絆10のサーヴァントに寝かしつけてもらう   作:ユイトアクエリア

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リメイク4作...5作目?


Re:レディ・アヴァロン

「...ふぅ...」

 

今日分のトレーニングを終えて、窓際に座りながら水を呷る。

火照った体に冷えた水がしみ込んで、心地よい。

 

「おや、マスター。今、一人かい?」

「後ろからはびっくりするからさぁ...」

 

そう声をかけてきたのは、役羽織(プリテンダー)のサーヴァント、『レディ・アヴァロン』。

自称、花の魔術師『マーリン』の妹で、花のお姉さん。

 

とは言ってるが、実際のところ信用には至ってない。

レディ・アヴァロンという名前だって、真名かどうかすらわからない。

とか考えながら、疑いの目を向けると、

 

「おいおい、そんな目で私を見ないでくれ。照れてしまうじゃないか」

 

と、軽くいなされてしまった。

 

「分かりやすい嘘なんてつくのやめようよ」

「嘘なんてついてないさ。ひどいな、お兄ちゃんは」

「...はぁ...」

 

まただ。

たまに彼女は妹を自称する。

そして「お兄ちゃん」と呼ばれることが有る。

 

「なに?照れてるのかい?妹に呼ばれたぐらいで?」

「...恥ずかしい」

 

...自分の記憶では、こんな魔性な妹は存在しなかった。

こんな艶やかに兄を呼ぶ妹なんて、この世にいるのか?

 

「そう言えば、LAはどうしてここ?」

「私はただ散歩していただけさ。そしたらたまたまマスターを見かけて、声をかけてみた、というわけだ」

 

つまりは通りすがりだった。

 

「じゃあさ、ちょっと付き合ってくれない?」

「え?君のマイルームに?まぁいいけれど......何されちゃうのかなぁ、私」

「ちょっと、一緒に居てほしい」

「居てほしい、ね。どうせならこのお姉さんに何でも言っていいんだぞ?例えば......」

 

マイルームに戻ってくると、カチャという音がした。

見ると、彼女が後ろ手にドアに鍵をかけていた。

 

「なに、したんだ」

「そんな驚くことじゃないだろう?」

 

そのまま彼女に詰め寄られ、ベッドに押し倒される。

 

「これから君と二人っきりなのに......邪魔が入ったら困るから......」

 

やはりマイルームに招くのはまずかった。

 

「令呪......んむっ」

「無駄使いはだめだぞ?それと、私は素直な妹だからね。お兄ちゃんの言うことぐらい、しっかり聞くとも。でも今は、聞いてあげない」

 

令呪を使おうとして、口を塞がれた。

さらに詰め寄られる。

顔が近い。

 

「......うふふ、そんなに怖がらなくても大丈夫だよ」

 

と、レディ・アヴァロンは顔を離して柔らかく笑う。

そして、ベッドに正座をして座り、「どうぞ?」と言う。

 

「どうぞって...膝枕?」

「そう。そのまま、体ごと私の方を向いてもらえるかな?」

 

言葉に従い、体を90度右に傾ける。

すると突然、耳に何か硬いものが触れる感覚。

 

「あぁ、耳かきだよ。最近じゃ、こういうものが流行っているんだろう?」

 

そういう作品があるのは知っているが、聞いたことは一回もない。

仮に聞いたとすれば、こんな感じになるんだろうという考えしか、今は無い。

それと、耳かきのやり方が心地よくて、だんだんと眠気が襲ってくる。

 

「おや?......ふふっ、眠ってしまったね。おやすみ、お兄ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 




分かんね

リメイク企画第1弾、この中から見たい子を選ぶのじゃ!(2桁超えたサーヴァントから作っていきます)

  • メリュジーヌ
  • 邪ンヌ
  • モルガン
  • レディアヴァロン
  • アナスタシア
  • グレイ
  • ジャンヌ
  • バーヴァンシー
  • バーゲスト
  • カーマ
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