シキの大暴れとそれに伴う問題に手間取ってしまいました・・・・いや全部悪いのは私なのは自覚してます。
申し訳ございません!
キャンディ島でのシキとリンリンの戦いは苛烈を極めていた。
落雷に大火災、大量に降るデカい岩に飛び交っている岩の獅子。天変地異と知らぬ者が見たらそう思うほどに激戦を繰り広げていた。
「威国!!」
「斬破!!」
互いに斬撃を飛ばして弾き合い、お互いの剣がまた交差する。リンリンもシキもロックス時代から知ってるのもあって情け容赦なく攻撃していた。
シキは地面を操り、腕に巨大な獅子の顔をしたガントレットを装備して硬化した。リンリンもプロメテウスを掴んだ。
「獅子一貫!!」
「
お互いの拳がぶつかり合うと獅子のガントレットもプロメテウスも吹き飛ばされて素の拳がぶつかり合っていた。リンリンはゼウスとプロメテウスを使った悪天候にすればフワフワの実のシキを落とせるかもと考えはしたが完全に復活し、油断も無くなったシキにそれをやるのは無意味と感じた。シキもまた肉弾戦をしててもリンリンの能力への警戒は緩めなかった。そして拳はまた拮抗し、互いに弾きあった。
お互いに睨みを利かせて更に激戦を繰り広げるかとまた相手に向かって突っ込んで行くと上から巨大な船が上から降ってきた。シキとリンリンはそれを見ると斬撃を飛ばしてぶっ飛ばした。
「ちっ、誰だい?」
「懐かしい戯れ合いを邪魔しやがって・・・」
リンリンとシキは船の残骸の雨の中、船を飛ばしてきた奴を探してると堂々と2人の前に歩いてきた。
「ふん、ジジイにババアが元気で安心したぜ」
「なんだ、ロジャーのとこの若造か・・・」
「お前も殺そうと思ってたから探す手間が省けて良かったよ・・・バレット!!」
船を飛ばしてきたのはバレットだった。カタクリと戦ってから、期待外れだったウタではなくリンリンとシキが戦ってるこの場にやってきたのだ。
「俺も混ぜて貰おうか・・・」
「冗談じゃないよ・・・懐かしい奴と楽しく殺し合ってたのにクソガキに邪魔されてたまるかい」
「俺は不粋なガキは大嫌いなんだよ」
「なら、殺してみろよ!!」
バレットがそう叫びながら、リンリンとシキに突っ込んで行く。折角の楽しい殺し合いを邪魔されたリンリンとシキは互いに顔を見合わせて剣を構えた。
「さっさとこいつを殺すよシキ、合わせな!!」
「足腰は大丈夫かババア!?」
「そりゃお前だろうがジジイ!!」
2人はそう軽口を言い合いながら剣を同時に振るった。
「「覇天!!」」
斬撃・・・というかもはや極太の光線とも言えるべきリンリンとシキの合体攻撃がバレットを襲う。しかし、バレットは全身を武装色で固めてそれに突っ込んで行ってぶち破り、2人の元へ突撃していくがリンリンとシキは避けた。
「「ちっ!」」
「カハハハハハ!!良いぞ、期待外れだったトットムジカよりも良い!!」
「バレット、てめぇもトットムジカを狙ってんのかい?」
「あ、リンリン。お前もかよ!」
「ってあんたもかいシキ!?生憎だが、ウタはオレの所のカタクリと結婚させるから手出ししたら確実に殺すよ!!」
シキはリンリンにそう言われるとフワフワの実の力でキャンディ島の周りの海水を浮かばせて獅子の顔を作り上げた。何をやるか分かったリンリンとバレットは能力者ゆえに冷や汗を掻き始めた。
「なら、2人ともここで死ね」
シキは高く飛んで離れて、リンリンとバレットに向かって海水の獅子を飛ばした。
キャンディ島はこうしてシキの起こした水害によって壊滅した。リンリンとバレットはそれから逃げるためにリンリンは飛んでシキの後ろに回ったがバレットは何処に逃げたのか分からなかった。
「やってくれたなシキ・・・オレの縄張りを2つも・・・」
「文句ならあのクソガキに言え。折角の殺し合いに水を刺されたんだからな・・・」
「で、どうする?まだやるってんだったら相手になるよ」
「お前は?」
「冷めちまったからやりたくはねぇな・・・それに暫くすれば大事な結婚式があるからな。それまでお預けだ、あんたも客人として出るかい?」
「へぇ、あのジェルマとの結婚式か・・・どうせ、ぶっ殺してジェルマの科学力だけ手に入れる気だろ?」
「わかってんじゃねぇか」
「良いだろ・・・冷めてやる気も無くなった事だし、出てやるよ。お前のとこの処刑も久しぶりに見てぇしな」
「マーマママママ!!お前のそういう所は本当に数すくねぇ良い所だな」
「ジハハハハハハ!!お前をぶっ殺してシーザーを捕まえるのはその後だ」
