昨日はもうずっと夢の中に居たので遅くなりました!!
それではどうぞ!!
あれから、1日経ってウタは無事に元の体に戻った。チョッパーが念の為に検査をしたが異常はなかった。
そんな風に安心してるとウタはサニー号にある電伝虫であるところに連絡していた。
「それじゃ、バギーおじさんよろしくね!」
『おう、3日もすりゃ合流できらぁ』
ウタはバギーと話をしていてそれが終わると電伝虫を切った。するとナミが船室に入ってきた。
「あら?もう話はいいの?」
「うん!3日後に合流しようだって!」
「そう、ワノ国に一緒に行けないのは少し残念ね」
「もうちょっと一緒に居たいけどライブがあるから・・・けど、すぐにやるつもりだから早くまた会えるよ!」
「そうね。ワノ国で用事を済ませたら必ず行くから楽しみにしてるわね♪」
「うん!」
ウタはサニー号を降りる話をバギーとやっていたのだ。別にこれに関しては全員納得していた。ウタにはウタの目的があって一緒に居たのはウタが世間から雲隠れする意味合いもあったがライブの予定は変わってない。
いつか来る一時の別れが来たのだ。
船室でウタとナミがそんな風に話してる中でルフィは部屋の外からそれを聴いて麦わら帽子を深く被った。
〇〇〇
「ウタ〜、また勝負しようぜ!」
「うん!何する?」
後3日でウタと離れると分かったルフィは出来る限り一緒に居たいと思って引っ付いていた。ウタもルフィと一緒に居て想いを伝えたいと思っていた。
勝負だったり、関係のない作業だったり、昼寝だったりと一日中一緒に居たが2人の距離は縮まらなかった。
そして夜になり、ルフィとウタはベッドで横になった。風呂上がりのウタとルフィ。ウタはルフィが週一しか風呂に入らないと知って驚いて無理矢理にでも入らせようとしたがルフィは包帯が取れてからと言うものちゃんと毎日入っていた。
ルフィは包帯が取れて恋心を自覚したら、風呂を毎日入るようになった。なぜか理由はルフィにも分からない。ただ、包帯が取れてからの1日目はチョッパーからも入るように言われて入って寝る時にウタに抱き着かれて嬉しかったのは事実だった。
そんなこんなで風呂に入ってさっぱりした2人はベッドで横になって寝ていたが深夜の真夜中でルフィは目を覚ました。自分の寝相が悪かったのか2人で一緒に被っていた掛け布団は捲れていた。
ルフィはウタが風邪をひくと思って布団をかけようとしたが固まった。寝てるウタを見てまた心臓がドキドキしてきたのだ。
「ウタ・・・俺、離れたくねぇよ・・・」
ルフィはそんな事を呟くとウタに向けて手を伸ばしかけた。
『ジハハハハハハハハハ!!』
しかし、そんな風に手を伸ばしかけた瞬間にルフィの脳裏にシキの笑い声が響いた。ルフィはそれにハッとなると手を引っ込めた。すぐにウタに布団を掛けて自分は逃げるように部屋から出た。
部屋の外で蹲るように座った。
「俺、何をやろうと・・・駄目だ・・・ウタを傷つけちまう・・・離れねぇと・・・ウタの邪魔はしたくねぇ・・・」
自分が何をしそうになったのか冷静に考えれば考えるほど脳内には心底嫌いなやつの笑い声が響く。ウタを傷つけたくないルフィは決心したのか近づかないように部屋の外で寝た。
〇〇〇
「おかしい・・・」
「どうしたの?」
ウタは女子部屋でナミと一緒に駄弁りながら服を新しく作っていたが首を傾げた。
「ルフィが来ない・・・昨日はあんなにべったりだったのに・・・むぅ・・・」
「そうね・・・キャロットとさっき気軽そうに喋ってたのに・・・」
「むぅ〜!!」
ナミの何気ない一言でウタから嫉妬の炎が出そうになったがキャロットは友達なので必死に抑えようと努めていた。
(あれなのかな?昨日あれだけ一緒に居たから今日は別にってことなのかな?・・・もうすぐにアタシは降りるのに・・・ルフィのバカ・・・)
ウタは不貞腐れつつも手は止めずにルフィに贈る服にあることをしていた。
ナミはそれを見ながらルフィにどうしたのか今日中に聞かないとと思って一先ず部屋から出てルフィを探し始めた。
〇〇〇
ルフィはいつものサニー号の頭の上じゃなくてゾロがよく使っている展望台の方にいた。サニー号の頭の上だとウタがすぐにやってきそうだったからちょうどここによく居るゾロも居ないのでルフィはここに居た。
「あ、ここに居た!探したわよ・・・」
「んぁ?ナミ?」
のんびりと寝ようかとなってる時にナミが下から登ってきて、ルフィの横に座った。
「で、今日はどうしたの?昨日はあれだけウタの横に居たのに」
ナミは優しくルフィに話しかけた。ルフィはナミに昨日やりそうになった事を言いたくなった。仲間だから話せば良い助言を貰えるかと思った。
