“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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お待たせしました!!
それではどうぞ!!


覚醒

ルフィとカタクリの戦闘は完全に邪魔者が居なくなったのもあって白熱していた。

 

「ゴムゴムの鷹回転弾!!」

「角餅!!」

 

威力を上げた回転弾と角餅がぶつかり合い、勝ったのはまたしてもカタクリだった。武装色の練度が違いすぎた。

 

「いてぇ〜!!」

「回転させて威力を上げてるがそれに負けるほどヤワな鍛え方はしてない!!」

 

カタクリがそう言うと今度はカタクリがルフィの回転弾のように腕を回しながら殴ってきた。ルフィはそれを避けようとしたが直前に拳が巨大化してまともに食らった。

 

「無双ドーナツ 餅巾着!!」

 

無双ドーナツを大量に作り、腕を出現させてルフィ目掛けて打ち込むがルフィはそれを避けてカタクリに突っ込み、蹴りを顔面に入れようとしたがカタクリはあっさりと頭を餅に変化させて避けてルフィを自分の後ろに通り過ぎさせるとすぐに振り向いて殴り飛ばした。

 

「クソ!」

「見聞色の未来視が分かってもお前が気軽に使えるわけではないなら、行動を制御出来ればどうにもなる」

「本当に厄介だな・・・もう結構やってるのにまだ使えるなんて・・・」

 

既に約束の時間まで2時間・・・鏡の世界に入ってから8時間が過ぎていた。流石に楽しい喧嘩ではあるがそろそろ終わらせないといけなくなってきた。

ルフィはカタクリに突っ込んで行った。また無双ドーナツで攻撃するが今度は避けずにそのまま突っ込んできた。下手に避けても予測と未来視の両方でやられるから肉を切らせて骨を断つ戦法でルフィはカタクリに突っ込んでいったがカタクリは真正面から角餅でぶっ飛ばした。

 

「未来視に予測・・・そこからお前の次の行動は読んでいた。楽しい喧嘩だが負ける気なんて毛頭ないぞ俺は・・・」

「俺もだよ!!ゴムゴムの銃」

 

ルフィはカタクリに向けて拳を伸ばすがそれと同時にゴムの戻る性質と自身の鍛えまくった脚力で瞬時に詰め寄ってカタクリの顔面に裏拳を当てようとするが避けられて角餅を打ち込まれた。

カタクリはそのまま腹に蹴りを入れようとした。

 

「ゴムゴムのUFO!!」

(はぁ!?)

 

しかし、ルフィは下半身を回転させて少しだけ浮かんでそれを避けた。これには流石のカタクリも唖然となってしまい、その隙を付かれて蹴られた。

 

(浮かび上がった・・・弾力で飛んだバウンドマンとは違う!!ふざけてる・・・こいつの能力は“覚醒”するとあらゆる能力で最も“ふざけた”能力になるぞ!!)

 

まさかの方法で避けたルフィに蹴られつつもカタクリは冷静にルフィの能力を見極めようとしたがやればやるほどふざけた技や使い方が多く、困惑と面白さを感じていた。カタクリは真正面から潰そうと無双ドーナツを作って腕を出現させるとルフィも両腕を前後に動かして溜めていた。

 

「ゴムゴムの鷹攻城砲!!」

「力餅!!」

 

武装色で硬めた攻城砲と力餅がぶつかり合う。先程までならルフィが負けていたがここで初めて相殺された。

その結果にルフィは笑い、カタクリは少し驚いた。長時間の戦闘で遂にカタクリの覇気も消費されてきたのだ。

 

「喧嘩はまだまだこれからだ!!」

 

両手を硬化して笑うルフィにカタクリも笑った。そして2人は互いに足を伸ばして相手の顔面を蹴った。

 

 

 

 

〇〇〇

「まさか!!ウタが毒を盛られていたとは!!一体どれだけのビッグニュースの宝庫なんだ今回のお茶会は!!こんなに幸せな時間はねぇぞ!!今度、行われる筈のライブには俺が直々に行ってやる!!絶対に最高のニュースが手に入る筈だ!!」

「・・・うるさいから鎮静剤を打つわね」

 

段々と煩くなってきたモルガンズにステューシーは容赦なく腕に鎮静剤を打ったがまるで効果はなかった。

 

