悲報 転生先が全ての元凶な件   作:ネオ・マフティー

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アンケートご協力ありがとうございます!
アンケート結果を考慮して、バギーを原作のままにしました。
強化バギーifはどっかの小ネタで書きます笑
そのため一部展開の変更と、バギー編を今回の話で区切るため、少し長めに書きました。
これからもどしどし感想やご意見お願いします!




改訂版 逆襲のバギー!?

 

 

「それで、ルフィを騙してバギーのところへ連れて行こうとしたと…」

 

バギー達を五線譜で拘束したまま放置し、お宝を没収したウタは、縛られたルフィの縄を解いて、町中を移動していた時、ペットショップ前で出会った町長に案内され、町長の家を訪れていた。

 

「ねえ、ルフィ…本当にこの女を航海士にするの…?」

 

「ああ!ナミは一味の航海士にする!それに、ちゃんとバギーのところまで行ったから約束守れよー!」

 

「……船長のルフィが決めたなら、私は従うよ…でも、もしルフィを裏切るようなら、私は絶対に許さないから…」

 

テーブルを指でトントンと小突いている、どこか不機嫌そうなウタと、ナミを航海士にする気満々のルフィ。

そんな中、ナミは海賊に囲まれたこの状況をどうやって切り抜けるか考えていた。

海賊はナミの大切な家族を奪った最も憎む存在。仲間になるなんて絶対にあり得ない。

しかし、相手は、あのバギー海賊団を一人で制圧してしまう化け物。

ナミはなんとか目の前の少女、ウタがバギーから奪った財宝を盗んで逃げだそうと、隙を窺うことにした。

 

「お前達、こんなところにいたのか」

 

そこに、新たに一人の男が入ってきた。

 

「ゾロ!よくここがわかったな!」

 

「近くの店の前で犬とウタの使い魔が遊んでたからな」

 

みてろよ〜シュシュ、これが空中三回転きりもみジャンプだ!

 

ワンワン!

 

 

 

 

 

 

 

海賊船船上

 

「ご無事ですか!?バギー船長!」

 

「畜生!この拘束外れねえ!それにしても、お前達が無事でよかったぜ、モージ!カバジ!」

 

ウタによって制圧されたバギー海賊団。しかし、たまたま町へと繰り出していたモージとカバジは難を逃れることができたのだった。

 

「しかし、バギー船長をここまで痛めつけるとは…一体何者ですか!?」

 

「シャンクスの娘だ!!!あの女!悪魔の実の能力者だったんだ!おまけに俺の財宝まで持っていきやがって!!」

 

そう言って怒りに震えるバギーだったが、拘束からは未だに抜け出せずにいた。

 

「それにしても五線譜ですか…バギー船長の頭の位置だと、ミー、ですね」

 

なんとなくカバジが言った次の瞬間、バギーの拘束が解除された。

 

「「えー!!!??」」

 

「よくやった…カバジ!お前達、着いてこい!奪われた財宝を取り戻して、あの女にはたっぷりとお礼をしてやらないとな!」

 

そう言って、モージとカバジと同じように、船を離れていて心を取り込まれていなかったメンバー達に、特製バギー玉の準備をさせるのだった。

 

なお、バギーの本当の狙いは、化け物みたいに強いシャンクスの娘、ウタの相手をカバジとモージにおしつけ、財宝だけをこっそり取り返してトンズラすることだった…

 

 

再び戻って村長の家

 

「呆れた…まさか、あの海賊狩りのゾロが海賊に堕ちているなんてね!」

 

「何とでも言え…俺は野望を果たすために海賊になった、それだけのことだ」

 

初めは二人のことを狙う賞金稼ぎだと期待したものの、仲間だと知り失望したナミ。

 

「これで、ナミも俺たちの仲間だな!」

 

「……もんか…」

 

その後も勧誘を続けてくるルフィに、とうとうナミは自分の思いをぶつけるのだった。

 

「誰が海賊の仲間になるもんですか!海賊なんて…みんな同じよ!平気な顔で大切なものを奪う!そんな奴等の仲間なんかに!」

 

大切な家族を奪われ、自分の夢を踏みにじられたナミの怒り。

ルフィもウタもその言葉には反論しなかった。自分達が憧れたシャンクスは、一般民衆には手を出さない一握りの特殊な海賊。大多数の海賊は、奪うことだけを楽しみ、力なき者たちを虐げる存在であることを二人は知っていたからだ。

