悲報 転生先が全ての元凶な件   作:ネオ・マフティー

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ついに冒険に突入です!


東の海編
冒険の始まり


 

 

「とうとう行っちゃいますね、村長。なんだか寂しくなっちゃいます」

 

「この村の恥じゃ、海賊になろうなぞ」

 

2人が新時代を誓い合ってから10年が経った今日この日、ルフィとウタは、ついにシャンクスの待つ偉大なる航路(グランドライン)に向けて旅立とうとしていた。

 

「にしししし!俺もやっと海に出れる!待ってろよー!、エース、サボ、シャンクス!」

 

「いよいよだね、ルフィ!それにしても、エースはあの白髭海賊団の隊長に、サボは革命軍の幹部になってるなんてね…」

 

暴力で創る新時代は嫌だな。そう思い、改めて新時代への想いを抱きながらルフィを見る。

 

あの日の誓いから10年。すっかり背も伸びて逞しくなったルフィ。

 

「いつの間にか、ルフィの方が背が高くなってたんだね」

 

「にしししし!当たり前だろ!だって俺は海賊王になる男だからな!」

 

「なら、いつかきっと、この帽子がもっと似合う立派な男にならないとね!」

 

そう言って懐かしそうに麦わら帽子を見たウタは、出航の準備に取り掛かった。

 

「行くよ!ルフィ!シャンクス達が待つ海、偉大なる航路に!」

 

「ああ!俺たちの冒険が、ここから始まるんだ!」

 

ムジカも、これからもよろしくね!

 

ああ、まかせとけ!

 

 

そして、いよいよ旅立ちの時。

 

「いい!ウタちゃん、ところ構わず男の人に抱きついたら絶対にダメだからね!」

 

「大丈夫だよ!マキノさん!ルフィ以外の男の人にそんなことする訳ないじゃん!」

 

マキノさんのありがたいお言葉に笑顔で返すウタだったが、それを聞いた村長は天を仰いだ。

本当に大丈夫じゃろうか、ウタちゃん…

 

待ってろよー!シャンクスー!

そう言って船を漕ぎ出す2人を、村のみんなは、色んな意味で心配そうに見送るのだった…

 

 

 

 

 

 

 

ルフィとウタの航海最初の敵は、因縁のある近海の主だった。

 

シャンクスの腕を食ったことから、実は最強説もあるかと警戒していたトットムジカだったが、特にそんなことはなく、ルフィのゴムゴムの(ピストル)で黒く染まった拳に殴られてあっさりやられてしまった。

 

順調な出だしの航海、しかし、2人はさっそく嵐に巻き込まれて遭難してしまったのだった。

 

 

 

「もう、狭いんだから動かないでよ、ルフィ!」

 

「しょうがねえだろウタ、陸までの辛抱だ!」

 

船が沈み、なんとか樽の中に入って難を逃れた二人、樽の中でギュウギュウ詰めになりながらも、陸に着くのを今か今かと待ち侘びていた。

ちなみに、ウタはルフィと密着できて、実はご満悦だった。

 

その後、アルビダ海賊団に無理やり所属させられている、コビーという少年に拾われた2人は、無事に樽から解放されたのだった。

 

「ルフィさん達は、海に出て何をするんですか?」

 

いきなり樽から出てきた男女に戸惑っていた眼鏡の少年コビー。

最初は警戒していたものの、二人と話すうちに、すっかり警戒心も薄れ、疑問に思ったことをふと尋ねた。

 

「俺はさ、海賊王になるんだ!」

 

「え…!か!か!海賊王!!?」

 

驚愕するコビー。海賊王を目指すということは、世界中の海賊が狙っているひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を目指すということだ。当然危険は計り知れない。

 

「し、死んじゃいますよ!」

 

「俺がなるって決めたんだから、その為に戦って死ぬんなら別にいい」

 

「!!し、死んでもいい!!??」

 

あまりの覚悟にコビーは開いた口がふさがらなかった。

 

「もう、ルフィが死ぬわけないでしょ!一緒に新時代を創るんだから!」

 

それに、どんなやつが相手でも私とムジカでぶっ飛ばすんだから!

