“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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おまたせしました!!
この回でただでさえ複雑なトットランド編がタイトル通りになります!!


地獄

ルフィは無事にレイジュのキスによって無事に毒が抜けて命が助かったルフィはレイジュにお礼を言いつつもサンジを連れて帰る事も言った。

レイジュはそれを見て笑みを返すとそのままジェルマ66の船に戻ってルフィらと別れた。

 

「しかし、腹減ったなぁ。飯あるか?」

「ほら、ちゃんと焼いたのがあるから食べなさい」

 

腹が減ったルフィはナミに訪ねると先程、食べた毒魚をサンジのレシピどおりに焼いて安全になった身を食べ始めた。

 

「うめぇ!!」

「元はと言えばあんたのせいだからちゃんとこれからは気をつけなさいよ」

「うん、わかった!!」

 

ナミはルフィにそう言うがいつも通りに答えたのでどう感じてるか不安だった。呆れたナミは半分からかいも込めてキスした事について話し始めた。

 

「あんた、キスされた事はウタって子だけには死んでもバレちゃだめよ」

「ん?なんでだ??」

「なんでもよ・・・でないと本当に2度と会ってくれなくなるかもしれないんだから」

 

からかいながらナミはルフィにそう言った。いつも通りののほほんとした反応が返ってくるかと思ったがルフィは少し頭で考えていたのか真剣な顔つきになっていた。ナミもまさかの反応に目を開いた。

 

「そうなのか?それは嫌だな・・・喧嘩中だけど仲直りしてぇし・・・わかった、話さねぇようにする!!」

 

ルフィはそう決めたら、また食べ始めた。

ナミはてっきりまた軽く分かったと言うかと思ってたのでルフィのこういった反応は少し意外だった。

 

「思ったよりも意識してたのね・・・フフッ」

 

ナミはこの話題については二度とからかわないようにしようと決めつつもルフィの意外な一面を知れて新鮮な気分になりながら、自分も食べ始めた。

 

 

 

〇〇〇

それから2日後シキは、のんびりと客室で酒を飲んでいたがある物が贈られてきた。

 

「これは何だ?」

「シュトロイゼン様からシキ様に贈られるボンボニエールでございます」

「ボンボニエールってなんだそりゃ?」

「結婚式の参列への謝意に新郎新婦から贈られる物ですが万国ではシュトロイゼン様から謝意として贈られます。シキ様は和装ですのでそれに合うように漆工のボンボニエールにさせていただきました」

「・・・毒入りか?」

「入っておりませんが言伝として1言ございます」

「ほう、聴いてやる話せ」

「『人生最後の甘みを楽しめ』との事です」

「あのチビ・・・リンリンの後で絶対に殺してやる・・・まぁ、折角だ貰っておいてやる」

 

シキは給仕の持ってきたボンボニエールを開けて中にある金平糖を1つ摘んで食べると本当に甘く美味しかった。

 

「あのチビは本当に旨いのを作るな。ロックス時代の時を思い出すぜ」

 

 

 

 

 

●●●

ロックス海賊団時代、シキはリンリンにお茶会を誘われたのでリンリンの船まで歩いて向かっていた。それにはシキだけでなく後の白ひげことエドワード・ニューゲートとキャプテン・ジョン、そしてリンリンに可愛がられてるカイドウもいた。

 

「なんでてめぇらもいるんだ?」

「酒が飲めるって聴いて」

「金銀財宝があるって聴いて」

「・・・」

 

シキが尋ねるとニューゲートとジョンは答えて当時無口だったカイドウは何も言わずに黙っていた。

 

「てめぇは何で呼ばれたんだ?」

「食い物を奢るって言われたんだよ」

 

ジョンに尋ねられてシキは答えた。

船に着くと甲板に上がって出来ていたのは大量のお菓子と笑顔なリンリンだった。

 

「よく来たな!てめぇらの為に酒の入ったお菓子やら金粉の入ったのも用意して待ってたぞ!!早く食おうぜ!!」

「「「邪魔したな」」」

 

