“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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お待たせしました!!
それではどうぞ!!
酷いギャグ回でございます!!


波乱万丈

ウタとコアラは突然と聴こえてきた爆発音が気になって音の方へ進んだ。何が起こったのか分からない。ウタもコアラも状況を知りたかった。

 

そして見たのはバギーを守るようにゼットと対峙するレイリーの姿だった。

 

「あれは!?」

「レ、レイリーさん!?」

 

ウタとコアラはレイリーの姿を見て驚いた。突然と現れた戦局そのものを全てひっくり返す程の存在に驚かずには居られなかった。

 

「ヴァカな!!あの男が来るとは!!?」

「チッ・・・厄介な事に・・・」

 

別の場所ではイワンコフとロブ・ルッチも掴み合いながら、それを見ていて肝を冷やし始めた。バギーを狙ってきた2人だが、レイリーの相手など全く考えてなかった。

 

「レイリー・・・貴様・・・」

「居るのは・・・ゼファーの所と海軍に・・・革命軍?・・・CPまで居るのか・・・それにクロコダイルに鷹の目・・・バギー凄い頑張ったじゃないか・・・ロジャーもギャバンもおでんもきっとお疲れって言うぞ」

 

ゼットは忌々しく睨みながらスマッシャーを構えてレイリーはこの戦争に来ている勢力を冷静に見聞色の覇気で見て率直な感想をバギーに言った。

バギーはそれを聴いて泣きながらも寒気がした。考えなくなかった。色々と自分の丈に合ってない状況でウタの為にやってきてテンションを無理やり上げて頑張って来たがやっぱり寒気のする状況だった。

 

「もう大丈夫だ・・・後は私に任せろ」

「・・・副船長・・・」

「例え解散してもお前やシャンクスは私達にとって大事な“息子”だ・・・それは変わらない・・・20年以上経ってもな・・・」

「うぅ・・・うぁ・・・」

 

レイリーの優しい言葉を聴いてバギーは涙が本当に止まらなくなった。昔と全く変わらない頼もしい感じにバギーは久しぶりに心から安心した。

 

「ゼファー!!それに海軍に革命軍にCPも聴け!!これ以上、無闇矢鱈に戦うな・・・どの勢力も仲間の命は惜しいだろ・・・これ以上の戦闘は彼らを無くすだけだ。全員、この場は退いて貰おう・・・それでも退かずにまだやると云うなら・・・全員、叩き潰す!!」

 

レイリーはまた全力の覇王色の覇気を出した。今度は中将の一部も持っていく程の全力の覇気だった。上手くウタや近くで見ていたコアラには当たらないようにコントロールしながらやっていた。

冥王であるレイリーの本気の覇王色の覇気を喰らってイワンコフに緑牛、ステンレス、シューゾ、ビンズは膝を付いて、クロコダイルに黄猿、ロブ・ルッチは立っていたが伝説の男の覇気に寒気を感じ始めてミホークは武者震いを感じていた。そしてまともに真正面からそれを受けていたゼファーはケロッとしていたが周りを見ていた。

 

ドレスローザの海賊の英雄行為に対する反抗心と七武海を好き勝手にさせた海軍への不信感に怒りを持って作り上げたNEO海軍。全員、自分と同じように海軍を辞めた教え子達で構成していたが教え子を海賊に奪われたゼットは失いたくなかった。

 

「良いだろう・・・退いてやる。だが忘れるな!!お前達海賊に生きていい世界なんてない!!」

 

ゼファーはそう云うとシューゾとビンズ、そして合流したアインや他の仲間達と共に去っていって残りは海軍とCPに革命軍となった。

 

ロブ・ルッチはここでレイリーとやるには戦力が足りないと判斷して軍艦に戻っていくとイワンコフはウタと一緒にいたコアラに近づいた。

 

「イワさん」

「あっ、配信で来てくれた人だ」

「あら、覚えててくれてありがとう。コアラ、ヴァターシ達も退くわよ。あの男とやり合う旨みはナッシブル」

 

イワンコフはレイリーを見ながらそう言い、コアラは頷いた。そしてウタから2人とも離れていく。ウタはその背中を見ながら思いっきり叫んだ。

 

「コアラ!!もうすぐエレジアでライブをやるから来てね!!その時は今回みたいに戦わずに楽しもう!!アタシはずっと友達って思ってるから!!」

 

