“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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短いですが番外編なのでということで1つ。
それでは番外編第一弾はカタクリとシャーロット兄妹の話です。



番外編 カタクリ大暴走

「眠い・・・」

 

シャーロット・カタクリの朝は早い。

毎朝、キチンとしたルーティンの中で生きているがルフィに敗れてからというものゆっくりと横になって眠っても自分で気にしなくなった事で1人の時は少しだけ気が抜けるようになっていた。

 

「早く磨いて・・・???・・・気のせいか・・・」

 

パジャマ姿のカタクリはそのまま歯を磨こうと口元のファーを取って素顔で鏡を見ると何を思ったのか鏡に触れた。暫くそれを見続けたが軈て気にしない事にしたのか手を離した。

 

「あっぶねぇ、バレるかと思ったぜ」

「バレてないかしら?」

「兄さんだったら、すぐに言うと思うからバレてないと思うわ!」

 

一方、ブリュレの能力を使ってクラッカー、6女のカスタード、7女のエンゼルの三つ子は鏡の中からカタクリの私生活を覗き見していた。

 

カタクリが自分の意思を吐露してからと言うもの他の兄弟姉妹は素のカタクリと絡もうとしてるのだが他の兄弟姉妹と取り合いになってしまって結局最後はブリュレとアナナにちゃっかりと奪われていた。

そんな中でブリュレと歳の近いこの三つ子はブリュレに頼んでこうやって覗き見してカタクリの欲しい物を知ってそれを渡して仲良くなる作戦をしていた。

因みにこれの発案者はエンゼルだった。

 

『早く歯を磨かねぇと・・・ふぁ〜・・・眠い・・・』

「へぇ、兄貴ってちゃんと欠伸もするんだな」

「早速、珍しいものを見れた♪」

「ラッキー♪♪」

 

完全に気が抜けてるカタクリに3人は新鮮な気分になっていた。

 

『さて、磨くか・・・あがっ』

「「「え?」」」

 

カタクリは大きく口を開けて牙を一本一本丁寧に磨き始めた。初めて見るカタクリの歯磨きに3人は固まった。

 

「昔の兄貴の磨き方って普通だったよな?」

「え、えぇ・・・たぶん・・・」

「気にしてなかったから覚えてないわ」

 

何分、最後にカタクリの素顔を見たのすら幼い時すぎてそこから自分を隠していたカタクリの素など3人には分からなかった。

 

『さてと、歯磨き粉でやったら次は練乳で・・・』

「「「なんでだー!?」」」

 

カタクリは朝早くから歯磨きをしたのにこれから更に練乳を歯ブラシにつけて同じ事をしていた。鏡の中から見ていた3人はツッコんだ。

 

「歯磨きしてたじゃねぇか!!」

「え!?兄さんが甘党なのは知ってたけどここまでだったの!?」

「なんでそれで虫歯にならないのよ!?」

 

カタクリのとんでもない習慣に三つ子のツッコミはキレッキレだった。

 

『流石にこれはアイツラには見せられねぇな・・・恥ずかしくて死ねる・・・もしもバレたらウタを誘拐して孤島で永遠に2人で暮らしてやる』

「いや、思っくそバレてるが!?」

「えっ!?しかも怖!!」

「素なの!?これがいつも完璧と言われ続けてきた漢の素なの!?」

 

練乳で歯を磨き終わったカタクリは顔を洗い終わる首をコキコキと鳴らして鏡を見た後でファーを手に取った。

 

『あ~・・・さてとこれを洗わねぇとな』

「あ、あれって手洗いだったのか」

「ちゃんと自分で洗うのね」

「なんか、凄いホッとしたわ・・・」

 

自分のファーに水を掛けようとした瞬間、ファーが勝手に動いて逃げようとした。

 

『あ、こら!暴れるな!!』

「「「なんか動いてるー!!?」」」

 

突然と生き物のように動き始めたファーに3人は目を飛び立たせた。

 

