“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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それではどうぞ!!


戦争

バギーはカライバリ島の本部の自室で寝ていたが突然と呼び出されて海岸が見える所にクロコダイル、ミホーク、ウタ、ペローナと共に来て海を見ると凡そ30隻を超える軍艦の群が海岸線を占領していた。

 

「げぇ!?もう来やがった!!」

「だからさっさと引き上げろって言ってたんだ」

「・・・ここまで危機感が低いとは・・・」

 

慌ててるバギーにクロコダイルとミホークは呆れていた。あれ程忠告してたのにカライバリ島から出なかったバギー。何処かやはり楽天的に考えていたのだろうが危機感が無さすぎた。

 

「ドハデにやべぇ・・・マジでどうしよう・・・」

「おじさん、どうする!?」

「流石にヤバいだろこれ!?逃げようぜ!!」

「もう海岸線は防がれてる・・・おまけにこの気配・・・大将クラスが最低2人は乗ってるな。下手に逃げられん」

「「嘘〜!?」」

 

ペローナが狼狽えてるバギーや心配してるウタに逃げようと言うもミホークが見聞色の覇気で大将クラスが乗ってる事を言うとペローナとバギーがこの世の終わりかと言うような顔になった。

 

『あーあー、こちらは海軍中将のステンレス!!先日、世界会議において七武海の完全撤廃が言い渡された。七武海の実害を受けた二国の王の議案により3日目の議論の末に撤廃・・・これにより貴様ら王下七武海の権限は自動的に全て剥奪されて世界政府との関わりは一切なくなった・・・つまりバギー!!貴様はもうただの海賊だ!!』

 

ステンレスの説明を聴いたバギーはここ最近・・・というかウタと関わってから基本的に運勢が落ちてきてストレスが溜まっていたのもあって電伝虫を取ってキレた。

 

『用済みになったから相談もなしに引っ捕らえるだぁ!?仁義もクソもねぇ奴らだ!!クロコダイルやドフラミンゴに出し抜かれたお前らが無能だっただけだろうが!!へっぽこカス海軍がぁ!!』

『遺言はそれで良いか“千両道化”!!こちらには大将の黄猿と緑牛も乗ってる!!赤髪との接触以降、何を企んでいるのか知らないが貴様の1人の父親として真っ当な死に方をまだ望むなら抵抗せずに大人しくお縄を頂戴しろ!!』

『うるせぇ!!誰が頂戴するか!!そもそも七武海に大将2人連れてくるってアホかお前ら!?』

『貴様が赤髪に200勝してるのは知ってる!!世経も先日赤髪本人に取材した所、否定しなかった!!こちらは本気で戦争をやる覚悟で来た!!』

 

先日、ウタがうっかり漏らしてしまった水泳での200勝の件が非常に曲解されまくってより大事になっていた事に対してバギーはウタを睨むとウタはさっと視線を反らした。

 

「あのバカも否定か訂正しとけよ・・・俺は水泳とか軽いゲームで勝ってただけなのに・・・」

「え〜っ!?マジで!?」

 

バギーが否定も訂正もしなかったシャンクスに愚痴愚痴と愚痴ってるとその事実を知ったペローナが驚いて口をあんぐりしていた。

 

「さてと、おいバギー・・・用意しとけって言ったあれはたんまりとあるんだろ?合図を出せ」

「えっ!?マジでやるのか!?」

「実験には丁度いい・・・合図を出せ」

「早くしろ」

「あの〜、全員でトンズラってのは・・・」

「「却下だ」」

 

クロコダイルとミホークが鉤爪と剣を向けてくるとバギーは2人にビビりながらも広場に出た。自分の手下達は心配そうに見てくるが全員、バギーを見ると銃器を持ち上げて覚悟を決めた目を向けた。

 

(・・・あぁ、こうなりゃやけだ!!)