シキ、ニューゲート、ジョンは声を揃えて返した。全員、目当ての物がなく、それどころか完全に騙されたので帰ろうとしたら飛ぶ斬撃が飛んできたので3人はそれを防いだ。

 

「てめぇら、オレのお菓子が食えねぇだと?ぶっ殺してやろうか!?カイドウを見習え!!」

 

リンリンが指を差すとそこには律儀に座っていたカイドウがいた。

 

「「「なんで座ってんだよ!?」」」

「??・・・食わねぇのか?」

「「「喋れたんかい!?」」」

「カイドウ、お前は本当に良いやつだな。こんな腑抜け共とは違って」

「「「あぁ!?」」」

 

リンリンにそう言われて3人は毒だろうがなんだろうが消化してやるとまだ若かった3人はそのまま座った。

そして菓子を食べ始めた。

 

「「「うまい」」」

「マーママママ!そうだろう?シュトロイゼンのお菓子は美味いだろ?」

「あぁ?誰だそりゃ?」

「俺だ」

 

シキがリンリンに聞くとリンリンの後ろから小男の料理人のシュトロイゼンが現れた。

 

「リンリンの総料理長のシュトロイゼンだよろしく、くくくくく!!」

 

シュトロイゼンも現れてお茶会は暫くは意外にもまともに続いていたが案の定、リンリンとシキにジョンは殺し合いを始めた。ジョンがリンリンの船の財宝を盗もうとしてリンリンがキレてそれを茶化したシキも入ったのだ。相変わらず一瞬で殺伐となるロックス海賊団だった。

 

「酒が飲みてぇ」

「飽きた」

「甘さ控えめのビターチョコにウィスキーボンボンだ」

 

ニューゲートとカイドウの2人は愚痴りながらも律儀にモクモクとお菓子を食べていてシュトロイゼンも2人に新しいお菓子を渡していた。

 

 

 

〇〇〇

懐かしい事を思い出しながらシキは笑った。

 

「ジハハハハハハハ!!俺もそろそろ動くか・・・」

 

シキはそう呟いて窓の外を一目見た。

見聞色の覇気で分かった。その方角に忌々しい存在がいることが分かった。

シキはそう感じてボンボニエールを持ってすぐに飛んでいくとその下ではルフィが将星の10男クラッカーと戦っていた。

 

「ゴムゴムの象銃!!」

 

ルフィが象銃をクラッカーに放つがクラッカーはビスケットの鎧を纏った姿でそれを受け止めて跳ね返していた。

 

「武装色の覇気を纏えるようになったな。まだ色々と隠してそうだが、流せねぇし覇王色を纏えないなら俺達の時代には生き残れねぇよ・・・麦わら」

 

シキは上からルフィとクラッカーの戦いを見てそう云うと猛スピードで突っ込んでいった。そしてルフィの背中を思いっきり斬って傷を負わせつつもルフィにもクラッカーにもバレないように素早くその場から飛んで行った。

 

「グワぁ!!痛えぇ!!・・・ハァハァ・・・誰か居たのか!?さっきのウサギか!?」

「誰だ!?誰がやった!?」

 

ルフィもクラッカーも突然の事に困惑はするもすぐに戦闘を再開していた。

シキはそれを笑いながら見ていて足の剣に付いた血を見ていた。

 

「手に入れた・・・“麦わら”の血だ・・・さぁてと、リンリンの物になるなら、いつやられるか分からねぇ、トットムジカは惜しいが敵の危険な兵器は早く潰さねぇとな・・・とっとと“殺そう”」

 

シキはそう笑いながらルフィの血を持っていた粉薬の入った試験管に入れて赤い液体にした。そしてウタのいるコムギ島まで飛んでいって貰ったボンボニエールの中にある金平糖に液体を掛けた。液体の赤い色はすぐに無くなり見た目はただの金平糖になるとシキはそれをある者に渡した。

 

 

 

〇〇〇

「え?・・・明日にもこの国からエレジアに帰すってどういうこと?」

「そのままの意味だ。明日の朝にはこの国を脱出させる」

 

ウタはカタクリに2人きりの部屋でそう言われた。ウタは突然の事に困惑していた。

 

