“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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一日空いて申し訳ございません。
一言で言うなら集中力が切れるというドレスローザ編終盤でも起こったアレです。
ですが今日、更新しないとこのままエタりそうだったので出来て嬉しいです!!
暫くは隔日更新になるかも知れませんがご容赦下さい。


自慢

ニュース大好きモルガンズは興奮のあまり倒れそうになっていた。地獄の鬼でも顔を出すと言われているリンリンのお茶会でジェルマ66とビックマム海賊団の結婚式の筈がまさかジェルマの暗殺計画になるわ、シキは復活するわ、最悪の世代でなにかと話題の麦わらと組んでるわのビッグニュースだらけで昇天しかけていて、隣で紅茶を飲んでるステューシーは呆れていた。

 

「ビッグニュース♪・・・俺は神に愛されてる♪」

「ここまで来ると最早病気ね」

「これが病と言うなら俺は世界一幸せな病人だ。さてどんな記事にしようかな?」

「CP-0としてはシキに関しては止めてもらうわ。彼はもう()()の遺物でしかない。断るとどうなるかは分かるわよね?」

「なら、何か1つそれに匹敵するビッグニュースをくれ。そしたら書かないでやる」

「う~ん、そんなの急に言われても・・・私と一晩熱い夜ってのは?」

「なんでババアを抱かないと・・・」

 

モルガンズはそこまで言うと問答無用でステューシーに殴られた。CP-0として長年活動してるステューシーにその話題は禁句だった。

 

「このまま、殺しても私は何も心が痛まないし、あなたはどうやら自殺願望もあるみたいね♪」

「す、すみません・・・けどマジでニュースは寄こせ」

「・・・本部に掛け合ってみるわ」

 

ステューシーに殴られてもニュースを求めるモルガンズ。流石にモルガンズもCP-0のステューシーとここでやり合いたくは無かった。死ぬ可能性が高いからだ。そしてステューシーとしてもここでモルガンズが死なれた場合、絶対にニュースになってあることないことを書かれる。モルガンズの部下というだけあって世界経済新聞社は似たような人間が多かった。ステューシーはCP-0に適当に何か良いニュースは無いかと掛け合おうとした瞬間、声が聴こえて来た。

 

「なんだこの通信は!?」

 

リンリンの息子であるモンドールが叫んでいた。ステューシーもモルガンズもそれを聴くと顔を向けてモンドール達の方へ近づいた。

 

「あら、どうしたのかしら?」

「ニュースか!?」

「ステューシー様、モルガンズ様、どうか席にお戻りくださいボン」

 

タマゴに言われるがそんなので引くステューシーにモルガンズではない。2人はタマゴの制止を振り切ってモンドールに繋がった通信を聞いた。

 

『俺に対してこんなざまなのにウタを守る気でいるのか・・・ふざけるな!!』

『うるせぇ!!なら、お前をここで超えるだけだ!!』

『やってみろ!!』

 

通信から聴こえてきたのはルフィとカタクリの叫びだった。ステューシーにモルガンズだけでなくビックマム海賊団の面々もこれがなんなのか分からなかった。

 

「ブリュレの姉貴は一体何をやってるんだ?てか、あんたらは部外者だ。離れて貰おうか」

 

モンドールは頭を抱えつつもステューシーやモルガンズに言ったがステューシーは兎も角モルガンズがこんな面白そうな状況を見逃す訳なかった。

 

「悪いが断らせてもらう。何やらビッグニュースになりそうな匂いがするからな」

 

相変わらずなモルガンズにモンドールを始めとした面々は頭をさらに抱えそうになった。下手に手を出すと1番危険なのがこのモルガンズだ。あることないことを書かれる。裏社会での地位が他の四皇に比べて大きいビックマム海賊団はそういった事にも気を使わないといけなかった。

モンドールは早くベッジや麦わらの一味の場所を探さないといけない事もあって考えた結果、この通信はカタクリがルフィを倒す所を聴かせる為にやったのだと判断した。

 

「仕方ねぇ・・・モルガンズ、そう言えばてめぇは最悪の世代に肩入れしてるな」

「盛り上がる方を贔屓してるだけだ・・・」

「なら、その盛り上がる奴の一人が死ぬところをちゃんとニュースにするんだな」

 

モンドールはそう言ってモルガンズやステューシーに電伝虫を渡した。他の兄弟姉妹の電伝虫にも同じ通信が入っていて1つくらい無くても問題無かったからだ。

 

 

 

 

〇〇〇

夜になって満月も出てきた中でキャロットがミンク族特有の力、スーロンという真の姿かつ無理矢理力を上げる諸刃の剣を使って追手の海賊船に飛び移って船を破壊していたが体力が切れて倒れた。しかし、かなりの量を潰せており、リンリンとシキという伝説級の海賊達という1番厄介なのに追われつつも手を一先ず組んだバレットが2人の相手をしていて無事だった。

 