 

決心したバギーは腹を決めて大声で指示を出した。

 

「てめぇら!!大勢の海軍が向かってくる!!仁義もクソもねぇ本物の外道共だ!・・・だがてめぇらはこの俺!!泣く子も黙る伝説を生きる男“千両道化”のバギーの仲間だ!!さらにこっちにはサー・クロコダイルと“鷹の目”のミホークもついてる!!・・・そしてお前らの持つ銃器はマギー玉を打てるように改造した特別製!!マギー玉も腐る程作った!!・・・これに後は気合があれば負けねぇ!!根性見せろ、てめぇら!!」

『うぉぉぉぉぉぉぉー!!!!』

 

クロコダイルに言われてから何もしなかったわけではなかった。すぐに大戦争が起こっても良いようにと全ての銃でマギー玉を撃てるように改造したし、バギー玉も沢山用意はしていた。本当は逃げたくてしょうがないバギーのヤケクソの号令を聴いて手下達は準備を始めた。

 

「急げ急げ!!」

「大砲の玉は全てバギー玉にしろ!!」

「銃器の玉は全てマギー玉にしろ!!」

「大量の油を用意しろ!!」

「酒もだ!!」

 

手下達がバギー玉に加えてマギー玉、油に酒と引火しやすい物を全て樽で用意して迎え撃とうとしていた。

バギーは一旦、自室にあるマギーバルカンを手に持って巨体に見せていたロープを脱いで準備するが足どころか全身が震え始めてビビっていた。

 

「あぁぁぁぁ〜・・・もう終わりだ・・・俺の人生台無しだ・・・大将2人なんて無理だ・・・逃げてぇ・・・思っくそ全部捨てて逃げてぇよ・・・逃げてぇよ」

 

一方、ウタはロープを持ってバギーの部屋に入ろうとしたが怯えて蹲っていたバギーを部屋の扉の隙間からから見てしまうと足が止まった。

 

(今は行かないほうが良いのかな?)

 

ウタはそう思いながら隙間から覗いていたが何とか立ち上がったバギーは気落ちしながらも扉を開けるとウタと顔をあわせてしまった。

 

「ウタ?」

「あ、おじさん・・・」

「お前・・・ひょっとして聞いてたのか!?」

「うっ・・・その・・・ごめん!!」

「・・・なぁ・・・聞いていいか?」

「な、何?」

「お前のエレジアのライブに俺はいるか?」

「えっ?」

「どうなんだ!?早く答えろ時間がねぇ!!」

 

ウタはバギーの質問の意味が分からなかった。そんなの当たり前だった。自分にとって命の恩人で憧れの男でもあるバギーが居ないライブなんて考えた事もなかった。

 

「勿論だよ・・・当たり前だよ・・・おじさんが居ないライブなんて考えた事ないよ??おじさんがあの時助けてくれたからアタシは今、ここに居るんだよ?」

 

ウタの心からの言葉を聴くとバギーは泣きたくなってきた。純粋にここまで慕ってくれるウタに嬉しくなったし、そんな気分が盛り上がることを言われてバギーはもう少しだけ頑張ろうと思えた。

 

「・・・ありがとよ・・・さてドハデにいっちょやるか!」

 

バギーはそう言うとウタの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。ウタは突然とやってきてまた髪がおかしくなる下手な撫で方をされる。前は大嫌いなやり方だったし、今でも髪のセットが崩れてしまう。けど、なんだか段々とこれをされるのが嬉しく感じてる自分がいた。

顔がニヤけて元気になってくる。

バギーもそれに気づいたのか首を傾げた。

 

「なんだそのハデなニヤケ顔は?」

「うん、なんかこれをされると最近、嬉しく感じる自分がいて頑張れるんだ」

「へぇ、そうかい・・・ならこれからやる事に10ベリーな」

「はぁ!?お金取るの!?」

「おう、どうだまだ撫で撫でしてやろうか?」

「そんなケチくさい物要らないよ!!言って損した、ケチ親父!!」

「何だと!?」

 

バギーとウタはこれから戦争になると言うのにいつもと同じ感じの喧嘩をまたやり始めた。2人の顔は晴れやかで笑顔だった。

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

クロコダイルにミホークが海岸線が見える所に立って軍艦を睨んでいたが2人とも全身から疲れてる感じが分かった。後ろには大量のバギーズデリバリーの部下達とダズにMr.3、そして銃を持ったアルビダ、カバジ、モージにライオンのリッチーに幽体になって浮かんでるペローナまでいたがバギーとウタは後方で待機させられていた。

 

「はぁ・・・なんでこんな面倒くさい事に・・・」

「良いんですかい?あのピエロを後ろにやって・・・」

「あいつが弱いと下っ端共にバレたらそれこそ瓦解するぞ・・・ここまで来てこの兵力を失ってたまるか・・・これでもしもあのカスがバレて瓦解したら俺が死んでも埋める」

 

バギーが後方にいる事に対してダズが聞いてくるがクロコダイルは折角手に入りそうな兵力にバギーが居ることで、すんなりと金を出してきた裏社会のスポンサー達を繋ぎ止める為にももう後戻りは出来なかった。

