絆10のサーヴァントに寝かしつけてもらう 作:ユイトアクエリア
カルデアの設定上夏っていうのは微小特異点作らんと難しいのでこうなりました。
では、どうぞ。
カルデアの空調がおかしくなった、というお知らせをダ・ヴィンチちゃんから受けて、早2時間が立つ。
今、カルデアの空調は暖房の温度が30度という何ともおかしすぎることになっているようだ。
そして、原因も解明できておらず、対応中とのこと。
インナーのみでマイルームに籠って約1時間半。
流石に熱く感じてきた。
と、ドアのノック音。
『マスター、私よ。開けてくださるかしら?』
声の主には覚えがある。
ドアのロックを解除し、部屋に招き入れる。
「ふぅ、ありがとうマスター」
彼女の名は『アナスタシア』。
ロシアの皇女で、彼女とは別人だが、第1異聞帯で敵対したサーヴァントでもあった。
なぜこの部屋にと訪ねると、
「マスターの部屋なら少しは涼しいと思ったのよ。けれど......」
彼女は大きく息を吸って、
「
と言った。
その後すぐ、咳払いをしてから、
「......失礼、取り乱したわ。熱いわね、マスター」
と言い直した。
別に叫ぼうが何しようがこの部屋にしか響かないし、何ならこの部屋が一番熱いまであるのでそれは正しい反応だと思う。
「なので、裏技を使おうと思うの」
裏技?と首をかしげると、アナスタシアは腕に抱えていたぬいぐるみ......に見える精霊『ヴィイ』を頭上に掲げて言った。
「ヴィイ、部屋を冷やしなさい」
瞬間、ヴィイの眼が光る。
瞬く間に冷気が充満していき、部屋の隅が凍り付き始める。
急いで止めると、
「あらマスター?これくらいの冷気には耐えられるでしょう?」
と言って冷風がパワーアップ。
極地用の礼装を急いで着用し、一旦凌ぐ。
するとそれを見たアナスタシアが首を傾げた。
「マスター?暑くないのかしら?」
極地用礼装には着用者の安全を守るための魔術が施されていて、極寒の地であった第一異聞帯でも寒さを感じる事は少なかった。
それくらい便利なものだが、まさか再びそれを味わう日が来るとは。
「そう。便利なのね、それ」
しかしこの礼装、寒さには強くても暑さにはあまり強くない。
故、この暖房暴走状態では着なかった、というわけだ。
「それを着てこの部屋の冷気を感じる事は無くなったとして、マスターは今涼しいのかしら?」
......暑い。
先ほども言った通りこの礼装、暑さには効果が薄い。
これでは本末転倒である。
「布団に包まれば、涼しさもわかるんじゃないかしら?」
それは名案だと、脱衣所で極地用礼装を脱ぐ。
タオルで汗を拭いて、部屋に戻ってくると、すでにアナスタシアが布団の中にいた。
状況が呑み込めず固まってると、
「マスター?早く入りなさい?」
と、布団を捲られる。
覚悟を決めて布団に入ると、ひんやりしている。
「これくらいなら、冷えすぎずに済むわね」
そう言いながら微笑む彼女を見ていると、だんだん彼女の眼が虚ろになってきた。
「大、丈夫よ、マスター。少し、魔力の使い過ぎで......少しだけ、休むわね......」
と言って、寝てしまった。
魔力供給の方法はあるにはあるが、今の状況じゃ何をどうやても怪しい行動にしか見えないので自重。
彼女の寝顔を眺めながら、軽く休憩することにした。
程なくして意識も途切れ途切れになってきたので、そのまま意識を手放す。
......視界の端でヴィイが手を振っていたように見えたのは、気のせいだと信じたい。
これ、寝かしつけられて無いね(タイトル詐欺)
まぁほら、ヴィイには寝かしつけられてるしこれでいいだろ(殴られろ)
リメイク企画第1弾、この中から見たい子を選ぶのじゃ!(2桁超えたサーヴァントから作っていきます)
-
メリュジーヌ
-
邪ンヌ
-
モルガン
-
レディアヴァロン
-
アナスタシア
-
グレイ
-
ジャンヌ
-
バーヴァンシー
-
バーゲスト
-
カーマ