「このクソガキ共がぁ!!」

「ケーキィ〜!!」

「楽しくなってきたぜ!!」

 

食い患いを起こしてるリンリン、目的を邪魔されてキレてるシキ、そして戦う事に喜びを感じてるバレット。天変地異が起こり掛けていた。

雷は大量に振って、海水の獅子は飛び、主にキャロットが破壊したビックマム海賊団の船がバレットの腕に合体したりとまさに怪物達の戦闘だった。

そんな中でウェディングケーキがサニー号にあると思ってるリンリンはサニー号に向かってゼウスに乗って飛んできた。バレットが居るので手っ取り早くサニー号を真っ二つにしてケーキを出そうとナポレオンを伸ばした。

 

「そうは行きませんよ!!」

「オレとやる気かいソウルキング・・・お前の剣じゃオレに傷1つつけられなかったよな?」

 

10時間以上前に自分に傷1つ付けられずに負けたブルックにリンリンは嘲笑いを込めながら言った。しかし、ブルックはそれには全く動じてなかった。

 

「ですね!!では、せめてパンツを見せてもらってもよろしいでしょうか!?」

「はぁ~!!?」

「「え〜!!??」」

 

ブルックの突然のセクハラに流石に啞然となるリンリンだけでなく、ナミやチョッパーも驚いたが次の瞬間、ブルックは猛スピードの跳躍でリンリンの裏まで飛んでいた。

 

「?」

「鼻唄三丁・・・魂の矢筈斬り!!」

 

ブルックの十八番とも言える技で斬ったのはリンリンではなく、下でリンリンを乗せているゼウスだった。真っ二つにされたゼウスはナミによって放電されてリンリンはその電撃も喰らいつつ落ちた。

 

「ママ~!!」

 

間一髪の所をプロメテウスが助けたのでリンリンは海に落ちなかったが放電されたゼウスはナミ達に捕らえられたのでその分の弱体化には成功した。

そんな中で少し喜んでるサニー号にシキを殴り飛ばしていたバレットが合流するとナミに凄んできた。

 

「な、何よ」

「おい、それをババアの元に戻せ」

「嫌よ!私の下僕になったんだから!!」

「弱体化したババアをやっても意味はねぇんだよ!!戻せ!!」

「断るわ!!」

 

ロジャーを超えたいという考えのみで動いてるバレットはナミにゼウスをリンリンの元に戻させようとするもナミは当然断った。力づくでやろうと手を伸ばし始めるがその前にシキが突っ込んできてバレットをサニー号から離れさせた。

 

「ジジイ!!」

「くたばれクソガキ!!・・・斬波!!」

 

斬撃を飛ばすがバレットは徹底的に鍛えまくった武装色の覇気と能力でそれを防ぐとシキと空中戦を始めた。

 

 

 

 

〇〇〇

ルフィとカタクリの戦闘は続いていたがカタクリが圧倒的にルフィを追い詰めていた。

ウタが無事だった事で冷静になったカタクリは未来を見てルフィの動きを予知して先手を売って潰していた。

 

「俺の能力も勿論覚醒している」

 

カタクリは無双ドーナツを作って拳を作るとルフィを殴り飛ばした。ルフィもすぐに体制を立て直して飛び上がって武装色で拳を硬化して突っ込んでいく。

 

「ゴムゴムの象銃乱打!!」

 

上から大量の巨大な拳の雨が迫るがカタクリは冷静にそれを避けて距離を詰めるとルフィを下に叩き落した。ルフィは息を吸って体を膨らませ、捻りながら勢いよくカタクリに向かって飛んでいく。

 

「ゴムゴムの暴風雨!!」

 

下からの大量の拳だがカタクリは冷静に全て避けてルフィの眼前まで詰め寄った。

 

「焼餅!!」

 

肘を熱膨張させて武装色と炎を纏った拳を発射する焼餅をルフィの顔面に喰らわせて地面に叩きつけた。

 

「で、俺を超えるだと?俺に一発も当てられてないのにか?」

「うるせぇ、俺はお前に勝ちてぇ・・・でないとウタをまた傷つけちまう・・・もう二度とこんな思いをすんのはゴメンだ」

「それはお前だけじゃない・・・俺も負けたくはない・・・ウタを守る為にもな・・・」

 

お互いにそれだけ言うとまた拳を構えた。ルフィは冷静に考えた。武装色の覇気を纏ってるから当たらないわけじゃない。ドレスローザのトレーボルのようにどこか違う物によって当たらなくなってる。それだけ考えるとルフィは嘗てレイリーに言われた事を思い出した。見聞色の覇気を極めた者は未来を見ることが出来る者もいると、その時はレイリーに2年の修行でそこまで行けないと言われて出くわした時にどうするかと聞かれて相手がどんな奴かによると答えたルフィだが、なんとなくだが少し拳を交えてカタクリの人となりが分かってきた。

本来なら分かる程にまだ戦ってないがウタに対する純愛の感情が似ていたのもあって普通以上に分かった。

 

