それではどうぞ!!
かなりの大混乱です!!
ウタは玩具になって荷物を運ばされながらも頭を冷静に回していた。
(おじさんとの修行を思い出せ・・・冷静になれなくなったら負け・・・どれだけ怒りとか辛さでパニックになっても冷静にならないといけない・・・)
ウタはバギーとの修行を思い出しながら、逆転の機会を探っていた。
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修行を始めて1ヶ月と少しの頃、ウタはまたバギーにナイフを持って追いかけ回されていて、周りに投げられまくって足を止められた。
「馬鹿!!無駄に避けるなって何回も言ってるだろうが冷静に見ろ!!」
「だって下手に当たると死んじゃうよ!」
「だから冷静になれってんだよ!どれだけ強くてもなぁ、冷静になれなきゃ負けなんだよ!!ビビるな、生きてりゃ必ずなんとかなるんだ!!」
体を小さくされてルフィにぶっ飛ばされながらも生きていたバギーの言葉には説得力があった。バギーはナイフと持って再びウタに向けて投げた。
ウタはまた当たることに怯えて大きく避けてしまい、体制を崩してしまう。
バギーは情け容赦なくウタの顔面目掛けてナイフを持って腕を飛ばした。もしもの時は寸止めするつもりだったがウタは咄嗟の事にそれに気づかなかった。迫りくるナイフにウタは何とか冷静にそれを見てギリギリで避けた。
「よし、その感覚を忘れるなよ!」
バギーは上手く行ったので褒めるが割と本気で狙われた事にキレたウタはバギーに向かって走り出し、顔面を殴った。
「危ないじゃない!!」
「殴るんじゃねぇハデバカ娘!!」
「うるさいこのデカっ鼻親父!!」
「この姦し紅白娘!!」
やられたバギーもたまらずにウタの頭を叩き、2人はそのまま非常にみっともない喧嘩を始めた。
〇〇〇
(フフッ・・・大丈夫・・・まだ笑える・・・さて何とかしないと・・・)
バギーとの修行を思い出したウタは声には出せないが笑えたのでまだ大丈夫だと思った。しかし、状況は全く変わらなかった。自由に動けない体に言葉も話せない。完全に自分からではどうしようも出来なかった。
(不味いなぁ・・・冷静に考えても不味い・・・歌えないから能力も使えない・・・でも心と体は別みたい)
ウタは自由に動けず、言うことを聞かない体だが意思に関係なく勝手に物を運んでるのを理解するとあることを思いついた。
(よし!このままだと色々と暗くなりそうだから・・・とりあえず寝て考えよう!!)
1年間のライブの旅と遭難とバギーとの修行で良くも悪くも精神が図太くなったウタはそのまま寝た。ただし、体はずっと動いて命令を聞いていた。
〇〇〇
ドフラミンゴは王宮のスートの間で藤虎と向かい合っていた。藤虎は麦わらの一味の完全拿捕の為に海軍を動かしたことをドフラミンゴに伝えていた。
「よく決断してくれたな藤虎」
「何もあんたの為じゃございません。麦わらの一味の狙いがあんたの首で麦わら達がその為に市民の被害を考えないならそれを止めるのがあっしの“正義”・・・あんたはその後でいい・・・」
「なんだと?」
「あっしはまだ新参者でございやすが大将なんて大きな看板を背負ったからにはやってみたいことがあるのですよ・・・王下七武海制度の完全撤廃でございやす」
ドフラミンゴは藤虎からそれを聞くと思いっきり武装色の覇気を纏った足で蹴りに行くが藤虎はそれを難なくと受け止めた。
「フフフ、“消すなら今のうち”と言われた気がしたよ」
「慌てなさんな・・・今は仲良く行きやしょうや」
「七武海を撤廃したら均衡はどうなる?」
「先日の“赤髪”と“千両道化”で既に崩れたようなもの・・・政府の中には“千両道化”をこう呼ぶ者も出始めた・・・」
「なんて言ってる?」
「“5番目の海の皇帝”・・・腹が立つがバギーズデリバリーが政府側にいるなら他の七武海はそれ以下の三下。悪さを重ねすぎる奴らにはもう慈悲なんていらねぇな・・まぁ、何もすぐにとって食おうってわけじゃねぇ。あんたの国を守ろうってんだ・・・その後でゆっくりとやりましょうや」
藤虎はそう言うとスートの間から出た。好き放題言われたドフラミンゴは八つ当たり気味に近くにあった椅子を蹴飛ばした。
