“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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少し、短いですがどうぞ!!
イチャラブって難しい!!
また今回のリクエストは肘神さま様のリクエストが入っております。




Mushroom Island

自らの恋心を自覚したルフィは以前にも増してウタと絡むようになった。

 

「なぁ、ウタ。久しぶりにあれやるか!」

「うん!昨日は無理だったけど久しぶりにやろう!」

 

ルフィとウタは昔から良くやっていた事をやろうとしてサンジにチキンを用意してもらおうと頼みに行ったが生憎とチキンは切らしていたので魚になった。

ルフィとウタは魚でも大丈夫なので次に突っ込んでくる犬役を代わりに誰かにやってもらう事になったのだが、キャロットがこれに立候補した。

こうして準備も出来た2人は眼の前に焼き魚の身がたくさん載った皿が置かれていた。

 

「それじゃ、キャロット!合図したら突っ込んできてくれよ!」

「うん、わかった!」

 

ルフィがキャロットにそう言うとルフィとウタは互いに笑い合って両手を頭の上に上げた。

 

「「321!!」」

 

懐かしい合図とともに早食い競争を始める2人。昔とは違ってルフィの早食いの速度は凄い早くなっていた。後ろからはキャロットがかなりの速度で迫ってきてウタは焦った。

 

(ヤバっ!ルフィ早すぎるよ!いつもの手で・・・)

 

ウタは樽に入ってるジュースを持った。

 

「ルフィ、はいこれ」

「おう・・・ってもうその手には乗らねぇぞ!!」

「えっ!?」

 

いつもの手がルフィには通じなかった。何故にとウタは思ったが恋心を自覚したルフィが食べながらもウタをチラチラと気づかれないように見てしまったのでジュースを手に持った所が見えたのだ。いくらルフィとてそんな状態で素直に受け取るほど単純ではなかった。

 

「なら、こっちを上げる!!」

「お、サンキュー!!」

 

しかし、ルフィに負けたくないウタは食べかけの魚の身をルフィに渡すと食い意地の張ってるルフィは笑顔で貰った。ラッキーと思いながらウタはジュースを飲んでその場から退散。

キャロットはまだ食べていたルフィの肩をポンポンと叩いていた。

 

「あっ〜〜〜〜!!!??」

「へへへ、アタシの勝ちだね!!」

「ずりぃぞウタ!今のは無しだ!!自分で食ってねぇじゃん!!」

「勝負の内容は皿の上に置いてるのを綺麗にして先に逃げた方の勝ちだからズルしてません〜!」

「い~や!!ズルだ!!」

「出た、ルフィの負け惜しみ〜♪♪♪」

 

昔からのやり取りをしてウタもルフィも楽しかった。単純に勝ち負けではなく好きな人と楽しいことをやれるというのが嬉しかった。

 

(懐かしいなぁ・・・あれ?待って・・・アタシ、自分からルフィに間接・・・!?!?!?)

 

自分がやった事を今更になって恥ずかしくなってきたのかウタはボンッと音がなりそうな程顔が赤くなった。前にルフィが無自覚にやっていたことを自分からやったと言うのもより恥ずかしさに拍車をかけていた。

 

「ん?ウタ、熱か?」

 

眼の前にいるウタの顔が赤くなった事でルフィは純粋に心配して熱がないかデコを合わせた。それに対してウタは更に顔を赤くさせた。

 

(近い近い近い近い!!これじゃ、いくらルフィでもわかっちゃうよ!!恥ずかしいぃぃぃぃ!!)

 

ルフィの顔が眼の前にあるのもあってウタの羞恥心はドンドンと上がっていった。しかし、いくら恋心を自覚したルフィとしてもウタの羞恥心は分からなかった。

 

「なんか熱くはねぇな」

「・・・もうムリぃ・・・」

「ん!?」

 

そして遂に耐えきれなくなったウタは気絶した。ルフィはすぐにウタを抱えて地面に体を打たせないようにした。

 

「お、おいウタ!?どうしたんだ!?チョッパー!!」

「え!?ウタ、どうしたの!?」

 

鈍感というか基本的にウタが今感じていた羞恥心がないルフィとミンク族ゆえに文化が違うキャロットはウタが何故に倒れたのか分からなかった。

 

(いや、ルフィのせいなんだけどなぁ〜)

(相変わらずね・・・先が思いやられるわ。というか口の中が甘いわ!!)

(何故でしょう・・・ルフィさんの恋心を知って応援しようと決めたのに・・・それはそれとして凄く羨ましいです!!口の中が甘いので余計に悔しい!!)

(チクショー!!!!)

