散々と鬱に付き合わせてしまって申し訳ございません!!
それではどうぞ!!
カタクリがルフィをどんな手を使ってでも殺そうと決心していた。その姿は暴れるリンリンを彷彿させる物で嫌でも息子であると思わせていた。
その頃、リンリンはウェディングケーキを食べれなかった事により、目的のお菓子を食べるまで記憶が消えて暴れる食い患いを起こして暴れていたがシキに腕を斬り落とされたがすぐにキャンディの義手を作ったペロスペローが怒りの矛先を麦わらに向けさせた。
なんとかリンリンの脅威はさっても今度はカタクリだった。周りはいつものカタクリと違う変わりように驚き、恐怖を感じているがここでカタクリを止めた者がいた。
兄であるペロスペローだ。
「何をするペロス兄!!」
「カタクリ・・・私はお前のそんな姿を見たくない。もう止まってくれ」
ペロスペローは兄としてカタクリにリンリンと同じ姿になって欲しくなかった。完璧を求めてるとか優秀とかではなく、怪物になって欲しくなかった。
「ペロス兄!カタクリを離せ!!」
「黙れオーブン!!これは私とカタクリの問題だ!!手出ししたやつは誰であろうが許さんぞ!!」
事情は知らないがペロスペローの言葉に誰も逆らえなかった。それほど鬼気迫っていてペロスペローとカタクリの諍いに割り込めなかった。
「頼む・・・離してくれペロス兄・・・離せよ・・・離せって言ってるだろ!!」
「カタクリ・・・昔からお前は自分の事を後回しにしてきたな・・・今度は兄ちゃんがお前を助ける番だ・・・麦わらの首は俺が取る!」
シキがルフィと組んでると誤解したのはカタクリだけではなかった。ペロスペローもブチギレていた。そして大切な弟の為にルフィを殺す気満々だった。
「離せ・・・離せ!!」
「ブリュレ、すぐにミロワールドに軍隊を送って麦わらの船に行くぞ!!」
「う、うん。分かった・・・」
ペロスペローが指揮を取り、命令をしていく最中ウタも一緒に行こうとペロスペローに近づいた。
「アタシも連れて行って!手袋を取り返さないと!!」
「・・・分かった・・・ついて来てくれ!!」
ウタの目にペロスペローは毒の事が心配ではあるものの了承した。記憶なんかもはやどうでも良かった。戦力は多い方が良かった。そしてルフィを殺せるなら誰の力でも借りたかった。
こうして多くの者が戦闘を準備してルフィらに向かっていく最中でカタクリはペロスペローがやった拘束を解こうと必死になっていた。
〇〇〇
シキはバギーに対してとてつもない殺意を抱いて叫ぶと息を切らしていた。それ程までに屈辱だったのだ。
その姿を見てルフィは漸く分かった。ウタがなんでバギーを心から慕っているのか、自分にとってのシャンクスがウタにとってはバギーだったのだ。
その事実をルフィは漸く認められた。
“家族を守れない”。先程のシキの言葉はルフィを確実に蝕んでいた。実際にルフィは兄である火拳のエースを守れなかった。そして今度は大切な人であるウタも守れてない。誰よりもルフィがそんなの1番分かっていた。
ギア4の影響でまだ覇気が戻ってないルフィはシキを殴っても全然効いてなかった。2年前に味わった無力さをルフィはまた感じていた。
「さて、お前のその顔も見れた。もう要はねぇ。絶望のまま死んであの世からガールフレンドが苦しむ様を眺めてろ」
シキはそうやって嘲笑いながら巨大な獅子で周りを囲った。武装色の覇気を纏わせていて2年前されたみたいに獅子を壊すのは容易ではない。
まだ覇気を戻してないルフィは勿論、サンジやジンベエの2人でも獅子を1つは壊せても全ては間に合わなかった。