「三下?俺が・・・“千両道化”以下だと!?」
もしもウタがまだ玩具になってなかったらドフラミンゴはウタを殺してバギーに宣戦布告でも始めようと考えていたがホビホビの実で忘れられてる事によって皮肉にも結果的にウタは暫くの間は守られていた。
「随分と大変のようだな・・・“天夜叉”」
「・・・カタクリ・・・」
荒れはじめてるドフラミンゴの元にカタクリが鏡から現れる。仁王立ちしながらカタクリはドフラミンゴを見ていた。
「何のようだ・・・今は相手をする程暇じゃねぇんだが・・・」
「生憎だがそれは俺も一緒だ・・・だが、“港”で面白い“もの”を見つけたぞ」
港と言う単語が聞こえた瞬間にドフラミンゴはカタクリに持ち前の糸を飛ばして首を跳ねようとするが見聞色による未来予知でカタクリは難なくと避ける。
「お前の秘密はやはり“港”にあるんだな」
「てめぇ・・・嵌めやがったな・・・」
カタクリはドレスローザの闇の多さとドフラミンゴ本人の人脈のせいもあってどれが死ぬほど重要なのかはSMILE工場と地下の港の2つまでは絞れたが、“絶対に秘密”なのがどちらか分かりづらかったのでブラフを掛けたら、三下呼ばわりで荒れていたのもあって珍しくもすぐにボロが出た。
「お前は七武海の立場であぐらを掻いてるが所詮は世界政府が作り上げた“仮初めの権力”だ。“四皇”こそが海賊の世界に於ける“本物の権力者”・・・お前などそれに比べれば魚の糞のような物。“港”に何があるのか楽しみだな」
ドフラミンゴはそれを聴くとカタクリに指を向けた。
「
実弾以上の威力を誇る糸の弾丸をカタクリの眉間にぶち込もうと撃つがカタクリは軽々と避けて鏡の中に戻って行った。
「“元”天竜人だと自惚れたのが運の尽きだ」
「てめぇら何処まで知ってやがる!?」
「簡単な話だ。CP0が動くのは基本的に天竜人関係若しくは五老星による指令。七武海脱退でCP0クラスが来る必要はない。天竜人とは関係ないし、CP9や8でも充分だからな。つまり態々それが動いたと言うことはお前の正体は天竜人・・・地上はどうだ??神の末裔」
「フフフフフフ!!!人間ごときが・・・お前は俺が直々に殺してやるよ」
「慌てるな弱く見えるぞ。真実がどうであれ、後でお前に“海賊”の世界を教えてやる・・・クソガキ」
カタクリはそう言って消えていった。ドフラミンゴは持っていた電伝虫を使って幹部全員に連絡した。
『ディアマンテとピーカ以外の幹部は全員、“港”に行ってシュガーを守れ!!』
ドフラミンゴはそう怒鳴り、カタクリを止めようと命令を下した後で自分は先程ボコって捕まえたローの尋問を始めたが次に来た麦わらのルフィの侵入という言葉でコロシアムにいるルーシーになったサボと混乱して頭を痛め始めていた。
〇〇〇
ウソップとロビンは小人のトンタッタ族と一緒にシュガーに世界一辛いタタバスコをグレープのように固めたのを食わせようと潜入してきたは良いのだが、港に集まってくる幹部達を見て驚愕していた。
「ま、不味いれすよ・・・ディアマンテやピーカがいないれすがそれ以外の幹部が全て集まってます」
「最悪じゃねぇか〜」
「一体どういうこと?こんなに急に集まるなんて“計画”が漏れた??」
トンタッタ族のレオが冷や汗を掻き始めてウソップやロビンも想定外な事態に頭を悩まし始めた。
「お兄ちゃん、流石にこれは不味くない?」
「落ち着け・・・幹部らの相手は別にどうとでもなる・・・問題は“秘密”の方だ」
カタクリはブリュレと一緒に鏡の中から港に適当にあった鏡の1つから見ていたが集まってる幹部たちには目もくれずに一際大きい幹部塔を見ていた。
「やはりあの中に行くしかないか」
「強行突破??」
「体を変形させて行く・・・秘密さえ分かれば後はどうでもいい」
カタクリはそう言うと鏡から出て体をドロドロの餅にして蛇のように伸ばして隠れながら進んでいくと見聞色でレオやウソップ、ロビン達を見つけた。
(あの女は麦わらの一味のニコ・ロビン・・・利用するか・・・)
カタクリはそう思うと彼らの方に向かっていった。
〇〇〇
一方ルフィはヴァイオレットと名乗っているレベッカの叔母のヴィオラと一緒に動いていた。ゾロや錦えもんは突然襲ってきた最高幹部のピーカの相手をして分かれた。
