悲報 転生先が全ての元凶な件   作:ネオ・マフティー

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まさか、本当に覇気が全てを凌駕するとは…
ウタウタの能力を強力なで覇気で防げる設定にしておいて良かったです!
ただ、独自設定としてあくまで心が取り込まれるのを防げるだけで、取り込まれた後はどんなに覇気が強くても自分で現実には戻った来れないものとします。
なお、トットムジカの現実の侵食はシャンクスでも防げそうにないので、今のところ覇気で抵抗不可能という事にしようかなと思います。





計画変更

 

 

 

「ウター!!!」

 

「ルフィ!!?」

 

もう二度と聞くことができないと思っていたルフィの声を聞いて、動揺したウタの能力が解除され、元のアラバスタの景色へと戻った。

 

「本物だ……本物のルフィだ!!」

 

ルフィに会えた喜びで髪をぴょこぴょこと動かし、喜びを露わにするウタだったが、ルフィが空から降りて来ると、目に涙を浮かべてルフィへと抱きついた。

 

「私……ルフィにもう会えないと……」

 

「勝手に殺すな……俺は死なねェ!」

 

「ルフィ…!」

 

ルフィが生きていた事への喜び、ルフィと一緒に戦わなかった事への謝罪の気持ち、ルフィを信じきれなかった後ろめたさ…そういった感情が入り混じりながらも、ウタは、今はただ生きていたルフィに触れて、その温もりを感じることに専念したのだった。

 

「そういやワニはどこ行ったんだ?」

 

「あ…!いなくなってる!」

 

ウタが落ち着いたのを感じ取ってから、今度こそクロコダイルを倒そうとしたルフィ。

しかし、ウタが動揺して能力を解除した後、クロコダイルは隙を見てこっそり逃げ出していたのだった。

 

「追うぞ!」

 

「うん!……あいつは確実に仕留めないとね…!」

 

 

 

 

 

 

 

一方ビビ、コーザ、チャカは国王のいる宮殿へと向かっていた。

 

「本当にあのクロコダイルが…」

 

未だにクロコダイルが黒幕である事を反乱軍のリーダー、コーザは信じられずにいた。

 

「危ないビビ様!!」

 

しかし、そんな3人の前に全身が鋭利な刃物で覆われた男が立ち塞がる。

 

「チャカ!?」

 

「標的は排除する」

 

立ち塞がった男、ダズ・ポーネスことMr.1のスパスパの実の能力によって、ビビを庇ったチャカが吹き飛ばされ、ビビは絶対絶命のピンチを迎えた。

 

「その命貰いうける」

 

そして、咄嗟にビビを庇おうとしたコーザごとビビを切り裂こうしたMr.1だったが、その刃は何者かによって防がれた。

 

「まあ、待てよ」

 

「バカな!?貴様は確かに殺したはずだ!!」

 

刃を受け止めたのは、Mr.1に斬られた後、死の淵から生還したゾロだった。

さらに、Mr.1の刃を弾いたゾロは、Mr.1の全身が刃でできた身体を切り裂いた。

 

「何故俺の身体が斬れる!?」

 

「聞こえるのさ…鉄の呼吸が…!コイツが覇気ってやつか…!」

 

そう言ったゾロの刀は僅かに黒く染まっていた。

 

「早く王宮に行け!ビビ!!」

 

「……!ありがとうMr.ブシドー!行きましょうコーザ!!」

 

そして、ビビとコーザはかつて二人が使っていた抜け道を通り、ついにビビ達は王宮へと辿り着いた。

 

「あら、遅かったじゃない」

 

しかし、王宮にはツメゲリ部隊を制圧したニコ・ロビンとクロコダイルがビビの父であり国王、コブラを磔にして待ち構えていた。

 

「……本当にお前たちが、この国の雨を奪ったのか…?」

 

目の前の惨状を見て、コーザはついに、雨を奪ったのが国王ではない何者かの存在である事を悟った。

 

