永遠を生きる   作:影後

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Eの開発

奏がこの拠点から消えて数日、俺はノイズ殺しを続けていた。わかったのがノイズを殺すたびに俺の口座に金が何処からか振込まれている事だ。

今月だけで1000万ドル。このシンフォギア世界の1ドルがどれだけが、調べてみると120円程だ。

単純計算で120×1000×10000。金には困らない、だが、これからもノイズを殺す事は変わらないだろう。また、この貯金を崩し俺はエターナルの装備開発に務めることにした。

理由は俺が何時まで経ってもレッドフレアから、ブルーフレアになることが出来ないからだ。

レッドフレアとブルーフレアでは戦闘能力では、天と地程の差がある。

開発するのはエターナルマグナムだ、脇のエンブレムはエターナルを示すEに変わっている点を除けば、ダブルやスカルの物と大差ないだろう。

エターナルエッジでも射撃が出来るが、拳銃の方が使いやすい。

そして、もう一つ。

ノイズ反応探査機を開発した。

これば、ノイズを殺す事が恐らくはあの神が仕組んだ事だろうからだ。今まではサイレンで行けたが、場合によっては気付かない事もあるだろう。

この地球の人工衛星をハッキングし、何時でも見つけられるようにする。

だが、これらの環境が整うまでに2年の月日を要した。たった一人で、素材、機材、全て国に足がつかない製品を集めるのは苦労した。

俺は日本じゃ指名手配だ、ノイズ狩りが終われば自衛隊や警察からは銃を向けられる。

そんな状態で拠点バレでも起きたら目も当てられない。

 

「…さて、気分転換だ」

 

疲れた身体を伸ばし、ハードボイルダーにまたがる。コイツも改造すべきだろう、Wは俺じゃない。俺はエターナルなのだから。公道を制限速度を守りながら進む。この2年、ここいらも見慣れてきた。どうでもいい街が、故郷と呼べる位には。

 

「なんだ?」

 

子供、15か16ぐらいのガキだ。

木登りしている、嫌な予感がする。関わり合いにならない方が良いまである、だが見ていて危なかっしい。枝がミシミシと音を立てており、今にも折れそうだ。

 

「…自分が嫌になるな」

 

「キャア!」「ミャア!」

 

落ちてきたガキを受け止めると、その腹の上には猫が乗っている。

 

「…たかが猫の為にか」

 

「たかがじゃないです!」

 

確かに、猫だ。気持は解るが、あの木は精々5mだ。猫なら簡単に降りれる、それどころか落ちたのはこのガキが登ったからだ。

 

「…お前、時間は良いのか」

 

「あっ!不味い、初日に遅刻は」

 

「じゃぁな」

 

バイクに跨り、その場を後にする。遅刻はお前のミスだ、小娘。無事なだけ有り難く思うんだな。

 

「…結局、ここに来るのか」

 

ふらわー、お好み焼き屋だ。量、味、値段、全てにおいて丁度いいを体現した様なお好み焼き屋である、この2年俺はこの店の常連となっていた。

 

「あら、鶴見くん」

 

「メガ、素材マシマシ、タレ多めで」

 

「好きね、そこに座って待ってて」

 

出勤時間だ、人はいない。おばちゃんも休もうとしていたのかもしれない、悪いことをした。

 

「そういえば、鶴見君は働いてるのかい?」

 

「…働いている、今は仕事が無いだけだ。むしろ……無いほうが良いかもな」

 

「…辛くなったら言いなよ、何か出来る訳じゃ無いけど話位は聞けるから」

 

「…そうだな」

 

おばちゃんをついつい、お袋と重ねてしまう。

この世界に家族なんて居ない、それどころか前世の家族すら思い出せない。

 

(今更、嘆くのか?この俺が) 

 

お好み焼きをひっくり返し、出来上がった所にソースを塗る。ソースの香ばしい匂いが食欲を唆る。

 

「頂きます」

 

食べる、食べる、食べる。身体に味が染み渡る、ソース、生地、全てがおばちゃんの力作なのだ。その味として完成された美味さが、俺を現実に引き戻す。

 

「…鶴見君の他にもね、美味しそうに食べる子が居るんだよ」

 

「そうか、気が合いそうだ。このお好み焼きの美味さを理解しているのならな」

 

そう言って俺は残りのお好み焼きを食べる。食べ終えると、出されている水を飲み会計する。

 

「相変わらず速いわねぇ」

 

「上手いものは喋らず、黙々と食べその味をしっかりと噛み締める物だからな」

 

「私は話しながら皆で食べてもいいと思うけどねぇ」

 

軽い雑談を終え、またツーリングを再開する。

 

「…子供か」

 

公園にバイクを止め、ベンチに座る。楽しそうに遊ぶ少年少女達を見ていると心が安らぐ。

俺は、子供が好きなのだろう。すべての子供が宝とは言えないが、それでもこの笑顔がきっと…

 

