少し短いですし、ルフィらの動向はありませんが意外にキリが良かったので出します!!
ウタとペローナは電伝虫を起動した。
幾つもの画面が出てくるとウォーターセブンだったりアラバスタだったり、後は偶にクリケット達とか色々と映し出されるが今回はドレスローザの戦いの後で初めてもあってドレスローザも映っていた。
『これでいいのれすか?おぉ、ウタランドお久しぶりれす!』
「久しぶりだねレオ!」
『お、映ったやい!』
「サイも来てくれたんだ!」
『久しぶりだなウタ!』
「ハイルディンも久しぶり!」
麦わらの一味の傘下である面々も全員ではないが何名かは顔を出していた。以前に比べて少なくはなったがどの人もちゃんと向き合えて友達になれた人ばかりだった。
そんな中でウタはある画面を見つけた。良く見るようになった空の画面かと思ったがコソコソと小さい男の子がチラチラと覗いていた。
「ん?」
「誰が居るな?子供か?」
『うわ!?・・・あの・・・その・・・ご、ごめんなさい!!』
「あ、ちょっと待って!!」
男の子は謝って去ろうとしていたがウタはその子を呼び止めた。恐る恐る怖いものを見るような感覚で男の子は振り向くとウタは安心させるために笑顔を見せた。
「大丈夫♪♪怖くないよ・・・君、名前は?」
『ヨ、ヨルエカ・・・』
「前に羊の世話をしてるって言っていた子であってるよね??」
『う、うん・・・』
「久しぶり〜♪♪」
ウタはそんな風に軽く話をやるとヨルエカが頭を下げた。
『ご、ごめんなさい!』
「ん?何が??」
『あの・・・皆が悪口を言った時に何も出来なくて・・・あれからずっと聞きたかったけど・・・電伝虫も何処かに捨てられててそれでも聞きたくなって探して今日は来たんだ・・・』
「そうなんだ!!・・・って大丈夫それ!?後で問題になるんじゃ!?」
『だ、大丈夫・・・ドレスローザとかの件で色々と騒がしくなってて・・・えと・・・今日も村長に聴いて了承してもらったし・・・』
「そう・・・その・・・ありがとう!!また来てくれて凄い嬉しいよ♪♪♪」
『・・・怒ってないの?』
「ん?なんで??怒る理由ないじゃん!」
『でも・・・悪口言ってる時、何も出来なかったし・・・今まで離れてたし・・・』
ヨルエカはそんな風に塞ぎ込みながら言っていく。ウタは別になんてことない事だと思っていた。冷静に考えてみても悪人と友好関係がある事自体が問題であり、された時はキツかったし悲しかったが時が経つに連れて乗り越えられた。
「別に何も悪くないじゃん!」
『えっ?』
だからウタはヨルエカにはっきりとした口調でそう言った。
「だって普通海賊と友好な関係があるってなったらああなるし、皆から海賊の被害を聴いて親身になっていたからそりゃ、冷静に考えたらなるよとしか言いようがないし・・・けど、アタシは海賊の娘である事実は変わらない。そして大切にされた事実も変わらないってのが分かったから言っただけだもん」
『ウタ・・・その・・・本当に・・・』
「ストップ!止めて・・・何も悪い事をしてないのに謝られるのは嫌!」
『で、でも・・・』
ウタは謝られるのを強制的に止めようとするがヨルエカはウタの言葉を聴いて余計に謝りたくなった。堂々巡りをしそうになる中で傍から見ていたペローナが手を上げて割り込んだ。
「おい、ちょっと良いか?」
「ん?どうしたの?」
『お姉さん、誰?』
「あ〜、まぁウタの知り合いだ。ここで延々とやってても終わらねぇからよ・・・ヨルエカだっけ?ウタは気にしてねぇって言ってんだから良いと思うぜ。それでも申し訳ねぇなら前よりも応援するってのはだめか?」
「いいねそれ!!アタシもそうしてほしいな!!元気になるし頑張れる!!」
ペローナの案にウタが乗り気になった。ウタとしてもこのまま堂々巡りをするのは避けたかった。それはもうルフィとの喧嘩で痛い目にあった。それをやっても何も解決しないと思い知っている。
『それで・・・いいの?』
「うん!」
『・・・これから全力で応援するね!!』
「よろしくね!」
〇〇〇
「それじゃ、一旦歌は止めて今日は知り合ったアタシの友達のペローナを紹介するね!」
「おい、今日知り合って友達っておかしくねぇか?」
「そう?」
「まだ知り合いだ!知り合い・・・だいたい私はファンってだけだぞ」
「良いじゃん。仲良くしてくれないの・・・・うぅ・・・」
「バッ・・・その・・・あぁもう!じゃ今から友達だ!!これで文句ねぇな!?」
ペローナは涙目になってるウタを見ると少し頭をかいて顔を赤くしてから手を出した。ウタはそれを見るとニッコリと笑って握手した。
「よろしくねペローナ!」
「なんか恥ずかしいなおい・・・」
「そうだ!ペローナはアタシのファンって言ってくれ・・・・」