「そうさ!!…コーザ、お前達が国王の仕業だと思っていた事全て……我が社が仕掛けた罠だ。…もっとも、この真実を知ったお前にはここで死んでもらうぞ…!『砂嵐』」

 

「コーザ!!」

 

そして、ダンスパウダーの真実を尋ねたコーザの問いに答えたのは、ウタから逃げて王宮へとやって来たクロコダイルだった。

クロコダイルの一撃を受け、コーザは砂嵐へと呑み込まれ吹き飛ばされた。

 

「あら…随分とボロボロね、クロコダイル」

 

「黙れ…ニコ・ロビン…!一刻も早くプルトンの力を俺によこせ」

 

「あら…そんなにあのお嬢さんは手強かったのかしら?」

 

「あれは強いなんて次元じゃねェ…!トットムジカに対抗するにはプルトンが必要不可欠だ」

 

「トットムジカ…?まさかエレジアの………まァいいわ、行きましょう…歴史の本文(ポーネグリフ)の所へ」

 

「ああ、それと…念のためだ。お前にも来てもらうぞ、王女ビビ」

 

コーザがロビンによって戦闘不能になってしまい絶対絶命のビビ。

しかし、クロコダイルは何故かビビを生かし、コブラと共にビビを連れて王宮の地下のポーネグリフのある場所へと向かった。

 

「……どうして私を殺さないのよ!」

 

「テメェは人質だ、あの化け物相手にまともに戦って勝ち目がない以上、その甘さにつけ込むのさ…!」

 

「この卑怯者!!」

 

 

 

 

王宮の西、葬祭殿

 

 

「成程…隠し階段か…さすがは国家機密だ」

 

国王コブラに案内され、クロコダイル達が向かったのは、王宮の地下にある王家の墓だった。その壮大な神殿の中に一つのキューブ状の石碑、プルトンの場所が記された歴史の本文(ポーネグリフ)が置かれていた。

 

「他にはもうないの…!?これが、この国の隠してる全て……!?」

 

「不満かね…私は約束を守ったぞ」

 

「さァ、読んでみせろ、ニコ・ロビン…そして教えろ、プルトンの場所はどこだ!」

 

「……記されていないわ。ここには歴史しか記されていない」

 

「…………そうか……残念だ」

 

ついにプルトンの場所が明かされると思われたが、ポーネグリフには歴史しか書かれていないと言うロビン。

これでクロコダイルの計画は頓挫したとビビが思ったその時だった。

 

「お前は優秀なパートナーだったが、ここで殺すとしよう」

 

「!!?な……!?」

 

「プルトンは惜しいが、世界を獲ってからじっくり探せばいいだけの話だ」

 

「何を言っているの!?プルトンがなければあなたの計画は……」

 

「計画は変更だ…!軍事国家にはプルトンではなく、魔王(トットムジカ)の力を使うさ!!」

 

計画の変更を宣言したクロコダイルは、フックでロビンを切り裂いた。

 

「仲間割れ…」

 

「ばかね…4年も手を組んでいたのよ!?あなたがこういう行動に出る事くらいわかってたわ!!」

 

突然の事態に混乱するビビを他所に、戦闘を始めるロビンとクロコダイル。

クロコダイルの弱点を知っているロビンは水の入った瓶を取り出すと、自身のハナハナの実の能力を使ってクロコダイルに水を浴びせようとした。

 

「残念だったなニコ・ロビン…俺は能力に溺れて弱点や覇気にやられる雑魚共とは違う…!」

 

「避けたっ…どこへ!?」

 

一瞬で全身が砂となって姿を消し、ロビンの背後に回り込んだクロコダイルのフックが彼女の胸を刺し貫いた。

 

「全てを許そうニコ・ロビン、なぜなら俺は…最初から誰一人信用しちゃ…いねェからさ」

 

「そんな……仲間なのに」

 

「さて…こっちに来い王女ビビ、お前はあの化け物の力を使うための人質として側に置いてやろう」

 