「俺のこの迸るジャーナリズム精神にそんな薬など効かん!!」

「もう手遅れね」

 

全然止まる気配のないモルガンズにステューシーは遂に止めるのを止めた。

 

『『ウタは渡さない!!』』

 

「くぅぅぅぅ〜!!!明日の新聞の記事のタイトルはそれだ!!もう全てが最高だぜぇ!!ヒャッハー!!!」

「まぁ、シキの事を書かなければ良いわ・・・」

 

ステューシーはそんな風にはっちゃけ始めてるモルガンズの横でこの盛り上がってる戦いを聴いていた。

 

 

 

〇〇〇

ナミ達はリンリンやシキから逃げつつもサンジと合流し、ベッジらにケーキを託してリンリンの注意から逸した。残るシキと戦っていた取り敢えずの同盟相手であるバレットは吹き飛ばされつつもサニー号に上手く着地して構えた。

 

「カハハハハ!!やるじゃねぇかジジイ!!おい!俺はあいつと一緒にこの先にあるぶっ潰された島でやり合う。ここで同盟は終わりだ!!あばよ!!」

 

バレットはそう叫んでシキに突進し、2人はシキによって破壊されたキャンディ島へ飛んでいった。サンジはなんか知らないが突然現れたバレットに首を傾げてナミに聞いた。

 

「ナミさん、誰だあいつは?」

「ゾロ以上の脳筋の変態よ・・・けどシキを引き受けてくれるなら構わないわ!!」

 

ナミは非常に手短にそれだけ言うとすぐにジンベエに指示を出した。まだまだと追ってくるビッグマム海賊団から、逃げつつもルフィやウタとどうやって合流し、また逃げるのか相談し、サンジのアイデアに乗ることになった。

 

 

 

〇〇〇

ルフィとカタクリは巨大な拳のぶつけ合いをしていた。

 

「ゴムゴムの象銃乱打!!」

「餅巾着!!」

 

拳と拳がぶつかり合って間にあった壁を粉砕しながらも両者引かずにぶつけ合い、拮抗していた。しかし、そもそもの腕の数の差でカタクリが押し始めていた。段々と分が悪くなってくるルフィ。カタクリは容赦なく決めようと拳をぶつけようとするがルフィは殴り合いをやめて無双ドーナツから出た腕の上を走って距離を詰めてくるとカタクリの顔面を蹴り飛ばした。

武装色で防ぐも少しだけ飛ばされたカタクリに容赦なくルフィは拳を放つ。

 

「ゴムゴムの象回転弾!!」

 

回転してくる象銃をカタクリはまともに受けてよりふっ飛ばされたが壁にぶつけられる直前に体を変化させてルフィの拳を受け止めるとグルグルとハンマー投げのようにルフィをブン回して壁にぶつけた。

 

「焼餅!!」

「ゴムゴムの火拳銃!!」

 

倒れてるルフィに炎を纏った拳を当てようとカタクリは放ったがルフィも火拳銃を放ち、空中で交差してお互いの顔面を捉えてぶっ飛ばした。ルフィは倒れても立ち上がり、カタクリは倒れない。

お互いのスタイルの差が良く出ていた。

ルフィはカタクリに手を伸ばして首を掴んだ。

 

「ゴムゴムの丸鋸!!」

「柳餅!!」

 

そのまま回転しながら蹴りを入れようとしてくるルフィにカタクリは踵落としで無理矢理地面に叩き伏せて止めた。そしてそのまま右脚で蹴ろうとしたがルフィはすぐに起き上がって左足裏で止めると腕を伸ばした。

 

「ゴムゴムの鷹銃弾!!」

 

カタクリの左頬にルフィの拳がめり込むが寸前で武装色で防御していたのもあってすぐに反撃した。

 

「雨垂餅!!」

 

近くの地面を餅の触手に変えてルフィの腹に突きを入れて吹き飛ばした。カタクリはそろそろ終わらせようと体をドーナツのように丸くさせるとルフィに向かって突っ込んで行き、上に飛び上がった。

ルフィもそれを見て息を大きく吸って体を風船のように膨らませた後で捻りながら吐き出し上に飛んだ。

 

「ゴムゴムの鷹暴風雨!!」

「斬・切・餅!!」

 

カタクリに向かって大量の拳が向かっていくがそんな物を全て吹き飛ばそうと最大の技で応戦し、棍棒と化したカタクリの棘だらけの腕がルフィにぶつけられて大穴を開けながら、鏡の世界の地下深くにルフィは叩きつけられた。

