カゲロウデイズ -Mekaku City Plain daze-   作:せんと凪

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 引越しとか色々やってたら書くのが遅くなってしまいました。
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アジト

 

 

 熱せられたアスファルトから放たれる熱気が冷えた体を襲う8月14日、午後15:46くらいのこと。

 

 テロリスト襲撃事件を後にし、デパートを抜け出した俺達は、取り敢えず落ち着く為と伸太郎を安静にする為、キド達が今暮らしている《アジト》に行く事となった。

 

 《アジト》と聞くとなんだか秘密基地ぽっいなと、またも俺の少年心をキャッチしたのは、言うまでも無いだろう。

 

 キド達の案内で街を歩く事数十分、いつの間にか人通りの無い場所まで来ていた。

 ここら辺は滅多に来ないから知らなかったが、結構空き家とか森が多いんだな。

 

 それからもうしばらく先を歩いた辺りでキドが「着いたぞ」と言った。その言葉に顔を挙げると、古びた鉄筋コンクリート造の建物があった。

 ここがキド達が暮らしていると言う《アジト》なのだろう。いかにも、《ザ・秘密基地!》って感じがして心が弾んだ。

 

 もしかすると、日夜ここで怪しい実験などが繰り返されているのだろうか? もしくは、特別な訓練室があったりするのか? 施設の様にも思えるし、中には電子機器が散乱していて大型の探索マシーンがあったり、実は外観は目立たない様にして地下に広大な施設が隠されていたりもするのでは無いのか!? などなど有り余る想像力で妄想を膨れさせていた。

 

 にしても結構大きいんだな。それに外観が、シェルターの様にも見えるし、どこか美学的センスを感じさせるデザインもしている。

 元は美術館とかだったのだのだろうか?。

 《107》と書かれたドアを開きいよいよアジトの中に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アジトの中に入ってからは、キドの指示に従いマリーの部屋へと伸太郎をセト達と一緒に運び込み、ベットに寝かせ、マリーが救急箱を持ってきて軽く手当をしてくれた。

 伸太郎は、まだうなされている様でもうしばらくは起きない様子だ。それに多少の熱もあるみたいなので、マリーが看病してくれる事となった。

 

 この後は、キドが「疲れてるだろ? お茶くらい出すぞ」と言ってくれたので、せっかくだからいただく事にした。

 

 そして、リビングらしき広い部屋で冷えたお茶を飲み一息つく。

 

 しかし、このリビングの部屋はなかなか良い。天井は剥き出しになっていて大中小の複数のパイプが張り巡らさせているのが見えるし、ガラス製のテーブルに今座っているこのソファーも座り心地も中々良い。

 

 周りには、アンティーク調の小さい戸棚に古びた本が何冊か入っているのとその上には、地球儀とチェスボードとそのコマが綺麗に整列され置かれている。何か入ってそうな大きめな宝箱、ラッパ付きのレコード、使われてなさそうなラジオなどが置かれていて、壁にはダーツボードが飾られている。

 それにテレビ、扇風機、パソコンに奥の方には電子レンジや冷蔵庫もある。

 ふむ、一般家庭の家具も揃いつつ、こう周りに物や小物がいくつも置いてある感じが実に秘密基地ぽくってうん、良い、なかなかにいいじゃーないか。

 てか俺さっきから『良い』しか言ってないか? いや気にするな、自分の気持ちに正直になってるだけなのだから、ふふ。

 

「ん? どうしたのトキサワくんニヤニヤなんかしてさ」

 

「ああこれはだな──」

 

「まさか先輩また変な妄想を…」

 

「おい、やめろ! 変な妄想なんかしてないわ!」

 

「本当ですか? さっきアジトに入る時もなんかニヤニヤしてたじゃないですか」

 

「何、如月お前、俺に恨みでもあるの? なんか俺酷いことした?」

 

「違いますけど……」

 

「じゃあなんなのよ……」

 

 はぁ……なんかすごい無駄に疲れた。そんな俺にセトが「大丈夫っすか?」と声をかけてくれた。コイツほんと優しいなぁ。

 

「じゃあさ、どんな妄想してたの? ぷぷ」

 

 そんな疲れた俺にカノがクスクスと笑いながら聞いて来た。なんだコイツの顔、殴りテェ(笑)……。

 

「はぁ……俺はな、このアジトの内装がいいなと思ったんだよ!」

 

「おっ、意外だね。トキサワくんこの部屋の良さがわかるんだ、キミやるねぇ〜」

 

「ん? もしやカノ、この内装はお前が?」

 

「クク、そうだよ、なかなかいいでしょオシャレでさ」

 

「ああ、かなりいいセンスをしている」

 

 それから、あれやこれやとカノと話し合った。

 

「なんか先輩、カノさんと意気投合してますね……」

 

「そうだな、俺も初対面の奴にカノがあそこまで心を開くのは、初めて見たな」

 

「カノなんか楽しそう」

 

 

 

 

 

 

 ふと時刻を見ると既に5時半を回っていた。

 カノやメカクシ団の面々と話し込んでいたらいつのまにかこんな時間になってしまった。

 親は仕事でどうせ帰ってこないから良いけど、家に帰るとするか。

 ここに長いする理由も、もうないしな。

 

「だいぶ話し込んじまったな、それじゃあ俺はそろそろかえ──」

 

 『帰るわ』と言おうとした瞬間カノが口を開いた。

 

「あ───もしかしてトキサワくん、このままタダで帰れるとお思っているの? 僕たちの秘密をこんなにも知っておいてさ」

 

 カノは不敵にニヤついて、俺の目を見てそう言った。

 

 





 ちょっと別小説書こうかなと思ってるので次の投稿はまた先になります。すみません。
 後、エネが会話に入ってこない……。
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