「ふざけないで!!どこまであなたは…!」

 

クロコダイルは元から信用していなかったと言いロビンを始末すると、ビビとその仲間を人質にしてトットムジカを制御しているウタの力を利用する計画へと変更する事を宣言した。

そして、クロコダイルがビビを捕らえようとした時だった。

 

「追い詰めたぞ!クロコダイル!!」

 

「今度こそ終わりだよ!!」

 

「ルフィさん!ウタ!」

 

クロコダイルの前にウタとルフィが現れる。

 

「クソッ!!」

 

ウタの姿を見て、クロコダイルは慌ててビビを人質に取って状況を打開しようとした。

 

「……賭けてみようかしら…Dの名を持つあなたに……」

 

「邪魔をするなァ!ニコ・ロビン!!」

 

しかし、ビビは間一髪の所をまだロビンのハナハナの実の能力によって助けられ、クロコダイルは焦りと怒りを募らせた。

 

(クソ!麦わらはともかく、トットムジカ相手では勝ち目がねェ…!)

そこで、トットムジカの力を恐れたクロコダイルはこの場からウタを引き離そうと画策する。

 

「俺の相手をしていていいのか、ミス・プリンセス?このままだと、広場の爆弾でお前の大切な仲間達が死ぬ事になるぞ」

 

「爆弾!?この…!」

 

「クハハ…!麦わらに任せて、王女を連れてさっさとお仲間を助けに行ったらどうだ…?」

 

「………」

 

「ウタ、こいつは俺がぶっ飛ばす!こんな奴に負けてるようじゃ、海賊王になる事も、新時代を創ることもできねェ!!」

 

「でも!」

 

ウタは、今度こそ本当にルフィがクロコダイルに負けて死んでしまうのではないかという不安から、ルフィを残して一味の仲間達を助けに行くのに迷いがあった。

 

「俺は海賊王になってウタと一緒に新時代が創りたいんだ!…だから、ここは退けねェ!!」

 

ウタ、ルフィを信じてやってくれ…!今のルフィは間違いなくクロコダイルより強い。それに、俺の未来視の見聞色もルフィが勝ってる未来が見えているから大丈夫だ!!

 

「‥‥ルフィ、わかった……でも必ず勝ってね!じゃないと私、勝手に新時代創っちゃうから!」

 

ルフィの新時代への覚悟、そして、戦闘以外ポンコツのトットムジカの精一杯のフォローを聞いてウタはクロコダイルをルフィに任せる事を決意したのだった。

 

……頼んだぞルフィ!お前が負けたら、俺は世界滅ぼさなきゃ行けなくなるからな……

 

「ああ!!」

 

爆弾を防ぐため、広場へと向かうウタとビビを見送り、ルフィはクロコダイルへと向き合った。

 

「化け物との別れは済んだか…?麦わら」

 

「ウタは化け物じゃねェ!ウタは…大切な仲間だ!!」

 

「化け物さ、あの女の力は次元が違う……!だが、あの女の力が手に入れば俺の理想が叶う!!」

 

そう言ってクロコダイルが腕を広げると、砂嵐が巻き起こり、能力によって辺り一面が砂漠の砂の様に変化した。

 

「安心しろ……お前もあの女への人質として生かしておいてやる。そして見ているがいい!魔王の力で白ひげ達四皇も、そして、世界政府をも超越する最強の軍事国家の誕生の瞬間を!!」

 

「新時代のためのウタの力を、そんな事に使わせてたまるか!お前は絶対ぶっ飛ばしてやる!!」

 

「テメェには格の違いを教えてやる、これで最後だ…!」

 

「「決着(ケリ)をつけてやる!!」」

 

 

 





トットムジカ… 本当はそんな先の未来見えてないけど、原作でも勝ってたからルフィが勝つやろ!(万が一ルフィが負けたら、シャンクスでも止められない世界滅亡END)
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