絆10のサーヴァントに寝かしつけてもらう   作:ユイトアクエリア

18 / 61
アガルタをクリアしたのは約4か月前とかなんですね、私
記憶には新しいとか思ってたんですけどね、全然書けなかった


シェヘラザード

それは訓練終わり、シャワーを浴びてベッドでゆっくりしていた時のこと。

ふと、なんとなく意識を向けた先、机の上にある紙に気が付いた。

手に取って読んでみると、『時間があれば、11時に私の部屋に』と言うきれいな字が書かれていた。

裏には、きっと英語表記の、名前の類。

非常に達筆で読み取るのに時間をかけたが、『Šahrzād』と読み取れた。

 

見当はついた。

早速部屋に向かおう。

 

と、すぐに到着した。

ノックをし、中から返答が来たら、入る。

 

「マスター。わざわざお呼ばれ頂き、ありがとうございます」

 

彼女の名は『シェヘラザード』。

キャスターのサーヴァントで、「千夜一夜物語」の語り手兼登場人物。

 

死を極端に嫌うサーヴァントで、事あるごとに「死んでしまいます」と言うのが口癖。

そして、命乞いの手段に土下座を使うサーヴァントでもある。

日本での土下座の扱いは、ただの謝罪の最上位なだけなんだけども。

 

そして、自分に真名を明かしてくれてからは、自分を王と呼んでくれている。

まぁ、ただの人間だから王の器ではないけれど。

 

あと、忘れてはいけないのは、彼女は亜種特異点『アガルタ』において、魔神柱フェニクスと共に世界を壊そうとしたサーヴァントでもある。

今はそんなこと考えないと、そう思うけれど。

 

「マスター。今日はわざわざ、ありがとうございます。私の読み聞かせに参加いただいて」

 

参加、というか強制だった気がする。

 

「ふふっ。そうです、強制です。あなたは日頃から無理をしている。それこそ、目付の者がいなければ死んでしまうほどに」

 

そこまで思いつめた表情や行動はしてないと思ったが、彼女が言うならそうなんだろう。

 

「だから、寝物語を一つ、二つ。マスターに読み聞かせでも、と思いまして。これなら、戦場と違って、死にませんから」

 

確かに、読み聞かせをしていて死ぬ危険がどこにあるのだろう。

強いて挙げるとすれば、本が頭に落ちてきて、それがたまたま当たりどころが悪くて......というぐらいか。

それでも強いて挙げる上、その事象は本が自分の頭より上に無ければならないので、それはないと考えていいだろう。

それに、彼女の手元には、本の類はない。

 

「死因を考えるのは、おやめになってください。では、始めましょうか」

 

そう言うと、彼女はベッドへ誘う。

誘われるがままにベッドに乗り、そのまま寝転ぶ。

 

「では、早速。読み聞かせと言うのは緊張しますが、一つ」

 

コホンと咳払いをしてから、彼女の口から物語が紡がれていく。

すでに眠気を患っているため、寝落ちるのはそう遅くないだろう。

物語が終える頃には、自分の意識は闇の中にいるだろう。

だからせめて感謝の意を伝えるべく、手を彼女の手に合わせる。

 

「めでたし、めでたし......おや?.....ふふっ、眠ってしまわれていますね。おやすみなさいませ、マスター」

 

 

 




もうほんとに解釈違いじゃないことだけ祈ってます。

何かと死んでしまいますって言ってるイメージが強いんです、彼女。


リクエストボックス→https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=285351&uid=220152

どの話が一番好き?第2弾

  • サンタリリィ
  • ナイチンゲール
  • シェヘラザード
  • スカディ
  • イリヤ
  • パライソ
  • 謎ヒロXX
  • 謎ヒロX
  • えっちゃん
  • アタランテ
  • 沖田さん
  • ブリトマート
  • エミヤ
  • 阿国さん
  • 新宿のわんわん
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。