あの後、無事に交渉は成立した。しかしエネルゴンを創造すると体に大きな負担がかかる為、月に1回エネルゴンを創造してくれることになった。
「ねぇメガトロン」
『なんだ?』
「最近忙しいって言って教師の仕事、してないよね?」
『もうしなくていいんじゃないのか?』
「確かに八百万がエネルゴンを提供してくれることになったけどもっと生徒達との絆を深めてくれないかなぁと思ってさ」
根津がメガトロンに上目遣いをする。
『…はぁ、ここに居候させてもらっている以上やるしかないようだな』
「わぁーい!」
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(またこの教室に来る事になるとは…まぁ耳郎と上鳴の記憶は消したし俺の事を知っているのは八百万だけだから大丈夫か)
ガラガラ
『おはよう』
「あっ!メガトロナス先生おはようございます!」
「久しぶりに先生見たわ」
「今日はヒーロー基礎学はないよね?」
『さっさと席につけ』
皆が自分の席に戻りメガトロンは話をすすめる。
『俺の授業は変わっていてな。ヒーローとヴィランの考え方について授業を行っているんだ。だから少しお前らの気分が悪くなるかもしれないがそれでもいいか?』
そう言うと皆が頷き同意する。
『ありがとう。では早速お前達に質問だ。【正義】とはなんだ?手をあげなくていいから各自答えてくれ』
少し皆が考えた後、次々に答え始める。
「正しい行ないをする事?」
「人を助ける事かな」
「ヴィランを捕まえる事だろ」
『もういい。答えてくれてありがとう。少し難しかったな。』
メガトロンはチョークを手に取り黒板に2つの単語を書く。
【独裁】
【平等】
『では簡単にしようか。独裁と平等、どっちが正義だ?』
数秒待ち、飯田が手をあげる。
「平等ではないでしょうか。」
『それは何故だ?』
「平等であれば差別がなく人々が公平になるからです」
『なるほどな…では独裁が正義だと思う人はいないか』
「先生はどっちだと思うんですか?」
蛙吹が質問する。
『俺は独裁が正義だと思っている。独裁は独断で物事を決めそれを皆が従い行動する。リーダーに値する者が独裁を始め、皆を導く事が正義だと俺は考えている』
『そうだ。ちょうど独裁と平等に関する話があるんだが話していいか?』
生徒達が頷きメガトロンは話し始める。
『昔、とある世界の黄金時代で人々は平和に暮らしていた。だが時が経つにつれて乱れが起きた。そんな中2人の男達が皆を導く為様々な行いをした。ある日その2人はこれからこの世界でどう生きるかリーダーに意見を伝えに行った。そこで…問題が起きた。1人は独裁を提案しもう1人は平等を提案した。2人の意見は噛み合わずだんだん周りを巻き込み最悪が起きてしまった。【戦争】だ』
もしメガトロンがフォールンに魅入られなかったら状況は変わったのかな?
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