 

チョッパーは呆れてナミは呆れつつも甘くなった口に愚痴り、ブルックは嫉妬はしつつもルフィを応援すると決めたゆえにどれだけ口が甘くなっても堪えていた。そしてサンジは嫉妬で燃えそうになっていた。

そんな風に和やかな雰囲気が流れていく中でナミは気象が変わるのを感じた。風が流れてきた方向を見て暫くしてからナミは皆に指示を出した。

 

「皆、聴いて!!後、10分もしないうちに大型のサイクロンが来るわ!!ルフィ、急いでウタを船室に入れて!!急いで帆を畳んで、パドルの準備よ!!」

 

ナミの指示を聴いたら、ルフィ、サンジ、チョッパー、ブルックはすぐに動き、万国に行く前に嵐を経験していたキャロットも少し遅れてだが反応した。

急いでサニー号の装備であるパドルを起動させて今いる海域から逃げようとするが気象が特に予想しにくい新世界という事もあって掴まってしまった。だがそんなのに負けないほどに船乗りとしての経験を積んでるルフィ達はその荒くれた海を渡っていた。

 

「うひょ~!!楽しいなぁ!!」

「おい、笑ってる場合か!!?」

「ナミさん、ご指示を!!」

 

男どもがそんなふうに作業をしながら騒いでる中、ナミは冷静に気象を読んでいた。そして辺りを望遠鏡で見回してると一部分だけ光が指してる島が見えた。

 

(あれってまさか・・・能力者は4人で助けられるのは私を含めて3人・・・よし、決めたわ!)

 

ナミは決めると皆に指示を飛ばして島に向かった。暫く進むと荒れ狂っていた嵐は収まって再び優しい風になった。

 

「あれ?なんで嵐が突然止まったの?」

「嵐の目に入ったのよ」

 

キャロットの純粋な疑問にナミは嵐の中心にある目に入った事を言った。まだまだ疑問に思っていたキャロットに興味を持ったルフィが聞きに来た。

 

「・・・以上よわかった?」

「「不思議な事があるんだなぁ・・・」」

「だったら、最初からそう受け取っておきなさいよ!!」

 

最後はいつも通りになっているとウタが起きてきた。目を擦っていてあくびをしていた。

 

「あれ?皆、何かあったの?」

「シシシ、ウタ残念だったなぁ〜、面白え嵐だったのに!」

「えっ!?そんな事になってたの!?ごめん、呑気に寝てて!!」

「良いわよ、急な嵐だったし。気絶してから20分も経ってないしね」

「うぅ・・・本当にごめん」

 

ナミにそう言われても役に立てずに申し訳ない気持ちのウタ。すると嵐で被害がないか船内を確認していたサンジが話しかけてきた。

 

「ナミさん、やっぱり食料が心許なかったから買い出しや確保がしてぇんだが・・・」

「あっ、だったらウタ!食料確保にルフィと行ってきたらどうかしら?チョッパーやサンジ君も連れて!」

「行く行く!!絶対に行く!!」

 

ナミの言葉を聴いてウタはすぐにそう答えた。役に立てなかった分頑張れるし、ルフィと一緒なのと即決に繋がった。

その後、サニー号はとりあえず眼の前にあるデカいキノコが中心に生えてる島周りをぐるっと回って埠頭が見当たらないのも確認すると沖で錨を下ろしてから、ルフィ・ウタ・サンジ・チョッパーはミニメリーに乗って島に向かった。

ルフィは新しい島でウタと一緒に冒険と言う部分にワクワクして、ウタはルフィと一緒に冒険し嵐の分を取り返そうとまだかまだかと心待ちにしていた。

 

「よし、俺とチョッパーは一緒に行動するからルフィとウタちゃんは取り敢えず片っ端から食料を集めてくれ。くれぐれも勝手に食べねぇようにな」

「おう、わかった!」

「なぁ、ウタってキノコとか薬草の種類ってわかるか?」

 

チョッパーの質問にウタはエレジアに居たときに多少の種類は勉強して知っている事を伝えるとサンジもチョッパーもそれなら安心かと思った。

 

 

 

〇〇〇

島に無事に付くとあるのはキノコキノコキノコとキノコだらけのキノコ島だった。

 

「ウタ、早く行こうぜ!!」

「えっ、ちょっとルフィ!?」

 

早く島を冒険したいルフィはウタの腰に手を回してぐるぐるに巻くと島の中へ颯爽と行った。

 

「おい、本当に大丈夫か?」

「ウタもいるし、大丈夫じゃないかな?」

 

サンジとチョッパーは心配になってきた。

 

島の奥へと進んだルフィとウタは見渡す限りのキノコだらけな場所を見つけると探検しながらキノコを取って進んでいた。

ウタは色んなキノコを取りながらもあるキノコだけはもう100%毒ありだと知ってるのがあり、それだけは見ても取らなかった。

 

「ん?ウタ、これ忘れてるぞ?」

「ルフィ!!それは毒キノコだよ!!食べちゃだめ!!」

 

ルフィがウタの取らないキノコを見つけて話しながら取るとウタは声を荒らげてだめだと言った。そのキノコはピンク色をしていてファンシーな見た目だったがウタはそのキノコの特性を誰よりも知っていた。

 

