「おーい、そろそろ出ておいでぇ〜。」
「ボクは土ニャ……。このまま朽ちていくんだニャ。」
アイルーが穴に潜り込んでメソメソし始めて数分、流石にそろそろ復活してほしいのかルルが地上から声をかけるがアイルーは変わらずメソメソしている。
「ほら、シュルルは何もしないから……ね?」
「旦那さん、ごめんだけどもう少しだけそっとしておいてほしいニャ。」
しくしくと穴から聞こえてくる声にルルは考える仕草をしたが、要望通り少し放置することにしたようだ。肩をすくめた後、屋台の中に戻って本を読み始めた。
ふむ、本猫が言うには初めての自己紹介をあんな感じで終わってしまったことがかなり悔しいみたいだ。俺も学校の自己紹介をミスった時のしらけた雰囲気を思い出せば少しは共感できるかもしれない。
仕掛けたのは俺だし責任を持って復活させてやろうじゃないか。どうせならとブホーに視線を向ければ任せろ言わんばかりの力強い頷きが返ってきた。
よし、なら早速準備だな。性格が気弱とかならこのやり方は逆効果だが、ニャンターをやっている時点で違うだろ。多分。
ブホーが準備に取り掛かっているのを見つつ、俺も近場の地面を前脚で掘り始めた。
「そろそろいいかな?」
あの子の要望を聞いてから数分、キリのいいところで本に栞を挟み外へ出れば、屋台に戻った時にはなかったものが2つ出来ていた。
「シュルルとブホーが作ったの?」
「シュルルルル。」
「ブホォ。」
暇だったのかなとあの子が引きこもっている穴の横に出来た土の山を見ながらシュルルたちに確認をしたら頷いて肯定された。
「まぁいいか。おーい、置いていくよぉ〜。」
穴に向かって再び声をかけるけど返事が返ってこない。疑問に思って穴に耳をすましてみると、寝息のようなものが聞こえてくる。
「あらら、あの子寝ちゃってる。シュルル、起こしてくれる?」
「シュルルル。」
シュルルにあの子を起こしてもらおうとお願いすれば、頷いてから舌を私に巻きつけて屋台近くまで移動させられた。起こすだけなのに私をここまで離す意味がわからなくて首を傾げれば、シュルルとブホーはお互いに顔を合わせて頷く。
ブホーが片方の土の山に登ったのをシュルルが確認した後、勢いよく尻尾を地面に叩きつける。辺りに振動が響き、少し足元がぐらついたけどシュルルのお陰で耐性がついていた私には何ともなかった。だけどあの子は別だ。
「ニャァァァァ!!!なんニャなんニャ!?敵襲ニャァ!うわっぷ。」
あの子が大声を出しながら跳ね起きたのを確認したのかブホーとシュルルが土を穴の中に入れ始めた。
「シュッル、シュッル。」
「ブッホォ、ブッホォ。」
「ちょっ、待っ、やめ、うぶ。」
息があったコンビネーションで土を入れていくシュルルたち。あの子は仲間になると伝えていたのでこれはシュルルたちなりのコミュニケーション……だよね?
止めるべきか悩んでいると、穴を埋め終わったのかシュルルたちが満足そうな顔をしている。まるで一仕事終わらせたかのようだ。あれ?あの子本当に大丈夫?
「ニャァァァァ!!!」
大丈夫だった。埋めた穴より少し離れた場所からあの子が飛び出してくる。そういえばアイルーって地中を掘って移動できたね。最近見ていなかったからすっかり忘れていた。
「ニャア、ニャア、ふふふふ、大型モンスターがなんニャ、やられたらやり返す……ニャァァァ!!」
「シュルルッルッル!!」
「ブホォッホッホ!!」
「今すぐその笑い声を止めてやるニャァ!」
腰に下げていた武器を振り回してシュルルたちを追いかけているあの子だけど、ブホーを尻尾で運びながら逃げるシュルルに追いつけていない。少し前の時と同じように屋台を中心にして追いかけっこを始めたシュルルたちを見て、時間がかかるだろうから私も本を開いて途中から読み始める。どうやらシュルルたちはあの子と仲良くなれそうだね。
「ふぅー、ふぅー、全っ然追い付けないニャ……。」
「落ち着いた?それじゃあそろそろ自己紹介しようか。」
追いかけっこの結果はあの子の敗北。シュルルのスタミナには流石に勝てなかったみたい。
「シュルル、ブホー。紹介するね、この子は「ちょっと待つニャ、旦那さん。」……どうしたの?」
「言うのを忘れてたニャ。ボクたちアイルーは雇われた時に雇われた人から別名をもらうニャ。言ってみれば仕事中の名前みたいなもんニャ。あ、別につける気がないなら前に教えたボクの本名のままで大丈夫ニャ。でも出来ればボクは旦那さんから名前が欲しいニャ。」
話の途中で割り込まれたのでどうしたのかと思えば別名がほしいと。アイルーたちの間でそういう決まりがあるならつけてあげたほうがいいよね?
