カゲロウデイズ -Mekaku City Plain daze-   作:せんと凪

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追想フォレスト2

 

シンタローside

 

 

 俺の名前は、如月伸太郎、18歳、引きこもり。趣味はネットサーフィンと音楽作成ソフトを使った曲を作る事。

 そんな俺なのだが………今どこかもわからない建物に居る。

 ああ、何てこった……しかも、実の妹であるモモが訳のわからない集団といる。

 そして、俺が、いや俺達が巻き込まれった事件のことの顛末を聞かされた。

 

「どう、大体全部話したけどわかった? お兄ちゃん」

 

「──あーそうそう、あの後僕らがシンタロー君を運んだんだよ〜あの炎天下の中! いやぁほんと大変だったよ〜」

 

「お前は足しか担いでないだろう」

 

「いやいや、それでも結構重かったんだって!」

 

 えーっと、つまり俺がエネを制御室に送っていた時、同時刻に並行してこいつらも動いてたって事なんだよな……? いや、もう………なんつうか

 

 こ……………こんなの全然わからねぇよ……

 

「うう……た、助けていただいてどうも、ありがとうございました……?」

 

「何か言いたげだけどだいぶ、噛み殺してるね」

 

 透明人間やら、メデューサやら、カメレオンやら、もうわけわからねぇよ……つうか、一番ヤベェーのがあそこにいるアイツ! 何なんだ、あの紙袋の男は!? ああもう考えたくねぇ、とにかく確実に、絶対! 怪しい団体だろコイツら‼︎

 

 こんな奴らには関わらないのが一番良いんだが………でも、助けてもらったんだよな、オレこの連中に………はぁ…

 

「まぁいろいろ聞きたいのはわかるけどね!」

 

「へ?」

 

 俺の様子を察したのか猫目の男が口を開く。

 

「でも安心して大丈夫だよ! 改めて紹介すると───」

 

 ちょ、えっ何? 紹介? いやいや、オレが聞きたいのはそういう事ではなくてだな、てか整理する時間を───と言う暇もなく猫目の男は続ける。

 

「こっちの目つきの悪いのがメカクシ団No.1である団長の《キド》!」

 

「悪かったな、目つきが悪くて」

 

「それで、このでかい《カエル》みたいなのがNo.2《セト》! こっちのちっちゃくてモコモコっとした白いのはNo.4の《マリー》!」

 

「緑だから、カエルって安直っすねー」

 

「私そんなにちっちゃっくないよ!」

 

「で、新しく加入した、《キサラギ》ちゃんがNo.5! 《エネ》ちゃんがNo.6!」

 

 モモとエネがイェーイ!! とはしゃいでいる。

 

「そして仮入団であるが我が団の新メンバー! 《トキ》君! 訳あって今は顔を隠しているけど気にしないでね! ちなみに仮入団だからNo.はないんだ。ね、トキくん」

 

 猫目の男はそう言って紙袋を被った奴の方に手を乗っけった瞬間、紙袋の男はそれに答える様にピースした。

 

「んで、僕がNo.3の《カノ》って言います。主な活動としては表立って何かをするという事はしてないんだけど、時々ヤバイとこに行って任務を遂行したりするくらいかな。まぁ普段はゆる〜くのんびりやってます!」

 

「は、はぁ…そうですか……」

 

 団員とかナンバー? って何だよ、何かのファンクラブ? それとも宗教団体? やっぱヤバイとこ何だ、てか何でそんなことをベラベラと……いやまてよ、なんか嫌な予感が……

 

「そうだから、シンタローくんもあんまり緊張せずにいると良いよ“団員No.7の《シンタロー》くん”」

 

「──────ん?」

 

 今なんつった? 確か団員No.7……シンタローって言ってなかった? 伸太郎……しんたろー……シンタロー……って──

 

「──俺じゃん!!」

 

「ッうぉ!? びっくりした大丈夫シンタローくん?」

 

「ち、ちょっと待ってくださいよ! 助けられたことには感謝してますけど、俺が何でそのメカクシ団? に入ってるんでしか?」

 

 噛んだ。

 

「そりやぁ今話した事全部僕らの秘密だからさ、それを聞いた以上は、シンタローくんを我が団の団員にするしかないよね? という事でよろしくねシンタローくん!」

 

 やっぱりだ、何か嫌な予感がしてたんだ! この流れは、確かモモが話していたのと同じ手法じゃねぇか、チクショーッ!?

 

「あっちなみに拒否権はないからね!」

 

 ほら、やっぱりな! クッソ!

 

「まぁ色々とすまないが、よろしくな新入り」

 

「………は、はぁ」

 

「ご主人ご主人!! 最ッ高に面白い展開ですね!」

 

 う、うるせぇよ!! と心の中でツッコミをする伸太郎だった。

 

 

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 あっははは! 母さん!! 俺友達が出来たんだよ! メカクシ団っていうのに入ったんだ!

 

 

 団員No.7だよ!

 

 

 ・・・えっ? 俺の歳? やっだなぁ母さん忘れちゃったの?

 

 

 18歳だよぉ──────ッ!!

 

 

「あっご主人! 起きたんですから遊園地ですよ! 遊園地!」

 

「でも、あのデパートの遊園地は昨日の事件でやってないんじゃないかな?」

 

「あー確かに。それなら、少し遠いけど郊外に遊園地あるからそこに行こう!」

 

「シンタロー、飯を食ったら最初の任務だ」

 

 昨日あんなことがあったのに、遊園地行くのかよ……ああ、何でこんな事になったんだか……

 

 

 

 

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