悲報 転生先が全ての元凶な件   作:ネオ・マフティー

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アーロンパークへの航海

 

 

「…俺は確かにお前の船のコックになった……だがな…!こんな光景見せられちまった以上、俺はお前を三枚におろさなきゃならねェ!!」

 

「どうしたんだ、サンジ?」

 

「どうしたんだ?…………だと……!お前が羨ましくもけしからんことに……ウタちゃんの膝枕でくつろいでいることだ!!」

 

「ルフィ好きだからね!私の膝枕♪」

 

「おう!こうしてると、なんか落ち着くんだ!」

 

「!!!!!!」

 

「お、落ち着いてください!コックの兄貴!!」

 

あの後敗れたクリーク海賊団は、一人だけ無事だったギンによって引き取られた、バラティエを去っていった。

そして、鷹の目とクリークを退けたことで、ただ働きを卒業することができたのだった。

また、一味に新たな仲間、海のコックのサンジが加わったのだが、そのサンジはさっそく血涙を流して目の前の男、船長になったルフィにキレていた。

 

 

 

「さて、アニキ達が落ち着いたところで、ナミの姉貴の行き先について話させていただきやす!」

 

ヨサクの必死のとりなしで、なんとかサンジが落ち着くと、ヨサクはナミの行き先について話始めた。

 

「ナミの姉貴が向かったのはアーロンパーク、あの鷹の目と同じ、王下七武海の一人、海峡のジンベエと同格だった魚人アーロンが支配する土地です!」

 

「鷹の目と同格!?あんなのが他にもいるのか…!」

 

「そんなに強いなら、またムジカを歌うしかないかもね……」

 

「……そういえばウタの姉貴、あっしは遠目から少ししか見てなかったんですが、もしかしてウタの姉貴が連れている使い魔さん、実はめちゃくちゃヤバいやつなのでは?」

 

ねえ……ムジカって具体的にどれくらい強いの?

 

うーむ……最低でも四皇二人分位だな!

 

「四皇二人分位だって!」

 

「!!?いやいやいや!さすがにそれは冗談ってわかりますぜ!もしそんなに強かったら世界なんて簡単に滅んじまいますよ!」

 

「とにかく、メシにしようぜ」

 

そして、サンジが作った絶品のメシを食べようとしたその時、

 

「モー」

 

メシの匂いにつられて、海から巨大な海獣が現れた。

 

「何だこいつ」

 

「でけェ…」

 

「うわあああああああ」

 

「かわいい…決めた!この子捕まえて!ムジカ!」

 

…ドンマイだなモーム…

 

トットムジカ第一楽章 限定顕現

 

「!?」

 

「やっぱでかいな、ムジカ」

 

「これがウタの姉貴の使い魔……」

 

おい、モーム、特別にウタの一時的なペットになるか選ばせてやる…ちなみに返事はイエスかハイだ。

 

「モォ〜(涙)」

 

こうして、アーロン一味に所属していた海牛モームはアーロン一味を抜けてウタの臨時ペットになったのだった。

 

 

 

 

「見えたぞ、アーロンパーク!!」

 

「ねえ、ルフィ、一旦ウソップ達と合流しよう!ありがとね!モーム」

 

「モー!」

 

アーロンを圧倒的に超越する化け物トットムジカに脅されて臨時ペットになったモームだったが、飼い主のウタは優しかったので、普通にウタ達の乗っていた船を引いて港へと着いたのだった。

 

「……本当は飼いたいけど、エサ代とか考えるとここでお別れだね……」

 

「モォ〜」

 

いいかモーム……もし、アーロンに呼ばれて俺たちと戦おうとしたら、どうなるかわかっているよな……?

 

「モー!!!!!!」

 

同意するかのように高速で首を振るモームと感動?の別れを済ませ、ルフィ達は先にアーロンパークへ向かっていたゾロ達と合流した。

 

 

 

「ナミがウソップを殺す訳ねェだろうが!!!!」

 

無事に合流したゾロ達から、ウソップがナミによって殺されたと聞き、仲間であるナミがそんなことをするハズがないと怒るルフィ。

しかし、そんなルフィ達の前に現れたナミは衝撃の言葉を口にした。

 

「ウソップなら海の底よ、何しに来たの?あなた達」

 

「てめェ!!」

 

「………ねえ、ナミ、言ったよね…裏切ったら許さないって…!」

 

「まて!ナミ…お前は俺の仲間だろ」

 

「仲間!?笑わせないで!くだらない助け合いの集まりでしょ?」

 

「一つ教えておくけど、今、ロロノア・ゾロとその一味をアーロンは殺したがっている、いくらあんた達が化け物じみた強さでも、本物の化け物には敵わないわ」

 

そう言って島を出て行くように言うナミにゾロがキレたが、ゾロの前にサンジが立ち塞がった。

 

「剣士ってのはレディにも手を上げるのか?」

 

「なんだと?何の事情も知らねェてめェがでしゃばるな!!」

 

「大丈夫だよ、ゾロ……ナミは私がケジメをつけるから……!!」

 

しかし、当然ルフィを裏切ったナミをウタが許すはずもなく、ウタが生み出した音符でナミを弾き飛ばそうとした。

 

「ウタちゃん!!?」

 

「!!!」

 

「まて、ウタ!!てぇ出すな!!」

 

しかし、ルフィに止められたことでウタは渋々攻撃を中止するのだった。

 

「寝る!!」

 

そして、ルフィは島を出る気はないことを言って地面に寝そべってしまった。

 

「…勝手にしろ!!死んじまえ!!」

 

その姿に怒りを露わにしたナミは、言葉を吐き捨てて去って行ってしまったのだった。

 

「……確か、ナミは大切な人を海賊に殺されたから海賊を恨んでいた……ケジメはつけてもらうけど、アーロンとのことは気になるかな……」

 

少し気になり考えに没頭していたウタだったが、大きな音がしたため、音がしたゾロとサンジの方を見ると、そこにはボロボロになったウソップの姿があった。

 

「ウソップ!?」

 

慌ててウソップを治し、ナミがウソップを庇って助けてくれたことを知ったウタ。そして、

 

「無駄だよ、あんた達が何をしようと、アーロンの統制は動かない……お願いだから、これ以上この村に関わらないで!」

 

そう言って現れたナミの義理の姉、ノジコから、ナミの真実が語られたのだった。

 

 

 

 

 

 

ココヤシ村 海岸

 

「海軍の船だ!!」

 

「第16支部の船だ!……ついに海軍本部が動いてくれるのか!?」

 

「チチチチチ…私は海軍第16支部大佐ネズミだ、ナミという女の家に案内したまえ」

 

 





次回 「逆光」

ねえ、ネズミ大佐……海軍やめなよ!!
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