“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

88 / 148
遅れて申し訳ございません!!なんとか3日後にならずに済んで良かったです!!難産だった・・・
それではどうぞ!!


Perona

ウタはビックトップ号の船長室でのんびりとだらけながら新聞を読んでいた。バギーに言われてなのかそこらへんの情報収集もウタは欠かさずにやっていた。

するとある記事を見つけるとニヤけてきた。

 

「あ、ビビとレベッカ!2人とも綺麗だなぁ〜・・・あっ、そう言えば忙しすぎてビビが乗ってた船がルフィの船かどうか聞くの忘れてた!!・・・まっ、また今度聞けば良いか・・・ルフィに会いたいなぁ〜・・・」

「おい、寂しくなるのハデに早すぎねぇか?」

 

だらけながら新聞を読んでるウタの横で金銀を愛でてるバギーは早くも寂しがってるウタにツッコミを入れていた。

 

「う~、おじさんがあんな事を言うからルフィが浮気しないか凄い心配〜」

「・・・浮気してしまえ麦わら」

「やだやだやだやだやだ!!折角、ルフィと恋人になったのに別れるなんて嫌だ!!結婚して子供産んで一緒に暮らすんだから嫌だ!!」

 

バギーの言葉にウタは年甲斐もなく駄々を捏ねた。素が出てるのかそれとも幸せすぎてボケになったのかバギーには分からなかったが大きな溜息だけ出てきた。

 

「・・・なぁ、カライバリ島に戻ったらいつエレジアに行くんだ?」

「出来ればすぐに・・・って思ったけどなんか世界会議(レヴェリー)ってのがあるから難しそう」

「あぁ?んなの気にするこたぁねぇ、俺は七武海だぞ?」

 

世界会議のせいで警備が厳重になってるのに加えて、ウタは以前サイとレオが聞いていた情報もあり、嫌な予感がしてすぐには戻れないと思っていたがバギーはそこらへんが楽観的だった。

 

そんな風にしてビックトップ号はカライバリ島へ進んでいった。

 

 

 

 

〇〇〇

そんな風にのんびりと1日が経ってカライバリ島に無事に着いた。ウタはロープを使って軽々と島に降りた。

 

「ん〜、久しぶりのカライバリ島!!懐かしいなぁ!!」

「そう言えば2ヶ月ぶりか?」

「うん!ねぇねぇ、アタシ先に部屋に行ってていい?」

「俺も行くから待ってろ、てかハデに手伝いやがれ!」

「うん、わかった!」

 

船から荷物を降ろしたり、なんなりとバギーもウタも他の船員と関係なく作業をして終わると2人は本部に向かって歩いていた。

 

『お、座長にウタ様だ!』

『俺たちの座長にお嬢だ!』

『あの話題の麦わらと付き合うなんて流石座長の娘、ド派手だぜ!!』

『配信のカミングアウト、凄かったもんなぁ』

『あぁ、完全に父娘だったもんねぇ』

『それでドレスローザにビッグマムだろ?』

『凄い濃い三角関係だな!』

 

バギーズデリバリーに所属してる部下達が話してる内容を聴いてバギーは思いっきり顔を顰めてウタは苦笑いをしていた。色々と酷い目にあった忌々しい記憶に迷惑をかけた記憶なので当然だった。

バギーはとっととゆっくりして体を癒やして暫くしてからエレジアにウタを送ろうと決めて本部に入るとアルビダとカバジが駆け寄ってきた。

 

「座長大変だよ!」

「座長、不味いことに!」

「あ~、もうハデに勘弁してくれ!!色々と心に来てんだよ!!後で聞く!」

 

ウタがルフィと恋人になっただけじゃなく色々と進んだのを間近で見せられて意外にもダメージが大きかったバギーはのんびりしようと2人の報告を無視して部屋に戻っていった。

ウタもその後を追いかけながらも心配して話しかけた。

 

「ねぇ、聞かなくて本当に良いの?」

「あぁ!どうせ、そんなに大した事じゃねぇだろ。俺がシャンクスに追われて暫く帰れなかった時も何とかやってたみたいだし、大丈夫だろう」

 

前なら一喜一憂して狼狽える程に聴いていたがウタとの出会いやシャンクスとの喧嘩を経て良くも悪くも元から何処か楽観的かつ意外に強気な性格に拍車が掛かっていた。

 

「ったく、大体そんな大騒ぎがそう何度も・・・」

 

バギーは愚痴りながら座長室の扉を開けた。

 

「おい、随分と重役出勤だなピエロ」

「起こってたまるかってんダイル〜!?」

 

