悲報 転生先が全ての元凶な件   作:ネオ・マフティー

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最初の島ウイスキーピーク

 

 

 

偉大なる航路の荒れた海や異常気象に苦戦しながらも、一味は無事に最初の目的地ウイスキーピークへとたどり着いたのだった。

 

「ここがウイスキーピーク!!」

 

「でっけーサボテンがあるぞ!!」

 

「それでは我らはここらでおいとまさせて頂くよ!!」

 

「送ってくれてありがとうハニー達」

 

「「バイバイベイビー」」

 

船を飛び降りて泳ぎ去って行く二人をポカーンと眺めた後、メリー号はウイスキーピークへと入港したのだった。

 

「「「「ようこそ!!歓迎の町ウイスキーピークへ!!」」」」

 

「海賊だ!!!」

 

「ようこそ我が町へ」

 

 

「マーマーマーマーマ〜♪いらっしゃい私の名はイガラッポイ、この町の町長をしています。驚かれたでしょうが、ここは酒造と音楽の盛んな町ウイスキーピーク、もてなしは我が町の誇りなのです」

 

そして、イガラッポイの計らいによって、ウイスキーピークの町を上げての歓迎の宴が開かれたのだった。

 

「宴だー!!!」

 

 

……ちなみに、こいつら全員賞金稼ぎだから気をつけろよ

 

「…!……よーし()()()!!」

 

 

 

食べて、飲んで、歌って宴は大盛り上がりを見せていた。

 

「すてきーっ♡ C・ウソップ!!」

 

「すごいぞ!!10人抜きだ!!」

 

「こっちのねーちゃんは13人抜きだ!!何という酒豪達だ!!」

 

「おかわりィー!!!!」

 

「うげー!!こっちで船長さんがメシ20人前完食だ!!」

 

「コックが倒れたー!!」

 

「うおお!!こっちのにーちゃんは20人の娘を一斉に口説こうとしているぞ!!」

 

「私の歌を聞いてね!!『Believe』いっくよ〜♪」

 

「音楽家のねーちゃんの歌スゲー!!」

 

「町中に聞こえるようにしようぜ!!」

 

そして、騒ぎ疲れた一味はそのまま眠ったのだった。

 

 

 

 

「騒ぎ疲れて…眠ったか…」

 

「よい夢を…冒険者達よ…今宵も……月光に躍るサボテン岩が美しい…」

 

「詩人だねェ、Mr.8……奴らは?」

 

「堕ちたよ…地獄へな…」

 

イガラッポイもといMr.8

 

「しかし、わざわざ歓迎する意味があったのかねェ」

 

「…これを見ろ」

 

「「「さ、3000万ベリー!!!」」」

 

「海賊どもの力量を見かけで判断するとは愚かだな…さっそく船にある金品を押収して縛り上げろ…殺してしまうと3割も値が下がってしまう…政府は公開処刑をやりたがっているからな」

 

「Mr.8!!大変です!!海賊達がどこにも見当たりません!!!」

 

「バカな!!!一体どこへ!?」

 

 

 

 

現実世界

 

「……やっぱりお前の能力はとんでもねェな…ウタ」

 

建物の上からウイスキーピークの町を見ているゾロの目に映ったのは、町中でウタの能力によってウタワールドに取り込まれて眠らされている町民のふりをしていた賞金稼ぎ達の姿だった。

 

「今頃、夢の中(ウタワールド)で私達を探しているかもね♪」

 

「でも助かった…ウタが町中の賞金稼ぎ達を眠らせてくれたおかげで、酒代と食費も浮いたわ!さーて、私達を嵌めようとした分、たっぷり金品は徴収させて貰うわよ!!」

 

「……まあ、私達海賊だしね!賞金稼ぎのみんな、良い夢を!」

 

こうして、罠だと気づいていたゾロ、ナミ、ウタによって、賞金稼ぎ達は逆に嵌められたのだった。

しかし、そんなウタ達三人の前に謎の二人組がやって来た。

 

 

「無様なもんだ、こんな弱小海賊団に揃ってやられるなんて」

 

「誰だお前ら?」

 

「Mr.5」

「ミス・バレンタイン」

 

「…!なんだ、わざわざ俺たちを狩りに来たのか?」

 

「俺達が?……わざわざそんな事で偉大なる航路の果てにやって来るとでも思ったか?」

 

「別の任務に決まってるじゃない!キャハハハ」

 

「…とはいえこの様子だと任務はすぐに片付きそうだ……ついでにお前たちも始末しておくとするか」

 

「キャハハハ!!運が悪かったわね貴方達!!」

 

そう言ってMr.5と名乗る男は鼻くそをほじり、二人に向かって飛ばして来た。

 

鼻空想砲(ノーズファンシーキャノン)

 

「!!!?汚い!!」

 

「は、鼻くそ!!?」

 

そして、慌てて避けた二人の背後で鼻くそは爆発したのだった。

 

「気をつけてゾロ!二人とも能力者だよ!」

 

「らしいな…鼻くそ野郎は俺が斬る!ウタは女の方を頼んだ!!」

 

「わかった!!」

 

「キャハハ、私はキロキロの実の能力者!1kgから1万kgまで体重を操ることができるのよォ!!地面の下にうずめてあげる!!