「クソ!どこを斬りゃコイツは効くんだ!?」
「厄介な相手にござる!!カン十郎を探さねばいけないというのに!!」
愚痴るゾロや錦えもん。そんな時、顔だけ出していたピーカの口が開いた。
「あの侍の事か?」
凄い高いソプラノ声に一瞬だけゾロも錦えもんも固まった。
「「ブフォ!!?」」
「貴様ら笑うな!!」
2人とも一気に吹き出して笑い始めた。笑ってる2人にピーカは攻撃するが強い2人なので器用に避けていた。
「この、貴様らもあの侍と同じようにゴミ捨て場に落としてやる!!」
「なんと!?」
「あー、笑った・・・錦えもんはそっちに行け。後で合流するぞ」
「かたじけない!!」
錦えもんはゾロに言われてカン十郎の方に行ってゾロは斬撃を飛ばしてピーカの顔を斬るがすぐに避けられて再生された。
「しかし、厄介だな・・・」
ルフィはピーカにやられて危うく潰されかけていた玩具の兵隊やヴィオラと一緒に階段を駆け上っていた。
「どけどけ!!」
迫ってくるドンキホーテファミリーの手下共をブチのめしながら駆け上ってるとヴィオラはルフィを止めた。
「待って!!」
「なんだよ!?」
「もうすぐ目的の部屋だから静かにして!!彼らの計画を壊さないで」
「計画??」
「シュガーを気絶させる作戦だ。やつにやられるとその存在の記憶そのものが無くなる。逆に言えばシュガーをどうにか出来ればこの国は全てひっくり返って
「そんな能力の奴がいるのか??」
ルフィは兵隊の言葉に驚いた。まさかそんな風に記憶が無くなる能力があるなんて思っても見なかったからだ。
ルフィの言葉に兵隊は頷いて肯定した。
「君の大切な人もひょっとしたら既にやられてるかも知れない」
「シシシ、俺がそんなんで忘れるかよ」
ルフィは兵隊に笑顔を向けてそういった。
大切な誓いも約束も幼馴染も既に忘れてしまっている事に気づかないまま・・・
〇〇〇
「本当に信用していいの?」
「あぁ、小人族は世界でも正直かつ素直な一族。その話を聞けばもう既に奴らは“黒”だ。潰すためなら手を組む」
「ありがとうれす!!」
「ほほほ、本当に信用して良いんだろうなぁ!?」
「腹を決めろ長っ鼻」
カタクリはロビン、ウソップ、レオ達から計画とシュガーの能力を教えられて“秘密”は知ったので暴れてドフラミンゴの全てを叩き潰す方に行動を切り替えた。
そのまま、ロビン達は幹部塔を目指し、カタクリは集まっているドフラミンゴの幹部達の前に堂々と現れた。
「カタクリが来たぞ!!」
グラディウスの言葉に幹部達は全員、構えた。
カタクリは持ち前の武器の土竜を出して全員を睨んだ。
「覇王色の覇気で気絶させるなど貴様らには生温い・・・誰に喧嘩を売ったのかあの世で後悔しろ」
「ドンキホーテファミリーを舐めるんじゃねぇ!!」
グラディウスの叫びを皮切りに地下でカタクリと幹部達が戦闘を始めた。
如何なる攻撃をしてこようともカタクリは難なくと避けているが腐っても王下七武海の幹部。カタクリにダメージは与えられずともシュガーがいる幹部塔からは離していた。
空を飛んでいるバッファローを上から叩き落し、下からくるセニョール・ピンクの攻撃を躱してグラディウスの爆発やベビー5の銃撃、ラオGの拳法、マッハ・バイスののしかかりなどを避けて全員と互角以上の戦いをしていた。
「うわっ!?本当にあいつ強え!!?」
「無茶苦茶強いれす!!」
「あれが四皇幹部の実力よ。彼と互角に戦える人物は恐らくドンキホーテファミリーだとドフラミンゴ本人か、最高幹部くらいだわ」
「あんなのがゴロゴロいんのかよ!?四皇怖え!!」
ウソップはカタクリの強さに引いて怯み、レオは驚いていた。ロビンは計画を成功させるために幹部塔に向かって走っていたが突然と幹部塔から電伝虫で玩具達に命令が下った。
『港にいる玩具達全員、命令よ。侵入者を排除して!!』
シュガーの命令を聴いて作業をしていた玩具の全てがカタクリやロビン達の方を見て襲いかかった。
地下は
というわけでカタクリが大暴れをしております。あれ??ウタやルフィは!?
次回やその次で大暴れさせますので一先ずはその前菜としてどうぞ。