少し難産でしたが書けましたのでどうぞ!!
次は本当にどうしよう?
幹部戦をやってルフィとローにするかルフィとローをやりながら幹部戦をするか・・・視点がこれ以上ごっちゃになるのが嫌なので幹部戦を終えてからルフィとローにします。
なので次はフランキーとゾロ、バルトロメオです。
因みに他の幹部達はそれ以前のサイとかイデオとかチンジャオとかキュロスの活躍をそもそも書いてないのでダイジェストになりますので悪しからず。
ウタがデリンジャーと戦っている最中、ルフィはキャベンディッシュを始めとするコロシアムの面々の手助けもあって2段目から3段目に上がった。そこでまたもや出てきた玩具軍団とそれを率いるグラディウスに足止めを食らうも、カブトムシに乗り何とか間に合ったロビンとバルトロメオの援軍によりルフィ、ロー、後から合流したキュロスと共に王宮前のひまわり畑に先にたどりついた。ディアマンテに殺されかけてたレベッカを救出し、キュロスはそのまま愛するスカーレットの仇討を始める。その間にレベッカに持ってきてもらった鍵でローは海楼石の錠を外し、2人は王宮の中へ入った。
しかし、そんな2人にウソップの顔面ビックリ箱から回復して起きてきたシュガーがやってきた。
(10年間、コツコツと積み上げてきた全てを一瞬でなかったことにされた・・・復讐は簡単、この手で触れてあの2人を永遠に玩具にすればいい)
シュガーは言い争いをしているルフィとローに向かってゆっくりと近づいて行った。
〇〇〇
ほんの数十分前までは王宮があった旧王の台地の上で漸く歩けるほどには回復したウソップが自分達を追ってきてる人々の手助けをした錦えもんとその友人のカン十郎の2人をボコってるとヴィオラが能力の千里眼でシュガーを見つけて目を開いた。
「不味い!」
「ん?どうしたんだ?」
「シュガーが復活してる!」
「何っ〜〜〜!!?」
「不味い、麦わら達に触れようとしてる!」
その言葉を聞いてウソップは電伝虫を掛けてもルフィやローは出なかった。するとすぐに黒カブトの準備を始めていた。
「ウソップ殿、何を?」
「ここからシュガーを狙う!」
ウソップは錦えもんだけでなくここにいる全員にそう宣言した。あまりにも遠く離れていて王宮などやっと見えるような距離で狙うなど無謀にも程があって錦えもんは思わずツッコんだ。
「しかし、ここから王宮などやっと見えるような距離にござる!ましてや壁のむこうにいる者など・・・」
「やるしかねぇんだよ。俺はさっき、ロビンが玩具に変えられてるのに気づいてすら居なかった!このままだとルフィもそうなっちまう!俺は狙撃手。船長の援護すら出来なくて狙撃手が名乗れるか!おい、カン十郎だっけ!?描いたものが出せるんだよな!?」
「無論でござるが・・・」
「あるものを描いてくれ!!」
ウソップはそう言ってカン十郎にあるものを描かせて人形にしたのをホップグリーンで作った弾薬の中に入れた。リク王はそのウソップの姿を見ると腹を決めたのか軍隊長のタンク、ハックに言ってもうすぐ来るであろう群衆を止めて時間を稼ごうと動いた。
「タンク軍隊長、ハック。私達はウソップ君を援護だ。少しでも時間を稼ぐぞ!」
「我々も・・・」
「おう・・・」
錦えもんとカン十郎もリク王達の元に行くと群衆が登ってきた。星付きを捕まえてドフラミンゴに引き渡せばなんとかなるかも知れないと恐怖心から狙ってきた群衆。リク王達は群衆から逃げずにウソップに手を出させないように食い止めていた。
「お父様!?」
「こっちに集中しろ!見えるのはお前の千里眼だけなんだ!!」
ウソップにそう言われてヴィオラは千里眼を集中させてウソップに情報を教える。3人がいる庭の位置、シュガーの立ち位置、ルフィとローの立ち位置、窓の鉄格子、格子の区切れにシュガーの身長と地面から窓下部までの高さ、格子の枠と幅。
それだけでなくウソップは風を全て計算して集中力を高めると“気配”が見えた。ウソップは芽生えた見聞色の覇気でルフィの位置を正確に見ると撃った。
「必殺!!遠距離
放たれた弾丸は段々になってる台地のある程度近くに来ると第1ブースターの火薬星で後部切り離しと共に少し上昇。2秒後に第2ブースターが発動されて外壁が落ちて弾は水平にそのまま窓の格子の左下を捉えて壁をすり抜ける。弾の大きさにより多少位置がズレてしまうがこの特殊弾はシュガーのトラウマを呼び覚ました。
「ぎゃああああああああああ!!!!!」
シュガーは弾として使われた先程のウソップの“顔面ビックリ箱”の人形を見て再び驚き、気絶した。
ルフィとローは一体何だったのか分かってなかったが気にすることなくドフラミンゴの元へ向かった。
〇〇〇
ウソップが再びシュガーを気絶させたのとほぼ同時刻。ゾロは巨大な石像の上でピーカ本人とやり合っていた。再びピーカは石像の中に入り今度はある程度大きい上半身を形成してゾロを台地の2段目に吹き飛ばした。
「チッ、往生際の悪い石だぜ」
「俺の能力を知ったら討てると思ってるとはおめでたい奴だ」