ルフィは冷静に目を閉じてカタクリを感じた。すると確かにカタクリがどこに拳を飛ばしてくるのか何となく分かったがまだまだカタクリの方が全然上なので全て当たってしまい、吹き飛ばされた。

 

「ハァ・・・ハァ・・・クソ!!でも何となく分かった!!」

「お前、未来を見ようとしたな?」

「あぁ!!レイリーに教わってたからな見聞色を鍛えれば、未来を見れるって事を・・・お前が凄いのは見聞色の覇気だろ?」

「・・・正解だ・・・だがそれだけで俺に勝てると思うな!!」

 

ルフィとカタクリは腕を伸ばして武装色で硬めた拳をぶつけ合うとルフィの方が押し負けてしまった。ヒリヒリと痛みが来る手に息を吹きかけるルフィ。その隙にカタクリが顔面を蹴ろうとしたがルフィはそれを間一髪で避けた。

 

「あっぶねぇ!!」

「武装色にも上がいる!!お前が俺に勝てる要素がどこにある!?戦闘でもウタに対しても俺はお前に負けん!!」

「うるせぇ!!お前にウタは渡さねぇ!!新時代を誓って大事な約束をしたんだ!!」

 

ウタがルフィを好きなのを知っているカタクリは武装色で弾き飛ばした事で一気に決めようと突っ込むが上手く避けたルフィに顎を蹴られた。

 

「よし、当たった!」

「だからどうした!?」

 

だがカタクリはすぐにお返しと言わんばかりにルフィを蹴り飛ばしたがルフィはすぐに立ち上がった。

 

「俺はウタを連れてここから出ていく。ビックマムが居るこの島にウタを置いていけない・・・」

「・・・悪いがそれは俺がやる。お前がやることじゃない」

「知るか、俺は俺のやりたいようにやる!」

「俺も同じだ・・・やりたいようにやって・・・エレジアの魔王が相手だろうが俺はウタを守る!!」

「そんなんじゃ駄目だ!!俺はウタをそいつから“自由”にするんだ!!」

「俺に勝ってから言え!!」

 

ルフィは今度は両手を巨大化し硬化させてさせてカタクリに突っ込んでいき、思いっきり手を引いた。

 

「ゴムゴムの灰熊銃!!」

「力餅!!」

 

両手をカタクリにぶつけようとしたがカタクリは無双ドーナツで作り出した2本の腕をぶつけて相殺した。それどころかルフィの近くに無双ドーナツを作り出し、拳を出させて無防備になったルフィをまた殴り飛ばした。

 

「ウタに会って・・・俺は久しぶりに人前でドーナツを食えた・・・自分を受け入れてくれたウタには感謝しかない!だから、ウタを守るためならこの命も惜しくない!!」

「俺も別に惜しくはねぇよ!!」

 

カタクリの叫びにルフィは立ち上がって返した。

 

「夢を叶える為に死ぬなら別にそれで良い!大事な仲間とウタと一緒に俺は夢を叶える!!」

「夢だと!?何1つ俺に勝てないお前がか!?」

 

散々とカタクリにやられっぱなしのルフィは流石に言い返せなくなってきたが意地でも負けたくなかったので叫びながら、突っ込んで行った。

 

「ゾロは負けねぇって誓ってから1度も負けてねぇ!!ナミはどんな島や海だろうが必ず連れて行ってくれる!!ウソップはどんなに強い奴が相手でも逃げねぇ!!」

「何を言ってる!?」

「俺の仲間の凄えところだ!!凄いのを一杯知ってるから負けられねぇんだよ!!」

 

カタクリに負けたくなくて自分を鼓舞する為にルフィは仲間の凄い所を叫びながら、負けないように気合を入れ直していた。するとカタクリの胴体に初めて拳が入った。

 

「どうだ!?」

「・・・ペロス兄はどんな時でも長男として先頭に立つ!!コンポート姉は皆を分け隔てる事なく愛してくれる!!オーブンの真っ直ぐさはどんな不安も吹き飛ばす!!」

 

ルフィにやられてかカタクリもまた家族の凄いところを叫び始めた。そして今度はルフィの胴体を殴り、吹き飛ばした。

 

「仲間の凄い所だと!?俺の家族の方がもっと凄い!!」

「いや、俺の仲間だ!!」

「俺の家族だ!!」

 

2人は殴り合いながら、自分の大切な仲間や家族の“自慢”合戦を始めた。










































というわけで激戦が繰り広げられる中で始まるルフィとカタクリによる自慢合戦wwww

いや、2人とも戦闘中に無駄な会話は省くタイプだけどやってみたくてやりました。まぁ2人とも結構精神がボロボロだから出来たということで1つ。

そして難産の理由の1つがルフィとカタクリの戦闘の難しさ・・・中距離戦闘って難しくて・・・接近戦ならもう少し早いのですが中々に距離感が掴めなくて・・・ですがまだまだ熱く行きますよ!!
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