ゴーーーン
古竜の頂、其処にある巨大な鐘が鳴る
『火の無い灰』そう呼ばれる者が鐘を鳴らした張本人である
鐘の音と共に急に暴風が吹き、目を瞑ってしまう灰の人
目を開けると通路には霧が掛かり足場は雲で覆われ天候が荒れている
霧を抜けその先には先ほどまでの通路は無く雲で覆われた空間があり自分が鳴らした鐘とは違う鐘の音がする
そこに一人佇んでいる者がいる
黄金獅子の鎧を纏い槍を持つ人、彼の名は『竜狩り』オーンスタイン
「来たか。」
オーンスタインはこちらを認識すると槍を構え戦闘の態勢に入る
灰の人も剣を鞘から抜きオーンスタインに斬りかかろうとした
そのとき
灰の人に雷が落ちる
オーンスタインside
「これで良いのか。」
オーンスタインが呼びかけると鳥の様な古竜『嵐の古竜』が雲を突き抜け飛んでくる
「(これでいい筈だ、これで彼が―――。)」
今だ雷に打たれ続けている灰の人を見て会話する二人?だが気づいていなかった
本来なら嵐の古竜の召喚物であるオーンスタインが嵐の古竜の奇跡無く存在することが出来る事に
そんなことに気づかず会話していると雷が止み灰の人がいた場所には人が立っていたその人は白く逆立った長髪の中に隠れて見えにくいが黄金の王冠を被っていることがわかる
「これが!・・あの!!」
「(ああ!これが我が戦友だ!!)」
オーンスタインsideout
無名の王side
「ここは・・どこだ、それに・・なんだこの姿は…私は。」
無名の王または太陽の長子と呼ばれる彼、本来存在しない筈の自分が人の身で存在していることに戸惑っていると
「その、戸惑っているところすまないが名前を聞かせてもらって良いだろうか。」
「あ、ああ名乗るのであれば太陽の長子もしくは無名の王と言えば良いだろうか。」
「ああ、感謝します我が王。」
「どうしたんだ急に我が王だn「私、竜狩りオーンスタインはあなたに一生の忠誠を誓います。」
オーンスタインは片膝をつき忠誠を誓う
「(我が戦友よ、お目にかかることができて光栄だ。)」
「お前は…そうか!お前が嵐の古竜、私の戦友かこちらこそ光栄だ。」
「ところで私は何でここに存在しているんだ。」
「(お前の元となった不死人はお前の父グウィン大王の血を引いていてな、それにより通常の奇跡より強力なものになっていて、それでお前をその不死人に召喚したのだ。)」
嵐の古竜が召喚の種を明かす
「では何故、私を召喚したんだ。」
「それはですね、あなた様にこの世界を救ってほしいのです。これは我々因果の中にいる者達ではどうすることも出来ません。なのであなたに救ってほしいのです。」
無名の王の質問にオーンスタインが答える
「なるほど……分かった引き受けようその頼み。」
「ああぁ感謝します我が王」
「さあ行くぞ。」
無名の王が出発するときその場にいた全員が光に包まれ姿を消す
救済の旅の始まりである
解説
なるにぃさんの動画でこの世界の神とは竜のアバターであること、奇跡と鐘の音は深い繋がりがあること、信仰の数で神の強さや存在が決まることを元に自己解釈と妄想で話を作りました
まずあらすじにあるように『生きとし生きるものが鐘を鳴らしている。ある筈のない鐘を鳴らし救いを求めている。』なので自分たちを救う奇跡を求めて触媒である鐘を鳴らしています。奇跡とは神の物語なので神に祈る必要があります、そして白教・王女の守り・太陽の戦士の様な太陽系統の神の宗教が広く広まっています。
この世界では代表的な太陽の神大王グウィンの名は忘れられどこぞのある太陽神を狂信している太陽騎士が布教しまくっているので太陽神と言ったらソリス(オリ主)という認識がこの世界の設定です
そして今回の話でグウィンの血を引く灰の人が鳴らした鐘による召喚の奇跡とオーンスタインの中の人とも言える嵐の古竜により召喚の奇跡、そして上で話した救いを求める鐘の音(話で出てきた自分が鳴らした鐘とは違う鐘の音とはこれ)による奇跡とその信仰が雷として灰の人に掛かることで存在しないはずの無名の王、太陽の長子と呼ばれる神が完全に降臨しました
そしてその奇跡の余波で元々同一の存在であるオーンスタインと嵐の古竜は別個の存在となっています
オリ主の名前はソリス(ラテン語で太陽を意味する)
こんな感じです。詳しく知りたい人はなるにぃさんの動画を見てください
短めです