 

「そうだね…海賊なんてそんなものだと思われても何も間違いじゃないよ…それでも、私は新時代を創るって決めたから!だから海賊になった!」

 

「ああ、俺たちで変えるんだ!海賊王になって!そして、創るんだ!新時代!!」

 

海賊としての覚悟を語る二人。二人が憧れた男の背中を追いかけて、たとえ命を賭けてでもやり抜くと思わせるその覚悟を聞いて、ナミはこの二人はこれまであった海賊達とは違うのではないか…と思ってしまった。

 

「いるわけないじゃない…そんな海賊なんて…」

 

それでも、ナミの心に巣食う海賊への憎悪によって、二人を完全に信頼するまでには至らなかった。

 

 

 

そんな時、町中に大砲の音が響き渡った。

 

「出て来い!シャンクスの娘!俺の財宝を返しやがれ!!」

 

そして、一度はウタに敗れたバギーが、幹部達を連れて復讐?へとやって来たのだった。

 

「船長!ここは我々がこいつらの首を取って差し上げましょう!」

 

「ギャハハ!期待しているぞ!モージ!カバジ!」

 

やる気に溢れているモージとカバジに相手を任せ、コソコソと後ろに下がるバギー。

 

最初に出てきたのは、猛獣使いのモージ。

どんな獣も手懐けることができる!と話すモージだったが、犬のシュシュに普通に噛まれる残念な男だった。怒りのあまりシュシュにライオンのリッチーをけしかけるモージ。

 

ムジカ!

 

まかせろ!おい、ライオン野郎!俺が相手をしてやろう!

 

「なんだ?その奇妙なやつは!おい、リッチー!犬ごとやっちまえ!」

 

一歩も動かないライオンのリッチー。

リッチーは感じ取ってしまった。トットムジカとの、生命体としての圧倒的な次元の違いを…

 

「失せろ!!」

 

そして、トットムジカから放たれた覇王色の覇気を一身に浴び、あえなく白目をむいて気絶してしまった。

 

「リッチー!?ぶへぇ!」

 

そして、モージもウタの弾いた音符に弾き飛ばされ気を失ってしまった。瞬殺だった…

 

「モージの野郎!もう少し粘らねえか!!」

 

一方、曲芸のカバジはゾロと対峙していた。

 

「まさか、あの海賊狩りのゾロと戦うことができるとは…お見せしましょう!至高の曲技を!」

 

曲芸によってゾロを翻弄するカバジ。しかし、原作と異なり、バギーから傷を受けていないゾロを相手にするには、あまりにも力不足だった。

 

「鬼斬り!!」

 

「我らバギー一味が…このような…」

 

そして、残すはバギーのみ、

船長として、ルフィはバギーと対峙する。

 

「どいつもこいつも瞬殺されやがって…!」

 

宝を取り返す前に部下達がやられたことで、逃走を図るバギー。しかし、まるで心を読んだかのように先回りしたルフィが待ち構えていた。

 

「その麦わら帽子…シャンクスのやつの帽子か!」

 

「託されたんだ…シャンクスから!」

 

「今日だけで二度もあの忌々しい赤髪を思い出すことになるとは!!くらえ!バラバラせんべい!」

 

靴から仕込みナイフを出した状態で、下半身を射出するバギー。

ルフィはその攻撃を避けるため跳び上がった。

 

「空中では攻撃を避けることも出来ねぇよな!バラバラ砲!」

 

しかし、バギーの攻撃を察知したルフィは、腕を伸ばすことで空中でも立体的に動き攻撃を避けた。

 

「まさか、てめェも能力者だったとはな…!」

 

「ああ、俺もウタ以外の能力者は初めてだ!」

 

その後、執拗に麦わら帽子を狙うバギーだったが、見聞色の覇気によって攻撃を察知したルフィに全て避けられた。

 

「麦わらァ!さてはお前、覇気を使ってやがるな!」

 

バギーがシャンクスと共に乗っていたのは、海賊王の船オーロジャクソン号、多数の覇気使いが乗船し、自身もたまに、強制的にレイリーから手解きを受けていたバギーはその存在を知っていた。

 