 

そう言って体重を軽くして空中に浮かんだミス・バレンタインは、自身の体重を1万kgにすることで、ウタを潰そうとした。

 

「くらえ!!1万kgブレス!!」

 

守ってムジカ!

 

1万kgなんて大したことないな

 

しかし、見聞色で攻撃を見切り、部分的に顕現したトットムジカの腕で攻撃を防ぐと、生み出した五線譜によってあっさりとミスバレンタインを拘束したのだった。

 

「あ、あんたも能力者だったのね!!」

 

「なんだ…オフィサーエージェントとか言われてる割に、大したことないね貴方達」

 

 

 

そして、同じ頃Mr.5は起きてきたルフィとゾロの喧嘩に巻き込まれていた。

 

「なんだ…こいつら…」

 

「てめェ何訳のわかんねェこと言い出すんだ!!」

 

「うるせェ!お前みたいな恩知らず、俺がぶっ飛ばしてやる!!」

 

「……なんだか知らねェが付き合ってられるか…ミスバレンタインの援護にでも…」

 

「「邪魔だどけェ!!」」

 

こうして、二人の同時攻撃?を受けたMr.5もまた戦闘不能になったのだった。

 

「……何やってるの二人とも…」

 

「こいつが意味わかんねェこと言い出したからだ!」

 

「ウタ!!お前もだぞ!町のみんなを眠らせやがって!!」

 

「……とりあえず、一旦落ち着こうか二人とも…『魔王憑依』」

 

 

 

 

「なんだ、あいつら賞金稼ぎだったのか!」

 

「最初からそう言ってただろうが!!ところで…てめェらとっとと任務の内容とやらを教えやがれ!」

 

その後他の一味のメンバーと合流して、捕まえたMr.5コンビから話を聞き出そうとするも、二人は中々口を割らなかった。

 

「任務の内容は吐かないわよ!!」

 

「……仕方ないから勝手に聞くね」

 

しかし、ウタが耳元で囁くように歌うと、ウタワールド取り込まれた二人は操られてあっさりとウイスキーピークに来た目的を話したのだった。

 

「社長の正体を知ったアラバスタ王国の要人、ミス・ウェンズデーことアラバスタ王女ネフェルタリ・ビビとその護衛、Mr.8ことイガラムの始末に来た…ね」

 

「ミス・ウェンズデーが王女だったの!!?……これはチャンスね……」

 

「とりあえず王女様達起こして話しを聞いてみようよ!ウタウタ…解除」

 

「……!一体何が!?」

 

そして、目を覚まして状況を理解し、青ざめている二人に、ナミは取引を持ちかけたのだった。

 

「どう?10億で貴方達を助けて上げるわよ」

 

「じ、10億……」

 

「あら、一国の王女の値段が10億より下なんて、そんな事ないわよね?」

 

「ごめんなさい…それは払えないわ…」

 

そして、ミス・ウェンズデーことビビは、アラバスタの事、そしてバロックワークスの事を話したのだった。

 

「なるほど、国の乗っ取りね…そのバロックワークスが起こした内乱のせいで当然お金もないわけね」

 

「なあ、そのバロックワークスのボスって誰なんだ?」

 

社長(ボス)の正体!!?それは聞かない方がいいわ!!貴方達も命を狙われることになる…」

 

「そうよね!国を乗っ取るなんてヤバい奴に目をつけられたくはないもの」

 

「ええ、貴方達がいくら強くても、あの王下七武海の一人、クロコダイルには決して敵わない!!」

 

 

かぽーん……

 

 

「言ってんじゃねェか……」

 

そして、その様子を鳥とラッコのペア、アンラッキーズに見られてしまったのだった。

 

「終わった……偉大なる航路に入ってすぐ七武海に命を狙われるなんて…」

 

「なあおっさん、クロコダイルってそんなに強いのか?」

 

「……今でこそ懸賞金は取り下げられていますが、かつては8000万の懸賞金がかけられていた大海賊です…」

 

「8000万!!アーロンの4倍じゃない!!」

 

…実際は10億超える位だろうな

 

…!大物だね…ムジカが出たらどうにかなる?

 

ああ、クロコダイル相手なら問題なく倒せる。ただ、厄介な相手なのは間違いないな……

 

こうして、王下七武海の一人、クロコダイルに命を狙われることになった麦わらの一味は、アラバスタ王女ビビを送り届けるためアラバスタへと向かうことになったのだった。

 

 

 

 

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