そこにはクロコダイルが自分の席に堂々と座っていてそばにはダズが立っていた。しかも部屋にあるソファーには鷹の目がワインを飲んでいて隣にはペローナが人形を抱いていた。

 

「うお!?鷹の目まで!?」

「おじさん、どうした・・・あぁ~!?あんたはあの時、おじさんを痛めつけた変態鰐!!」

 

驚くバギーをよそにウタが部屋の中にいたクロコダイルを見ると思いっきり罵倒し、ロープを構えていた。

 

「おい・・・どんな教育をしてるんだお前は・・・」

「いや、その・・・今のは俺様のせいじゃ・・・」

「あぁ?」

「ひぃ!?」

「おじさんに手を出すってならアタシがぶっ飛ばすよ変態鰐男!」

「ふん・・・まぁ良い・・・所詮は小娘の戯言だ・・・一々付き合うのもバカバカしい・・・」

 

バギーを脅してくるクロコダイルに向かい合うウタは容赦なく罵倒もするがクロコダイルは無視していた。それにカチンと来たウタは誰にでも効いた言葉を言った。

 

「バギーおじさん以下のへっぽこ鰐!」

「なんだと小娘が!!俺がこのクソピエロ以下だと!?嘗めた事を抜かしてんじゃねぇぞ!」

 

流石にクロコダイルも色々と運気が落ちてきているのにそんな事を言われるとズタボロだったプライドが更に傷ついた。

 

「騒々しい・・・おい、ゴースト娘」

「ネガティブホロウ!!」

 

騒がしくなってきた部屋に対してミホークがペローナに指示を出すとクロコダイルとウタの体をペローナのゴーストが通り抜けた。

 

「・・・生まれてきてすみません・・・」

「ルフィ・・・重い女でゴメンね・・・」

「うぉぉ!?どうした!?」

 

ものの見事にネガティブになったクロコダイルとウタに初めて見たバギーは驚いていたが先程の喧騒は少しマシになった。

 

 

〇〇〇

無事にネガティブから回復したクロコダイルはミホークやペローナを睨みつつも座り、ウタは幽霊を飛ばしてるペローナに怯えてバギーに引っ付いていた。

 

「あの~、その〜、今日は一体何のようで?」

「この前言っていた計画を早めたんだ。例のクロスギルド計画だ」

「あ、あの海賊同盟を?」

「そうだ。すでに裏社会の人間からは出資を貰ってるし、ここはお前が赤髪に追われてる間に金を貯めていたから纏まった資金はあるからな」

「あぁ〜・・・」

 

バギーは下手に出ながらクロコダイルに聴くと以前よりも計画していた海賊同盟の件について言われて納得した。自分のワポメタルで出来たバギーバルカンもそれに参加する見返りでもあるのでそれに付いては何も言わなかった。

 

「お前と対等なのは不服以外何者でも無いが世界会議で妙な事が議題に上がってる」

「妙な議題?」

 

ミホークがバギーを睨みつつも溜息を吐きながら言った。

 

「七武海撤廃の議題だ」

「あ、それ。海兵達でも話題になってたやつ」

「え?それってマジなのか!?」

「おい、歌娘・・・それは下っ端の海兵か?それとも地位の高い海兵か?」

「えっと・・・アタシも又聞きだから詳しくは知らないけど、確か下っ端の海兵だって・・・」

「海軍の中では有名な噂になっていたようだな。こういう情報が広まってると言う事は本気で撤廃されるだろうな」

「嘘だろ〜!?」

 

ミホークの質問にウタが答えてクロコダイルが結論づけるとバギーはまさかの事態に頭を抱えた。何とか強運と悪運と根性だけで七武海まで成り上がって会社を設立して今の地位に成り上がったのにそんな横からハンマーで殴り飛ばされるような状況になるとは思ってもみなかった。

 

「クソ〜、七武海撤廃なんてハデに最悪だ〜!!なんでこんな事に!?クロコダイルか、ドフラミンゴか!?腹黒に出し抜かれたてめぇ等の責任じゃねぇかよ!?」

「随分と口の聞き方が悪いなお前は・・・」

「えっ!?・・・あっ・・・」

「まぁ・・・良い・・・気をつけやがれ」

「うぉ!?なんか優しい・・・怖っ・・・」

「えっ!?変に優しい・・・怖い・・・」

「干からびてぇかお前ら!!?」

 

口から出た腹黒発言にクロコダイルが反応してビビるがバギーとウタに下手に手を出すとシャンクスが飛んできてしまう可能性が高いのでブチのめしたくても我慢して優しくすると2人から気持ち悪がられてキレた。

 