「うっ…パパ…何処……」

 

「どうした」

 

泣いている子供を見捨てられるほど、俺はクズじゃない。

 

「パパ…何処…」

 

「迷子か、おい、名前は?」

 

「…トオリ」

 

「名字は?」

 

「…アマノ」

 

アマノトオリ、その名を地球の本棚で調べる。本には父親の顔も載っていた。調べるのは簡単だろう。

 

「……何処にいるんだ」

 

「パパ!何処!パパ!」

 

「そうだ、おいトオリ。一体何処ではぐれたんだ?」

 

「ここだよ…お水飲んでたら、パパが……」

 

俺は怪しくやり、父親であるアマノ・ヒビキについて調べる。簡単だった、会社でのイビリ。生存者であるという悪夢、エターナルである俺により表向きは消えたが、裏では残っていた様だ。

 

「……馬鹿な男だ」

 

本の最終章には2041年、今日死亡となっている。家族も、いない。

 

「…トオリ、一旦帰ろう。お父さんは必ず帰るさ」

 

「…うん」

 

トオリの家は知っている。検索したからだ、俺にしっかり掴まるように言い、ハードボイルダーを走らせる。

 

「…じゃあな」

 

「ありがとう、お兄ちゃん」

 

俺はトオリが家に帰った所でゾーンを取り出す。

 

《ゾーン》

 

ゾーンを使い、拠点からジーンメモリを取り出す。ダミーか迷ったが、此方の方が都合が良い。今の俺には子供一人養う位は簡単だ。

 

「ただいま!」

 

「パパ!」

 

「ゴメンなトオリ!ちょっと怖いお兄さんに教えてもらったんだ!」

 

「もう、いなくならないでよ!」

 

「ゴメンな、これからは一緒だからな」

 

この娘が真実を知ることは無いだろう、それにアマノ・ヒビキの姿は色々と便利だ。鶴見待雪では、色々と動けないからな。後、天野響鬼と書くらしい。娘は桃季だ。

 

「桃季、お昼何食べたいんだ?」

 

「お好み焼き!」

 

「なら、ふらわーだな!」

 

朝と同じお好み焼きだが、まぁ良いだろう。

 

「美味しいな」

 

「うん!」

 

昼食を摂ったら桃季は眠くなったのか俺に抱きついて寝てしまった。

 

「あらあら、桃季ちゃん相変わらずパパさんが好きねぇ」

 

「…えぇ、この笑顔だけは守ります。父として」

 

俺は桃季を寝かせたあと、本物の響鬼の眠る場所に向かう。

 

「…眠れ、お前の苦しみは必ず晴らす」

 

《ヒートマキシマムドライブ》

 

エターナルになり、右腕で遺体を掴む。燃える紅蓮、それは響鬼の肉体を跡形もなく灼き尽くした。

 

「…さぁ、地獄の地獄の始まりだ」

 

 

「よぉ…始めましてだな」

 

「仮面ライぐぶ!」

 

「ついてきて貰うぜ?」

 

俺は響鬼が死ぬ原因となった男を捕まえ、あのときの様にテレビ局へゾーンを使い、現れる。

 

「仮面ライダー!?」

 

「止めろ!放送を止めろ!」

 

「無駄だ!」

 

《テラーマキシマムドライブ》

 

「がっ…嫌だ!嫌だぁ!」

 

「助けて…助けて……」

 

「安心しろ、お前たちは後で直してやるからな」 

 

俺は再びテレビに映る。

 

「…久し振りだな、ここで自己紹介してやる、俺の名前はエターナル。2年前、俺は言ったよな馬鹿な真似は寄せ、次はないってな?」

 

 

 

 

 

アタシ達は二課でテレビを見ていた。簡単なニュース番組のはずが、彼奴が写った。

 

「こいつは、未だに迫害を続けてやがった。だからな」

 

エターナルはやる気だ、

 

「よせ、やめろ!」

 

 

 

 

 

 

《ウェザーマキシマムドライブ》

 

「ふっ…フハハハ!氷像の完成だ!そして…」

 

俺は目の前の無様な氷像を砕く。そして、10名程の名前を述べる。

 

「今の名前を聞いた本人達、お前らだ。お前らと同じ様にやったゴミはこの通りだ。続けるなら、そうだな……今度はお前達を…いや、お前達の家族を殺そう、そして、お前達も殺そう。さぁ…地獄を楽しみな」

 

俺はサムズダウンして見せる。

これでまた変わるだろう、俺は悪名が増え、人の意識は恐怖により変わる。俺という恐怖の対象にどうするか…

 

《ユートピアマキシマムドライブ》

 

《ゾーンマキシマムドライブ》

 

俺は帰る、天野家に。

 

 

 

 

 

 

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