少し考えるからとあの子たちから離れて考え始める。うーん、どんな名前にしようかなぁ。そういえばあの子って語尾にニャをつけているよね?なら……。
「さっきからなんでそんな目でボクを見てるニャ?なんか嫌な予感がビンビンしてきたニャ。」
「シュルルルル。」
「ブホォ〜。」
「決まったよ!」
「おぉ、待ってたニャ!カッコイイ名前を頼むニャ!」
シュルルたちから可哀想なものを見る目で見下ろされていたあの子が嬉しそうに私の方へと走ってくる。
「ふっふっふ、良い名前が思い浮かんだよ!」
「おぉ!その名前とは!?」
「君の名前はニャニャだよ!どう?カッコいいでしょ!」
「ニャニャ!!?ほ、他に候補はないのかニャ!?」
「他の候補?ニャーでしょ?ニャーンでしょ?ウニャーン──」
「ニャニャでいいニャ。良い名前だニャ。」
「そう?良かった!それじゃあ改めて紹介するね?私はルル!商人だよ!それでこっちの大きいのがシュルル!それからアプトノスのブホー!この子たちが私の仲間だよ!」
「シュルルルル。」
「ブホォ。」
「シュルルとブホーニャね。分かったニャ。よろしくお願いするニャ。ん?シュルルとブホー?あっ。」
「シュルルルル。」
「ブホォ。」
自己紹介をした後でニャニャが何かを察したような顔をしてシュルルたちを見つめる。見つめられたシュルルたちは頷いて何かを肯定している。
お互いに気の毒そうな顔を見つめあった後、それぞれの前脚を合わせて結束したようだ。だけど放置されるのは少し寂しい。
「むぅ!みんなだけずるい!私も仲間に入れろぉ!」
「ニャ!?旦那さん!ボクと旦那さんの体格差を考えムギャァ!?」
なんだか悔しくなったので、前脚を合わせているところに向けて思いっきり飛び込んだ。ニャニャ、のしかかってごめんね?
ルルから次の目的地を伝えられて再び旅が再開する。それにしてもユクモ村か、聞き覚えのある村の名前に露骨な反応をしてしまったが幸いみんなには気付かれていないようだ。
個人的にユクモ村は好きな村に入っている。出来れば温泉に入ってみたいものだが、まぁ無理か。それ以前に溶岩に入っても少し熱い程度しか感じないのに温泉なんて冷たく感じるんじゃないか?
少し残念に感じながら旅を続け、たまに新たな名付け仲間になったニャニャの様子を見ながら襲いかかってきた小型の肉食竜を押し付けたりしていると、徐々にだが周りの環境が変化していることに気付いた。
これは……渓流に入ったか?水場が増えて小さな川には魚が泳いでいる。見える草食竜もアプトノスよりガーグァの方が多くなってきた。そのうちガーグァだらけになることだろう。
「あともうちょっとかな?ニャニャは大丈夫?」
「ちょっと疲れてきたけどまだ大丈夫ニャ!」
ルルが隣を歩くニャニャに質問すると、元気よく返事が返ってくる。しかし俺から見ると元気そうに見せてるだけでかなり疲れているように感じる。
ニャンターになってから早速の長距離移動と護衛のために周囲を常に警戒してたまに襲いかかってくる小型肉食竜の相手もしているんだ。疲れていても仕方ない。
まぁ、渓流に入ったんだ。あと少しでユクモ村に着くだろう。しかし懸念点がある。時系列がいつなのかだ。もし3rdの原作終盤でアマツマガツチが近くに来ていますなんていわれたら最悪だぞ。
ある程度戦える自信はあるが、はっきり言う。俺はアマツマガツチには勝てない。せいぜい不意打ちで角を折るのが限界だ。慢心だらけの若い個体なら話は別だがそもそも相性が悪すぎる。
悲観はしていないがな。原作準拠なら主人公枠のハンターが無事に討伐してくれるはずだ。嵐でしばらくユクモ村に留まる羽目になると思うがルルが村に数日間滞在するのはいつものことだ。気にすることでもない。
迷いは晴れて清々しい気分になっていると、俺の感知内に大型の反応が出た。はぁ、もう少しだというのにさぁ。
「シュルルルル。」
「どうしたの?シュルル?」