「落ち着け・・・おい、ゴースト娘。歌娘をつれて席を外せ」

「私に命令するな!・・・おい、歌姫ウタ・・・って何でそんなにビビってんだ?」

「だって幽霊・・・怖い・・・おじさん助けて」

 

ペローナは自分に怯えてる理由を聴くとそう返されてウタはバギーに引っ付いていた。

 

「幽霊じゃねぇよ!私はホロホロの実を食べた幽体人間だ!!これも別にそんなに怖いもんじゃねぇ」

 

ペローナはウタにそう言って周りに飛ばしてるゴーストの説明をすると恐怖心が薄れたのかウタはバギーに引っ付くのを止めた。

 

「ほ、ほんと?エレジアのお城でなんか昔から偶に見えた女の人の幽霊ってオチじゃないよね?」

「モノホンが出たのか・・・だが生憎と違うぞ安心しろ」

「よ、良かった〜・・・怖かった〜・・・」

「おい、それよりよ・・・その・・・サインを下さい」

「え?」

 

ペローナはそう言うと色紙とペンをウタの前に出した。顔は赤くなっていた。ウタはそれを見ると笑顔になって色紙とペンを取った。

 

「ファンの人!?嬉しいなぁ!!ちゃんと書かせて貰うね!!レベッカに上げたのが最後だったから」

 

ウタはドレスローザでレベッカに分かれる前に王宮でサインを上げていた事を思い出しながらもペローナの色紙にサインを書いて渡した。するとペローナもニッコリと笑顔になった。

 

「あっ、そうだ!おじさん、アタシの電伝虫ってまだある?脳筋ゴリラに壊されちゃって」

「お前が前に持ってきた奴なら1台あるぞ」

「ありがとー!!そうだあなたの名前は?」

「私か?私はペローナだ」

「一緒に配信しない?お喋りしようよ」

「は、はぁ!?何言ってんだお前!!そんな・・・いいのか?」

「うん!やろうよ〜。アタシも同年代の友達を紹介したいし」

「でも・・・あっ、私は別に賞金首じゃねぇから問題ねぇか・・・それじゃ、行くぞ!」

「おー♪♪それじゃ、おじさん行ってくるね!!後、そこの変態鰐になんかされたら迷わず呼んでね!!アタシも加勢するから!」

「おっ、おい!」

 

ウタはバギーにそう言うとペローナを連れて部屋から出た。クロコダイルはバギーの肩に手をかけた。

 

「さて、娘の躾がなってねぇお前をどうしてくれようか」

「ひぃぃぃぃ〜〜〜!!ごめんなさい!!」

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

ウタはペローナを連れて空き部屋に入ってから、預けていた電伝虫を返して貰って起動しようとしていた。ペローナは初めて見たこの特殊な電伝虫に興味津々だった。

 

「しかし、変わった電伝虫だな・・・どこで手に入れたんだ?」

「う~ん、なんか昔、海岸で見つけて使えたから使ってるだけなんだ。何処から来たのか全然わかんない」

「へぇ〜・・・なぁ、そう言えばそのモノホンの幽霊を見たのって何時くらいなんだ?」

「えぇ!?それ聞く!?・・・うぅ・・・今でも思い出すのが怖いのに・・・」

「いや~私も流石にモノホンは見たことねぇし・・・ゾンビとかそこらへんはウンザリするほど知ってるから興味が・・・」

「ひぃぃぃぃ〜!!ゾンビ・・・無理無理無理!!アタシそう言うの全般ダメなの!!本当に怖いの!!」

「おい、落ち着けって・・・けど、こういうのって誰か共有できる奴がいると案外楽になるぞ」

「ほ、ほんと?」

「あぁ、1人って寂しいからな」

 

ペローナはそう気軽に言った。するとウタはうるうると涙目になっていてペローナに抱きついた。

 

「うわぁぁぁ〜!!良い人だ!!」

「おい抱き着くなよ!!良い人って・・・照れるだろうが!!」

 

ウタは電伝虫を起動せずにペローナに抱き着いていて暫くすると泣き止んで離れた。

 

「ぐすっ・・・その・・・幽霊を見たのは実はその電伝虫達を手に入れた時なんだ」

「これを?」

 

ウタは眼の前にある電伝虫に指を指してペローナも確認すると首を縦に振った。

 

