ザ・トレーナーズッ!   作:豪脚

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ファル子「みんな~☆ファル子だよ☆次回予告の担当になりました☆えっと次回は…ルドルフさんのトレーナーさんの日常についてのお話だよ☆みんなの憧れ、ルドルフ会長のトレーナーさんに不吉な影が!?お願い、倒れないでトレーナーさん!あなたが倒れたらダジャレを受け止める人がいなくなっちゃうよ!まだコンティニューは残ってる!目覚まし時計があればまだ舞えるんだから☆それでは次回、”ルドトレ倒れる”お楽しみに~☆」


フラッシュ「デュエルはしません。カットでお願いします」


フラッシュ「なお、次回は“皇帝の片腕”です。よろしくお願いしますね」


炎上ッ!鎮火は忘れずになッ!!

時はトレセン学園理事長室、夏前の優しい夕日が内部を照らし心が穏やかになるような静寂に包まれていた。

ちなみにちびっこ理事長、秋川やよいは机に突っ伏して爆睡している。

たづな「理事長大変です!」ドアバーン!

その静寂が今、駿川たづなによって破られた。

やよい「ッ!?んにゃぁ?何だたづなぁ…ごはんにはまだ早いぞ…」

レアなおねむ理事長をしり目に、すごい力で肩をつかむたづな。

一瞬にして目が覚める理事長だった。

たづな「寝ている場合ではありませんよ!今しがた情報が入ったのですが…トレーナー寮で火災が発生したようです!!」

やよい「驚愕ッ!トレーナー諸君は無事なのか!?」

たづな「ホント今さっき聞いたばかりなのでまだ詳しくはわかりません…現場へ向かいましょう!」

やよい「承諾ッ!急ぐぞたづな!」

再び理事長室に静寂が訪れる。

理事長室の窓には、高い木々をはるかに超える黒煙がもくもくと上がる光景を映し出していた。

 

 

一方、トレーナー寮。

見た目はコゲ茶色が美しい木造のアパートで、二階建てとなっている。

ザ・和風のシンプルな構造であり、あの規模お化けの理事長が建てた住宅にしては大人しすぎるのが特徴的だ。

その平穏溢れるトレーナー寮の一階から凄まじい勢いの炎が上がっている。

火の手は既に初期消火ではどうにもならないほど進行していた。

中に居たトレーナー達は慌てて避難をして、現場は混乱を極めている。

ウララトレ「これはまずいぞ!消防には連絡したのか!?」

グラストレ「消防には連絡してる!まずは安否確認からだろう」

ライアントレ「俺の筋肉は無事だ!」

スペトレ「と、とりあえず皆さん落ち着いてください!」

ルドルフトレ「諸君、安否確認をするから整列してくれ。怪我をしている者は報告を頼む」

混乱する場にトレーナー達のリーダー的存在であるシンボリルドルフのトレーナーが鶴の一声でまとめる。

彼の澄んだ声がその場の全員を静め状況を確認してうなづくと、すぐさま点呼を開始した。

とりあえず火災現場付近は危険なのでその場から避難(混乱してそれどころではなかった)。

点呼の結果は以下となった。

・今日トレーナー寮にいたトレーナー達は異変に気付き全員無事

不在のトレーナー一覧と不在理由

マルゼンスキートレ「ドライブ」

ゴールドシップトレ「プチ遭難」

オグリキャップトレ「帰郷」

サイレンススズカトレ「買い出し」

トウカイテイオートレ「遊びに」

ライスシャワートレ「遊園地」

ナイスネイチャトレ「商店街」

メジロマックイーントレ「メジロ家」

エルコンドルパサートレ「プロレス観戦」

アグネスタキオントレ「薬の効果消滅まで外出」

 

 

不在トレーナーはシンボリルドルフトレーナー(以降ルドトレ)が全員安否確認を実施、ゴールドシップトレーナー(以降ゴルトレ)に関しては無事なのかどうかは微妙だが、月1で遭難しているそうなので無事と判断。

