悲報 転生先が全ての元凶な件   作:ネオ・マフティー

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エピソードオブエレジア エピローグ

 

 

さて、ウタちゃんとシャンクスが仲直りしたことだし、使い魔に収まるためにも、ここは自己紹介を……

 

「あなたがトットムジカでしょ!私は赤髪海賊団の音楽家、ウタだよ!」

 

「私の使い魔になりたいんでしょ!いいよ!一緒に新時代を創ろう!」

 

するとシャンクスも、

 

「ウタが認めたなら仕方がない。今日からお前も、俺たちの仲間だ」

 

これは勝ちました!ついに目標を達…

 

「それはそれとして、ねえ、トットムジカ、怖いからその姿やめなよ!」

 

 

 

え!!!???

 

 

 

 

 

その後……

ウタちゃんからの、その姿やめなよ発言を受け、なんとかぬいぐるみのような愛嬌のあるゆるキャラの姿になることができた。

ブルーノみたいなおっさんでも、ウタワールドではゆるキャラになれるのだから、案外なんとかなるもんだ。

 

これでシャンクスにも許され、ウタちゃんにも認められて使い魔ポジになることができた。

 

さて、現実世界では、いよいよエレジアを出港する時がきてしまったみたいだ。

エレジアがなんともなかったおかげで、ゴードンさんも別れを惜しみながらも、笑顔で赤髪海賊団を見送ってくれた。

 

そして、レッド・フォース号船上。

 

シャンクス達は真っ昼間から、さっそく宴をはじめていた。

なんでも新入りの俺の歓迎会も含めての宴らしいので、ゆるキャラ姿で現実に顕現することにした。

 

「エレジアでのウタの素晴らしい歌声と、新しく入ったトットムジカを祝って乾杯〜」

 

そう言ってぐびぐびと酒を飲み出し始めた。すごいな、今、酒を樽ごと一気飲みしちまったぞ。

 

そんな様子をウタちゃんに抱えられて眺めていると、突然ヤソップが近づいてきた。

 

「それにしてもよ、本当にこのぬいぐるみみたいなやつが、あのトットムジカなのか? こんなのが世界を滅ぼす歌の魔王とはとても思えないぜ!」

 

そう言って笑いながら顔の部分をムニムニと触ってきた。

おのれヤソップめ!育児放棄しているダメ親父の分際でなんと無礼な。少しはシャンクスを見習ったらどうだ。大分親バカだが。

 

「ああ、今はそんななりをしてるが、めちゃくちゃデカくてつよかったんだぜ ! まあ、俺の方が強かったがな!」そう言って、だっはっはと笑いながらシャンクスはまた酒をがぶ飲みし始めた。

 

はあ、シャンクスはわかってないな。

少し考えたらわかることだが、確かにシャンクスは強い。しかし、さすがに未来の四皇クラスの力は、今はまだないくらいだ。

 

それが、ウタワールドで下手をすれば海賊王ロジャーに匹敵する力を出せていた。それは、ウタちゃんがそれだけシャンクスを想っていたからだ。

ウタワールドはウタウタの実の能力者が望んだ世界。

きっとウタちゃんは心の中ではシャンクスが最強なんだと無意識に思っていたのだろう。だからこそ、ウタワールドでシャンクスは最強の存在になったのだ。

 

底が見えないシャンクスなら、それに気づいていると思ったが、あの様子だとまったく気づいてないな。

 

さて、酔いもまわり海賊団の全員でビンクスの酒を歌い、宴の熱は最高潮に達した。そしていよいよ我らが歌姫、我らが海賊団の音楽家のステージがはじまる。

 

 

「みんな!ウタだよ!」

「今日はなんと、特別に!新しい曲をみんなに披露するよ!」

 

そう言って満面の笑みを見せ、鮮やかな歌声を響かせる。

 

<新時代>

 

その歌声がもたらすのは、永遠の幸せか、無限の牢獄か。

だが、少なくとも、今、彼女の歌声がもたらすのは、かけがえのない、本当の幸せだろう。

 

〜エピソードオブエレジア 完〜

 

 

 

 

 

 

この時は思いもしなかった。ずっと続くと思っていた、赤髪海賊団での冒険が終わってしまう日がくるなんて。

 

 

 

???「マ〜〜〜〜マママママ!!」

 

次回 ターニングポイント1

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