そんな中で1人飛び出した者がいた。
ペドロだ。
かつてリンリンによって50年の寿命を取られてもう長くはないペドロはルフィに付いていく中で予感していた。これが最後の旅になると、ゆえにペドロは誰よりも先にシキに飛びついて掴んだ。
「てめぇ、離しやがれ!!」
「断る。死んでもらうぞ」
ペドロは服の中に準備していた。ダイナマイトに火をつけて自爆した。
「ペドロ〜!!」
キャロットだけではなく、ほぼ全員が叫んだが落ちてきたのはペドロが持っていた武器の剣だけだった。
爆発が効いたのか周りの獅子は全てなくなった。
「今すぐ行くぞ!!」
「でもルフィ・・・」
「ペドロがやってくれたのに俺達がそれを無駄にしたらペドロに会わせる顔がねぇ!!」
ルフィは船長として皆に命令した。
その事にジンベエとサンジは頷いてすぐにこの場から離れた。ベッジもまたルフィらとは別れた。
「忌々しいなぁ・・・本当にロジャーみたいに周りを味方につけて・・・だからムカつくんだよ、麦わら!!」
煙が晴れて見えてきたのは少し怪我をしつつもまだピンピンとしていたシキだった。シキはルフィをこのまま追いかけようか迷い始めるがもっと絶望を与えたいと下劣な事を思いついて、一先ず追いかけなかった。
〇〇〇
あれから、ルフィはやってきた食い患いを起こしたリンリンの攻撃を必死で避けつつもどうするべきか考えていた。ウタを助けたいのに離れるしかない。ペドロが命を掛けて助けてくれたのに何も出来ない。
そんな風に心が乱れてるルフィにサンジが話しかけた。
「ルフィ!冷静になれ!!見聞色の覇気でサニー号をよく見ろ!!お前なら見れるだろ!?」
サンジに言われてルフィは頭を冷やした。見聞色は冷静でないと上手く使えない。そして2年間徹底的に鍛えて成長を続けたルフィの見聞色がサニー号を捉えた瞬間に分かった。
ウタはブリュレの能力でサニー号に先回りしていた。
「ウタ!」
「ルフィ、さっき俺に言った事をそのまま返してやる!大丈夫だ、お前には俺達がいる!!2年前は守れなかったが今度は守らせてくれよ・・・お前の家族」
「サンジ・・・」
ルフィはその言葉を聴いて気合を入れ直した。全部守る為に2年間必死に鍛えてきた。今度は大事なものを絶対に離さない為にもルフィはウタの元に進んだ。
覇気も戻ったのもあってルフィは戦うために麦わらマークの手袋をナミに渡した。入ってる海楼石で脱力するからだ。ナミも死んでも落とさない事をルフィに伝えた。
その後、必死に追いかけてくるリンリンとホーミーズのプロメテウスやゼウスの攻撃を避けたが厄介だった。するとゼウスがナミの
それでもまだ追ってくるリンリンの追撃を躱してるとシフォンとプリンがやってきて食い患いを止めるためにサンジが必要と言うがプリンに騙されていた事もあって信用出来なかった。おまけに凄い罵倒に近いセリフを吐く始末。しかし、それが単なる感情の裏返しだと分かるとサンジはプリンやシフォンとともにカカオ島に行き、後で合流することを言った。
一方、サニー号では潜入に使ったシャークサブマージ3号で先に川から戻っていたブルックとチョッパーは戎兵の相手をしていたが倒しても倒してもやってくるので疲弊し始めていた。
「ペロスペロー、この2人。無茶苦茶強いよ!」
「戎兵に任しておけば良い。私は麦わらの首しか興味無い・・・先程のゼウスの攻撃で生きてるとは思えないが生きてるなら確実に私が殺す!!」
