悲報 転生先が全ての元凶な件 作:ネオ・マフティー
「ねえ、ゲンさん、ノジコ…!!ベルメールさんがもし生きてたら、私が海賊になるの止めたと思う?」
「止めないね!止めればあんたが言うこと聞くの?」
「べ!!!絶対きかないっ!!!」
「……お前らは間違いなくベルメールの子だよ!!」
「……行ってきます…ベルメールさん!!」
偉大なる航路
「よお、鷹の目…勝負でもしに来たか?」
「ふん…左腕を失った貴様と今更決着をつけようとは思わん…それより、面白い海賊を見つけたのだ、お前の娘を連れた麦わら帽子の海賊だ…」
「まさか!!」
「来たか…ルフィ!!!ウタ!!!!」
「よし!宴だ!!!」
なお、この後ウタに勝負を挑んだことを知ったシャンクスがミホークに斬りかかったことで、偉大なる航路の空は今回も割れたのだった。
「貴様と決着をつけるつもりはなかったが仕方あるまい……魔王を斬るための糧としてやろう!!」
「俺の娘を傷つけたケジメをつけてもらおう!!!!」
「お頭が酔ってトットムジカのこと喋ったからだろ…」
東の海
一方、ついに賞金首となり、3000万ベリーの懸賞金をかけられたルフィは、航海士のナミを正式に仲間に加えて、大海賊時代の始まりの町、ローグタウンを訪れていた。
「ここから、海賊時代が始まったのか……よし!俺は処刑台を見て来る!」
「そっか、それじゃ服を買ったらルフィのところに行くね!行こう、ナミ!」
そう言ってウタとナミは服屋へと向かった。そして、ゾロは刀を買うためにナミから利子3倍でお金を借りたのだった。
「ウタはお金大丈夫なの?」
「私はシャンクスから貰ったお小遣いと海賊貯金を貯めてたから大丈夫だよ!」
「四皇からのお小遣い……もしかしてウタってかなりの大金持ちなんじゃ……」
そして、買い物が終わって広場で合流した一味だったが、ルフィだけいなかったため、辺りを探していると、広場の処刑台の方が騒がしくなっていた。
そこには今にも処刑されそうになっているルフィがいたのだった。
「……!!ルフィ!!?」
「うっっっっはーっ!!これが海賊王の見た景色!!」
「こら!!君今すぐそこから降りなさい!!」
「まあ、そう固いこと言わなくてもいいじゃない、おまわりさん……探したよ、ルフィ」
突然、処刑台にいるルフィに一人の美女が歩み寄ってきた。
「誰だ?お前みてェな美女は知らねェぞ」
「アタシは決して忘れない……アタシの美貌を初めてぶった男だから……あの時のあんたの激しい拳……感じたわ♡あんたはアタシのものになるのよ!ルフィ♡」
「うるせェいやだ!お前誰だ?」
その時、広場が爆発すると共に、姿を隠していた海賊達が一斉に現れた。
「ハデにすまん、だが、そのスベスベの肌は当然無傷なんだ!気にするな…麗しきレディー・アルビダよ!!」
「アルビダ?アルビダがどこにいんだよ」
「アタシがそうだってんだよ!!」
美女の正体は、コビーの乗っていた船のごつい女海賊、金棒のアルビダが悪魔の実、スベスベの実を食べた姿だったのだ。
「吹き飛ばされたあの日から、俺はずっとてめェを殺すことを望み執念で仲間達の元へ辿り着いた!!」
「なんだ、バギーか」
「よーしふざけんな!!」
そして、アルビダとバギーに気を取られていたルフィを背後からカバジが処刑台へと拘束したのだった。
「よくやったカバジ!!これからてめェの派手処刑を執行する!!」
「大佐!!スモーカー大佐!!大変です!海賊が広場で騒ぎを!!」
その男は葉巻からモクモクした煙を吹かせ、黙々と石を積んでいた。
「一番部隊を港へ行かせろ、二番部隊は通りから広場を隊密包囲!残りは広場の射程距離に待機、以上だ!!」
海軍本部大佐 白猟のスモーカー
モクモクの実の煙人間
「着いて来い!もう広場で事は起きている!!」
そして広場では、
「これよりハデ処刑を公開執行する!!」
「ごめんなさいたすけてください」
「助けるかボケェ!!」
「………ルフィを処刑……?」
「おい!ウタ!ルフィを助けに行くぞ!!……ウタ?」
「ぎゃははははは!!来たな!!赤髪の娘……だが一足遅かったな……!!そこでじっくり見物しやがれっ!!てめェらの船長はこれにて終了だァ!!」
「ゾロ!!サンジ!!ウソップ!!ナミ!!ウタ!!!……わりい!俺死んだ」
ゾロとサンジが海賊達へと突っ込むも間に合わず、海賊王の処刑と同じように、ルフィに向かって刃が振り下ろされた。
「……私からルフィを奪うなんて………そんな事………絶対させない!!!!」
まかせろ!!
