“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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お待たせしました!!
それではウタVSハンコック編の最後です!!
どうぞ!!
酷いギャグ回でございます!!


Uta vs Hancock vs ・・・???

あれから暫く遅れて復活したゾロ達&バルトクラブ海賊団と九蛇海賊団でウタとハンコックをルフィから引き離して一先ず、ゴーイングルフィセンパイ号に連れてきた。ルフィ、ウタ、ハンコック。ゾロやロー達に加えてサンダーソニア、マリーゴールド、ニョン婆の3人も隣に止めた九蛇海賊団の船ではなく、ここに乗って悩みの種に内心呆れていた。

 

「お前ら喧嘩すんなよ、なっ?」

 

仲を取り持とうとしたルフィが間に入るがウタとハンコックは甲板でお互いを睨んだまま座っていた。

 

「おい、こんなくだらない事に付き合ってる暇は・・・」

「は?なんか言ったトラ男?」

「石になって砕かれたいとは変わった趣向の男じゃのう」

「・・・・・俺は暫く寝る」

 

ローが容赦なくさっさと2人の問題を終わらせて先に進ませようとしたがウタとハンコックの言葉を聞くやいなや付き合いきれないと言わんばかりに船室に行った。

 

「あの姉様、そろそろ私達は帰らないと・・・」

 

サンダーソニアが次女としてハンコックに意見を言うがハンコックは無言で睨んだ。しかも覇王色の覇気まで漏れていた。サンダーソニアは少し泣きそうになった。

 

「なぁ、おい。俺達もそろそろゾウに・・・」

 

ウソップが皆を代表して意見を言うがウタはそれに対してハイライトの無い目で見るとウソップは黙った。というか怖さのあまりに涙を流し始めていた。

 

「う~ん、どうすれば良いんだ??ゾロ、なんか良い方法あるか?」

「俺に振るな!!ったくなんでこんな下らない・・・」

「「あ?」」

「・・・兎に角、さっさと終わらせねぇとエロコック共に追いつけねぇだろうが・・・」

「だよなぁ〜」

 

ルフィがそう言うとウタもハンコックも流石に何も言えなくなって少しだけ敵愾心を沈めようと努力はしていた。

 

(この女には絶対に負けない!)

(この小娘にルフィは渡さん!)

 

だが、すぐにバチバチと火花を散らして全く進展などしなかった。お互い相手には負けたくないという意思しかなかった。

一向に進展しない状況に困ってると船の外から声を掛ける者たちがいた。

 

「あの、すみませーん!」

「ん?なんじゃ?」

 

ニョン婆がウタとハンコックの睨み合いに呆れていて頭を抱えていたが突然と声がしたので振り向くと工場で捕まっていた男達を筆頭に島民達が食料や衣服を持ってきた。

 

「おニュし達は何者じゃ?」

「俺達はこの船に乗ってる歌姫と海賊女帝に助けられた者達です!!」

「シードル達をぶっ飛ばしてくれてありがとうございます!」

「お陰で無事に家に帰れます!」

「これはお礼です!!」

「どうか受け取って下さい!!」

 

島民たちからの純粋なお礼にニョン婆は少し嬉しくなった。何故ならハンコックの我儘っぷりのせいでいつ七武海の称号を剥奪されるか不安でしょうがなかったのでこの小さな良い事で多少なりとも七武海としての地位を守れるなら嬉しい事はない。

 

「まぁ、あれは絶対にそんニャ事を思ってニャさそうじゃがにょ・・・」

 

睨み合いを続けてるウタとハンコックをまた見て呆れてるとニョン婆はあることを閃いた。

 

「そうじゃ、蛇姫に歌姫や!!そニャた達の争いを終わらせるよい方法が思いついたぞ!!」

「「え?」」

「ん?」

 

ニョン婆は笑顔で思いついた事を実行させる為にフランキーの協力の元ですぐに船を止めてる港にある物を準備させた。

 

 

 

〇〇〇

『さぁ、始まりました!!歌姫ウタ様対海賊女帝ハンコック様によるルフィ先輩争奪戦です!』

 

港に作られたキッチンと大量の食材に持ってきてくれた衣服などが設置されていた。そして実況はバルトロメオではなくガンビアが行っていた。

 

『九蛇海賊団の先々々代皇帝グロリオーサことニョン婆様が主導の元に行われるこの対決は2回勝負で決着が付きます!お題は料理対決にファッション対決の2回で決着が付きます。審査員は麦わらのルフィ先輩にニコ・ロビン先輩、そしてニョン婆様が付きます!・・・では改めましてニョン婆様に質問ですが2回勝負だと引き分けになる可能性がございますがその場合はどうなるのでしょう?』