ウタの言葉にコアラは何も言わずにただ離れた。

イワンコフは心配でコアラの顔を見ると泣いていた。戦闘して本気で戦ってたのにまだそんな風に言ってくれるウタの優しさに嬉しくて申し訳なくてコアラは涙が止まらなかった。

 

「・・・最高の友達を持ったわね」

「うん・・・うん!・・・」

「エレジアは任務で行くけど楽しみましょう♪♪あの子の為にもね」

 

イワンコフはコアラの肩を優しく叩きながらエレジアで全力で一緒に応援しようと決めた。

 

海軍はまさかの事態に困惑していた。黄猿も緑牛もミホークやクロコダイルだけの相手ではなく、NEO海軍にまさかのレイリーに九蛇海賊団と大物が集まってる状況に戸惑っていた。

 

「引くよアラマキぃ・・・あの爺さんの相手は片手間で出来るもんじゃないからねぇ」

「マジかボルサリーノさん・・・仕方ねぇな」

「大将の質も落ちたな。2人いて退く事になるとはな」

 

緑牛の所にやってきた黄猿の言葉に眼の前で対峙していたクロコダイルは容赦なく貶した。緑牛はまた構えたが黄猿はクロコダイルを見ずにバギーを見ていた。

 

「元ロジャー海賊団の経歴は伊達では無いか」

 

黄猿はそれだけ言うとステンレスなど何とか意識がある者達に指示を出して軍艦に戻らせて下がらせた。

こうしてバギーズデリバリーと海軍による戦争はレイリーと九蛇海賊団によって終わった。

 

敵勢力が全て去った後でレイリーは漸くゆっくりしながらバギーと向き合った。

 

「バギー・・・本当に久しぶりだな」

「レイリーさん!俺、会いたかったぞ!!2年前に麦わらから会ったって言われて七武海になってから探しても見つからなくて・・・俺、嫌われてんのかな?って」

「・・・色々と忙しかったんだ・・・すまなかったな」

 

バギーはインペルダウンから脱獄した時にルフィから言われて七武海になってから探した。前半の海にいるのは分かっていたが何処か分からなかった。デマロに金塊を渡すと言われた時やワールドと会った時はそんな風にレイリーを探していた時だった。

 

レイリーはルフィを鍛えていたと言わずにただバギーに謝った。色々と事情があるが言い訳はしなかったがバギーの言った1言だけは怒って軽く頭を叩いた。

 

「いて」

「それと、私がお前を嫌うわけない・・・大事な仲間をどうして嫌うんだ?・・・そんな風に育てた覚えはないぞ・・・」

「うぅ・・・うわぁぁぁぁ〜!!!」  

 

バギーはレイリーに泣きながらしがみついた。心の底から嬉しくて涙が溢れてきた。

 

「泣き虫は変わってないな。それにシャンクスとウタちゃんについて色々と聞きたいんだがまたお前たち、喧嘩したな?」

「違うんだよ〜!!あれは俺のせいじゃねぇんだ!!シャンクスが〜シャンクスが〜!!」

「よしよし、説教する気でいたが事情があるのはわかった・・・ゆっくり後で聞いてやるから・・・思いっきり泣け」

 

レイリーに言われてバギーはこの時だけは“千両道化”でも“元七武海”でもなく“ロジャー海賊団海賊見習い”に戻った。

 

 

 

〇〇〇 

『おい、座長があんなに泣いてるの凄かったな』

『感動的だったな!』

『俺達も冥王に負けてられねぇな!』

『あぁ、いつか俺達もキャプテンバギーに号泣してもらえるほど頑張ろうぜ!!』

『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜!!』

 

バギーズデリバリーは海軍との戦争を乗り越えた事、そしてレイリーの登場に興奮した上に九蛇海賊団に更には崇拝してるバギーが大号泣したのもあっていつかもっと頼りなる為にも盛り上がっていた。

 

そんな中でレイリーはバギー、ウタ、ミホーク、クロコダイル、ペローナ、シャッキー、サンダーソニア、マリーゴールド、ニョン婆と共に本部の広間が見える二階で酒とご馳走を食べていた。

 

「なるほど、バギーとシャンクスの喧嘩はそう言う理由だったのか・・・それはシャンクスが悪いな」

「「でしょ〜!!?」」

 