『てめぇにこれ程効率良くあの女を使えるか!?』
言おうと決めた瞬間にルフィの脳裏にアーロンに言われた事を思い出した。恋がまだ何なのか理解しきれてないルフィは少なくとも昨晩の事は普通じゃないと思ってた。そしてナミはそう言った状況に長年苦しんできたのを知っていた。ゆえにルフィはナミに話せなかった。
「話せない事なの?」
ナミは一向に話してこないルフィにそう訪ねた。ルフィがウタに対して一途な想いをしてるのを知ってるナミは拗れて欲しくないが、ルフィは話してこない。
ナミの言葉にルフィは首を縦に振った。
するとナミはルフィを抱き締めた。
「ナ、ナミ?」
「ルフィ、怖がらないで・・・私達は仲間よ・・・大丈夫だから・・・あんたが何を考えても私達は味方だから」
ナミの言葉にルフィは想いを吐露したくなった。けど甘えたくなかった。ゆえにルフィは何も言わなかった。ナミをそんなルフィを尊重してか、離れて戻ろうとすると最後にルフィに向かって言った。
「ルフィ・・・ウタからも自分からも逃げないで」
ナミはそれだけ言うと部屋から出た。ルフィは1人どうすれば良いのか本気で悩んでいた。このままウタに話そうかと迷った。
『ルフィ・・・怖いよ』
しかし、頭で考えても想像するのはウタが自分を拒絶する所だった。恋心を自覚したルフィにそれは堪えられなかった。
「どうしたら良いんだよ・・・わかんねぇ」
ルフィは誰にも何も言えずに心に秘めた事をどうするべきか悩んでいた。
〇〇〇
ナミはウタの所に戻るとウタは黙々とルフィに贈る服を作っていた。幸せそうに好きでやってるのだとナミはすぐに分かった。それほど楽しそうだった。
「あ、ナミ。ルフィは見つかった?」
「うん、ねぇウタ。ちょっと話してもいいかな?」
「ん?何?」
ナミはウタにそう言うと近くに座った。どうにかして2人の関係を拗れさせたくない感情があった。余計なお世話で嫌われても良いからやりたかった。
「ねぇ?ウタはルフィの事、どれだけ好きなの?」
「えぇ!?」
「いや、だってあいつに恋心を明確にしてるのってウタくらいなのよ。話を聴く限り噂の海賊女帝もしてるみたいだけど・・・」
「ハンコックには絶対に負けない!!」
ナミは上手く焚き付ける事に成功した。ウタはハンコックに負けない為にもナミにルフィのどこが好きになったのか話し始めた。
フーシャ村に居た時に一緒だった事、良く勝負した事、それに良く喧嘩した事、自分の歌を褒めてくれた事、自分に相応しいステージとしてフーシャ村の景色を色々と教えてくれた事、いつも冒険の話を楽しく聴いてくれた事。そんな風に大切になってエレジアで旅をもう1回やろうとした時にルフィとの思い出が後押ししてくれた事、再会してから想像以上に大人になってて凄いギャップがあった事も笑えて好きで、支えようとしてくれてる事、思いっきり喧嘩して離れたのに自分を助けようと必死になってくれた事など色んな事を話した。
ウタからの話を聴いていたナミは顔を赤くした。ウタの惚気に当てられたのだ。そしてそんなに愛してくれてるウタだからこそ、ルフィとの恋を上手く実らせたかった。
「・・・後は・・・」
「フフッ、ウタ。うちの船長を愛してくれてありがとうね」
「ん?・・・ありがとう?」
ナミはウタの話を聴いてお礼を言うとウタは何故にありがとうなのか分からずに首を傾げつつもお礼を返した。
「さて、これからどうやってルフィと恋人になるか考えてる?」
「えぇ!?・・・えと・・・そのお互いを好きになれば・・・追々と・・・」
「・・・ウタ、キツイかも知れないけどルフィにそんなやり方は甘いと思うわ」
「うっ、やっぱりそう思う?」
ナミはウタの何処となく甘い考えに無理して進めさせるのは気が引けると思いながらも拗れないようにと祈りながらそう言うとウタも図星だったのかそう返した。
それを聴いてナミは少しだけ安心した。これなら下手に拗れずに上手く誘導出来るかもと思った。
「そうよ。だってあのルフィよ。肉以外の欲がないじゃない」
「うぅ、そうだよね。欲に関しては凄い子供っぽいルフィだもんね・・・けど、どうしよう・・・」
「アタックあるのみじゃないかしら?聴けば例のハンコックは凄かったらしいじゃない」
「むっ!!!!!」
ナミにそう言われてウタはハンコックのやり方を思い出した。ルフィに対してベタベタと好き好きと言いまくるやり方で確かに好きなやり方ではないが凄いアタックをしまくっていた。
(確かにそうだよね・・・あれだねアタックしていたハンコックが気にも止められてないならアタシもあれだけやらないと効果ないよね・・・よし、決めた!!こうなったら徹底的にド派手にやってやる!!)
