーボルは大丈夫か?』
『大丈夫だよ〜、ブリュレのババアに見つからないように鏡は全部壊したからねぇ~』
『わかった。ローと麦わらが終わり次第、ゆっくり相手をしよう・・・ホビホビの実の秘密を悟られるなよ』
ドフラミンゴがそう言うとグラディウスはカタクリをつけて追いかけた。
〇〇〇
ウタはカタクリと分かれて無事にコロシアムに戻ってくると会場は騒然となっていた。
「なんかあったのかな?」
『くたばれレベッカ!!』
『とっとと死ね!!』
『悪党の一族がぁ!!』
突然と聞こえてきたレベッカへの罵声にウタは全力で駆け出して闘技場へ向かい始めると倒れたハイルディンを見つけた。
「ハイルディン!?」
レベッカの事も気になるがボロボロになって倒れてる知り合いのハイルディンも気になり、ウタは付き合いが長いハイルディンの近くに行った。他にも大勢の怪我人がいて
「ハイルディンどうしたの!?」
「ウタか・・・とんでもねぇやつに拳一発でやられちまった」
「嘘!?ハイルディンが!?」
「どうやら“麦わら”のルフィにやられたらしい・・・」
「ルフィ!?」
「治療したら話す・・・ちょっと待っててくれ」
ハイルディンがそう言うと医務室に運ばれた。詳しい事情は後で聞こうとウタは思ってレベッカの元へ向かっていくともう1人知ってる顔をウタは見つけた。
バルトクラブ海賊団の船員ガンビアだった。ボロボロにやられていてゴミ捨て場に倒れていた。
「ガンビア!?一体何があったの!?」
先程までと違って完全に捨てられているガンビアを抱えてウタは医務室へと向かった。待合室には多くの怪我人がいてウタはファンでライブも手伝ってくれたガンビアが心配なので近くにいて順番を待ってると違和感を感じてきた。
大勢の人が効率よく医務室へと入っていくのを暫く見たウタはそこから
「ハイルディンは?」
先程医務室に運ばれた筈のハイルディンもまだ治療中だとは思っているがドンドンと入れてるのに一向に溢れない医務室に違和感を覚える。
「次の方どうぞ」
看護師がそう言ってガンビアの元に来る。ウタはガンビアを守るために看護師の前に立った。
「ちょっと待って・・・ハイルディンは?さっきから人をドンドン入れてるけど誰も出てこないじゃない」
「すみません。待合室が溢れるのを防ぐために出口は別にさせて貰ってるのです」
「それでもおかしい。知り合いだって居るはずなのに誰一人ここに戻ってこないのはおかしい。入る前に包帯を巻いた人とすらすれ違ってない・・・そんな所に友達は預けられない」
ウタは看護師に疑問点をぶつけた。すると看護師は冷や汗を掻き始めた。ウタは何かあると自分の武器であるロープに手を掛けると後ろから声を掛けられた。
「もぉ~、なにやってるのよ。ここは医務待合室よ。物騒な事は止めて」
「デリンジャー?」
それはデリンジャーだった。キャハハと相変わらずの笑顔でウタと看護師に近づくと間に入った。
「そこまで言うならウタも入れば良いわ。大切な友達ですもの・・・心配するのは当然よ・・・それでどうかしら?」
「・・・わかった。それでお願いするね」
デリンジャーに間に入ってもらった事もあってウタはガンビアとデリンジャーと一緒に医務室に入った。看護師にガンビアを預けて台の上に寝かせられるガンビア。
「大丈夫かな〜?」
「大丈夫よ・・・ウチの医療を信用して・・・それじゃ始めちゃって!!」
デリンジャーがそう言うと医者の1人が1つのレバーを動かした。すると台は真っ二つに分かれて、大きな穴になってガンビアはそこに落ちていった。ウタはそれに呆然となってデリンジャーに詰め寄ろうとした瞬間、デリンジャーに蹴られて穴の近くに吹き飛ばされる。
「騙したのね!?」
ウタはデリンジャーにそう叫ぶと嫌らしい笑顔を向けてきた。
「海賊が人を騙して何が悪いの?・・・海賊の娘を名乗ってる割にお花畑過ぎない??・・・若様からは秘密を知られなければほっとけって言われたけど、どうせすぐに
「何を言ってるの??」
「ここでサヨナラってことよ!!」
デリンジャーはそう言ってウタを穴の中に蹴り飛ばした。ウタはロープを冷静に飛ばして落ちないように掛けようとするがデリンジャーに尽く弾かれてそのまま穴の中に落ちていった。
「アァァァァァァァァ!!!!」
叫びながら穴の中を落ちていくウタ。
軈て何かの山に激突し止まる。あちこち鞭打って酷い目にあったウタが周りを見るとそこは玩具と怪我人の山だった。
「歌姫だ」
「なんでここにいるんだ?」
「それよりもドフラミンゴだ・・・」
「ドフラミンゴ・・・孫の代まで恨んでくれようぞ・・」
「ウタ、無事か!?」
剣闘場で怪我を負った戦士たちがウタに気づくもそれよりもドフラミンゴに対して怒りの目を向けていた。先に落ちていたハイルディンはウタが落ちてきた事に驚き、近づく。
「ハイルディン!?」
「大丈夫か!?」
「アタシは無事!ハイルディンは!?」
「俺も落ちた事は別に大丈夫だ!!しかし、お前に手を出すとはドフラミンゴは何を考えてるんだ!?」
ハイルディンはまさかウタにまで手を出すとは思ってなかったのか、ドフラミンゴに引いていた。
「・・・それよりここ何処?」
ウタは周りをもう一度見ながら、この国の闇と向き合う事になった。
というわけでウタにもピンチが迫ってきました!!
次回はたぶんウタはそこまで出ずにルフィの話になるかも知れません。
原作描写との兼ね合いが非常に難しくてタグに原作既読推奨とつけさせてもらいます。
追記
色々と混乱を招いているようなので補足です。
・今のウタは麦わらマークの手袋をしておらず私服です。
・カタクリはコンポートの字で書かれた名簿に乗った人間を調べに来たのであってコンポートがどうにかなったわけではございません。
全ては書くのが下手くそな私の責任です。申し訳ございませんでした。