キリの良いところを探ってたら遅れてしまい申しわけありませんでした!!
それではどうぞ!!
バギーズデリバリーと海軍の戦争から1週間。
ワノ国の鬼ヶ島ではカイドウとリンリンが海賊同盟を組んだのもあってリンリンとカイドウは酒を飲んで菓子を食べていた。
「マーマママママ!懐かしいねぇ、昔を思い出すよ!良くオレがお前に菓子を食わせてやったっけなぁ」
「止めろ。思い出しただけで口が甘くなる・・・辛いの辛いの・・・」
カイドウは胸焼けを何回も連日でした記憶を思い出すと辛口の酒を飲んで忘れようとしていた。
「そんなお前に酒を教えた白ひげがもう本当に殺したくてしょうがねぇよオレは・・・」
「もう死人だろうが・・・それに俺は何回か奢らされてたからな・・・」
「あんなに良い奴だったお前はどこに行ったんだい・・・オレは悲しくて涙が止まらねぇよ・・・」
「妖怪ババアの目にも涙か」
「はっ倒すぞクソガキ!」
「まぁ、良い・・・今日の宴が終わればワンピースを取りに行くぞババア」
「あぁ、そこで決着つけようかクソガキ」
カイドウとリンリンは笑いながら、お互いの野望の為に一先ずの同盟を組んだがどこか懐かしさを感じていた。悪い気はあまりせず、これでお互いに未練なく最後の時に殺し合えると気持ちを新たにした。
「そう言えば新聞を見たか?」
「あぁ?」
そう聞くと首を傾げるリンリンにカイドウは新聞を渡した。そして受け取ったリンリンはそれを見て笑った。
「マーマママママハーハハハハハハ!!!こりゃマジかい・・・シキにバレットの奴、とんでもねぇことをやったな!!」
「あー、俺も読んでスカってしたぜ・・・その結果もヤバいけどな・・・」
「構うこたぁねぇ、世界を滅茶苦茶にしやがった!」
「ウォロロロロ!!負けてられねぇな、これが終わったら戦争だ・・・ワンピースを取りに行く肩慣らしと暇潰しで“千両道化”と戦争だ♪♪」
「あんな赤っ鼻とやっても意味ねぇだろ?まぁ、面白そうな事にはなってるけどよ・・・そうだ!お前はトットムジカに興味は?」
「あぁ、あれか?興味ねぇな」
「そうかい、そりゃ良かった・・・あれを手に入れるのはオレだよ」
トットムジカを手に入れようとしてるリンリンにカイドウは何か言いたげになった。するとリンリンにその顔がバレた。
「何か言いたげだね」
「・・・あれはそんな良いもんじゃねぇぞ・・・」
「何か知ってんのかい??」
「・・・ウォッカで暮らしてた時に戦場で見た・・・」
「そりゃ本当かい!?」
「あぁ、その時はガルツバーグのダグラスって奴と対処した・・・あれは碌なもんじゃねぇ・・・下手に手を出すのは止めるんだな・・・苦しめるだけだ」
「誰をだい?」
「“赤い女”だ・・・ガキの頃にそいつを殺してトットムジカを止めたがそいつは最後に蘇った・・・」
「おいおい、トットムジカの中に誰かいんのかよ?」
「あぁ、ここまで来るには現実とウタワールドの両方から“嫌いな奴”同士の同時攻撃に“ウタウタの実を嫌ってる”能力者の最低3人が揃わねぇと来れねぇってな・・・会えなくても信頼してる“好きな奴”同士、ウタウタの実の恩恵を受け入れてる能力者だと手前しか行けねぇ、その女は手前でトットムジカに共感したせいで前にいたやつと入れ替わって捕まったって言ってた・・・たぶん200年間は中にいるとよ」
「変な条件だねぇ」
「トットムジカの本質に近づかねぇといけねぇ・・・負の感情は・・・“寂しい”とか“辛い”とかだけが全てじゃねぇ、“嫌悪”“嫉妬”“怒り”“嘆き”“苦痛”“欲”もまた負の感情だ。そのどれかを同時攻撃をする奴同士がお互いに相手に対して持たねぇと出来ねぇ・・・でねぇとトットムジカはまた“世界”を彷徨う」
「“世界”だぁ?」
「ウォロロロロロ・・・音楽の国のエレジアにしかない物に魔王なんて伝承が残ると思うか?・・・あれはウタウタの実の能力者が世に出たら、いつかはそいつの近くに来る怨念そのものだ・・・そして能力者が死ぬと楽譜という特性上、1番音楽に溢れてる国のエレジアに戻る・・・あれを操るには確か・・・負の感情と正の感情の両方を持たねぇと兵器にはならねぇって言ってたな・・・あんなピーキー過ぎるもんは俺の望む世には要らねぇ」
カイドウの説明を聴いてリンリンは黙った。ここまで流暢に喋ると言うのは本気で碌な物じゃないと言うカイドウなりの警告だった。しかし、リンリンは“ビッグマム”。今更そんなのにビビる女では無かった。
