“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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The Pirates,the Neo marine and the Revolutionary army

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時はドレスローザまで遡る。

デリンジャーが拘束されたのを見たウタが少し寝て無事にウタワールドを閉められた。ウタは手当をしているとそんな彼女に近づく者がいた。

コアラである。

しかも手には色紙を持っていた。

 

「あ、コアラ♪」

「あの・・・サイン下さい!」

「良いよ♪」

 

色紙を渡してくるコアラにウタはサインを書いた。するとコアラはそれをギュッと抱きしめていた。好きな歌手に書いてもらえて嬉しいだけではなく、ずっと振り回されて私生活も半分くらい見る羽目になってるサボのせいもあって嬉しさが止まらなかった。

物凄く喜んでるコアラを見るとウタも嬉しくなり、色々と話したくなった。

 

「ねぇ?そう言えばコアラって何をしてるの?」

「私?・・・えっと・・・」

 

コアラは答えに迷った。革命軍は世間一般に見ればテロリストであり、そこの自覚はちゃんとあった。勿論、信念や自由もあるし、それを無闇矢鱈に振りかざすつもりもない。ゆえにすんなりと答えられなかった。

 

「あ、そう言えばカタクリが革命軍って・・・」

「あっ・・・」

 

地下で戻った時にカタクリが革命軍と発言したのをウタが思い出した。コアラは余計な一言を言ったなとカタクリに怒りが出てきた。

 

(あのボンテージアラフィフ男・・・許さない!!)

 

怒りに燃えていたコアラだがウタはそんなのは全く気にしてなかった。バギーの所で勉強していたのもあって革命軍が動く場合は大体悪政が酷かった地域ばかりだ。その後、上手く行った国もあまり無いが前よりはマシな場合が多かったのも知ってた。コアラの反応から見て下手に聞いてはいけないと判断したウタは話題を変えた。

 

「・・・そう言えばあの・・・サボって人は?」

「サボ君?・・・さぁ?どうせ大好きな弟の所に行ってるんだと思うよ。あの用件人間・・・」

「うわぁ、一言では言い表せそうにない関係みたい」

「うん、もう本当にどれだけ振り回されてきたか・・・出会った頃にまだ色々と馴れてなかった私を巻き込んで食い逃げに悪戯にその他諸々・・・後でドラゴンさんにこっ酷く怒られるわ・・・本当に何回喧嘩したか分からないよ・・・」

「・・・弟みたい」

「1つ下だからかな?」

「そうなんだ♪アタシにも1つ下の男の子の知り合いが居るんだ♪」

「そうなの!?」

「うん!」

 

ウタとコアラはその後、この手の話題で非常に盛り上がった。因みにウタはこの時、ルフィの名前を出してなかったがコアラはどこぞの用件人間の言う弟と同じ行動パターンをしてるのに気づいてまさかとだけ思った。

 

そして後日、コアラはウタとルフィが幼馴染である事を新聞で知ってやっぱりと思ったのは全くの余談である。

 

 

 

 

 

〇〇〇

そんな風に仲良くなったウタとコアラだが主にバギー関連で争う羽目になって苦しんでる状況に現れたNEO海軍と名乗るアインの登場で三つ巴になっていた。

 

(このNEO海軍って人も・・・コアラも今は戦う相手・・・)

(どっちと・・・どっちと戦えば・・・)

(革命軍と海賊の娘は敵同士・・・)

 

三者三様に思いながら睨み合う。

最初に動いたのはアインだった。ナイフを持ってコアラを刺しに来た。ウタはそれを見てアインの足に向かってロープを投げて巻き付かせて体勢を崩そうとしたがすぐにウタに向かってナイフを投げた。投げられたナイフはそのままウタの顔面に刺さるかと思われたがその前にコアラが拳でそれを弾いた。ウタは先程まで戦っていたせいもあってアインの足に巻き付けていたロープを外してコアラから離れてロープを投げた。先に付いてる分銅を避けてコアラはウタに蹴りを入れようとするがその前にアインの放った銃弾がコアラに向かって飛んでいった。

コアラはウタを蹴る前にそれをギリギリで避けてアインに詰め寄った。

 

「魚人空手 三百枚瓦蹴込み」

 

アインの腹に思いっきり蹴りを打ち込むコアラ。アインはそれを両腕を組んで塞くが後退りした。ウタは隙を逃さずにアインに向かってロープを投げるがその隙を付いてコアラがウタに詰め寄ってロープを放った手を取って投げた。投げられたウタは地面に背中がつく前に足裏を付けて踏ん張りコアラの頭めがけてヒザ蹴りを放つがコアラはそれを間一髪避けた。しかし肩に思いっきり当たってウタから手を放した。