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ウタとペローナはそのまま雑談を続けていてウタはペローナを質問攻めしていた。どの曲が好きなのかどんな服が好きなのかコスメだったり、好きな物や好きな食べ物とか色々と聞いてみた。
「それじゃ・・・次は・・・」
「おい、もう止めろ!恥ずかしすぎるぞこれ!?・・・今度は私にもやらせろ!」
「うん!そうだね・・・じゃ、ドンとこい!」
ペローナは顔を真っ赤にしながらそう叫んだ。ウタはそう言われるとあっさりと立場を交代した。ウタのその無邪気そうな顔を見てやられっぱなしのペローナはニヤけながらあることを聴いた。
「それじゃ聞くが・・・お前、“麦わら”のルフィとどこまでいったんだ?」
「ふぇ!?そそそそそそれは、えっとその・・・パス!」
「はぁ~!?私にアレだけ聞いておいてパスはないだろ!?」
「パスったらパス!!その・・・恥ずかしくて・・・言えないよぉ」
ペローナの質問にウタは顔をリンゴというかそれ以上に顔を赤くしてそう言った。もう顔からプシューっと湯気が出てきてペローナもそれを見て顔を赤くした。何をしたのか大体察したのだ。
「ま、マジか!?マジであの“麦わら”とそこまで・・・」
「・・・あの“麦わら”って・・・ルフィを知ってるの?」
「へっ・・・あっ、嫌・・・知ってるって言うか私の育ての親が海賊で元七武海のモリア様で麦わらとは1回交戦してるから・・・けど、私は2年間アイツの仲間のロロノアの世話を見てたから敵・・・じゃねぇのかな?」
ペローナは何とも言えない奇妙な縁を上手く言えずに悩んでいる状態でウタを見ると目が笑ってなかった。
「ひぃ!?お前、その目は怖いぞ!」
「ルフィの知り合い・・・ルフィを横取りするなら・・・」
「・・・いや、そんな気は一切ない」
「ほんと!?・・・良かったぁ♪♪♪」
「ウタってあれだな・・・色々と愛が重いな」
「うっ!!い、言わないで・・・気にしてるから・・・」
ペローナは百面相みたいに急に上機嫌になったウタを見て容赦のないツッコミをすると図星を刺されたのかウタは胸を抑え始めた。
「なら、次だ・・・麦わらのどこがそんなに好きになったんだ?」
「えっ?えぇぇぇぇ!?そ、それもパスしたいよ!!」
「いや、これは別に教えてくれても良いだろ!?私にアレだけ聞いておいて自分がねぇってのはおかしい!」
「う、うぅ・・・えと・・・ル、ルフィを最初に好きになったのは分かんないの・・・ただ子供の時にルフィと出会って・・・一杯勝負したんだ」
「勝負?」
「崖上りだったり、可愛さ対決だったり、身長だったり・・・色んな事をやってアタシが183連勝して・・・エレジアにい・・・“戻って”からルフィと12年間会えなくなって・・・会いたいなぁって思ってたら手配書を見つけたんだ・・・1億ベリーのやつを」
「あぁ〜・・・麦わらの2回目の手配書だな」
「そうなの?・・・それで余計に会いたくなって・・・」
「気がついたら好きになってたって感じか?」
「う、うん!!」
「なるほどなぁ・・・なぁ、千両道化の娘だけどさぁ12年間も離れてたのか?」
「え、えっと・・・」
ウタは返答に困った。バギーの娘として世間では認知されているがそこらへんは今まで聞かれた事が無いので全くどう言えば良いのか考えてなかった。
「えと・・・お父さんとは9歳からライブを始めた時まで会ってなかったんだ。9歳の時にエレジアで歌姫になるって約束して・・・それでエレジアが滅んで・・・再会した時に久しぶりに会ったんだ」
「あの赤っ鼻、赤髪がエレジアを滅ぼしてから会いに来なかったのか!?酷え奴だな」
「も、勿論、それで大喧嘩したよ・・・無人島で・・・それで助けてくれて謝ってもらって・・・仲直りしたんだ・・・」
何とも苦しい嘘だった。色々と穴だらけの嘘で本当の親である赤髪海賊団を喧嘩以外で悪く言うのは口が重くなった。ウタはすぐに嘘だとバレると思って横を見るとペローナは号泣していた。
「うぅ・・・お前、本当に優しい奴だな!しかし、あのデカ鼻親父・・・マジでクソ野郎じゃねえかちょっと言って・・・」
「やめてやめて、もう仲直りしたから・・・それに優しい良いお父さんだもん」
「そうか?それなら良いがよ・・・あぁ〜、悪いな変な空気になっちまったな・・・そうだ、世間じゃ麦わらと恋人で普段、どんな事をやってるんだ?」
湿っぽい雰囲気になった事にペローナは謝るとすぐに話題を変えてルフィとウタの話にした。誰だってこういう甘い香りのする話題が好きなのだ。ただし、聞かれる方は羞恥心で真っ赤になる。
「ふぇぇぇ!?・・・その・・・あの・・・ドレスローザから分かれるまで・・・一緒に寝てました」
「えっ!?嘘だろ!?そんなに毎日・・・」