ウタの言葉にペロスペローはそう答えた。もはやルフィ以外、興味はなかった。散々と弟とウタを苦しめたシキと手を結んだルフィを殺したくてしょうがなかった。
そして森の向こうからルフィがリンリンに追われながらやってきたのを見てペロスペローが叫んだ。
「麦わらのルフィ!!俺はシャーロット家長男ペロスペロー!!お前だけは死んでも殺してやる!キャンディランス!!!」
ペロスペローは特大のキャンディの槍を作ってルフィ目掛けて放った。ジンベエは回り込もうと言ったがルフィは突っ走る事を命令した。
「ゴムゴムの
「炎!?」
炎を纏った回転する拳が回転しながら向かってくるキャンディランスを貫いた。ペロスペローは堪らずにそれを避けたが、その隙に詰め寄ってきたルフィは片方の腕を引いていた。
「しまっ・・・」
「ゴムゴムの
決心し直したルフィの渾身の受け継がれた“火拳”の一撃がペロスペローの胴体にめり込んだ。普段ならこれでやられることは無いのだがシキにやられた傷を十分に手当てせずにやってきた事が重なり、吹き飛ばされた。
ペロスペローをぶっ飛ばした後、ルフィは上に飛んで戎兵達に向かって拳をブチ込んだ。
「ゴムゴムの雨!!」
戎兵を全て片付けたがまだまだ兵が鏡からやってくるし、リンリンはすぐ後ろまで迫ってきた。
どうするべきかと一瞬別の事を考えた隙にルフィの頭に分銅が飛んできた。
「アタシの手袋を返せ!!」
「ウタ!!」
何とか避けて投げた者を見るとそれはウタだった。完全に自分を敵として認識してるウタにルフィは悲しくなったがだからこそ絶対に助けようと決めた。
「ケーキィ〜!!!」
食い患いを起こしてるリンリンがサニー号の後ろをバリバリと攻撃している最中、クー・ド・バーストを使ってなんとか空に飛んで少し離れた。
鏡からドンドンやってくる戎兵もウタも驚いた。
ルフィはウタの事に集中したかったがやってくる戎兵達も心配だった。
「ルフィ!」
「ルフィ!」
「ルフィさん!」
「ルフィ!」
「ルフィ!」
そんな中でルフィは突然と全員に呼ばれて顔を向けると皆、笑顔を向けてくれていた。
『ここは任せろ!!』
「シシシ、あぁ、任せた!!」
ルフィはそう決心してウタの方を見ると後ろにある戎兵がやってきてる鏡からブリュレが手招きしてるのが見えてルフィはウタを抱きしめてそこから鏡の世界へ飛び込んだ。
「うわぁぁぁ、ここにやってきたぞ!!」
「どうする!?」
「ウタ様を助けて・・・」
戎兵達がルフィがウタとともにやってきた事に対して構えるがそれをブリュレが止めた。
「止めなあんた達!足手まといだよ!!それよりも麦わらの船に向かいな!!鏡はそこだけじゃなくて他にもまだまだあるよ!!」
「そうはさせるか!!」
ルフィは入ってきた鏡を割った。鏡の外では鏡が割れた事にナミが戎兵達と戦いながらも欠片を持って話しかけてきた。
「ルフィ、何かあったの!?」
「ナミ!!船の鏡を全部割れ!!男部屋とか風呂とかも含めて全部だ!!俺はウタに集中したい!!」
「・・・わかったわ!!私達はサンジ君がケーキを作ってるカカオ島を目指す!!・・・距離とケーキを作る時間を考えて10時間後に合流よ!!1人で帰ってきたら引っ叩いてやるから必ずサンジ君も含めて“3人”で来なさい!!」
ルフィはナミにそう激励されて絶対にウタを連れて帰ると誓った。ブリュレはそれを見た後で次々と割られていく鏡を見たのもあって戎兵達に命令した。
「あんた達は麦わらの船を追ってるウチの船に行きな。アタシもウタを連れて行くから・・・」
「分かりました」
命令された戎兵達は全員、鏡の世界から出た。