刹那、ウタによって引き出された魔王トットムジカの覇王色が広場にいた全ての人間の意識を刈り取った。
「!?な……なに……が…」
バギー海賊団のメンバーも、本部大佐であるスモーカーを含む海兵達も突如発せられた威圧によってその意識をもっていかれたのだった。
そして、偶然にも同時に処刑台に落ちた雷によって処刑台は破壊され、ルフィは拘束から逃れることができたのだった。
「なはははは!やっぱ生きてた、もうけ!!」
「ルフィ!!!!」
無事だったルフィを確かめるため、ウタはルフィに抱きついた。
「海賊になったから覚悟はあるよ……それでも…ルフィのいない新時代なんて私は嫌だよ……」
「……わりィ…ウタ、俺、もう死なねェ!!」
そう誓って涙を流すウタをルフィは優しく抱き寄せるのだった。
「おい!いつまで抱き合ってんだ!!さっさとこの町出るぞ!!……にしてもウタのやつ…一体何をしたんだ……?」
広場で意識を失っている海賊や海兵達を見て疑問に思いながら、ゾロ達は走り出したのだった。
「す、すごかったべ……!!」
「おい!たしぎ!!しっかりしねェか!!」
「……!スモーカーさん!!」
東の海レベルだと死人が出かねないため、トットムジカは覇王色を加減していた。
そのため、完全にもっていかれなかったスモーカーはなんとかたしぎの意識だけは回復させることができたのだった。
「無茶です!!スモーカー大佐!そんな状態では!!」
「……笑ってやがったんだ……ゴールド・ロジャーと同じように…おまけに偶然の可能性が高いが、さっきの力は紛れもなく新世界の怪物達の使う力と同一のものだ!!?そしてこの嵐……!!まるで天があの男を生かそうとしている様だ!!」
「この白猟のスモーカーの名に懸けてあの男を絶対に島から出さねェぞ!!」
そう言ってまだ完全には回復していないにもかかわらず、スモーカーはルフィ達を追うのだった。
「そういやウタ、アルビダにあったぞ!」
「アルビダ?あのおばさんに?」
「ああ、なんか悪魔の実を食べたとかでスッゲー美人になってた!!」
「………ふーん…それなら、バギーと一緒にアルビダにも今度ちゃんと
そんな走りながらたわいのない?会話をしていたルフィとウタの前に、突然モクモクした煙が立ち塞がった。
「来たな…麦わらのルフィ!!俺の名は……」
「この煙……
「ああ!ぶっ飛べケムリン!ゴムゴムのォ〜バズーカ!!」
「無駄だ!!俺の身体は煙!?ガハ!!?」
もしこの光景を、スモーカーの師であるゼファーが見ていたらこう言っただろう……「モクモクの実に頼り過ぎるなと、俺は忠告した筈だが!?」と。
こうして、万全の状態でないとはいえ、己の能力を過信していたスモーカーは名乗ることも出来ずに、覇気を纏ったルフィの一撃によって吹き飛ばされたのだった。
「……!クソ、まさか東の海の海賊が武装色の覇気をコントロールしてやがるとは!!」
そう言って再びルフィ達を追いかけようとしたスモーカーの肩に突然手が置かれてスモーカーを引き留めた。
「まあ、まちたまえ」
「…てめェは……!!政府はてめェの首を欲しがってるぜ」
「世界は我々の答えを待っている……!!」
世界最悪の犯罪者 革命家 モンキー・D・ドラゴン
「なぜあの男に手を貸す!!ドラゴン!!!」
「男の船出を邪魔する理由がどこにある!!」
そして、麦わらの一味はいよいよ偉大なる航路へと旅立つのだった。
トットムジカ 自分を無敵と勘違いしてきたロギアの寿命は短い……モクモクの実は所詮、モクモクしちょるだけの敗北者じゃけェ!!