『そニョ場合は、蛇姫の負けで構わニュ!そもそも蛇姫には七武海や女帝としての重大な仕事をほっぽりだして新世界にやってきた!これくらいのハンデを背負って貰わねば示しがつかニュ!』

「おのれ、老いぼれ!!これが終わり次第に海に沈めてくれる!!」

 

右にいるウタと隣合わせで作られたどこぞの娯楽番組の解答者席みたいな椅子に座っていたハンコックが勝手にルールを決めたニョン婆にキレていた。

 

「うわぁ~、あんな優しそうなお婆さんに手を上げるなんて・・・器が小さいなぁ〜」

「なんじゃと?・・・ふん、良かろう!そのハンデを認めよう!!何、両方とも妾の勝ちは決まっておる!」

 

しかし、ウタにおちょくられるとハンコックは人並み以上のプライドに触れたのかすぐにそれを認めた。

 

『では改めまして選手の紹介です!!歌姫ウタに海賊女帝ハンコック!!そして我らがバルトクラブ海賊団の船長バルトロメオだぁ!!』

「よろしくだべ〜!!」

「「ちょっと待てぇい!!」」

 

当然のようにウタの右隣にあった椅子の上で手を振って意気込みをしてるバルトロメオにウタもハンコックもツッコミを入れた。

 

『はい、どうされましたか?』

「なんで小娘以外に男もいるのじゃ!?」

「てか、なんであんたも参加してるのよこのアホ鶏!」

『船長権限です』

「オラのルフィ先輩への推しの力は誰にも負けないべ」

 

バルトロメオはそう言うと癪に障ったのかウタとハンコックは頭に血管を浮かべるほどにキレたくなったが、ここで2人を纏めてゴボウ抜きすれば良いだけだと思うと我慢した。

 

そして、ウタとハンコックはその考えが甘かったと後々後悔することになる。

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

『料理対決、開始!』

 

ガンビアの実況の元、食材・・・肉を取った3人は当てられたキッチンで調理していく。

 

(これが終わったらルフィと・・・・)

 

ウタはそんな事を妄想しながら、肉を焼いていた。

 

『ルフィ、どう美味しい?』

『おう、ウタ。お前の作ってくれた肉料理が1番旨いぞ。やっぱりお前が1番だ』

『へへへ、じゃあ結婚してくれる?』

『おう、結婚しよう!んで新時代を作ろうぜ!』

『ルフィ、愛してる!』

 

「へへへへへへ・・・・・」

 

妄想の世界にトリップしたウタは焼いていた肉を焼きすぎて焦がしていた。調理中に他の事に集中してしまったウタの負けである。

 

(ふん、あの小娘は終わりじゃな・・・つまり、妾が・・・)

 

ハンコックもまた肉を焼きながら塩胡椒を振りかけて、まだ早い勝利を確信してしまった。

 

『ハンコック、俺の為に旨い飯をありがとう』

『いやん、ルフィそんな・・・』

『ハンコック、俺の中でお前が1番だ。海賊王と海賊女帝。結婚して幸せになろうぜ』

『はい』

 

「ふふふふふふ・・・・・」

 

ウタと同じように妄想の世界に入ってしまって肉に明らかに大量の塩と胡椒をかけまくってる事に気付いて無かった。

 

(何やってんだべ、こいつら??)

 

バルトロメオはそんな2人を見ながらも手際よく作り、呆れていた。バルトロメオもどちらかと言えば入る方だが、ルフィ達をゾウに送る最中、料理は基本的にバルトクラブ海賊団でやっていた事もあって調理中にそんな事をしない。ばあちゃん直伝の腕は伊達ではなかった。

 

「料理対決の勝ちは決まったわね」

「呆れてニャにも言えニュ」

「傍から見る分には可愛らしいのだけれど」

「あれではどちらも先は長そうじゃ」

 

ロビンとニョン婆は早くもウタとハンコックがバルトロメオに負けた事を淡々と言いながら、続きを見ていた。ウタとハンコックが漸く自分の失敗に気付いたのか騒ぎ始めていた。

 

『勝敗は一目瞭然ですね』

 

ガンビアの無情な実況が響き渡った。

結果として、ウタは少し焦げたステーキ、ハンコックはやけに濃い味付けのステーキ、バルトロメオはガチで美味しいステーキを作った。

 

「どれも旨いぞ!!」

「「ルフィ!」」

「けど、ロメ男のが1番うめぇ~!!」

「「そんな〜!!」」

 