「ムカつく麦わら野郎に心を読まれるのは癪だなぁ…バラバラ砲!」

 

そう言って切り離した腕を飛ばしてくるバギー。当然ルフィは見聞色で避けた。

 

「畜生!しごきからは逃げてたから、覇気は使えねえんだ!」

 

こうなったら仕方ないとバギーは部下達へと指示を出す。

 

「おい、麦わらァ!俺だけに意識を集中していていいのか?」

 

そうバギーが言った時、ウタやナミ達を狙って部下達が複数のバギー玉を発射したのだった。

 

「ウタ!?」

 

一瞬意識がそれたルフィ。

その隙をついてバギーは攻撃を仕掛けた。

 

「バラバラフェスティバル!」

 

当然見聞色の覇気によって回避したルフィ。しかし、ほんの僅かにナイフが麦わら帽子を掠ってしまったのだった。

 

 

「ちょっと!?どうするのよ!?」

 

ウタ達に向かって放たれた複数のバギー玉が、町ごと吹き飛ばそうと迫りくる。

 

「海賊なんて…平気で町を壊して、人を殺す……!ベルメールさん…!

 

もはやこれまでと思い、海賊への憎しみと、もう会うことの叶わない母親へとすがるように言葉を漏らすナミ。

 

「確かに、海賊は人から奪ってばかりの存在かもしれないね…」

 

ムジカ…()()()()

 

…了解!

 

一瞬にして出現したトットムジカの巨大な腕。

ウタが指揮をするように腕を振るうと、巨大な腕は迫り来るバギー玉を全て掴み取り、遥か上空へと投げ飛ばした。

 

お前達も一緒に寝てろ!

 

そして、ついでに放たれた覇王色によって、砲撃してきたバギーの部下全ての意識を刈り取るのだった。

 

「ナミ、私はね、海賊に育てられたの…私を育ててくれた海賊は、力無き人々からは、決して奪わない、たくさんのものを与えてくれた、この海で最も自由で偉大な海賊だった!」

 

「私とルフィが目指すのはそんな海賊、誰よりも自由に生きて、世界の果てまで冒険して、いつか新時代を創る存在!だから見ていてよ!ナミ!私たちが創る新時代を!」

 

ルフィを騙したことや、縛ったことはちょっと許せないウタだったが、それでも、海賊によって苦しい思いをしたナミには、自分を育ててくれたシャンクスのような偉大な海賊もいることを知ってほしいと思ったのだ。

 

 

ウタがバギー玉を無効化したことで、ルフィもまた、バギーへと向き直る。

 

「よくもシャンクスの帽子を!!ぶっ飛ばしてやる!!デカっ鼻!!」

 

「誰がデカっ鼻だ!!」

 

「この町を、シャンクスの帽子を傷つけたお前をぶっ飛ばして、俺はナミを仲間にする!」

 

そう言って腕に武装色の覇気を込め、黒く染めるルフィ。

 

「まさか武装色の覇気まで!?まずい!バラバラ緊急脱出!」

 

そう言って身体をバラバラにして逃げ出そうとするバギー。

 

「…シャンクスの帽子に手を出されて、黙って見ていられる訳ないじゃん…!」

 

しかし、大切な帽子を傷つけられ、怒ったウタによって、バラバラにした身体のほとんどを五線譜に貼り付けられ拘束されてしまった。

 

「卑怯だぞ!てめェら!!」

 

「卑怯?私たちは海賊だよ!聖者でも相手にしてるつもりだったの?」

 

「吹き飛べ!バギー!!ゴムゴムの〜バズーカ!!!!」

 

覇気を纏った渾身の一撃は、バギーを空の彼方まで吹き飛ばしたのだった。

 

 

 

「今度こそ仲間になるんだよな!」

 

そう語りかけてくるのは、麦わら帽子の男、ルフィ。

まだ、海賊を完全に信じることはできない。それでも、ナミは今まで出会ったどの海賊とも違う何かを、二人から感じ取ったのだった。

そして、この時ほんの微かだが、希望が芽生えたのだった。

 

「私は海賊にはならない!…でも、手なら組んであげる♪」

 

それに、あなた達といると儲かりそうだしね♪

 

「うん!よろしくね、ナミ!」

 

こうして、一味に新しく航海士が加わったのだった。

 

 

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