 

「最近、とことん運が無いですね」

「止めろダズ・・・なぁ、これが終わったらお祓いでもやるか?」

「・・・笑えない冗談ですね」

 

クロコダイルは大真面目にお祓いでもやってもらおうかと考えながら、これから来る戦いに備えていた。そしてミホークも思いっきり不機嫌な顔つきになっていた。

 

「おい、大丈夫か?」

「黙れゴースト娘・・・苛立ちが収まらんがちょうど良いのが来るのはありがたい」

 

面倒くさい戦いを避けられると思っていたが特大級に面倒くさい戦いが始まりそうになってる事、追われる立場なのは良いが隠れ蓑が欲しかったのも事実だが、何故にそれが弱いバギーなるのかミホークは自分の運の無さに苛立っていて思いっきりこれで発散しようと思っていた。

 

「あ、あの〜、ボスにミホーク様・・・何故にバギーはここに居ないのに我々は前に・・・」

 

Mr.3がクロコダイルとミホークにゴマすりながら言ってくると2人から睨まれた。

 

「Mr.3・・・あのアホピエロは生かしておいた方が得だがお前らは別にどうでもいい」

「・・・忌々しいがな」

「そ、そんな〜!?」

「それに・・・あのカスピエロの場合は・・・」

 

Mr.3の言葉にクロコダイルとミホークは顔を合わせて1番手っ取り早くシンプルな答えを同時に言った。

 

「「弱すぎて邪魔」」

「そ、そんな!!わ、私達も似たような・・・」

「・・・弱ぇが使い道があるピエロとそれすらねぇお前らが一緒の扱いなわけねぇだろ」

 

クロコダイルの無慈悲な言葉にMr.3を始めとした面々は暗い顔になっていた。因みにウタも居ないのは戦闘経験自体があまりない事に加えてバギーが露骨に嫌がったので同じように後方待機していた。

 

そしてそれを軍艦から確認していた海兵達はクロコダイルとガチでミホークがいる事に驚いていた。

 

「おい、あれはクロコダイルだぞ!」

「なぜ、“千両道化”の所に!?」

「“鷹の目”も本当にいた〜!?」

 

慌ててる下部の海兵達を他所に黄猿に緑牛、ロブ・ルッチはソレを見て非常に面倒くさそうな顔になっていた。

 

「これは面倒くさい事になりそうだね〜・・・あのクロコダイルもいるとは・・・」

「一体、あのピエロとどういう接点があったんだ?・・・人望か?」

「・・・厄介だな」

 

世間一般にはバギーのクロコダイルに対する借金はシャンクスにしてるとウタがデマを拡めたせいでクロコダイルとの接点が分からずに純粋に人望かと勘違いを起こされていた。群れずに一匹狼としての側面が強いミホークもいて、よりその誤解に拍車をかけていた。

 

「まぁ、クロコダイルはインペルダウンの脱獄囚・・・“鷹の目”に関しても七武海撤廃で逮捕が言い渡されてる。全員・・・何とかしようかねぇ〜」

 

黄猿のその言葉を聴いて、海兵達はカライバリ島に向かって軍艦の大砲を向けた。

バギーズデリバリーの面々も全て()()()()にしてる大砲を軍艦に向けていた。

 

「撃てぇ〜!!」

「撃て!!」

 

ステンレスの号令とクロコダイルの命令がほぼ同時に出て大砲の玉が飛び交った。海軍の軍艦というだけあって大砲の威力も段違いだが、下手な大砲の玉より強力なバギー玉を使ってるのもあって威力自体は互角だった。

 

「なんだか・・・妙に強い砲弾だな」

「行くよ〜アラマキィ」

 

まだどの軍艦も沈んでは居ないがさっさと面倒くさい物を処理しようと黄猿と緑牛は撃ち出された玉の上に乗ったり、背中に花を咲かして飛んだりして敵陣のド真ん中に突っ込んでいった。

 

「来るぞ」

「やるか」

 

ミホークは突っ込んでくる黄猿に斬撃を放ち、クロコダイルは緑牛に向かって砂の斬撃を飛ばした。黄猿と緑牛はそれを難なくと避けて光線だったり、木の触手を飛ばしてバギーズデリバリーの海岸の防御体制を崩した。

 

「チッ!」

「これで楽にてめぇらの首を取れるな」

「あぁ?そう簡単に行くと思うなよ海兵・・・」

「やってみろ海賊」

 