「手に入れた夜にトイレに行って部屋に戻ろうとしたら、女の人の人影が見えてなんか・・・『やめ・・・』とかそんな声を出して必死に逃げて部屋に隠れたの・・・」

「怖え〜なおい」

「他にもその女の人だけじゃなくて女の子だったり、ぬいぐるみだったり、後なんかコートを着た女の人とかもいた」

「全部女か?」

「うん」

「・・・きっとアレだな・・・なんか昔から伝わる女の情念みたいなものが・・・」

「やめてやめてやめて!!そんなの聞きたくないよ!!無茶苦茶怖い!!」

「ホロホロホロ!落ち着けって・・・まぁ今も無事にいられるなら大丈夫だろう・・・最後に見たのはいつだ?」

「えっと・・・配信で人気になった時にはもう居なくなったような・・・」

「つまり、配信先の誰かが代わりに憑かれたって事だな♪♪♪」

「えぇ~!!早く聞かないと!!そんなの申し訳ないよ!!」

「ホロホロホロホロ♪♪」

 

ウタはペローナに話した事でグッと距離が縮まったのも相まって仲良く電伝虫を起動した。

 

 

 

 

〇〇〇

一方、その頃ルフィは色々と仲間たちと逸れつつもワノ国に入国し、兄であるエースを知っているワノ国の少女の玉に飯をご馳走になっていたが、それは玉が何日も飢えながらも日に日に頑張って稼いだ金で買った飯である事を天狗の飛徹に言われて玉はルフィが食べて飛徹に説教されてる間、カイドウが支配した事で作られた工場の汚染水で汚れた川の水を飲んで飢えを凌いだが人間には毒であり倒れた。

ルフィは玉にエースが死んだ事をありのまま言うと玉は悲しみのあまり気絶した。

 

「鬼か貴様!!」

「待っててもエースは来ねぇ」

「だとしてもタイミングや言い方があろうが!!繊細のわからん男め!!」

 

ルフィは飛徹からエースがいつ来たのか玉とどんな出会い方をしたのか聴くとルフィは笑って玉に飯の恩を返そうと決めた。

服も洋服からワノ国の服に替えたルフィは折角のワノ国なので近くに置いてあった刀も無断で拝借した。

 

「おい、それは軽々しく触るも非礼なる名刀!!我が先祖“古徹”が打ちたもうた世界に名だたる刀!!“大業物21工”に位列する“二代鬼徹”であるぞ!!」

「キテツ??・・・どっかで聴いたことあるな・・・いいや借りてこ」

「いやいやいやダメだちゅーに!!それにそれは“妖刀”!呪われてしまうぞ、お玉に何かあったら許さぬぞ!!」

「あ、そうだ!!俺の服ちゃんと預かっとけよ!!それはウタが俺の為に作ってくれた大事な服だからな!!」

「なら貴様もその二代鬼徹を必ず返せよ!!?」

「・・・・」

「返事はー!!?」

 

ルフィは玉が自分の能力であるきび団子で手懐けた巨大な犬の狛ちよに乗って街に向かった。  




 

















というわけでクロスギルド編とワノ国編は出来る限り同時並行でやりながら頑張ります。クロスギルドの方が描写は多くなりますがまぁお手柔らかにお願いします。

因みにウタの幽霊関係の話は思いついたのも1週間くらい前でそれまでに微塵の欠片も出てきていませんがまぁライブ感という事で1つ。

着々と最終章に向けての伏線を出しながら頑張ります。出来ればルフィVSカタクリ編でやりまくった鬱展開を抑えてやりたいのですが・・・どうしよう・・・尊厳破壊と鬱展開の嵐が今の構成上確定してしまった・・・しかも対象が全てウタ・・・マジでどうしよう・・・

まぁ、ルフィとバギーにシャンクス、カタクリが死ぬほど頑張れば何とかなるので・・・完全にウタの鬱=4人の活躍シーンになってんだよなぁ・・・どうしよう

追記
REDの連動アニメのウタやシャンクスと出会う前のルフィを見て思った事、ひょっとしてルフィとガープって本音で語り合ったの頂上戦争の一幕以外ないのでは??ガープはずっと強制的に海兵にさせようとあれこれやっててREDの連動アニメでなんかウタやシャンクスと出会う前のルフィとガープのシーンでルフィが異様に無表情で、アレってまさかガープとコミュニケーションを取ることそのものを放棄してるのでは??
となるとW7のガープとの一幕で「軽いわ!」って部分は別に軽いんじゃなくて何言ってもコミュニケーションを取れないからルフィがそもそも最初からそんなのをやるのを諦めてるだけじゃ・・・

と考えてみて、今までのルフィのコミュニケーションが爆発してるチョッパーの勧誘とかサンジの本心とかレベッカを連れて行ったりしてるシーンって自分がガープに対して出来ないから出来る人を後押ししてるって意味も入ってるんじゃ??

皆さん、どう思います?

R-18版

  • 欲しい
  • やらなくていい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。