「なんで?この前まで予定が終わったらって・・・」

「その予定だったが事情が変わった・・・頼む、明日の朝に船に乗ってくれ。俺が必ずエレジアに送る」

 

カタクリはウタに対してそう言った。真剣な目付きで腹を決めていた。自分の素を出していい相手で家族との関係も直してくれたウタに対して心底惚れたカタクリはリンリンに逆らってでもウタを脱出させる事を決めていた。

 

ウタもカタクリのそんな雰囲気を察したのか何も言わなかった。それにウタとしても早くエレジアに戻りたかったのも事実だ。なのでウタは了承した。

 

カタクリはそれに少し安心した。リンリンのお茶会に招待したら本当に問答無用で婚約される。ウタに対して真剣に恋してるカタクリはそんな脅しみたいな事はやりたくなかった。この恋には少しも嘘は付けなかった。

 

ウタとカタクリはそう話し終わると部屋から出てまた兄弟姉妹の相手の続きをしていた。

今、カタクリの家では矢継早に兄弟姉妹達が顔を見せに来ていた。それこそ全員が一人ずつだったりあるいは数人で来たりして会って少ししたら帰ったり暫く話しをして他の兄弟姉妹とも談笑したりと実に忙しい状況だった。皆、カタクリがウタとの婚約を話してないというのもあってそれに関しては少しも言わなかった。兄思いの兄弟姉妹達であったのと忙しい事に気を利かせた部下達は誰もカタクリの家に行かなかった。

今日、カタクリの家にいるのはカタクリとウタと兄弟姉妹達だけだった。

カタクリはそれを遠目に見ながら明日の準備をしていた。

 

「カタクリ、ちょっといいかい?」

 

コンポートが呼んだのでカタクリはコンポートの元に向かうと2人きりで話したかったのか別室に移動していた。ウタはそれを見つつも他の兄弟姉妹達と話をしているとあるものを渡されてそれをすぐに借りてる自分の部屋に置いていった。

 

 

 

 

コンポートとカタクリはウタの状況が分からなくなるほど緊迫していた。これから話し合う事は命に関わることで兄弟姉妹を信頼していたのもあってカタクリとコンポートは分からなかった。

 

「カタクリ・・・あんたウタをエレジアに送るつもりかい?」

「やっぱり分かってたか」

「当たり前だろ?アタシはあんたの姉だよ?」

「敵わねぇなコンポート姉には・・・そうだ、俺はママに逆らう・・・」

「あんた・・・そっからどうするんだい?ローラを見つけて一緒に外で海賊でもやる気かい?」

 

コンポートからの質問にカタクリは珍しくも少し言い淀みつつハッキリと首を横に振って答えた。

 

「いや、戻ってくる」

 

カタクリがそうハッキリ言うとコンポートはカタクリに詰め寄った。そして本気で怒った。完璧主義で心優しいカタクリに怒るのは何十年ぶりかと言えるほどだった。

 

「あんた、それがどういう事か分かってんだろ!?ママに逆らってノコノコ戻ってきたら殺されるんだよ!?どうして!?」

「でも俺が戻らねぇと他の皆がママにやられる。シフォンのように」

 

カタクリは双子のローラがリンリンのやった婚約を破棄して海に飛び出した事で同じ双子であるシフォンの顔を見るたびに殴るようになった事をコンポートに言った。カタクリは分かっていたここで自分が戻って落とし前を付けない限り絶対に他の兄弟姉妹がやられる事を誰よりも理解していた。家族思いのカタクリにそれは堪えられなかった。

 

「だから、コンポート姉・・・今日で“お別れだ”」

「馬鹿!大馬鹿!!・・・あんたって弟は本当にいつも・・・なんで優しいあんたがこんな・・・」

 

コンポートもカタクリも嫌と言う程理解していた。リンリンに逆らった者は生きていけない。仮に自分がどうにかなっても自分の親しい者が例外なくやられる。家族ゆえにすぐに殺されるのは無いと思うが危険なのは変わりなかった。

 