「ち、違うもん!やったのは1回だけだもん!!それまでは本当に添い寝・・・」
「馬鹿!」
「えっ!?・・・・あ、あぁぁぁぁぁ!?」
ペローナの聞き方が悪かったのもあるが盛大に自爆してしまったウタは顔を真っ赤にして涙目になって逃げ出したくなった。
「い、今のなしなしなし!!忘れてぇ!!」
「む、無茶な事を言うな!!・・・その・・・ごめん!!私の聞き方が不味かった!!」
「うわァァァァん!!もう本当にお嫁に行けないよぉ!!ルフィィィィ・・・早く用を済ませてアタシと早く結婚してぇぇぇ!!」
「おい、また自爆してるぞ!!・・・それに多分麦わらを良くは知らねぇが・・・あんな結婚とは無縁そうな奴がそう早く結婚するとは思えねぇが・・・」
「するもん!絶対にアタシと結婚するもん!昔、結婚の約束はやってもらえなくて旅をしようってなったけど、今ならやってくれる筈だもん!!旅の約束は終わったんだから今ならきっとやってくれるはず!!」
「それ根拠ねぇだろ!!・・・けど、その・・・頑張れよ・・・応援するぜ」
ルフィ本人は旅を婚約と受け取って大事にしていたがウタはエレジアの件でボロボロになっていたのもあって約束は何とか思い出していたがそれがルフィに取って婚約と同意義の物であるというのには気づいてなかった。
ペローナは散々と晒してしまった事に対する詫びも兼ねて応援すると言ったがウタにしてみれば気休めにもならなかった。
「するんだもん・・・子供を作って・・・一緒に幸せな結婚生活を築くんだ・・・子供の名前だってもう決めてるし・・・」
「よし、次は別の話題に行くぞ!!・・・そうだ、千両道化ってあの赤髪と兄弟分らしいが・・・なんか2人だけの㊙な話ってねぇのか?」
ルフィ関係だと自爆しかしないのが分かって色々と不憫に思えてきたペローナは話題をルフィからバギーに変えた。少なくとも今度はマシな反応になると思ったからだ。
「お・・・お父さんについて?んと・・・あっ、そう言えばアレならイイかな?」
「お、どんな話だ?」
「お父さんが・・・赤髪のシャンクス相手に“212連勝”してるって話♪♪♪」
「は、はぁぁぁぁ〜!?あの四皇に!?」
「う、うん・・・あ、けどこの前の決闘以前は一緒の船に居る時だけしかやってないらしいから・・・実際には200連勝とその後の12連勝はだいぶ時間が経って・・・どうしたの?」
ウタはその200連勝が水泳だったり、決闘から後のやつは全部くだらない勝負であるという情報を話さずに言ってしまった。
お陰でペローナを含めてこの配信に来ていた人達はその話を聴いて固まった。
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「さて言い訳を少しだけ聞いてやるから言え」
「あの〜、ごめんなさい」
「ごめんで済むかぁ!!」
翌日、世経にウタがこの配信で暴露しまくった事が世界中にばら撒かれてしまってウタはバギーから半日かけてたっぷりと説教をされた。
〇〇〇
一方、ウタによってバギーに決闘を除いた戦闘以外の軽い勝負で負け続けていると云うのが世界中に暴露されたシャンクスは新聞を読むとぷるぷると怒りに震えて愛刀のグリフォンでズタボロにした。
「バギーィィィィ!!あれ程言うなって言ったのにぃぃぃぃ!!・・・本当に覚えとけよぉ!!この赤っ鼻!!!」
シャンクスの怒りの叫びが通じたのかバギーはウタへの説教を一旦止めて海に向かって叫んだ。
「うるせぇぇぇぇ!!俺だって被害者だハデバカ野郎!!」
荒れ狂ってる新世界の海に不運な2人の叫びが響いた。
というわけでヨルエカ君登場!!
・・・・そこ、遅過ぎとか言わない!!
この配信の展開はドレスローザの後で入れようかと思ってましたが色々と遅れに遅れてここまで・・・けど、やれて良かったです。
これでウタが救世主から完全に歌手になったのと・・・見てる面々も民衆から観客に戻りつつあるのでマジでやれて良かったです。
そして自爆しまくるウタwwww
いやぁ、本当にこれで良いのかな?とは思いつつも面白ければ良しの精神でやってますので悪しからず。
あと、ペローナ・・・君って良いツッコミポジだね!
次回はルフィら、ワノ国視点を多めに書けたら良いなと思いながら頑張ります。
というかそろそろ進ませないと行けないので・・・
それでは次回もお楽しみに!!
(因みに子供の名前をガチで言うのは本編では最終章のつもりですがR-18版の回ではフライングで出すつもりです)
R-18版
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欲しい
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やらなくていい