『全く毎日洗ってるのになぜ毎回逃げるんだ』

「え!?嘘だろ!?あれってホーミーズなのか!?」

「嘘!!?」

「そんなの知らなかったわ!!」

 

驚いて混乱している3人。

するとファーはカタクリに懐くように頰に触れていた。

 

『よしよし、丁寧に洗ってやるからな・・・何?偶には女の手で洗ってほしいだと?・・・贅沢抜かすな』

「性別は男か・・・」

「あら、女でも女好きはいるわよ」

「そもそもあれに性別の概念があるのかしら?」

 

次々と来る新事実に混乱しまくってる三つ子。カタクリはファーに洗剤をつけて丁寧に洗っていた。

 

『いつも首に巻き付いてくれて感謝してる・・・ありがとな』

「あれって、キツく巻いてるとかじゃなかったのか?」

「分からない、分からないわ!」

「色々と驚愕すぎて・・・けど信頼関係は深そうね」

 

ファーにお礼を言うカタクリとシュール過ぎる物を見て混乱しまくっていた。

 

『よし、洗い終わったぞ・・・あれをやれって?しょうがねぇな・・・』

「「「あれ?」」」

 

するとカタクリはファーの端を持ってブンブンと振り回し始めた。

 

『ウォぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』

「「「いや、何やってんだ!?」」」

 

水が部屋に飛び散りまくってるのに全く手を止めないカタクリ。

 

「いや、部屋がびしょびしょになるだろうが!!」

「いやぁ!!止めて、カタクリ兄さんのキャラがすでに崩壊してるのにこれ以上は止めて!!」

「てかファーとの信頼関係は!?」

 

クラッカーは部屋が水で濡れる事にツッコミ、カスタードはもう何も信じたくないのか頭を抑えてエンゼルはファーを乱暴に扱ってるカタクリにツッコんだ。

 

『よし乾いたな・・・毎回だいぶ濡れるが・・・まぁバレないだろう』

「「「いや、バレてるバレてる!!」」」

 

どこか呑気なカタクリに三つ子の反応は止まらなかった。乾いたファーはそのままカタクリの首元に巻き付いた。

 

『さてと次は・・・』

 

カタクリはパジャマに手を掛けた。

 

「お、着替えるのか・・・」

「カタクリ兄さんの生着替え・・・ゴクッ」

「あぁ、兄さんの美しい体が・・・」

 

クラッカーは普通の反応だったが、カスタードとエンゼルは色々と困惑するような反応だった。

カタクリがパジャマの上を脱ぐと胸には大量の胸毛があった。

 

『胸毛の処理』

「「「ギャァァァァァァ!!!???」」」

 

普段から筋肉質な肉体を惜しみなく見せつけるようなファッションをしてるカタクリに胸毛など文字通り見たことがなかった。

 

「嘘だろ!?兄貴にあんなのあるなんて嘘だろ!?」

「そんな!!馬鹿な!!?」

「一体全体どういうこと!?」

 

驚きまくってる3人。

カタクリはシェーピングクリームを塗って剃刀で処理を始めていた。

 

『本当、何でかわからねぇが偶に凄い生えるんだよなぁ・・・ジェルマ66の科学力なら永久脱毛出来ると思ったのに』

「そんな理由で賛成してたのか!?」

「嫌だ!!こんな兄さんは嫌だ!!」

「堪えるのよカスタード!!素の兄さんを受け入れるって決めたじゃない!!」

 

カタクリの口から出てくるとんでも発言に3人はもう色々と考えるのを止めたくなってきた。

 

『う~ん・・・』

 

そんな風に混乱している3人をよそにカタクリの居る所にアナナが寝ぼけたままやってきた。

 

『なっ、アナナ・・・ぬぉぉぉぉ!?』

 

アナナに胸毛を見られるかと思ったカタクリは慌てて手元が狂ってしまい、胸を傷つけた。すると大出血を起こした。

 

「「「兄ちゃぁぁぁぁぁん!!」」」

 