 

放されて今度こそ倒れたウタはすぐに立ち上がってコアラから離れた。また三人は三すくみになって睨み合った。

 

次に動いたのはコアラだった。コアラは先にウタを止めてアインと一対一に持ち込んでなんとかする気だった。ウタに詰め寄って手刀を首に打ち込もうとしたがウタはロープを腕に巻きつけ、その腕でそれを防いだ。

コアラはウタの踏ん張ってる足の膝を蹴って跪かせると頭に右の回し蹴りをした。ウタはそれを屈んで避けたがコアラは右足が地面につくとすぐに左足で後ろ蹴りを放ってウタの体に当てて倒した。

 

急いでウタを拘束しようとコアラは飛びつきに行ったがそこにアインが突っ込んできて空中にいるコアラにドロップキックを当てて吹き飛ばした。

ウタとドロップキックを放って倒れていたアインは同時に立ち上がるとナイフをしまった。

ウタはそれを見て構えるとアインはウタに掌を当てるように攻撃してきた。ウタはそれを見て避ける。シュガーに玩具にされてから掌に触るだけでもアウトな能力があると学んだのでウタは避けた。

果敢に攻めてくるアインに避けつつも後退するウタ。バギーズデリバリーのテントを背に付けて後ろに引けなくなるがアインの掌の攻撃を何とか横に移動して回避した。するとテントの布が消えた。

アインのモドモドの実の能力で12年前に無かったテントの布は消えたのだ。

 

「やっぱり能力者!」

「良く気づいたわね・・・掌が危険だと」

「前に結構酷い目にあったからね」

 

ウタはそれだけ分かると今度は自分から攻めに行った。アインの頭を殴りに行くが腕で防がれてアインは掌を当てに行くがウタもそれを防いで何回か繰り返すがアインはウタの拳が大振りになると少し後ろに下がって後ろ蹴りをしてウタに放った。蹴られたウタはそれを受けて地面に背中を付けるがその反動で回って何とかすぐに立ち上がった。

反動を利用したのもあって背中を思いっきり打って痛いがそんなのを気にしてるまもなくアインは掌をウタの顔めがけて放ってきたのでウタはアインの手首を取ってそれを止め、太腿に足を付けた反動で体が横になりつつもアインの頭に膝蹴りを放つがアインはそれを自分から倒れる事で避けた。

結果的に2人とも地面についたが再びすぐに立ち上がって相手と対峙するとアイン目掛けて石が飛んできた。

それを難なくと避けるアインが見たのは溜息を吐いて手をポキポキと鳴らしてくるコアラだった。

 

またもや三すくみになる3人。

先に動いたのはウタだった。ウタはロープをアイン目掛けて放つとアインはそれを避けてロープに触ろうとするがその隙を付いてコアラがお返しにと云わんばかりアインに飛び蹴りを放って吹き飛ばした。

 

ウタはロープを戻しつもコアラに突進した。腰に突進されたコアラはその押されて2人は先程アインが布を消したテントの中に入る。中は色々とあったが軈て長机に当たると止まった。すぐにコアラはウタを離れさせて顔を殴ろうと右拳を放ち、ウタも右拳を放つ。お互いにそれを避けるが勢いが止まらずに2人は右肩同士がぶつかる程密着するとコアラは瞬時にウタと立ち位置を換えた。

コアラはウタを拳で攻めていく。ウタはロープを右腕に巻きつけて防御していくがコアラの猛攻に長机ごと後退する。

埒が明かずにコアラは後ろ回し蹴りをウタに放った。ウタはそれを屈んで避けた。風圧で長机の上にあった蝋燭の火が消える程の強烈な蹴りだった。

コアラが蹴り終わると同時にウタは詰め寄ったが体ごと避けられて裏拳を食らった。

ウタとコアラはそのまま睨み合う。

ウタはコアラの顔めがけて右拳を当てに行くがコアラはウタの体に蹴りでカウンターをして跳ね上がらせた。たまらずウタは左拳で殴りに行くが防がれて逆に腹に拳をめり込まされた。

そのまま後ろにあった椅子に座る事になったウタの頭をコアラは蹴りに行くがウタは間一髪に椅子の後ろに回り込んでそれを避け、椅子を持ち上げてコアラに当てようとしたがコアラはそれを避けてウタを殴った。。椅子は長机に当たって砕けた。