ユクモ村の特産品を調べていると、シュルルが屋台を掴んで無理矢理停止させた。シュルルと顔を合わせると、側面のラインが2回点滅する。
大型を感知、狙われてはいない。私とシュルルで決めた暗号だ。迂回しようと地図を広げてにらめっこしてみるが、運が悪いことにこの屋台が通れる迂回路はない。屋台が通れないってことはほぼ同じ太さのシュルルも通れないので運んでもらうことも出来ない。
シュルルに屋台が通れる大きさまで道を広げてもらう方法もあるけど周りの環境を破壊してしまうし木々を破壊するシュルルを恐れて逃げた小型モンスターの生息圏の変化が怖い。小型だけならと思うけど、小型モンスターが動けば遅かれ早かれ大型モンスターも動く。だから簡単にやっていい方法じゃない。
「ごめんシュルル。ユクモ村まではこの道しかないみたい。」
「シュルルルル。」
私が言いたいことを理解したのかシュルルが前に出て歩き始める。それと同時にニャニャに舌を巻き付けて屋台に乗せた。ニャニャはまだ動けるとシュルルに言っているけど多分戦闘になればニャニャはついていけないとシュルルは判断したんだと思う。ニャニャを宥めながら警戒を続けて進んでいくと、あるものが目に入る。
「何これ?泡?」
ふよふよと浮かんでは弾けて消える泡が辺りに見え始める。なんで泡がこんなところに?そんな私の疑問は、道の先にある背の高い草が生い茂る場所で丸まっているものを見つけたことで解消した。
「えっと、確か……。泡狐竜タマミツネ……だったよね?」
「あってるニャ。泡の攻撃も厄介だけど、水のブレスも脅威ニャ。」
前に買ったモンスターリストを思い出しながら呟けば、隣にいたニャニャから肯定の声が返ってくる。
シュルルの歩みが止まる。私の方に振り向いてから頷きを一回。今までの行動から、恐らくシュルルの今いる位置がタマミツネが接近を許すギリギリの場所なんだと思う。
「ねぇ、シュルル。タマミツネって普段はのんびりしているっていうからこのまま通してもらうことは出来ないかな?」
私の質問にシュルルは寝ているタマミツネの方を向いてから私の方に向き直り、首を傾ける。微妙ってことだね。
「分かった。出来る限り刺激しないように端っこを進ませてもらおう。もしダメだったら……シュルル、お願い。」
「シュルルルル。」
「旦那さん!ボクも行くニャ!」
「ダメだよ。今回は私の横にいて。」
飛び出そうとしたニャニャを抱きしめて抑える。私たちだけでも刺激してしまうのに、戦う気があるニャニャを出してしまえば確実に戦闘になる。そう説明すれば、ニャニャは大人しくなった。
「シュルル、ブホー、お願い。」
「シュルルルル。」
「ブホォ。」
シュルルが一歩踏み出すと、寝ていたタマミツネがすぐに目を開いて私たちを睨みつける。だけどシュルルはお構いなしに進んでいき、それに隠れるようにブホーが屋台をひいて進む。
タマミツネはまだ動かない。頭を上げて警戒するようにジッと私たちを睨みつけているけど、立ち上がる気配はない。刺激しないようにゆっくりと進む。
このままいけるかも?そう思ったのがダメだったのか、タマミツネが立ち上がり尻尾を地面に擦り付けて泡立たせ始めた。戦闘体勢だ。
「ブホー!急いで!」
「ブホォ!!」
タマミツネが戦闘体勢に入ったのならゆっくりと動く意味はない。速やかに縄張りから抜けるためにブホーに指示を出す。ブホーの力強い声が聞こえてすぐに屋台の速度が上がる。
「シュルルは時間稼ぎをお願い!」
「シュルルルル。」
そんな私たちに狙いを定めていたタマミツネの視線をシュルルの巨体が遮った。
「クゥォアアアア!!!」
「ジュラルルルル!!!」
甲高い咆哮と弾けるような咆哮がぶつかり合い、背の高い草が衝撃で揺れる。真っ黒な液体で身体を覆ったシュルルが何もない地面に尻尾を叩きつけて爆発させた。
「シュルルは何をやってるニャ。」