レイリーの一言にバギーとウタはハモった。そもそもあの喧嘩自体、シャンクスがさっさと会いに行けば良かったのに行かずにバギーは頑張ったが色々とボタンの掛け違いでエライことになった。2人はレイリーが自分達の方に感情移入してくれてると分かると嬉しかった。

 

「レイリーさん、これも飲んでくれ!!」

「おいおい、注ぎ過ぎだ・・・年甲斐もなく飲み過ぎてしまうな♪♪」

 

バギーはレイリーに酒を注いであげて楽しんでいた。本当に久しぶりの心からの笑顔だった。そんな中でペローナはウタと話していた。

 

「ウタの父親って赤髪だったんだな」

「うん、ごめんね。嘘ついて・・・」

「まぁ、色々と訳ありなのは分かったけど・・・これで許す!!」

「あっ、それアタシのジュース!!」

「ホロホロホロ♪♪」

「もう〜・・・ありがとう♪♪」

 

ペローナは事情があってシャンクスの娘と言わなかったウタに何も言う気は無かったが友達に嘘を付いて落ち込んでるウタを見てウタの持ってたジュースを勝手に飲んでそれで良いとだけ言った。ウタは気を使ってくれたペローナにお礼を言った。和気藹々とした雰囲気が流れていた。

 

クロコダイルはそんな雰囲気で酒をゆっくり飲みながらレイリーに気になっていた事を訪ねた。

 

「楽しんでる所悪いが、ここに来た理由は何だ?」

「あぁ、すまんすまん。実はな七武海撤廃の噂をウタちゃんから聞いてな。バギーの所は兎も角女ヶ島が1番危ない・・・ハンコック達は強いが間違いなく過激な戦争になるなと思って女ヶ島の住人全員連れて来たんだ。今は違う島で一先ず待機して貰ってる・・・ここからが本題だが・・・」

「待つのじゃレイリー。そニョ話は蛇姫から言うべきじゃ!サンダーソニア、マリーゴールド。蛇姫をここへ」

 

レイリーが色々と話そうとしたが流石に九蛇海賊団や女ヶ島関係はハンコックが言うべきとニョン婆がサンダーソニアとマリーゴールドに呼びに行かせた。

 

すると暫くしてやってきたが部屋に入る前に騒がしかった。

 

「嫌じゃ嫌じゃ嫌じゃ!!」

「姉様、頑張って!!」

「女ヶ島、しいては九蛇の為です!!」

「嫌じゃ人前に出とうない!!」

「ほら、頑張って!!」

 

サンダーソニアとマリーゴールドによって引っ張り出されたハンコックはバギーやウタの前に出た。手には酒瓶を持っていて飲んでるというか完璧に飲みまくってくだを巻いてるような感じなのに服や髪が乱れてない辺り、最早美貌に関してはプロの意識を感じた。ウタはハンコックの姿を見た瞬間にペローナの後ろに下がった。

 

「レイリーさん、あれどうしたの?」

「女は色々と複雑なんだ・・・突っ込んでやるな」

 

バギーは変わり果てたハンコックの姿に対してレイリーに尋ねたが詮索するなとだけ言われた。

 

「ほら、ハンコックも話し合って決めたんだから・・・」

「嫌じゃ!!ルフィ以外の男と同盟など死んでもゴメンじゃ!!」

 

シャッキーがハンコックを奮い立たせようとするも完全に駄々っ子のようになっていた。クロコダイルはそれを聴いて取り敢えず同盟を組みたいんだなと分かるとバギーに近づきた。

 

「どうやら同盟を組みたいらしいな。俺としては賛成だ。九蛇の力は強い」

「・・・俺も賛成だ・・・」

 

クロコダイルの言葉にミホークもバギーとは違ってガチで強いハンコック・・・今は見る影もないけど・・・が同盟と言う形で入ってくれたらいい隠れ蓑が増えるからだ。レイリーはクロコダイルやミホークを見てバギーに笑った。

 

「しかし、お前がまさかあのクロコダイルと鷹の目を仲間にしてるとはな!!出世したな♪♪」

「いやぁ~♪♪それほどでも〜♪♪」

 

レイリーに言われて心から喜んでるバギーを見てクロコダイルとミホークは殺したくなった。誰も好き好んでなってるわけじゃないのに・・・しかも完全にバギーの部下扱いなのも腹がたった。