 

なにやら、物騒な言葉が聞こえたような気がしたが、勇気がでたコビーは、ふと自分の思いを口に出した。

 

「僕でも、海軍に入れるでしょうか?」

 

「海軍?」

 

「僕の夢なんです!!小さい頃からの!!」

 

「そんなの知らねえよ」

 

「いえ!!やりますよ!!海軍に入るために、命を懸けてここから逃げ出すんです!そして、ア、アルビダだって捕まえてやるんです!」

 

 

「誰を捕まえてやるって!!?コビー!!!」

 

 

突然響いた野太い声。

声の主の名はアルビダ。ビッグマムには劣るものの、あまりにもごつく、美しさとは程遠い存在だった。トットムジカは、これがあんな美人になるなんて、スベスベの実スゲーなと素直に驚嘆した。

 

「このアタシから逃げられると思ってんのかい!?そいつらかい?雇った賞金稼ぎってのは?どうやら、ロロノア・ゾロじゃなさそうだね…お前たち!やっちまいな!」

 

いつの間にか周りを、アルビダのクルーたちが取り囲んでおり、もはや逃げ場はどこにもなくなっていた。

 

「最期に聞いてやろうか、この海で一番美しいものは何だい?コビー!?」

 

「「誰だ/よ、このイカついおばさん?」」

 

今までのコビーなら、媚びへつらい、アルビダ様です!と答えていただろう。しかし、

 

「ルフィさん!ウタさん!訂正してください!この方は…この海で一番…一番イカついクソババアですっ!!!」

 

もうとっくに、コビーの覚悟はきまっていた。

 

「このガキャーっ!!!」

 

「よく言った!下がってろ、コビー!」

 

 

 

 

 

アルビダ海賊団の船員達が、ウタとルフィへと襲いかかる。

 

「ルフィはイカついおばさんの相手お願い」

 

「おう!」

 

ムジカ、お願いね!

了解、「限定侵食」

 

瞬間、ウタを中心とした半径500メートル程の範囲が、ウタワールドと同じ法則へと侵食、改竄される。

 

見せてあげるよ!コビー!私は、海賊王の音楽家になる女、ウタ!

私は、私たちは「最強」なんだから!

 

そう言うと、どこからともなくパワフルな音楽が流れ出し、曲調に呼応するように、歌いだしたウタの身体が光に包まれる。

 

着ていた服が、鋼鉄の鎧へと姿を変え、無数の音符が集まった長い槍を持った姿へと、その身を変化させた。

 

「変身した!?」

 

驚くコビーを他所に、最低限の動きで、攻撃を避け、船員達を打ち倒すと、生み出した五線譜のような黒い線に張り付けてあっという間に拘束してしまった。

 

そこで、コビーは違和感に気づいた。

いつのまにか、眠っていたのだ、船員達が。

 

ウタワールドと限りなく近い状態に改竄されているとはいえ、あくまでここは現実世界。覇気を纏っていないものが歌を聞けば、当然ウタワールドへと心が取り込まれてしまう。そして、

 

ようこそ!ウタワールドへ!

そこには当然、覇気を纏ったトットムジカが歓迎の拳を構えているのだった…

 

「やっぱり覇気使いはいなかったか〜」

 

そう言ってウタが鎧と槍を解除した頃、ルフィもまた、黒く染まった拳で金棒を粉砕し、アルビダをぶっ飛ばしたのだった。

 

 

これが、後に偉大な海軍将校になる男コビーと、大海賊麦わらのルフィ、新時代の歌姫ウタの最初の出会いだった。

 

 

 





トットムジカス ウタウタの実の能力者は、現実世界で大して戦えないと言ったな。あれは嘘だ。俺のおかげでウタワールドと遜色なく現実世界でも戦うことができる。

あと、万が一負けそうになったら、現実世界にも俺が顕現するから隙もないからな!(攻撃無効、現実侵食、ウタウタの力使えます、ビーム打てます、普通に物理強いです、NEW 原作キャラ作れます、NEW 覇気使えます)が出張って来る…

世界政府 ふざけるな!ふざけるな!馬鹿野郎ォ!!
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