ピーカはゾロにそう言うと台地の中に入った。そして2段目の壁から巨大な顔を出してゾロを笑った。
「ピッキャピッキャピッキャピッキャララ・・・」
「笑い声か今の!?」
独特すぎる笑い声にゾロは思わずツッコんだ。
「笑い声なら・・・何か問題でも?」
「バカみてぇで驚いたんだよ」
ゾロの本音にピーカは台地の彼方此方に石の棘を2段目と3段目に出現させて貫こうとした。
「
しかし、ゾロはそれらを全て避けてピーカを見て笑った。
「しかし、デカいのは良い。さぞかし斬った時は快感だろうな」
「やれるものならやってみろ!」
ゾロとピーカの戦闘は台地全体と言う規模が大きい物になっていった。
そんな中でやられそうな者が1人いた。
巨人のハイルディンである。幹部のマッハ・バイスとの戦闘で重さを自由に変えられる能力により、左腕と両足の骨が折られた。
「イーい足場だイーン!!あれはロロノア・ゾロ・・・あいつも潰してやるイーン!」
ピーカの作った棘に乗ってマッハ・バイスは笑いながらゾロを狙おうと自慢の尻尾で浮き始めた。
ゾロはピーカと戦いながら自分を狙い始めてきたマッハ・バイスを睨んで対応しようとするが立ち上がったハイルディンがそれを止めた。
「すまねぇ“海賊狩り”、アイツは俺に任せてくれ」
ゾロはハイルディンを一目見るとすぐにピーカとの戦闘に戻っていった。
●●●
ハイルディンがバギーズデリバリーに入ったのは名声を得る為だった。
巨人族の王になる夢の為に強くなるとハイルディンは誓い仲間と共に海に出たがどこかの国に所属するのも政府に属されるもの嫌だったハイルディン達は1番自由に動けて尚且つ後腐れが無さそうな王下七武海であるバギーの所に行って傭兵として名を上げていた。
1番喜んでいたのはバギーだったがハイルディン達は一目見たときに分かった。コイツは弱いと一発でわかった。
しかし、名を上げられる。辞めたくなったら気軽に辞められる。宴で沢山食べられるといいとこ尽くしだったのでバギーの顔を立てた。
そんな中でハイルディンはバギーズデリバリーにやってきたウタに出会った。文字通り天使の歌声を持ってるウタにハイルディン達も聴いてて楽しかった。
2週間宴が無かった時があって赤髪のシャンクスからの借金(ウタがシャンクス達を混乱させようとしたデマで本当はクロコダイル)を返した後の宴は本当に楽しくて笑った。
それから1ヶ月後にハイルディンはバギーからあることを頼まれた。
「コイツを捕まえてくれ??」
「そうだ。俺との攻撃はある程度避けられるようになったから後は色んな奴の攻撃を避けられるようにしたい」
バギーはウタがある程度避けられるようになったのを確認した後でハイルディンにそう頼んだ。自分よりも強いやつの方がウタの実力も上がるし、デカい攻撃をする奴は偉大なる航路だと珍しくないから逃げられるようになった方が良いという親心から来ていた。
面倒くさい物を頼まれたとハイルディンは思った。しかし、名声は上がり政府には狙われない日常と食うものに困らない生活を紛いなりにもバギーから貰っているのでハイルディンは了承した。
どうせすぐに捕まえられるとハイルディンはナメていたし、最初の数日は本当にそうだったがウタの伸び方はハイルディンの予想を遥かに超えていた。バギーによって多種多様な攻撃を避けられるようになっていたウタは元々知能が高かった事もあってハイルディンが捕まえづらい場所に行って逃げられるようになっていった。小さい人間1人捕まえられないのは癪であり、ハイルディンも本気で捕まえに行った。それはハイルディンにとっても小さい人間との戦闘に使えて意外にも有意義であり、ハイルディンとウタはこれを気に仲良くなった。
ウタがロープを武器にするようになったのもハイルディンとの鬼ごっこで逃げる為だった。
自由気ままにロープを使ってあちこち移動していくウタをハイルディンは純粋に天使だと思った。歌声は聴いてて楽しい。宴も良い。名声は手に入れられる。政府には狙われない。ハイルディンにとってバギーズデリバリーというのは天国のように思えた。
「ウタはどんな感じだ?」
「良い感じだ。ここ数日は2人がかりでも捕まえにくい」
ある時、バギーがハイルディンにそう訪ねてきたので純粋にウタの今の実力を教えるとバギーは嬉しそうだった。本気で派遣先でライブをやれるかもと思っていた。いつものバギーの打算的目的の為に笑っていた。
「そうだ。ウタは殴る蹴るがハデに強ぇわけじゃねぇからハイルディンが守ってくれ。ここで1番の稼ぎ頭だからよぉ」
バギーはハイルディンにそう頼んできた。ハイルディンもウタの人気は知っていた。世界政府加盟国非加盟国両方で人気のあるウタを守る巨人族の兵士。
ウタを気に入っていた事もあってハイルディンは了承した。
〇〇〇
ハイルディンは立ち上がりながら、マッハ・バイスを睨みそんな事を思い出していた。
(コロシアムは麦わらに破れて・・・ウタも守れねぇ・・・玩具にされて・・・助けられて・・・情けねぇな俺は・・・だが、少なくともまだ腕は1本残ってる!)