まさかの展開に3人は幼い時にやっていた兄ちゃん呼びをしてまで心配した。胸を抑えて必死に出てくる血を止めようとしていた。かなりスプラッターで3人の血の気が引いてきた。

 

『お兄ちゃん、どうしたの?』

『い、いや・・・なんでもない・・・それよりもぬいぐるみは置いてきなさい・・・濡れるから』

『・・・わかった』

 

カタクリに言われてアナナは持っていたぬいぐるみを置きに行った。眼の前でカタクリは胸から血を大量に噴き出してる状態なのに気にしてなかった。

 

「いや、アナナ!!気にしろ!!」

「もっと大事な事が目の前に!!」

「兄さん、しっかりして!!」

 

3人の叫びは止まらなかった。

カタクリはフラフラになりながらも鏡の前に立っていた。

 

『ふぅ、危なかった・・・バレなくて良かった』

「「「いやいやいやいやいやいや」」」

『さてと、次は・・・カツラの交換を・・・』

 

カタクリがそう云って髪の毛を触るとスポッと髪の毛が取れてツルピカの頭皮が剥き出しになった。

 

カタクリはカツラだった。

 

「「「う、う、うわァァァァァァー!!!!」」」

 

あまりにも衝撃的過ぎる情報だらけの爆弾を見た事でキャパオーバーした3人はそのまま逃げるようにブリュレの鏡の世界から出ていった。

 

 

 

 

〇〇〇

「やっと帰ったか・・・全くこんなのに引っ掛かるとは鍛え方が足りないな・・・今度鍛えてやる」

 

カタクリがそう言うとツルピカの頭皮を触るとスポッとまた取れて中にはフサフサの何時ものあずき色の髪の毛が出てきた。

 

見聞色で3人が見てると分かったカタクリはからかったのだ。胸から噴出しまくってる血も大量の胸毛も小道具を用いた物で本人の血ではない。少しやり過ぎだとは本人も思っていたがまぁ何とかなるだろうと思った。

 

「お兄ちゃん、どうだった?」

「上手く行ったぞ。ありがとう」

 

アナナがコソッと部屋の扉付近で顔を出して聞いてきた。そう普段のカタクリなら指摘して追い返して終わりだったが、皆と打ち解けやすくなるためにアナナが全て考えてくれたのでそれを実行したのだ。

 

「これで皆と仲良くなれるね♪♪」

「・・・それはどうだろう?」

 

純粋に言ってくるアナナにカタクリは色々と嫌な予感を感じながら首を傾げていた。

 

 

 

 

〇〇〇

その頃、アナナ発案によるカタクリのおちょくりを真に受けた3人は鏡の世界から飛び出てコンポートに泣きついていた。

 

「「「お姉ちゃぁぁぁぁん!!!」」」

「ど、どうしたんだい!?」

「「「兄ちゃんがぁぁぁぁ!!!ハゲだったんだ!!うわぁぁぁぁぁ!!!」」」

「いや、ダイフクは短いだけだけど?」

「違うんだよ!!」

「カタクリ兄さんが!!」

「ツルピカのハゲだったの!!」

「・・・なんだって??」

 

3人からこの話を受けたコンポートは後日、カタクリとアナナに説教をした。3人とカタクリの間に暫く溝が出来てしまった。

 

「むぅ・・・今度はもっと良い方法考えるもん!!」

「アナナ、もう止めてあげて!!」

 

懲りずにカタクリと他の兄妹の仲を取り持とうとするアナナにブリュレは思わず止まるように叫んでいた。





え〜、はい諸にあれです。
銀の魂のやつです。
やりたくなっちゃってwww・・・一応あと、2つあるのですが次はどっちにしようかな?
 
『カタクリ、マダオになる』
『アナナ、ドーナツ大作戦』


う~ん、ドーナツ大作戦は割と笑って泣ける感じになると思うので次回は『カタクリ、マダオになる』をお届けします。







暇つぶしに裏設定を1つ
ウタがトシシイタケを食べて水着になった時にルフィが渡した服はエピソードオブルフィ ハンドアイランドの冒険の服と思って下さい。
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