ウタはそう決めるとルフィに贈る服を作り上げて、ナミの方を見た。その鬼気迫る顔に一瞬だけビビるナミ。
「決めた・・・ナミは今日のお風呂はキャロットと一緒に入ってて・・・アタシは・・・その・・・」
「わ、わぁ・・・その気をつけてね・・・色々と・・・」
ウタが何をしようとしてるのか悟るとナミは顔を赤くしてそう言った。取り敢えずお互いに求めまくって大火傷しないように注意だけやった。
「う、うん・・・アタシ、頑張る!」
「ん!?それはどっちの頑張る!?本当にちゃんとしないと駄目な事だからそれ!」
「ハンコックには負けない!!」
「本当に大丈夫なの?」
「うん!これでルフィをメロメロにするんだから・・・」
「・・・そう言えば、ルフィが寒くもないのに服を貸すなんて見た事無いわね」
「えっ!?」
ナミはわざとらしく先日の水着を着たときのルフィの反応を蒸し返した。あまりにもわざとらし過ぎて引くくらいだが、それほどやらないとこの2人は進展しそうになかった。
「や、やっぱり・・・そそそそうだよね!?・・・ルルルルフィは・・ああ、あんな対応・・・」
「ウタ・・・頑張ってね♪」
顔からボンッと蒸気が出るほど羞恥心で混乱しているウタにナミはそういった。これ以上はもう下手に手出し出来ない。手を出し過ぎたかも知れないと思う程だった。後、この恋に必要なのはもう本人達の勇気のみだった。
〇〇〇
そして、ルフィとウタは特に会話もしないままに夜になった。何とかして会話しようとルフィも話しかけようとしたがウタは顔を赤くして固まりまくって会話にならなかった。
夕飯も終わってどうやってウタと付き合えば良いのかルフィは部屋の中で考えていた。ウタに自分の胸に秘めた物を赤裸々に言いたい。けどウタの夢の邪魔はしたくないし、傷つけたくない。それに拒絶されるのを考えてしまってルフィは上手く前に進めなかった。
「ウタを傷つけたくねぇ・・・・」
今までに無いほど臆病なのは性に合わず、どうするべきか考えれば考えるほど傷つける自分を想像してしまう。
「エース、サボ・・・俺、どうしたら良いのかな?」
ルフィは愛してる兄達の名前を呼んだ。無性に2人に会いたくなってきた。仲間には言いづらいが2人にはすぐにでも話せそうだった。
「これじゃ、約束なんて無理だ」
ウタと幼い頃にやった約束・・・“婚約”の事をルフィは思い出してそう呟いた。今でも心臓が煩くて傷つけないか心配で怖いのにこれじゃ一緒になんて無理だった。
「ルフィ、居る?」
そんな風に不安な中で部屋にウタが入ってきた。
「ウタ?どうしたんだ??ナミやキャロットと一緒に風呂じゃ?」
ルフィは何時もだったらナミやキャロットと一緒に風呂に入ってる筈のウタが来たことに驚いた。驚くルフィを尻目にウタは顔を赤くしたまま、ルフィに向かって言った。
「ね、ねぇルフィ・・・一緒にお風呂に入ろう・・・」
「い、嫌だ・・・」
ウタの言葉にルフィはすぐにそう返した。今でもずっと堪えてて心配なのに一緒に風呂なんて入ったらと思うとルフィはウタを傷つけるのを恐れた。
ウタはその返事を聞くと恥ずかしい所を見せずに済むという安堵が心に来たが、ハンコックに負けない為にもウタは更に勇気を出した。
「ル、ルフィはハンコックの裸とか見たよね・・・」
「あ、あぁ・・・」
「アタシ、実はあれを見て凄く嫉妬してるんだ・・・アタシのルフィなのに・・・アタシだけ見てほしいのに・・・」
「ウ、ウタ?」
ウタはそう言いながらルフィの手を握った。
「だから一緒に入って・・・でないと本当にルフィの事、“弟”として見ちゃうからね」
「うっ・・・わ、分かった」
ウタに弟として見てほしくないルフィは頷いてウタと一緒に風呂へと向かった。
というわけで次回はお風呂回です。
そしてこのイチャラブ編の最後の話になるので2人がどんな関係になるのかお楽しみに!!
明日には投稿出来るように頑張ります!!
そして無事に最終章のプロットも着々と出来て来ました!!
・・・なんだろう?完全にONE PIECE FILM BUGGYってレベルでバギーの活躍シーンが多いんだよなぁ・・・いや、それだけに終わらずルフィもウタも負けず劣らずの活躍シーンを盛り込めました!!
ウタ、ルフィ、バギー、シャンクス、カタクリと残り6名が織りなす最終章もお楽しみに!!
ただ、多分できるのは早くても12月の後半なんだよなぁ・・・ワノ国編というか、そこでルフィに起こってしまった作者も想定外過ぎた問題を解決しないとエレジアに行けない・・・
それからイチャラブのルウタネタは一旦ストップとさせて頂きます。応募して頂いたネタの中で使えるのは全てもう最終章に組み込みましたので皆様、ご協力ありがとうございましたm(_ _)m