顔を押さえるウタ。

コアラは友達を殴ってる事に辛くなってくるが負けられないし、譲れなかった。

そんな風に向かい合ってる2人にまたアインが放った銃弾が飛んでくる。2人はそれを避けた。

3人はまたもや三すくみになってしまった。

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

「うぉぉぉぉぉぉ!!!」

「あばばばばばばばばばば!!」

 

一方その頃、バギーはゼットにボコられまくっていた。

バギーがどれだけマギーバルカンで攻撃してもゼットはシャンクスやルッチみたいに避けるどころか右腕のスマッシャーで防いで突っ込んできて殴りまくっていた。

ボコボコにされてボロボロなバギーをスマッシャーで掴み上げた。海楼石で出来てるせいでバギーは力が抜けた。

 

「本当にロジャー海賊団かお前は?・・・弱すぎる」

「あぁ・・・よく言われるよ・・・」

 

バギーはマギーバルカンに仕込んでいた剣を出してゼットに向かって発射した。最後の騙し討ちに使うように新しく付けておいた機能だがゼットはそれを難なくと掴み取った。

 

「こんなのでどうにかなると思ってるのか・・・海のクズが・・・」

 

ゼットはワポメタルで出来ている剣を武装色で硬化した手で握り潰し、バギーを上に放り上げた。

 

「スマッシュ・・・バスター!!」

 

そして落ちてくるバギーをスマッシャーでぶん殴り、スマッシャーの内部に仕込んでいた爆発物を爆破させてバギーをぶっ飛ばした。

 

 

 

 

 

〇〇〇

ウタ、コアラ、アインは動けなかった。

3人とも戦って油断が出来ずしかも、誰かと戦っても空いてる人間がそれを狙ってくる状況で長引く戦局を変える為にも油断は出来なかった。

 

ウタは敵としてやってきたアインを一睨みした後でコアラを睨んだ。バギーに関しては譲れない物があるので絶対に引く気はないが共に楽しんだ記憶もあってまだ友達か判断に困っていた。

 

コアラは友達だったウタを一睨みした後でアインを睨んだ。NEO海軍の噂は聞いていた。ドレスローザでの海賊による英雄行為に対する反発で出来た組織という認識でアインはその刺客だが、革命軍と争う理由が無いのでコアラはどうするべきか迷った。

 

アインは同じ標的を狙っているコアラを一睨みした後でウタを睨んだ。尊敬する恩師の全てを奪う存在“海賊”。その海賊でも特に嫌いな七武海の娘であるウタをアインは睨んだ。

 

3人ともどうすれば良いのか分からずに睨み合いが続いた。誰が先に動くのか誰が勝ち残るのか全く分からない状況かでふとウタとコアラの目があった。ウタはその瞬間に頷くとコアラも頷いた。

 

今度は先に動いたのはアインだった。

2人を纏めて撃ち抜こうと銃を両手に構えるが撃つ前にウタがロープで両手に巻きつけてそれを防いだ。そしてコアラがその隙にアインに詰め寄った。

 

「魚人空手 三千枚瓦正拳!!」

 

コアラにとって1番の大技がアインの体にめり込んでアインはふっ飛ばされた。すぐに立ち上がるがこの行動でアインはウタとコアラが組んでると判断すると多勢に無勢と感じて一旦引いた。

 

アインが去った事でウタとコアラだけになり、2人はまた構えたがコアラがそれを下ろした。

 

「コアラ・・・どうしたの・・・」

「・・・教えて・・・どうして私があのNEO海軍に突っ込んでいくのがわかったの?」

「・・・友達だから」

 

コアラはそれを聞くと泣きそうになった。お互いに引く気はない。しかし、辛くないかと言われれば辛い。そしてそれはウタも同じだった。

 

お互いに譲れない物の為に戦う2人。

コアラはまた拳を上げて構えて対峙すると突然と爆音が聴こえてきて2人はそっちの方を見た。

 

 

 

〇〇〇

バギーはぶっ飛ばされた先は戦場ど真ん中だった。

 

『おい、あれバギー座長だぞ!?』

『座長が飛んできたぞ!!』

 

そして部下たちの言葉を聴くとバギーは戦争が始まる前に言われたクロコダイルとミホークの言葉を思い出した。

 

『お前が役に立たないと判断したら・・・許さん』

『その時は死んでもらわなければ示しがつかんな』

 