 

上機嫌なバギーは暴れてるハンコックに近づいて同盟の件を飲むことだけ言いに行った。

 

「おい、ボア・ハンコック!」

「あ?何じゃそなたは?」

「同盟の件は俺達の所はOKだぜ!!」

 

親指を立てて良い笑顔で言うバギー。

ハンコックはそれを見ると泣き始めた。

 

「う、うわぁぁぁぁ〜!!男なんぞに気を使われた〜!!恥じゃ恥じゃ・・・もうルフィのお嫁に行けぬ!!」

「あ、なんかすみません」

「情けニャい・・・気遣われた上にこれとは・・・」

 

あまりの普段とは違う感じにバギーは困惑しながら謝り、ニョン婆はもう色々と疲れて頭を抱えていた。

 

「そ、そうじゃ!!妾の周りは無理でも九蛇海賊団の皆なら一緒に反対してくれるはず!!」

 

ハンコックはそう叫ぶとテラスはロブ・ルッチに破壊されたので広間が見える場所まで来るとバギーズデリバリーの人間と仲良く楽しんでる九蛇海賊団を見て膝を付いた。

 

「な、なぜじゃ!?」

「いや、あの・・・どうも俺様を慕う気持ちの高い部下達とお前を慕う九蛇海賊団の船員の気持ちで意気投合したらしくて・・・」

 

普段なら男なぞ下僕以外に感じない九蛇海賊団だが、バギーズデリバリーは似たような感じでリーダーを崇拝してるのもあって九蛇海賊団の船員達と凄く早く意気投合していた。オマケに幹部に女性のアルビダがいるし、ウタがバギーの娘になったから、そう言った風紀もきちんとしてたのもあって九蛇海賊団はガチで珍しく他の海賊団と仲良くなっていた。単純に男に対する興味もあった。

 

ハンコックはまさかの事態にもう誰も味方ではないと分かると項垂れた。そんな運がガタ落ちしてるハンコックを見て同じように運がガタ落ちしてるクロコダイルにミホークは肩を優しく叩いて慰めていたが余計に落ち込んだ。

 

「好きな男がいるのに好きでもない男に全てを奪われる・・・まさかこれがNTR!?」

「違う!!」

「煩いこの豆・・・貴様ぁ!!」

 

暴走してるハンコックに対してツッコむニョン婆。いつも通りに何処かに投げてやろうかと思って振り向くとペローナの近くにいるウタを見つけてハンコックはガチで殺気をウタに飛ばした。

 

「ハ、ハンコック・・・その・・・久しぶり!」

「この・・・抜け駆けしよって・・・殺したい!!しかし、お主を殺せばルフィが悲しむ・・・うぅ・・・」

 

ウタを殺したくて殺したくてしょうがないハンコックだがウタを殺すとルフィが悲しむと思って堪えていた。何処までもルフィを愛する乙女だった。

 

「もう、全てがおしまいじゃ・・・酒がきれた・・・新しいのを・・・」

「飲みすぎよ姉様!!」

「もう駄目!!」

「うるさい、飲ませるのじゃ!!」

 

酒に逃げて、まだ酒を求めるハンコックはご馳走の中にあった酒瓶に手を伸ばそうとするがサンダーソニアとマリーゴールドに止められていた。

 

「というわけだ、バギー。今のハンコックは全く使い物にならんのでな・・・頼む」

「・・・暫く酒は止めましょうか・・・健康の為に・・・」

 

レイリーの頼みを断る選択肢なんてバギーには全く無かったが海賊女帝のまさかの変貌に戸惑って口からはそれだけしか言えなかった。

 

バギーの波乱万丈な人生はまだまだ健在だった。





























というわけでレイリー、ハンコックも無事に合流。
ハンコックが凄い事になってるけど・・・最終章で暴れるのが決まってるので落とせる所まで落とします・・・私が徹底的に落としまくるのはルフィVSカタクリ編でご承知だと思うので・・・

バギーは?
バギーはもう常に落ち続けてるので今更わざわざ落とす理由がございません。

それでは次回は討ち入りになると思うのでお楽しみに!!
出来れば10話くらいで終わらせて幕間を10話くらいやってから最終章にしたい!!
それでは次回もお楽しみに!!

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