ルフィの容赦のない言葉にロビンとニョン婆もバルトロメオに札を上げて結果は一目瞭然。バルトロメオが勝った。

ウタとハンコックは悔しさのあまり、膝を付いた。

 

 

 

〇〇〇

『続きましてはファッション対決!!ウタ選手とハンコック選手は巻き返せるか!?それでは、開始!!』

 

ガンビアがノリノリでゴングまで鳴らすとウタとハンコックにバルトロメオは衣服の束に向かって走り出して服を取るとルフィに近づいた。

 

最初はウタだった。

 

「ルフィ、こっちに来て」

「おう、良いぞ」

 

衣服を着るルフィに無事に試着して貰えるかと思いきや、それを邪魔する者がいた。

 

「待つのじゃルフィ。先にこっちに来てはくれぬか?」

 

ハンコックである。ハンコックはルフィの腕を引っ張ってまで自分の選んだ服を着てもらおうとしていたがウタにその腕を蹴られて弾かれた。

 

「アタシが先でしょ!?」

「ふざけるな小娘!!」

「ふざけてるのはそっちでしょ、おばさん!!」

 

こんな強奪するような行為をウタが納得するわけない。互いに罵倒して喧嘩を始めるウタとハンコック。ルフィはどうすれば良いのか分からずに固まった。

 

「あ、ルフィ先輩。先にこっちを試着して欲しいべ」

「おう。けど、あれ良いのかなぁ?」

「あの2人はほっとく方が良いです。どうせすぐに終わりますべ」

 

バルトロメオの言葉もあり、ルフィももうゾロとサンジのような関係だと認識して放っておいた。結果としてウタとハンコックはまたバルトロメオに先を行かれる事になった。

 

「ニワトリ君、やるわね」

「あれはそうそう失敗せニュタイプじゃニャ」

 

ロビンとニョン婆はバルトロメオの運の良さというか要領の良さに感心していた。

 

『はい、そこまで!!』

 

結果として単純に言うとあれからウタとハンコックは服をルフィに試着して貰えず・・・主に相手の足の引っ張りあいで・・・バルトロメオが着実に試着させまくったのでウタとハンコックの選んだ服は微妙にルフィにあっておらず、バルトロメオの服が1番似合っていた。

 

ロビンとニョン婆もバルトロメオに札を上げてまた、ウタとハンコックはバルトロメオに負けた。

 

 

歌姫VS海賊女帝VS麦わらヲタク

 

勝者は、麦わらヲタクことバルトロメオ!!

 

 

 

 

 

〇〇〇

ウタとハンコックは岸辺で仲良く意気消沈しながら三角座りをして海を見ていた。まさかバルトロメオに負けるなど2人とも思ってもみなかった。

お前が足を引っ張ったせいだと相手のせいにしたい意思もあったがそれよりもバルトロメオに負けた悔しさの方が大きかった。

 

「く、屈辱じゃ!!この妾があんな鶏風情に負けるとは・・・なんたる屈辱!!」

「おのれ、あのアホ鶏・・・絶対に絶対に絶対に負けない・・・ルフィはアタシのだ!!」

「妾のじゃ!」

「アタシのだ!」

 

また懲りずに言い合いを始める2人だが、そんな事をやってもバルトロメオに負けた結果は変わらず、止まった。今はこんな目の前にいる負け犬の女の相手よりも打倒バルトロメオであった。

 

『ウタ、ハンコック。悪いが俺はお前らと一緒になれねぇ』

『そんな!』

『何故なのじゃルフィ!』

『俺はロメ男と一緒に冒険するから!じゃあ2人とも元気でやれよ!』

『『ルフィィィィィー!!』』

 

そんな酷い妄想をする2人。あまりにも残念すぎる光景に涙が出そうになっていた。

 

「ねぇ、ハンコック」

「なんじゃ?」

「協力しよう。物理であの鶏はやれない。ルフィが悲しむと思うから・・・だからお互いにもっと腕を磨いてあの鶏をぶっ飛ばそう!」

 

ウタからの協力要請にハンコックは渋りたくなった。だてに海賊として生きてないので裏があると思ってる。しかし、あの鶏が目障りなのは事実。共に鍛えて協力し、いつかバルトロメオを負かした後で相手を負かせればいい。

 

「では、これから妾達は対鶏同盟ということじゃな?」

「よろしくね、ハンコック」

「よろしく頼むぞ、ウタ」

 

ウタとハンコックは固い握手をして打倒バルトロメオ同盟を結成した。

 

 

 

 