点呼終了後、すぐに消防隊が到着し消火活動を開始した。

結果としてトレーナー寮は全焼、一部の柱を残して黒焦げの状態。

付近には空き地しかなく延焼は避けられ単独の火災と言う結果で幕を閉じた。

ちなみに現場に到着するのが遅れた理事長はその惨状を目の当たりにした途端、建設業者にすごい勢いで電話をかけていた。

1週間で建築してくれととんでもない要求を出していた彼女にトレーナー一同はドン引き。

たづなは全員の安否を確認するなり膝から崩れ落ちて、安堵の涙を流していた。

一時的に寝泊りする場所を失ったトレーナーたちは、一度トレーニングコースへと集合。

重苦しい雰囲気の中、ルドトレが口を開いた。

ルドトレ「ではこれより、今晩の晩御飯会議を開催する!」

チケトレ「えぇぇぇぇぇぇぇ!シリアスな雰囲気なんだったんですか!?」

ルドトレ「あまり重いほうにもっていくと二次創作の規約に引っかかってしまうからな。どんなにつらいことがあってもギャグで片付ける」

チケトレ「…?何を言ってるかよくらからないです…」

タイトレ「メメタァ…」

ハヤヒデトレ「タイトレ、それ以上はダメよ」

キングトレ「ともかく、まずは腹ごしらえしようという考えには賛成だ。腹が減っては戦はできぬ、だからな」

たわけ「とはいってもどうしよう?流石に全員で外食したら、俺たちの財布が爆発してしまうし」

トレーナー達は給料日一週間前、それですべてがわかるだろう。

全員がギリギリなわけでどうしようかと首をかしげていると、薄暗くなったトレーニングコースを爆走する誰かが近づいてくる。

たづな「はぁはぁ…皆さん朗報です!ごはんのめどが立ちましたよ!」

チケトレ「今のたづなさんの速度、人間じゃ出せないような…」

たわけ「それ以上はいけない」

チケトレ「はい」←慣れた

ルドトレ「それでたづなさん、ごはんの目途がたったのは本当ですか?」

たづな「はい!なんとオグリキャップさんのトレーナーさんから米俵が届いていたんですよ!火災のごたごたで伝えるのを話忘れてしまっていました…すみません」

ハヤヒデトレ「流石は食(消費)のプロね」

タイトレ「オグリさんが米屋を襲撃したんだろうか?」

キングトレ「世も末だな」

チケトレ「いやいや!いくら常におなかがすいているオグリさんでもそこまでは………しないと思います」

ルドトレ「今の間はなんだ」

たづな「まぁまぁ…これでごはんは大丈夫そうですね。よかったです」

トレーニングコースにそびえたつ米俵、その光景は異様だったが何もないトレーナー達にとっては希望のエベレストだった。

しかしまだ問題は残っている。

タイトレ「だがなぁ白米は嬉しいが、何かおかずがないと厳しいと思うぞ。今日一日は何とかなっても後日響く」

ルドトレ「ふむ……確かにトレセンの看板を背負っている我々が悲しそうに米を貪っている姿が目撃されてはマイナスなうわさが蔓延するかもしれない」

チケトレ「某パパラッチさんが聞きつけたらめんどくさそうですね…悪意なく大本営発表しますから」

タイトレ「ハヤヒデトレ、たわけさん。料理が得意なお二人ではなんとかならんでしょうか?」

ハヤヒデトレ「う~ん、知り合いの八百屋さんに頼めば野菜を優遇してもらえそうだけどあんまり迷惑はかけたくないしなぁ」

たわけ「白米のアレンジ料理なら多少心得はある、だが君たちがオール白米生活に耐えられる気がしない。あとたわけさん言うな」

再び振出しに戻ってしまい頭を抱えるトレーナー達。

将来有望な原石の数々を本物の宝石に変えた彼らでも、中々に妙案が思い浮かばない状況だった。

と、そこでチケトレがあることに気付く。

チケトレ(…あれ?ここにこんなに人居たっけ?)