クロコダイルは手に小さい砂嵐を作り、緑牛は足元から沢山の木や草を生やし始めていた。全てを砂に返すスナスナの実と自然の力そのものであるモリモリの実の力がぶつかりあった。

 

その頃、ミホークは自身の力で天叢雲剣という光の剣を創り上げた黄猿と切り結んでいたが純粋に剣の腕で上なミホークが押していた黄猿は分が悪いと分かると上空に行って両手の人差し指と親指を合わせて円を作った。

 

「八尺瓊勾玉」

 

黄猿の作った指の円から大量の光の弾丸がミホークを襲うがミホークはそれを全て愛刀の夜で弾いていた。光ゆえに圧倒的な速度で向かってる筈なのに冷や汗をかかずに処理してるミホークに黄猿は溜息が溢れた。

光の弾丸では埒が明かず、黄猿はそれを止めて足から極太の光線を発射した。

 

「返すぞ」

 

しかし、ミホークはそれを難なくと黄猿に向かって弾き返した。光線は黄猿の胴体を貫いて空の彼方へ消えていった。

 

「おぉ、今のは効いたねぇ・・・」

「嘘つけ」

 

遠距離でも有効打がないので黄猿は再び天叢雲剣を作り出してミホークと斬り結んだ。

 

大将が来た事で混乱する海岸に海軍の軍艦も次々と来始めて海兵達とバギーズデリバリーで戦いが始まった。海兵と行っても上と下で斑であり、武装色の覇気もない相手にはマギー玉がよく効いていた。

 

「負傷者を下げろ!」

「凄い威力の武器を使うぞ!!」

「怯むな!武器がどれだけ強かろうとも当たらなければどうってことない!!」

 

指揮をしてるステンレスが中心となって指示を出していた。

 

「やべぇ!!マギー玉に怯みもしねぇ!!」

「うぉぉぉ!!押し返せ!!」

「私が防具を作るガネ!!白兵戦をやるものはそれを身に着けてからやるガネ!!」

 

マギー玉だけじゃなく、Mr.3のドルドルの力の鉄よりも硬度がある蝋で部下達の全身に防具を付けさせると部下達は海兵達に立ち向かっていった。

 

「ネガティブホロウ!!」

『・・・生まれてきてすみません』

 

他にもペローナがゴーストを使って沢山の海兵達をネガティブにさせていた。当然、ペローナに向かって銃弾や斬撃が飛んでくるが幽体になっていたお陰もあって全くペローナには効かなかった。

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

「うぉぉぉぉ・・・始まったぁ・・・怖ぇ・・・」

「・・・」

 

本部からバギーとウタはへっぴり腰になりながら海岸線を見ていた。バギーは純粋に恐怖を感じていてウタはドレスローザ以上の戦争に何も言えなくなっていた。

戦闘はやるようになったがここまでの規模の戦争は初めて体感してるウタはどういう感情になればいいのか自分でも混乱していた。

 

不安がってるウタを見たバギーはビビっていたのもあって一緒に逃げるかと言おうとしたその時、本部の広間の方が騒がしくなり、2人は顔を見合わせた。

 

「「まさか!」」

 

2人はその言葉を同時に言ってから、広間の方に向かうと大勢の部下達が倒れてる中で立っているロブ・ルッチがいた。黄猿と緑牛がミホークやクロコダイルと戦闘を始めてる最中、人知れずにここまで来て暴れたのだ。

 

「な、なんだお前は!?」

 

白服のCP-0はCP-9以上に秘匿されてる組織ゆえにバギーには誰かどこの組織か分からなかったがヤバい奴というのだけはわかった。

 

「“千両道化”のバギー・・・世界政府から首を持ってくるように命じられてる・・・」

 

ロブ・ルッチは能力で豹の人獣型になるとバギーに向かって脚から放つ斬撃“嵐脚”を飛ばしてバギーを真っ二つにした。

 

「うぉぉぉぉ!?」

「おじさん!!」

 

嵐脚の威力で広間の二階にいた2人はテラスごと破壊されて下に落ちた。バギーはすぐに体をくっつけてマギーバルカンを構えてウタもロープを構えた。

 

「海賊の子を生かし見逃す理由はない・・・父娘揃って死ね」

 

ルッチの攻撃が2人に迫った。


























というわけでワノ国でのルフィ達とカイドウの前にウタとバギーも海軍と戦争開始です。
この戦争は後、多くても3回か4回くらいで終わると思うので頑張って行きます!!
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