コンポートはカタクリを前のように膝を付いて貰って頭を少し撫でたら、泣きながら抱き締めた。カタクリもただそれを抱き締め返した。

 

「本当に不器用で姉不幸な弟だよ」

「・・・ごめん」

「前に聴いたね。自分の為に生きて良いんだって・・・それは自分の為なのかい?」

「・・・あぁ、俺の為だ・・・巻き込んでごめん・・・」

「・・・良いんだよ・・・あんたの我儘なんか珍しくて聞かないと勿体ないから・・・カタクリ、アタシの最高の弟・・・」

 

コンポートの言葉にカタクリはただただ強く抱きしめた。コンポートもそれを強く返した。

2人は暫くすると部屋を出た。

まだウタと大勢の兄弟姉妹達が話していたが夜になったと言う事もあって解散させた。名残惜しそうに何名かはブーブーと言ったがコンポートにも言われたのでコンポートも一緒に大人しく帰って行った。

ウタはその後、部屋に戻って荷造りを始めてカタクリも準備をしていた。

 

 

 

〇〇〇

腹を括ったカタクリは全て上手くようにと入念に準備を始めていたがウタの部屋から倒れる音が聴こえてきた。

 

「ウタ?」

 

カタクリは何事かと思って部屋に入るとウタが地面に倒れていたのを見て顔を青褪めた。

 

「ウタ・・・ウタ!確りしろ!!」

 

カタクリはウタを抱いてそう言った。周りを見ると床には大量の金米糖にシキがシュトロイゼンから貰った漆工のボンボニエールがあった。カタクリはそれが誰の物か分かっていた。なぜならシュトロイゼンがそれを渡す事をペロスペローを通して教えられていたからだ。

 

「シキィィィィィィィーー!!!」

 

シキが企てた事を察したカタクリはすぐにコムギ島にいる医者を呼んでウタを診てもらった。シキを殺す前にウタの命だった。万国の優秀な医者はウタを診てありのままの事をカタクリに言った。

 

「ウタ様は無事です」

「本当か?」

 

カタクリはその言葉に心から安堵して、医者は金平糖の入ったボンボニエールを持って少し見て話し始めた。

 

「えぇ、しかし、何の毒かはすぐには分かりません。すぐに万国にいる者でこれを調べられる程に優秀なのはホールケーキアイランドにいるシーザー・クラウンだけでしょう」

「分かった、すぐにでもあいつを呼んで・・・」

「その必要はねぇな」

 

カタクリの言葉を被せるように話しかけてきた者がいた。カタクリも医者も声のした方を向くと窓の外にはシキが笑って立っていた。

 

カタクリは問答無用で腕を伸ばしてシキを掴んで部屋の中に引っ張ってくると床に押さえつけて容赦なく一発頭を殴った。

 

「おいおい、随分と手荒だな」

 

しかし、シキは特にダメージを受けた様子もなくケロッとしていた。かつての四皇は伊達ではなかった。

 

「貴様を殺す前にウタに何を盛った!!?答えろ!!」

「あぁ、ワスレダケの麻薬だ。ドフラミンゴが売ってた奴だ。ちゃんと用法も守って本当の使い方をした」

「それは不味い!!」

 

シキは以前ウタがウォーターセブンでバルトロメオと一緒に結果的に潰したワスレダケの麻薬を盛った事を伝えると医者が顔を青褪めた。

 

「あの薬の本当の使い方は飲んだ者から特定の人物の記憶を消すというもの!血とか髪とか消したい記憶の人間の一部を薬に混ぜて飲ませ、記憶を失わせる。誰の記憶を彼女から消した!?」

「答えろシキ!!」

 

医者の言葉にカタクリはシキを締め上げた。シキは笑いながら痛い痛いと軽口を叩きつつもあっさりと答えた。

 