「多分威嚇だと思う。俺たちはここを通るだけだけど、攻撃するならただじゃ済まさないぞって。」
タマミツネからしたらいきなり縄張りの一部を爆破されて荒らされているのと同じだけど、ここでシュルルの力の一部を見せたことでタマミツネに私たちを襲うリスクを提示した。あの尻尾の一撃で戦わなくてもタマミツネの動きを止めたのだ。
「逃げるだけならここにあるこやし玉でもよくなかったニャ?」
「流石に他の子の縄張りを通るだけなのにこやし玉をぶつけるのは……ちょっと良心が痛むというか……なんというか……はは。」
「?変な旦那さんニャ。」
一度間違えてシュルルにこやし玉をぶつけてしまってシュルルの反応を見てしまってからは軽率に投げるのはやめた。もちろん使うべき時には使うよ?だけどシュルルがどうにかしてくれる場合は任せることにした。
「もう大丈夫かな?シュルル!戻ってきて!!」
周囲に泡がなくなっていることを確認して縄張りから出たと判断し、シュルルを大声で呼び戻す。タマミツネと睨み合っていたシュルルは私の声を聞いてすぐに後ろ歩きで距離を取る。
舌を伸ばして近場にあった湖からそこそこ大きな魚を捕まえ、縄張りを荒らしたお詫びなのかタマミツネの眼前に放り投げてから私たちの方へと滑りながら戻ってきた。
「お疲れ様、ありがとう。」
「シュルルルル。」
近付いてきたシュルルの角を撫でながらタマミツネの様子を見てみると、魚を丸呑みした後で身体を丸めて休む体勢をとっている。追撃の心配はなさそうだね。
「ブホーもいつもの速度で大丈夫だよ。ありがとう。」
「ブホォ。」
屋台の速度もいつもと同じぐらいに戻り、ほっと息を吐く。今までも何度か似たようなことがあったけどやっぱり慣れるものではない。これでも今回は比較的マシだった。気性が荒い個体と鉢合わせた時は流れ弾にも気を付けないといけないから。
取り敢えず少し進んだら休憩にしよう。ユクモ村までもう少しだけど、急いでいるわけではないし休める時には休んでおくのが吉ってね。
「見えた……、ユクモ村だ。」
少しの休憩を挟んだ後、旅を再開させてしばらく。道を進んだ先に見えてきた景色を見て、ルルが呟きのような声を出す。
そんなルルの声を聞いてブホーがほんの少しだけ進むスピードを上げた。出来るだけ早くルルを村に連れて行ってあげたいのだろう。
俺もいつもならもう少しだけルルたちについて行くのだが、ユクモ村は温泉地として世界各地から客が来る村だ。既にチラホラと気配を感知しているのでそろそろ別れないと誰かに見られてしまいそうだ。
足を止めてルルたちを見送る。ルルがいつもより早い別れに疑問顔だが、ニャニャの予測混じりの説明で納得したようだ。それでも少し寂しそうな顔をしているので舌で手を振るかのように振ってやれば、笑顔で振り返してきた。可愛いな。
もっとその姿を見ていたいところだが、どこで誰が見ているのか分からないのでとっとと地中に移動する。そのまま地中深くに移動してルルたちを追いかける。
ルルたちがキチンと村に入ったのを確認してから引き返し、村全体をギリギリ気配探知出来る場所で止まる。
今回は地上に出れそうにないな。いろんな場所から人の気配を感じるし、渓流まで行ってしまえばルルの気配を感じれなくなる。すぐには出てこないと思うけどもしもがあれば怖い。
まぁ、たまにはジッとしているのも悪くないだろう。身体を丸めて眠る体勢を取る。
そういえばタマミツネがいたってことはアマツマガツチは来た後なのか?けどなぁ、そうとも言えないのがこの世界なんだよなぁ。
村に常駐ハンターがいればストーリー自体は始まっていることが分かるのだが俺がそこに行くわけにはいかないからな。
考えても仕方ないか。そういえばルルは今頃何をしているのだろうか。長旅で疲れているだろうし温泉にでも入っているのかな?
ユクモ村の温泉って混浴だったっけか?……ん?それじゃあルルと一緒に見知らぬ男性も一緒に入っているってことか?