ブリュレはそれを見届けると対面してるウタとルフィから離れた。
「海楼石付きだからアタシの手袋はサニー号の上だね」
「あぁそうだ、ウタ!」
ルフィは覚えてないがルフィと旅して教えられたサニー号は覚えていた。その矛盾だらけの記憶のせいでウタはまた頭痛を感じて頭を抑えたが薬のお陰もあって堪えられていた。
「あんたを倒して手袋を取り返す!!」
「俺は絶対に倒れねぇよ!!ウタ・・・そろそろ俺達の喧嘩を終わらせよう!!」
「あんたなんか知らない!!」
ウタはルフィに向かって思いっきり分銅をぶつけようとロープを操るがルフィはそれを避けてウタに向かっていった。
ルフィとウタの戦いが始まった。
〇〇〇
カタクリは全身を変形させることができる自然系に近い超人系の能力者。焼き餅という肘を熱膨張させて拳を飛ばす技の容量で全身を熱膨張させてキャンディの拘束を吹き飛ばした。
カタクリはそのまま近くの家にあった鏡からブリュレの能力で鏡の世界に行こうとした。ブリュレが鏡の世界に行けば入れるからだ。
しかし、ブリュレはカタクリが行こうと瞬間に眼の前の鏡から出てきた。
「ブリュレなんのマネだ?・・・早く入れ・・・麦わらを殺せない・・・」
「お兄ちゃん・・・お願い・・・アタシの話を聴いて・・・麦わらは最後までシキと組んでなかった・・・全部あいつに良いようにされてただけなの・・・」
「それがどうした・・・知りませんでしたで済む問題じゃない・・・あいつだけは殺す・・・ウタを助ける・・・」
ブリュレはカタクリに真実を言った。拘束されている中で聞いた事、見た事をありのままに伝えてもカタクリにはもう何も効果がなかった。
「今、麦わらはシーザーがペロスお兄ちゃんに脅されて作った新薬をウタに飲ませようとしてるの・・・それさえ飲めば毒素はより抑えられるって・・・」
「早く俺をミロワールドに入れろ!!ウタが・・・ウタが!!」
「お兄ちゃん!!アタシ・・・ウタの友達だよ・・・それに麦わらはウタの為に必死なのも分かった・・・」
「何でそんな事がわかる!?」
「だって・・・だって・・・そっくりなんだもん!!なんでかわかんないけど・・・そっくりで昔のお兄ちゃんを見てるみたいで・・・だから、信じてみたい!!」
「・・・こんな話は無意味だ・・・」
ブリュレはウタを助けようとしてるルフィの姿にカタクリが重なった事を泣きながらも言ったが、効果は無かった。カタクリはやりたくは無かったが怒り心頭のまま泣いてるブリュレを無理やり鏡に押し付けて鏡の世界に入ろうとしたら、ブリュレはカタクリの伸ばしてきた手の前に鏡を創り出した。
「リフレクション!!」
ブリュレが叫ぶと鏡から反射されたカタクリの手が飛んできて首をカタクリはそれに掴まされた。
「ブリュレ・・・!!」
「アタシ・・・お兄ちゃんが苦しむ所なんか見たくない・・・誰よりも分かってるから・・・だからお兄ちゃんを助けるためなら、友達を助けるためなら・・・お兄ちゃんとだって戦ってやる!!」
涙を流しながら叫んだブリュレの一言に遂にカタクリは顔を思いっきり歪ませた。こうして、ルフィとウタが鏡の世界で戦ってる中、現実ではカタクリとブリュレの兄妹喧嘩が始まった。
というわけでルフィVSカタクリの前にルフィVSウタです。次回はベッジの株が上がるのでご期待下さい。
そしてカタクリVSブリュレです。
結論を言うならブリュレは名ヒロインです!!
それでは次回をお楽しみに!!
やっと鬱が終わったよぉ!!
絶対に最終章は爽やかにしたい!!