リンリンとシキはバレットの乱入で興ざめしたのもあって戦いを止めた。リンリンも結婚式に集中したいのとシキも久しぶりにリンリンの処刑が見てみたいと言う欲もあって戦いを止めて2人はトットランドの中心のホールケーキアイランドに向かって飛んでいった。
「おい、酒ぐらいは用意してんだろうな?」
「あぁ?てめぇ相手にそんなもん用意してるわけねぇだろ」
「なんて礼儀知らずなババアだ」
「黙れ強欲ジジイ」
「陰険ババア」
「お前だろうがそりゃ」
「うっそー?あたしいつの間に女に!?」
「気色悪りぃわ!!」
「もう、酷いじゃないのママ!」
「お前のママにだけはなりたくねぇ!!」
パァンとボケるシキにリンリンが叩いてツッコミを入れた。2人はそのまま帰るまで漫才のようなやり取りをしていた。
〇〇〇
「これは一体、どういうことだ?」
「なんかあったのかねぇ?」
「凄い慌ててるね」
カタクリとコンポートはコムギ島のハクリキに着くと島は人で溢れていた。キャンディ島からの避難民で溢れていた。他の島々に住人を避難させたは良いが混乱していた。
「カタクリ兄さん、コンポート姉さん!帰ってきたのファ!」
混乱をどうにかするために5男であるオペラが指揮を取っていたが伝説の海賊同士の殺し合いなんて緊急事態を上手く収められるわけもなく、混乱を収められないでいた。
「カタクリ、この人は?」
「俺の弟のオペラだ。一体何があった?」
「落ち着いて話な」
慌ててるオペラにコンポートがそう言うとオペラは少しだけ息を整えてから話し始めた。
「ママとシキがキャンディ島で戦ってるファ。住民は避難したけど混乱が止められなくて!!」
「嘘でしょ!?」
「不味いな、とにかく落ち着かせないと・・・」
オペラの言葉にコンポートが驚き、カタクリもすぐに動こうとしたがその前に行動した者がいた。
ウタだ。
なんとか無事だった手荷物から海楼石入りの麦わらマークの手袋を取り出してウタはそれを付けると歌い始めた。
突然とコムギ島のハクリキタウンに響き渡る歌姫の歌声に混乱していた住民は突然となんだと思って聴き始めた。
ウタがそんな風にして一先ず混乱を止めて歌い終わるとすぐにカタクリが皆の前に立った。
「落ち着け!!お前達の安全は俺達が必ず守る!兎に角落ち着くんだ!!すぐに避難所を広場に作る、そこに避難民は入れ!医療班はすぐに出動、怪我人がいないかの確認だ!!それから腹が減ってるやつには食べさせろ。食料が無いなら俺の能力で兎に角出すから食べるんだ!!」
カタクリはそう言うとすぐに行動に移った。ハクリキタウンの広場に大きな家を作ってそこに避難民を入れた。
そこからは別の意味で大忙しだった。
怪我人がいないかの確認だったり、大量の炊き出し、寝るために毛布やらなんやらを掻き集めたりとてんやわんやと続いて行って、気が付けば一晩経って朝日が出てきた時に漸く混乱が収まった。
「ふぅ〜・・・」
「助かった・・・ありがとう」
混乱を一瞬止めた後、徹夜でずっと手伝ってくれて今は近くの家の壁に持たれながら座ってるウタにカタクリはお礼を言った。
「いいよ、大変な時はお互い様だよ」
「この礼は必ず返す」
「別にそんなのやらなくて良いのに・・・」
「・・・やらせてくれ」
カタクリがそう言うとウタは笑った。別にお礼が欲しくてやったわけではないがここまで真面目に言ってくるカタクリが可愛くなった。
「ありがとうカタクリ・・・ごめん、ちょっと疲れたから寝るね」
ウタはそう言うと疲れたのもあって寝始めた。
流石にこんな所で寝かせられないのと折角助けてくれたのもあってカタクリはウタを抱えて運び始めた。
「カタクリ、寝かせるならあんたの家にしな。ここはもう大勢いるからね。それにあんたも休みな」
「だが・・・分かった」
こんなお持ち帰りみたいな事をしたくないカタクリは避難民と同じ所で寝かしてあげようとしたがコンポートに止められた。
反論しようかと思ったが見聞色の未来視で言いくるめられたのが分かると自分の家にウタを連れて行った。
「あれがカタクリ兄ちゃんの婚約者のウタか・・・」
「カタクリはまだ言ってないから下手な事は言わないようにね」
「わかったファ」
オペラがそう言うとコンポートは飛びあえず、その注意だけして2人は作業を再開し始めた。
カタクリはハクリキタウンにある自分の家にウタを連れて来た。いつもなら部下が大勢いるのだが避難民の対応に負われていて1人も居なかった。
横にならないカタクリの自宅にはベッドも布団もないのでカタクリは空き部屋に自分の能力で餅のベッドを作るとすぐに敷物を敷いてウタを寝かせた。そして持ってあった毛布を被せた。