「そ、そうなのか?これ、なんてキノコなんだ?」

「そのキノコはネズキノコって言って食べると寝なくなるキノコなの食べ続けるとやがて体力が無くなって死んじゃうの・・・」

 

ルフィはそれを聞くとすぐに捨てた。ウタが何でそんな事を詳しく知ってるのかルフィは気になって目を向けるがルフィが何を言いたいのか目を見て察したウタは背を向けて暫くすると心からの笑顔を見せた。

ルフィもそれを見て安心して聞かないことにした。

 

前はあれがあれば永遠に歌い続けられて皆を幸せなウタワールドに連れて行けるとウタは思っていたがバギーに怒られて現実世界で歌い続けられる海楼石を貰ってそんな事をウタは考えなくなった。

自分の場所が分かった今ならはっきりわかる。あれは寂しい事を上手く伝えられなかったから考えていた事だ。けどビビにあって、友達を沢山作り、バギーに助けられてルフィと再会できた自分にはもういらないものだった。

 

ルフィとウタはその後、楽しくキノコを取り続けるとポツポツの雨が降ってきた。嵐の目だったこの島だが嵐が動いて目から外れてきたのだ。

 

「ルフィ、急いで戻ろう!」

「おう!」

 

2人はすぐに戻ろうと急いでミニメリーの方に帰っていくが奥まで来すぎたのかすぐに大雨になった。ゴロゴロと雷が鳴り初めてルフィもウタもビショビショになると近くの岩壁に洞穴を見つけた。

 

「ウタ、あそこで雨宿りしよう!!」

「うん!」

 

ルフィとウタは沢山のキノコを持ってその洞穴に暫く厄介になることにした。雨がザァザァと降ってる中で運が良かったのか洞穴の中には小枝が多くあった。乱雑にあるので恐らく風に飛ばされたものなのだろう。洞穴の中にあり、乾いていたのもあってサバイバル慣れしているルフィは手際よく火をつけた。

 

「シシシ、どうだ!」

「へぇ、ルフィって案外器用なんだね」

「昔、爺ちゃんにジャングルに放り込まれた時に覚えたんだ」

「ルフィのお爺ちゃんって・・・中々・・・」

 

ルフィの言葉にウタは割とスパルタな事をやってるガープに少し引いていた。

雨が止むまで火に当たりながらゆっくりしようとしていたがウタはくしゃみをしてしまった。

 

「くしゅん!」

「ん?ウタ。大丈夫か?」

「やっぱり濡れたままの服を着てちゃ駄目だね・・・」

「そうだなぁ・・・俺も寒くなってきたし・・・」

 

ルフィはそう呟くと服を脱ぎ始めた。

ウタはルフィの突然の行動に目を見開いた。

 

「ちょ、何やってんの!?」

「乾かさねぇとだめだろ?」

「いや、アタシが・・・ってあんたがそんなの気にする質でもないか・・・ねぇ、後ろ向いてて!絶対にこっちは見ないでよ!?」

 

ウタに突然そう言われたルフィは後ろを向いた。後ろから服を脱いでる音が聞こえてきてルフィは察すると絶対に見ないように目を瞑った。

ウタは濡れてる服を脱いで下着姿になると同じように下着姿になって火に背中を向けていたルフィを一目見てから近づいた。

 

「ウタ、どうしたんだ?」

「ねぇ、目を瞑ってるならこっち向いて良いよ」

 

ルフィはウタにそう言われると絶対に目を開けないように強く瞑っているルフィは体の正面をウタに向けた。

ウタはそれを確認してからルフィの手を取って火に体を当たらせるように座らせてから横に座った。見聞色の覇気を鍛えた関係で意思がないから分からないが火の音とかは普通に聴こえてるので別にそんなサポートはいらなかったがウタの好意にルフィは嬉しくなった。

ウタも隣にルフィが居るのに安心したのか肩に頭を預けるように傾けて体も少しルフィの方に傾けた。

 

「ルフィ・・・」

「ん?」

「ルフィはさ・・・アタシの事どう思ってるの?」

「・・・俺はウタの事・・・好きだ」

 

ルフィはウタの質問にそう答えた。恋心を自覚したルフィは素直にそう言った。ウタはそれを聴くと体の芯から熱くなってくる程嬉しくなったが、少し頭が冷えた。

 

(ルフィの事だから、たぶん友達としての好き・・・けど、いつか絶対に振り向かせるからね!!)

 

今まで欠片もそう言った所から遠かったのをウタは知っていたので悲しいことにルフィの気持ちは届いてなかった。ウタもウタで壊滅的に鈍感だった。ルフィはルフィでちゃんと伝えたがそれがどんな反応だったら伝わってることになるのか分からずに悶々としていた。

 

こうして2人は雨が止むまで火に当たりながら、鈍感な2人は好きな相手と一緒にのんびりしていた。
























というわけで島での一時です。
イチャラブって本当に難しいですが頑張ります!!
因みに次回は水着回ですのでこうご期待!!
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