……今から村を出る男性全員に襲いかかろうかな。少し大変かもしれないが全力を出せばいけるはず。入る時にタオルを巻いていたとしても妄想でルルの裸体を見ているかもしれない。
いや、ちょっと待て。ルルが温泉に入るってことはニャニャも入るってことだろ?ヤバイ、嫉妬してしまいそうだ。もう寝てしまおう。
ルルの初めてをニャニャがオトモすることに、嫉妬で目が血走ってしまいそうになるが頭を振ってなんとか平静を取り戻し、無理矢理寝ることにするのだった。
そうして眠ること体感数時間、村から恐らくニャニャであろう気配が離れたことで目を覚ました。ニャニャはまだ仲間になって日が浅いので気配を完全に覚えきれていない。
ニャニャだとしたら何故村を離れている?ルルはどうした?疑問が浮かんでくるが、ニャニャの実力で村を離れるのは少し不安だ。小型相手なら問題ないだろうが渓流の狩猟許可地帯の近くにはあのタマミツネがいる。そうそう縄張りから離れるとは思えないが、もしもの場合がある。
仕方ない、ついて行くか。ニャニャじゃなかったらそのまま戻ればいい。気配を覚えきれていないが近付けば流石に分かる。
丸めていた身体を伸ばしてあくびを一回した後で、ニャニャらしき気配に向けて移動を開始した。
オリ主……ニャニャのことを名付け(被害者)仲間として認めた。小型をニャニャに押し付けるのは成長させるため。なのでニャニャが疲れている気配を感じても押し付ける。でもピンチになればちゃんと助けている。
タマミツネとは相性がいい。泡まみれは身体から出る液体で流されるし体当たりは自動爆破カウンター。怖いのは水ブレスだけ。
タマミツネから離れた後も疲れを見せずに平然としていたが内心ではアマツマガツチ襲来フラグが折れたと喜んでいた。
最近はやらかしハンターのせいで過保護になっている。
ルル……ユクモ村についてから村長に挨拶してすぐに温泉に入った。長旅で汗まみれだからね。仕方ないね。ニャニャも一緒に入った。
ユクモ村を満喫するつもり満々、ついでに特産品を仕入れたいと思っていたがアイルー用の防具や武器を作ってくれる店があることを知り、どうせならニャニャの装備を整えようと考えている。
混浴とか気にしないタイプ。オリ主が知れば転がりまくる。
過去に間違えてオリ主にこやし玉をぶつけた経験あり。やらかしハンター→ニャニャ雇用の間に起こった。
地面を転げ回った後に川に飛び込んだオリ主を見て自分に危機が迫った時にだけ使おうと決めた。
ニャニャ(アイルー)……本名アレキサンダイ。特に意味はない。
雇用された以上、精一杯頑張ろうとしているが今は空回りしている。まだ実力がないのでオリ主やルルから小型以外の戦闘を遠ざけられている。ニャンターになるまで勉強をしていたのでモンスターの知識はそこそこある。ただし大型のみである。今回のタマミツネ戦を経て、もっと強くなりたいと思い始めた。
ルルと一緒に温泉に入ったことをオリ主に知られれば、しばらく嫉妬溢れる目で睨まれることになる。
ブホー(アプトノス)……幼いルルと一緒に川で水浴びをしたり温泉に入ったことが何度もあるため余裕の表情。オリ主だけがルルと風呂に入っていないのである。
村ではアプトノスが珍しいのかチラチラと見られて少し居心地が悪い……こともなく環境が変わったことで変わった草の味を楽しんでいる。
ニャニャのことは仲間として認めているが、まだルルを任せるには力不足と考えている。強くなりたいのならさっさとシュルルさんに特攻してきなさい。
村から出て行ったニャニャを見ていたが、どうせオリ主がなんとかするだろうと特に反応もせずに見送った。
タマミツネ……のんびりしていたら何か来た。縄張りを通りたいだけなのはすぐに気付いたし、通しても別によかったが素通りさせたせいで舐められるのは気に食わないのでそれなりに威嚇して脅すつもりだった。
オリ主を一度攻撃しようかと考えたが、尻尾で地面を爆破させたのを見て断念。よく見たら泡も液体で流されて効果が無さそうだったのですぐに自分と相性が悪いことに気付く。
どうしたものかと考えていたら魚をこっちに投げ渡してどっかにいった。少し不満だったがそろそろ飯時で魚を取る手間も省けたので気にしないことにした。