「後でちゃんとしたのを用意する」
カタクリはそれだけ言うと部屋から出て、自分も寝ようかと思って椅子に座った。決して横にならないように何十年も人前で口も横になった事すらないカタクリは普段から椅子に座って寝ようと心を落ち着かせているとあることを思い出していた。
『カタクリってカワイイ!』
『少しは自分の為に生きても良いんだよ』
ウタやコンポートに言われた事を思い出したカタクリは椅子で寝るのを止めた。
ウタの部屋に入るとカーテンを閉めて、部屋に鍵を掛けたカタクリはそのまま地面に敷物を敷いて横になった。
(こいつの前ならいい)
ウタには食べてる所も見られてるので素を出しても良いかと思って横になると15時のメリエンダ以外で久しぶりに横になったカタクリは疲れていた事もあってすやすやと眠り始めた。
それこそ、神経が緩んだのもあって見聞色の効きが悪くなるほど寝始めた。
〇〇〇
「カタクリお兄ちゃんいる?」
そんなカタクリの家に入ってきたのブリュレだった。鏡から直接やってきたブリュレはカタクリを探し始めた。帰って来たのとバレットと戦闘したという報告を聞いて心配してやってきたのだがカタクリは見当たらなかった。
「あれ?おかしいなぁ」
ブリュレは一通り軽く見回ってもカタクリが見つからなかったので鏡の世界に入ってカタクリの自宅のあちこちにある鏡から一部屋ずつ見ていって、見つけると固まった。
何故ならウタが寝てる横で地べたに寝転んでるカタクリを見たからだ。
ブリュレは信じられない物を見た気分になってすぐにその鏡から離れた。
「うぅ~・・・お兄ちゃんなんでよ・・・なんでよ・・・あんなのお兄ちゃんじゃない・・・」
ブリュレは泣きながら、鏡の世界で蹲った。
自分が傷を負った事で徹底的かつ完全に負けない倒れない、地面に背中を付けなくなったカタクリをブリュレは本当は寝そべってだらけたい素の一面を知っててもバレないようにしていた。
大切な兄が頑張ってるからこそ、カタクリを立ててブリュレは何も言わなかったのにウタの近くで寝そべってるカタクリを見てブリュレはもの悲しくなった。
「なんであの女の前で素を出してるの・・・アタシだって素のお兄ちゃんと一緒に居たいのに〜!!」
これまで必死に溜め込んでいた物がブリュレの中で爆発した。完璧かつ無敵な兄として皆の前で振る舞っているカタクリを今まで立てていたのにあの姿を見て裏切られた気分になった。
「あの女・・・よくもアタシのお兄ちゃんを・・・許さない・・・許さない・・・絶対に許さない・・・何が何でも・・・殺してやる・・・」
大切な兄が汚されたと感じたブリュレはウタを殺そうとドス黒い物を抱えながら抹殺の為に頭を回転させ始めた。
全ては兄をウタから奪い返す為に・・・
〇〇〇
それから数日後の海ではルフィが危機に陥っていた。
ルフィのポカによって食料不足になったサンジ救出チームであるルフィ、ナミ、チョッパー、ブルック、そしてビックマム海賊団である案内人のペコムズとペコムズを抑えるのと毒ガスから国を助けてくれたサンジらに恩を返す為に乗ったペドロと勝手についてきたキャロットは何とか腹ペコになりながらも魚を釣り上げた。
しかし、調理もせずに腹ペコルフィは生で皮まで食べてしまってナミが魚を焼いた頃には毒に掛かって倒れていた。
巨人族でも即死な魚の毒で死なない程に抗体があったルフィであったが倒れていた。
そんな時に近くを通ったのはサンジの実の家族である姉のレイジュと弟のヨンジが乗ったかつて武力で“北の海”を支配していたヴィンスモーク家・・・ジェルマ66の船が通った。
サンジと同じように女好きを見せたヨンジであったが人の心が無いのとルフィを助ける義理は無いのでそのまま素通りしていくか戦闘になるかのどちらかだったがレイジュがヨンジを蹴り飛ばして場の空気を変えるとルフィの所に行ってレイジュはルフィにキスをした。
ということでシキもお茶会に参戦ですがここからシキが来たことで全てが狂って行くのでお楽しみに!!
ルフィ、ウタ、カタクリの三角関係もドンドンと進めて行きますので!!
それからルフィVSカタクリ編からタイトルが英単語ではなく漢字二文字になりましたがこれは単純に英単語がそろそろ辛くなってきたので趣向を変えてみました。
クウガみたいに取り敢えず漢字二文字で統一します!!
後はバレットとシキのオリジナル技ですがあまりやらないように注意しながら、そしてやるとなった場合はバレットはドイツ語で統一してシキは巻寿司モチーフだと辛いので寿司関係で統一して行きます。
それでは次回もお楽しみに!!