絆10のサーヴァントに寝かしつけてもらう   作:ユイトアクエリア

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真名隠し。

ホントは彼、新宿のアヴェンジャーですからね。

今回は違う視点で書いているので、よろしければこう思ったなど感想ください。


新宿のアヴェンジャー

ーー俺は、こいつが好きじゃない。

 

どこかの地で縁を結んで......確かシンジュクとか言ったか、召喚に応じはしたが。

戦闘だけならいい。

それがサーヴァントの本分だからな。

しかし、プライベートまで侵入してくるのは聞いてない。

 

上のやつはなんだかんだ仲良くなってやがるし、あいつはなんで上のやつの話が分かるんだ?

だってデュラハンだぞ?

首ないんだぞ?

 

......いや、まぁジェスチャーが大きいから分かりやすいか。

 

と、そんな話はどうでもいい。

俺が嫌いなのは、あのマスターだ。

 

距離感ゼロだし、すっごい毛ワシワシしてくるし。

 

一回だけ本気で怪我をさせに行った時があったけど、その時は親衛隊に止められた。

 

一時期は俺を座に返す話も合ったらしいが、マスターの渾身の説得で残ることになったらしい。

 

何を考えて俺を残したのか?

自分に危害を加えるサーヴァントを残しておくその思考が理解できない。

 

上のやつを介して聞いてみた。

 

曰く、

 

「俺はこれからもロボと一緒に戦いたいし、仲良くなりたい」

 

だそうだ。

どこまでもお人好しなやつだ。

 

......と、前まではそう思ってたんだが。

 

 


 

「うわぁ、結構汚れちゃったなぁ......」

 

......ひどい目にあった。

全身は泥だらけで、上のやつも少し汚れている。

そして、マスターに関しては顔までやばい。

 

「うわうわ!二人ともドロドロだね!?」

「あはは......ちょっとミスっちゃって」

 

ホントだよ。

俺が庇わなかったらどうなってたことか。

 

「とりあえずマスター君もロボも先にシャワー行ってきて!」

「ありがとうダヴィンチちゃん......行こうかロボ」

 

手......と言うか毛を引かれてシャワーに向かう。

 

 

シャワー室。

マスターのマイルームだ。

 

......名義上マスターとは呼んでいるが、そこまで親愛があるわけじゃない。

 

「ロボ、一緒に入ろう?」

 

仕方ないか。

このまま待っているのも違和感がすごいし、何より人様の部屋を汚すわけにはいかない。

 

「ごめんね、ロボ。俺のせいで......」

 

と言いながら泥まみれの礼装を脱ぐ。

それによって見えるのは、今までの特異点攻略によってついた体の傷跡。

それと、それ以外の原因によってついた傷跡。

 

泥を流し流されながら、その傷跡を無意識的に舐める。

 

「ん?......あぁ、もう平気だよ」

 

自分と俺にシャンプーをかけ、ごしごし洗って泥と泡を落とす。

タオルドライとドライヤーで水分を飛ばす。

 

おかげさまでだいぶもふもふになった。

と、マスターが飛び込んでくる。

 

「ロボ、もふもふになったね」

 

......お前のおかげだ。

 

とは直接言えず、ワン、と返してやる。

 

俺が無視していた時も、こいつはずっと俺に構い続けてきていた。

 

なら少しぐらい、お返しをしてやるべきか。

 

「......Zzz」

 

 

寝やがった。

よりにもよって、俺の毛を枕にして。

 

まぁ、良いか。

 

俺も寝るとしよう。

 

 

 

 

 




......サーヴァント視点で書くの、ちょっと楽しい。

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