(・・・あの“血塗れの赤い女”を解放して始めてトットムジカは“世界”を彷徨うのを止めてただの兵器に戻る。無理だな・・・“嫌いな奴”同士が同時攻撃をした後にウタウタの実の能力者を“覚醒”させるなんてそんな都合の良い展開はありえねぇ・・・)
カイドウは9歳の時に見た赤い女を思い出しながら新聞を読んだ。
そして新聞に載ってる“クロスギルド”のメンバーとレイリー、ウタ、シャッキー、ペローナ、ハンコックが写りこんでる写真を見ながらカイドウはまた酒を飲んだ。
〇〇〇
一方、その頃。
ルフィ達はオロチの内通者だったカン十郎の手によってサニー号に爆弾が仕掛けられていたが帆を直すだけで済んだ。が、修繕に手間取っていたので時間が掛かった。投獄されていた報告のローにルフィと同じように兎丼に捕らえられてるとなっていたキッドの船も出てきたが、集めた戦力の四千人を超えた勢力は現れて無かった。しかし、ルフィとキッドとローが船を1隻軽く沈めた所でオロチの忠犬として動いていた狂死郎が元光月おでんの家臣である傅ジローと判明。傅ジローは自らの仲間1200人を仲間にしてほしいと錦えもん達に志願。更には錦えもんが暗号を読み間違えた事でカン十郎がオロチに伝達する内容をミスってしまい、四千を超えた戦力が無傷でやってきた。
錦えもんは一生分の運を使い果たしたと思った。
カン十郎はその後、モモの助を連れて鬼ヶ島に先に飛んでいった。潜入してた時の下手な絵ではなく上手い絵だった。
モモの助はルフィや錦えもん達に何とか脱出するからカイドウとオロチを倒してほしいと叫ぶとこれまでの航海でモモの助を弟のように思ってたルフィは約束した。
海戦を始めるルフィ、ロー、キッド達に五千を超える侍達の戦力。そんな中で1隻だけ下がっていくのが見えた。ルフィ達は気にしてなかったがその船が大砲を撃ち始めて侍達の船を破壊し始めた。
ただ、それはリンリンの所で殿を努めたジンベエの登場によってその船は破壊された。ジンベエは口上を述べてその後、無事に麦わらの一味に合流した。
「ジンベエ〜〜〜!!本当に心配したぞお前!!」
「すまん、“タイヨウの海賊団”の負傷者の手当と送別会が盛り上がってのう・・・」
「“元”七武海のジンベエが仲間なんて、何て心強さだ!!」
「ジンベエの操舵技術ホンットに凄いのよフランキー!!」
「サニー号でサーフィンしたんだぞ!!」
「やっと夢の船の本領を引き出す男が現れたか!!」
「どうかひとつよろしく頼む!!」
ジンベエの登場にこれからというかまだ戦闘中の筈なのに大盛りあがりをする一味。ノリの良いフランキーは更に盛り上げるためにあることを言った。
「乾杯すっか!?」
「「やろうー!!」」
「今、酒なんて積んでねぇぞ」
「いや・・・酒の匂いがする」
「どこからだよ!?」
「あっちからだ」
酒の匂いを嗅ぎ分けたゾロは霧の向こうを指さした。見た感じは今までと同じコースでルフィはそれを聞くと即効でそっちを目指した。
「「「乾杯♪乾杯♪乾杯♪」」」
ルフィ、ウソップ、チョッパーは乾杯出来る事に大盛りあがりしていたが軈てルフィとウソップは首を傾げて少し経ってからチョッパーも同じように首を傾げた。
「おい。ウソップ、チョッパー」
「何かいるな」
「でも酒の匂いもするぞ」
ルフィは戦闘準備と皆に言おうとしたが、もう全員武器を構えていた。
「ざっと50人程度か?」
「それで何でこんな所にいるんだ?」
「恐らくは門番じゃろう」
「早く終わらせようぜ」
「ヨホホホホ、いやぁ〜皆さん頼もしいですね」
「あら、ブルックも充分頼もしいわよ」
「お宝もないかしら?」
ルフィはそれを見るといの一番に気配がする方向へ飛び出した。途中で砲弾に撃たれたりしたが風船で何倍にも威力を上げて返したりした。ゾロ、ジンベエ、サンジ、ブルック、ロビン、フランキーも次々と乗り込み始めてウソップとナミとチョッパーはそれをサニー号から覗いていた。
するとあっという間に制圧した。
「あっさり終わったのう・・・」
「しっかし、良い武器を揃えてんのに杜撰な警備だな」
「愚かなプライドが私生活にも現れてるようね」
「ヨホホホホ、ロビンさん相変わらず手厳しいですね♪♪」
ジンベエ、フランキー、ロビン、ブルックの年長組はあっさりと制圧した鳥居で使える樽がないか探して10人分集めていた。
ルフィは一先ず敵がもう居ないか確認すると錦えもん達に手を振った。