ハイルディンは残された右拳を握りしめて歯を食いしばった。この一発に全てを掛ける気だった。助けて貰った恩に対して何も返せないのはハイルディンのプライドが許さなかった。
(ウタを守れなかった罪でデリバリーはクビだ・・・名声は無くなったも同然だがまだ終わりじゃねぇ・・・助けて貰った恩は返せる!)
「おいおいハイルディン!まだくたばって無かったのかイーン?上等だ。地獄の万トンバイス!!砕ける骨は残ってるだろうなおイーン!?」
盾を構えながらトントンの実の能力で1万トンまで重くなったマッハ・バイスが落ちてくるのに対してハイルディンは真正面からぶち破ろうと残ってる右拳をぶち込んだ。
「無駄だイーン。万トンだぞ!?潰れろハイルディン。ニヒヒヒヒヒ!!!」
「潰されてたまるかぁ!折角、天使がいるってのに鳥かごなんてなぁ趣味が悪いんだよ!!」
全身の骨がバキバキに折られていくのをハイルディンは感じ、猛烈に襲ってくる激痛に耐えながら鳥かご目掛けてマッハ・バイスを吹き飛ばそうとした。
「
ハイルディンはそう叫びながら最大のパワーでマッハ・バイスの盾をブチ壊して吹き飛ばした。
マッハ・バイスはそのまま上空にドンドンと飛んでいって鳥かごに当たると叫び声を上げて落ちた。
「クソっ・・・本当に悪趣味だな・・・」
全く壊れそうにない鳥かごを見ながら忌々しそうにそう呟いて倒れた。
「なに、起きた頃にはこの悪趣味なカゴは消えてる」
ピーカとの戦闘をしながらもハイルディンの根性を見ていたゾロはハイルディンを認めてその呟きに返してやった。
ハイルディンはそれが耳に入ったのかわからないがその後、少しだけ笑って気絶した。
〇〇〇
一方、港の方ではとある船が出航の準備をしていた。カタクリ達ビックマム海賊団だ。ブリュレの能力は鳥カゴなんて関係ないので鏡の世界から無事に港まで脱出したのだ。
「急げ、パティシエ達が戻った今こんな国に用はもうない!さっさと結婚式の準備をしに帰るよ!」
ブリュレはそう手下達に指示を出していた。カタクリは妹であるプリンの結婚式を優先すべきかそれともドフラミンゴをぶっ飛ばすのを手伝うべきか迷っていた。
ここまで散々とやってくれた落とし前は付けないといけないが優先すべきは結婚式であり、それは兄のペロスペローや姉のコンポートからも珍しく言われていた。ゆえにドフラミンゴをぶっ飛ばしたいというのはカタクリの“個人”的な感情になっていた。
なのでカタクリはその感情を抑えて船を出そうとしていた。
『また会えると良いね』
「やっぱり・・・このまま帰るのは無理だな」
「えっ?お兄ちゃん、どうしたの?」
ウタの事を思い出したカタクリはそう呟いて船から降りた。ブリュレは突然のカタクリの行動に驚く。
「少し待っててくれ」
「ちょっと待ってよ!どうしたの!?“いつも”なら帰ろうとするじゃん・・・“らしく”ないよ!!」
「ブリュレ・・・“俺らしい”ってなんだ?」
カタクリはブリュレにそう言った。
ブリュレはその姿に子供の時の・・・まだ口元を隠す前のカタクリが重なると言葉に詰まった。
カタクリはそのまま体を変形させて鳥カゴの中に戻っていった。
というわけでウソップとハイルディンが頑張りました。
ハイルディンとウタの話は途中途中で書こうとはずっとバギーズデリバリーの修行編から考えて居ましたが遅れに遅れて気づけばここまで・・・でも書けて嬉しい。
因みに時系列としてはウソップ&ハイルディンが幹部戦撃破最速です。
幹部達の撃破順はウソップ&ハイルディン→フランキー→サイ→バルトロメオ&キャベンディッシュ→ウタ→キュロス→ゾロの順番で行こうと思います。
前回はウタの活躍に集中させたかったので。
・・・やっぱりキュロスとレベッカだけは書こう。でないとウタとシャンクスの話に持っていけない・・・
そしてカタクリの活躍シーンがあるか・・・一応、後2つ活躍を用意してます。どうなるかはお楽しみに!