〇〇〇

一方、そんな事をウタとハンコックがやってる最中、ルフィはマーガレットとあることを話していた。

 

「えっ!?これ、ウタが作ってくれたのか!?」

「そうだよ。ズボンはアタシだけど。服はウタがちゃんと布から作ってくれたんだから」

「そうなんだ・・・後でお礼言わねぇとな」

「ルフィ・・・多分、言わなくてもわかってると思うけど、ウタの事を大事にしてあげてね」

「当たり前だろ?大事な友達なんだからよ」

 

マーガレットの言葉にルフィはそう返すと溜息を付かれた。ルフィはその溜息が何なのか知りたかったがマーガレットは片付けの手伝いに行って聞けなかった。

そしてルフィはウタが作ってくれたと言われた自分の今の普段着の暖かさをもう一度確かめていた。

 

 

 

 

 

〇〇〇

「では、ルフィにウタ。此度は色々と迷惑をかけてしまった。いずれまた会おう!」

「おう、ハンコックも元気でな!」

「・・・ハンコック!!・・・今度、エレジアでライブをやるから・・・あんたも来て・・・もう、友達だから・・・」

 

別れ際にウタはハンコックに向かってそう言った。ハンコックはその言葉に少しむず痒さを感じつつも打倒バルトロメオの為にもウタとは少しでも仲良くしようと思い、笑って答えた。

こうして嵐のようにやってきた歌姫と海賊女帝の会合は1人の海賊打倒の為に友情を築き上げて終わった。

 

「さぁ、妾達も女ヶ島に戻るぞ!」

「蛇姫や、それがレイリーとシャッキーから連絡が来ておってニョ」

「おお!レイリーにシャッキーか、久しぶりじゃな!どうしたのじゃ?」

「少し、話したい事があるそうで会いたいとニョ事じゃ」

「うむ!・・・早く女ヶ島に戻りたいのは事実じゃが!レイリーとシャッキーの頼みなら無下に断るもいかんな。では少し会おうぞ!!」

 

レイリーやシャッキーにも助けられた恩をちゃんと感じてるハンコックは共に共通の敵を持った同盟という名の友達が出来た嬉しさもあって珍しくもそれを受け入れた。

 

そしてハンコックはこの後にバルトロメオに負けた以上の“屈辱”を味わい大泣きする羽目になった。

 

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

ゴーイングルフィセンパイ号の上ではゾロやローを筆頭に面々が駄弁っていた。

 

「しっかし、恐ろしい戦いだったな」

「ルフィもス〜パ〜罪な男だな」

「けど、1番の大手柄はニワトリ君ね」

「いえいえ、オラはやりたいようにやっただけです」

「こんな茶番に付き合わされるとはな」

「全くだ」

「拙者、ルフィ殿が凄く羨ましいでござる!」

「泣くな、錦えもん」

 

それぞれが思った事を口にしながらももうすぐゾウに付いて先に行ったナミ、サンジ、チョッパー、ブルック、モモの助。そしてローも自分の仲間達と合流出来ると思っていた時にそれは突然と聴こえてきた。

 

「はぁ~!?それ、どういう事よ!?ルフィはライブに来てくれないの!?」

「俺はシャンクスとは会わねえって言ってるだろ!?」

「アタシよりもシャンクス()()()を取るんだ・・・バギーおじさんの方がかっこいいのに・・・」

「な、“なんか”って言うなよ!!お前、会ってからずっとバギーバギー、本当にいい加減にしろよ!!」

「いい加減にするのはルフィでしょ!?この183連敗男!!」

「お前はズルしかしてねぇだろうが!!」

「なんだって!?・・・もういい、顔も見たくない!!絶交だよ!!」

「あぁ、わかったよ・・・絶交だ!!」

 

一難去ってまた一難。

ウタとルフィは大喧嘩をしてしまった。

 



















というわけでウタVSハンコックの結末はバルトロメオの一人勝ち・・・・いやいや、なんかおかしくない??
いえ、全くおかしくありませんよwww


そしてルフィとウタの大喧嘩の他にもハンコックにまで受難がやってきます!!

どうなるかはお楽しみに!!

そして次回からルフィVSカタクリ編ですが頭から終わりまで重くしますのでご注意下さい。
ルフィとカタクリのウタを巡る泥臭くも熱い戦いを頑張って仕上げます!!


出来れば15話以上は掛けたくねぇな・・・
ドレスローザで19話あったのでそれよりも短く出来るように頑張ります!!
そしてテゾーロはもう少し後で出てきますがバレットは割とすぐに出ますのでお待ちを!!
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