「錦えも〜ん!!敵が居たぞ!!」
笑いながら大した事が無かったように大声で笑うルフィ。サンジは1つ1つ酒瓶を確認していたが酒を見つけられなかった。どうしたものかと思いながら見てるとゾロが大きな酒樽を担いでいるのが見えた。
「おいマリモ!それ・・・!!!」
「おっ、酒を見つけたのか??」
驚くサンジと近くにいたウソップが尋ねるとゾロは気持ちのいい笑顔を2人に向けた。
「言ったろ?匂いで分かる」
「本能だな・・・」
「ほんっと酒と刀の事しか頭にねぇ奴だな」
サンジとウソップがそれに対して呆れと引きながらも無事に酒も見つかったので酒瓶にそれを入れて一味は円陣を組んだ。
「ジンベエの加入を祝して〜♪♪♪」
「ルフィ〜〜殿!!」
「んぁ?」
残りは乾杯だけになってやろうとしたその時、錦えもんに呼ばれて後ろを見た。多くの侍達が血気盛んな様子で気合を入れていた。
「迅速なる関門突破感謝いたす!!全船、鬼ヶ島へ突入せよ〜!!」
『うぉぉぉぉぉぉー!!!』
ルフィはそれを黙って見た後で酒を置いた。ナミを始めとした一味の面々が気になってルフィに尋ねた。
「やめだ!」
「「はぁ?」」
「あいつらとやろう!!カイドウもビッグマムもオロチもぶっ飛ばして!!この戦いに勝って今までで1番デッカイ宴をやろう!!」
それを聞くとナミは呆れつつも笑った。
「全く、あんたが言ったんでしょ??ホンットに勝手なんだから!!」
「ナミさんの言うとおりだぜ」
「そうか?」
「まぁ、いつもの事だ。今更何言ったって時間の無駄だろ?」
「「「うんうん」」」
ゾロの言葉にサンジ、ウソップ、そしてルフィが頷いた。
「「「おめぇは頷くな!!」」」
「それはそうとして親分さんはどうかしら?」
「・・・ワシの答えは決まっとる!!」
ジンベエの言葉を合図に一味の全員が酒を地面に置いた。
『乗った!!!』
船長であるルフィの案にグタグタ言うつもりも無かったし、それにどうせなら慌ただしくやるよりもゆっくりと楽しみたかったのもあって全員、それに乗った。
ルフィはそれを見ると笑ってあることを皆に宣言した。
「シシシ、皆付き合ってくれてありがとう!!」
『何を今更』
「んでよ!!宴を終えたらエレジアに行ってウタのライブを聴きに行こう!!四皇をぶっ飛ばしたら海賊王に近づくんだ!!なら、俺はあいつの歌声を聴いて“新時代”に進みてぇ!!」
ルフィの言葉に全員笑った。ルフィがどれだけウタを好きなのかもう全員が知っていたし、ワノ国に着いた時に受け身な事に対して苦言を申してたゾロもこれなら納得出来た。
「ったく、レッドラインを戻るなんて・・・私が居ないと簡単に行けないんだからね?」
「楽しみだなぁ、ウタのライブ!!」
「ウタちゅぁ〜ん!!待っててねぇ〜!!」
「俺、一杯楽しむぞ!!」
「ルフィと何処まで進展してるのかたっぷりと聴けるわね♪♪」
「ア〜ウ、このサニー号ならあっという間だ!!」
「私も今から胸が踊り始めましたよ♪♪あっ、踊る胸なんてないんですけどヨホホホ!!」
「わしが居れば海底じゃろうが嵐じゃろうがすぐに着くわい!」
皆の優しい言葉に嬉しくなったルフィはゾロを見ると笑ってくれていた。
「了解だ“船長”!!カイドウをさっさとぶった斬って行こうぜ!!」
「シシシ、行くぞ野郎共!!」
『おぉぉぉぉぉぉーー!!』
ルフィ達は急いでサニー号に戻っていって船を進めた。目指すは鬼ヶ島のカイドウの首。ルフィは夢に向かって突き進んだ。
「行くぞカイドウ〜!!」
サニー号の頭の上で宣言するルフィ。
その背中にはウタによって入れてもらった2人だけの新時代の麦わらマークのコートが靡いていた。
というわけで鬼ヶ島に討ち入り開始とエレジア行き決定です!!
そして多くの勢力がトットムジカを狙ってる中でトットムジカを狙ってないカイドウがその理由を明かしました。因みにカイドウの会話で出てきたダグラスはバレットではなくバレットの所属していた部隊の隊長だったダグラス中佐です。
因みにカイドウのこれは最終章への伏線ですのでお楽しみに!!もうハッピーエンドの為なら地獄の地獄の大地獄の底の底までやってぶち上げるつもりですのでお覚悟もよろしくお願いします。
次回からカイドウ戦とヤマトの登場以外は端折ながらやりますのでご了承下さい。
それではお待ちください。
そして黙々とチビチビ書いていたR-18版が遂に昨日完成しました。この後にすぐ出しますので読まれたい方は是非どうぞ。