その物騒すぎる2人の言葉を思い出したバギーは足を外して地面にさっさと付かせると何とか空中で止まった。

 

「ギャハハハハハハハハハ!!待たせたなてめぇら!!バギー座長の登場だぜ!!根性見せろ!!」

『うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』

 

死なないかつバレるとクロコダイルとミホークから殺されるのが決まっているバギーは何とか頑張って部下達を鼓舞した。崇拝しているバギーの登場でバギーズデリバリーは盛り返した。単純に海軍とNEO海軍も争っているのでそれを付け込んで攻めていく漁夫の利戦法だった。

 

バギーはその後、何とか地面に立ってどうするべきか考えた。ハッキリ言ってさっさと逃げたいのですぐにウタと合流して逃げようと決めたが、そこにゼットがやってきた。

 

「ギャァァァァァァ!!!」

「若造が・・・海賊が子を持つだと・・・ふざけるな!!」

 

ゼットは愛した妻と子が海賊に殺された事を思い出しながら、バギーに向かって突っ込んでいきスマッシャーで殴りに掛かった。もうすでにボロボロで死にかけのなか立ってるのもやっとだと言う事もあってバギーは動けなかった。

 

(動け動け動け動け動け動け動け!!)

 

自分の体にそう念じるが体は1ミリも動かなかった。そしてスマッシャーが当たる瞬間、バギーは目を瞑った。

 

次に聞こえてきたのは自分がぶっ飛ばされる音じゃなくて甲高い金属音だった。

 

「お前は!?」

「全く、いつもの取り柄の諦めの悪さはどこに行ったんだ?」

 

懐かしい声が聞こえてきてバギーは目を開けると泣きそうになった。ゼットのスマッシャーはその男によって止められていたからだ。

 

「バカな!?」

「何故、あの男がここに!?」

「おやおや、これは本当に参ったねぇ・・・」

「おいおい、何でここに来てるんだァ!?」

「本物か・・・」

「2年ぶりに出てきたな・・・」

 

ステンレス、シューゾ、黄猿、緑牛、ミホーク、クロコダイルもその男の登場に驚いた。戦場が固まってる最中、海軍の軍艦とNEO海軍の軍艦が爆破された。

 

「おい見ろ!!」

「なんで“九蛇海賊団”がここにいるんだ!?」

 

軍艦を破壊したのは九蛇海賊団の船を引いてる遊蛇の牙によって壊された。甲板には船長の元七武海のハンコックを“除いた”九蛇海賊団ことアマゾン・リリーの船員達が武器を構えていて妹のサンダーソニアとマリーゴールドもニョン婆と共に立っていた。

 

「一体何しに来たんだ?」

「それは私からも聞きたい。なぜここにいるんだゼファー?」

「海賊に言う必要はない・・・レイリー!!」

 

ゼットは自分のスマッシャーを剣で受け止めた男・・・レイリーに向かって叫んだ。レイリーは躊躇なく剣を振るってゼットを下がらせた。

 

「レ、レイリィーさん・・・」

「久しぶりだなバギー・・・随分とデカくなったな」

 

解散してから会ってなかった副船長のレイリーを見てバギーは笑って再会したかったとかそんな風に思ってたのに涙が止まらなくなった。

レイリーは昔とは違うが変わってないバギーを見ると頭を昔みたいに撫でてやった、そして周りを見ると容赦なく覇王色の覇気をバギーズデリバリーの人間に当たらないようにコントロールしながら海軍やNEO海軍の人間にぶつけて中将以下の実力しかない者達を全員気絶させた。

 

「この戦いを終わらせに来た」

 

レイリーは平然と立っているゼットを見て剣を構えながらそう言った。





















というわけでレイリー登場です!
NEO海軍を出したので暫く掛かるかと思いましたが案外早く終われそうです。多分、クロスギルドの話は次回かその次で終わってワノ国の討ち入り編になると思います。

さて今話を書いてて作者が思ったこと。

ウタとコアラとアインがカンフー映画をやってる・・・しかもジャッキーチェン成分多めでコアラなんて諸にベニー・ユキーデというか「スパルタンX」の時のアクションをやってるし・・・やっぱり自分は能力があまりない戦闘の方が書きやすいです。
ルフィ好きだけど

またこの話のタイトルは“海賊、NEO海軍、革命軍”って直訳でこれも元ネタがありますがまぁそれはいつか話せたら話します。

というわけで皆さん、次回もお楽しみに!!




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