先ほどまでトレーナー達とたづなだけが居たトレーニングコースだったが、見慣れない業者とおぼしき人たちが何やら作業をしている。

段ボールを運ぶ人、金網と黒い箱を設置する人、ガスバーナーをチェックする人、観察している間もどんどん人が増えていく。

その状況の変化に他のトレーナー達も気づき始めた。

ハヤヒデトレ「…なんか人増えてきてない?」

ルドトレ「今日はトレーニングコースの改修でもあるのか…いや、そんな情報はなかった」

学園の情報を知り尽くすルドトレが知らないと言ったとたん、視線はたづなに集まった。

学園の運営にかかわっている彼女なら知っているはず、という期待の視線。

だが無情にも、たづなも首をかしげていた。

一瞬で動揺が伝わる瞬間—

???「諸君、ちゅうも~~くっ!!」

聞き覚えのある声が沈黙を切り裂く。

声の主は小さな体躯に大きな志と責任を背負う我らがトレセン学園の理事長、秋川やよいが威風堂々立っていた。

彼女の代名詞の一つである扇子には、でかでかと『脱税!』の文字が刻まれている。

ルドトレ「えっ…」←ドン引き

ハヤヒデトレ「ち///」

チケトレ「…」バシッ!

ハヤヒデトレ「イイッ↑タイ↓メガァァァ↑」

チケトレ「ほう、ならばホントに目をどついてやろうか?」

ハヤヒデトレ「すいませんマジ勘弁してください」

たづな「り、理事長…その扇子の文字はいかがなものかと…」ヒキッ

やよい「…はっ!すまないっ、他理事長とのかくし芸大会用の扇子を出してしまった!」

キングトレ「かくし芸大会って爆弾投下大会だったのか…?」

タイトレ「」←びっくりすぎて絶句

ルドトレ「ごほん!それで、この人たちは何ですか理事長」

やよい「うむっ!建設業者にトレーナー寮の新築をお願いしていたのだがな、たづなから皆が晩御飯で困っていると聞いた。そこでっ!私のポケットマネーを使い、急遽バーベキューを開催することにしたのだっ!」

高らかな理事長の宣言を聞いた瞬間、ドン引きしていたトレーナー達の目に明かりがともった。

タイトレ「やったぁぁぁ!焼肉だぁぁぁぁ!」

ライアントレ「うぉぉぉ筋肉が輝くぜ!」

ハヤヒデトレ「理事長愛してますぅぅ!」

キングトレ「ありがとうございます、理事長」

チケトレ「相変わらず考えることやることぶっとんでますね…」

たづな「あらあら、私もいただいちゃっていいんですか?」

やよい「へ?たづなの分はないぞ?」

たづな「えっ」

その後、各トレーナー達は理事長のご相伴にあずかり楽しくバーベキューを楽しんだ。

途中、おなかをすかせた一部ウマ娘が寮を脱走し参戦しようと試みたが、何も食べられない鬼のたづなにより検挙されていったという。

一方、焼け落ちたトレーナー寮の前に人影があった。

 

 

 

全焼したトレーナ寮<やぁ

スズトレ「…」←買い出し帰り

スズカ「…」←数分前まで新しいシューズを買ってもらって絶好調だったウマ娘

スズトレ・スズカ『嘘でしょ…』




トレーナーメモ

タイトレ(ナリタタイシントレーナー)♂
・トレセンの熱すぎるナイスガイ
・10m走ならウマ娘と張り合えるかもしれない程の身体能力
・マックイーンとは野球マブダチ

チケトレ(ウイニングチケットトレーナー)♂
・数少ないツッコミ役&常識人、正義感の強さはすごい
・超がつくほどの巻き込まれ体質
・スポドリ作りのプロ

ハヤヒデトレ(ビワハヤヒデトレーナー)♀
・トレーナー試験満点合格の実績を持つ秀才
・ノリが良すぎて怒られることも
・最近八百屋のおじさんに常連認定された

たわけ(エアグルーブトレーナー)♂
・冷静沈着な八方美人
・特技は料理
・効率化のためにトレーナー室にルンバを導入しエアグルーヴがブチ切れた


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