「麦わらだ。麦わらのルフィの記憶を消した」

「だとしたらかなり不味いですよ!!」

「どういうことだ!?」

「あの薬は本来の用法を守らずに飲めば少しの間の記憶を消すだけになりますが本来の用法で飲むと一気に暗殺用の毒薬になるんです!!」

「なんだと!?」

「そうだ。自分(てめぇ)の大切な人間の記憶が消えても他の記憶が残る。すると必ずズレが起こり苦しむ。あの薬はその苦しみの際に頭に激痛が起こるようになって軈てそれに肉体も精神も耐えきれずに死に至る・・・誰の手も汚さない毒だ・・・それが自分(てめぇ)の記憶のせいだと知ったらさぞかしあのクソガキも苦しむだろうなぁ・・・」

「貴様!!」

 

カタクリはシキを殺そうと体から愛槍の土竜を出して頭を貫こうとするが家の壁の一部を操られてぶつけられた。上で抑えていたカタクリが離れたのでシキは体をゆっくりと解して睨んでいるカタクリに笑顔を向けた。

 

「おいおい、そんなに入れ込むとはまさかお前のこのベイビーちゃんに惚れてたのか?・・・こりゃ楽しくなってきた・・・殺すのは後で良いな」

「貴様はここで殺す・・・よくもウタを・・・」

「おいおい、確かに俺は薬を用意したが小娘に渡したのはお前の“家族”だ」

 

シキの言葉にカタクリは信じたくなかった。自分の愛する家族がそんな事をするわけがないと思っていた。しかし、今日一日ウタは家に居て、会いにやってきたのは自分の兄弟姉妹達だけという事実はそれを裏付けるのにも充分だった。

 

「俺はえぇと?誰に渡したっけな??多すぎて名前なんか忘れたよ・・・それに毒って言ったけなぁ?美味しい金平糖を渡してとしか言ってなかったかもなぁ・・・」

「貴様だけは・・・生きて帰さんぞ」

「ジハハハ!!愛する家族がやった事で内心ボロボロのようだな。そうだ、ウタに毒を渡した犯人はお前の“家族”の中にいる!!」

 

嘲笑ってくるシキにカタクリは怒り心頭になり、土竜で腹を貫いて殺そうと突っ込むがシキは軽々とそれを避けてカタクリを殴り飛ばした。地面に背中を付けないカタクリは威力を殺して倒れずにシキを睨んだ。

 

「ジハハハハ!!リンリンとあのクソガキへの嫌がらせのつもりがまさかお前も釣れるとはな・・・これだから海賊は辞められねぇんだ・・・人が引きつった顔はやっぱり格別だ!!」

 

口が止まらない腐れ外道のシキにカタクリは再び土竜を突きに行くがシキは今度はそれを足の剣で受け止めた。

 

「さぁてと俺はシーザーが欲しいがお前らと仲良しこよしをする気はもうねぇんで一旦離れさせて貰うぜ・・・あばよ」

「逃がすわけねぇだろうが!!」

 

カタクリは腕を硬化させてシキを殴るがシキはそれを軽々と腕で防いでカタクリから離れた。

 

「獅子・千切谷」

 

大量の斬撃の雨をカタクリに向けて放つ。1つ1つに覇気が込められていて凄まじい威力になっておりカタクリは避けるので精一杯だった。

そして斬撃が止んだ頃にはシキの姿は無かった。見聞色で探そうとしても稀に覇王色を操れる者だけが出来る見聞殺しでシキが何処にいるのかわからなくなった。

 

「クソォォォォォォー!!!」

 

ウタを守るために色々と悩んで実行しようとした矢先にシキと自分の“家族”に台無しにされたカタクリは叫んだ。

 

ウタからルフィの記憶が消えて無理に思い出させようとすれば死ぬ。

そしてウタの方にもルフィの記憶が消えた事で起きた変化が出てきた。

 

『あんたは幸せになる資格がない!!』

 

 

 

 

 

複雑に入り乱れるこのお茶会が更に複雑になった。

地獄の鬼ですら顔を出すと言われたお茶会だが、カタクリにもウタにも文字通りの“地獄”になった。







というわけでウタからルフィの記憶が消されました。
いやぁ、ウォーターセブン編ではまだトットランド編を考えてなかったんですがちょうど作った本人がトットランドにいるからやりました。

果たしてここからどうなっていくかはお楽しみに。
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