 

「終わったか・・・」

 

カタクリは見聞色で確認しながらそう判断した。ルフィの息が絶え絶えになっていてもう立てないと思った。

 

「ルフィ・・・」

 

そんな2人の激闘を見ていたウタはそう呟いた。カタクリはそれに気づくとウタに近づいていった。万国にいる間にどれほど傷つけたか、酷い目に合わせてしまったかカタクリは罪悪感を感じながらも伝えたい事があった。非常に身勝手だが、それでも言いたかった。

 

「ウタ・・・こんな事を言う資格が無いのはわかってるが言わせてくれ・・・君が好きだ・・・」

「カタクリ・・・」

「俺と結婚してください」

 

カタクリはウタの前に膝をついて真剣に告白した。

そんなカタクリにウタも真剣に目を見て返した。

 

「カタクリ・・・嬉しいけど・・・アタシにはもう決めた人がいるの・・・カタクリと違って凄い子供っぽいし・・・喧嘩も凄いやるし・・・負け惜しみが多いけど、“新時代”を一緒に誓った人がいるんだ」

「あいつはもう・・・」

「ルフィ〜〜!!アタシ達の“新時代”はまだ始まってないよ〜!!アタシとの誓いを破る気!!?」

 

ウタはそう叫んだ。

カタクリはウタにもうルフィは立ち上がれないことを宣告しようかと思っていたが、突然と聞こえてきた音に愕然となった。

 

ルフィの腕が上に伸びていてそのまま飛んできたのだ。驚くカタクリを尻目にルフィはウタに向かって叫んだ。

 

「俺がお前との約束を破るわけねぇだろうが!!」

「ルフィ・・・」

 

地面に降り立ったルフィはそのまま倒れそうに成る程フラフラだったがウタにそんな激励をされて頑張らないわけにはいかなかった。

カタクリはタフ過ぎるルフィに呆れてつつも笑って向かい合った。

 

「凄いな・・・お前は・・・あれを食らってまだやるとは・・・」

「お前もな・・・」

「だからこそ、今度は決める。次にあれを食らって立てると思うなよ!!」

「俺も同じだ!!・・・まだ全然超えてねぇけど・・・この10分で・・・」

「やれるもんならやってみろ・・・俺は・・・フッ」

「シシシ・・・答えた!!」

 

お互いに未来を見ながら会話をやって相手よりも先に答えるとまた笑った。

そして、ルフィは武装色で硬めた腕に空気を送った。カタクリはバウンドマンかと思って構えて、見聞色で未来を見ると首を傾げた。

 

(バウンドマンじゃない?)

「ギア4 “スネイクマン”!!」

 

ルフィはバウンドマンでも更に言えばクラッカーを倒したタンクマンでもない第3のギア4の姿になった。カタクリはその姿を見て、以前ドレスローザで聴こえてきたドラムの音が大きくなってるのを感じた。

 

(またドラムの音だ・・・以前よりも大きいな)

 

カタクリはそう思いながらも拳を構えた。ギア4にボコボコにされたドフラミンゴや先程からポテンシャルの高いルフィを知っているのもあって油断せずに向き合った。

 

「ドレスローザのとは違うようだな」

「あぁ、これは速い!!」

 

ルフィはそう叫んでカタクリに拳を放った。弾力でスピードが桁違いに上がっていたがカタクリは避けた。

 

「?」

 

単調な攻撃に首を傾げてると突然も横からルフィの拳が飛んできた。

 

「!!?」

 

確かに避けて後ろに行った筈の拳が横から飛んできた事に驚きつつもカタクリは当たる寸前で武装色を纏ってなんとか防ぐがふっとばされた。

 

「曲がる拳か・・・」

 

ドレスローザで見た大蛇砲と同じ原理だと分かったが速さが段違いに上がっていた。カタクリはルフィの方を向くと既に次の拳を放っていてなんとか避けたが予想通り、猛スピードで曲がってカタクリの鳩尾に入って殴り飛ばし、カタクリはそのまま壁に激突した。

 

「ゴムゴムのJET大蛇砲!!」

(全てが曲がる拳か!・・・)

 

容赦なく次の拳を放つルフィ。カタクリは下手に避けるのは危険と判断し、角餅をぶつけてルフィの拳を弾き飛ばした。

 

「痛え!!けど、超えていく!!」

「かかってこい!!」

 

突っ込んできたルフィにカタクリもそう叫び返した。ルフィは両手を畳み込ませて放った。

 

「ゴムゴムの黒い蛇群(ブラックマンバ)!!」

 

今までの銃乱打と同じ両手でのラッシュだが大蛇砲と同じ曲がる拳でしかも桁違いの速さにカタクリは流石に予知できずに両手を角餅にして防ぎながら体をドーナツのように変形させてルフィに突っ込んで行った。

 

「JET大蛇砲!!」

「焼餅!!」

 

ルフィとカタクリの拳が近距離で交差して顔面を殴り合ったが2人はすぐに立て直してお互いに腹に蹴りを入れて吹き飛ばした。

 

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・腹減った!!・・・クソ!!」

「はぁ・・・はぁ・・・あぁ!!とっくにメリエンダは過ぎてるのに!!・・・クソが!!」

 

お互いに腹の中に溜まった言いたいことを言ってスッキリするとまた拳を構えて、カタクリはルフィのスネイクマンを分析していた。

 

(バウンドマンよりもさっきまでの戦い方に近いように見える・・・つまり、あいつにとってバウンドマンは動物系の特性を上げた物でこのスネイクマンが本来の戦闘方法に近い・・・いわば正当な強化形態・・・バウンドマンよりも威力不足だが、これで更に威力を上げられたら本当にあいつは“覚醒”するぞ)

 

カタクリはバウンドマンとスネイクマンの関係をそう結論づけた。強力な弾力のせいでまともに立っていられなかったバウンドマンよりも地に足がちゃんとついて本来のルフィの戦闘スタイルから大きく逸脱してないスネイクマンの方をカタクリは危険視した。

今はまだ威力不足だがこれで一撃の威力を上げられたら本当に覚醒すると思ったからだ。

 

カタクリは決着をつけようと体をドーナツのように丸くするとルフィに向かって突っ込んでいき、ルフィも拳を腕の中に畳んで放った。

 

ルフィの拳はカタクリは避けて上に飛び上がると回転しながらルフィに向かって突っ込んでいき、ルフィも拳を何回も曲げて速度を上げながらカタクリに向かって放った。

 

「「これで終わりだ!!」」

「ゴムゴムの王蛇(キングコブラ)!!」

「斬・切・餅!!」

 

今できる最大の大技が交差し、カタクリの斬切餅はルフィの脳天にルフィの王蛇はカタクリの鳩尾に入った。

しかし、今までのダメージから優勢はカタクリだった。

経験、思い、根性、信念、愛。

全てをこの一撃に込めた。

 

(俺の勝ちだ!!)

 

そう確信した。決して慢心も油断もせずに力を込めてルフィを下に叩きつけようとした瞬間にカタクリの腹が()()()()()()()()()より深く刺さった。

急に深く強制的に入れられた事によって今まで以上の威力の拳を受けたカタクリ。

 

お互いの攻撃が入りきった所で2人は腕を戻した。

バチンと腕からそんな音がなってルフィは足元の地面が崩壊し、落ちた。

 

(この戦いで一瞬だけ・・・“覚醒”しやがった・・・)

 

ルフィが落ちる前に笑っていたのが見えたカタクリは朦朧とする意識の中で力尽きてうつ伏せに倒れた。

ウタはそんな2人の戦いを確かに自分の目で見届けると堪えていた眠気に堪えきれなくなってウタも倒れた。

 

こうして鏡の世界で行われたルフィとカタクリの戦いは終わった。

 






























というわけで遂にルフィVSカタクリ決着!!
いやぁ、長かったし・・・途中が凄い鬱でどうなるかと思ってましたがここまでこれて嬉しいです!!
そしてルフィの覚醒をどうするか迷い続けてやってみました一瞬だけの覚醒!!まだ全然ギア5ではなく、カラクリ城のメカ巨兵の時に出たギア2のイメージでやってみました。
批判は受けます・・・

まだまだ、ホールケーキアイランド編は続きますよ!!
この後は、逃げてルフィとウタの会話をしてシャーロット兄妹の話をやって、ウタの曲をしてから再びイチャイチャ編です!!
それでは皆様、お待ち下さい!!
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