AR2Eキャンペーン:リプレイ   作:基倉灯大

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~前回のあらすじ~

シオヤの里に巣食う妖魔たちをやっつけた!
バンパイアアコライトさんの最後の言葉は、「戦闘中に料理を始めるお前にやられるなんて」だった。




第1話:シオヤの里の奪還⑨【勝利、戦果接収と謎の気配】

GM:では皆さんはここを根城にしていた妖魔を倒したんでね、剥ぎ取りができます。

 誰から振っていただいても結構ですよ。

 因みに飛んでるヤツはインプでした

リンロン:「あっ、思い出したわ!こいつらインプよ!!」

アルダ:「なに!?スカジャンではなかったのか?」

リンロン:「スカジャンは思い出すまでの仮の名前だったのよ」

アルダ:「インプ、インプか……」

リンロン:「でも食べられないわよ」

アルダ:「しゅん……」

 

アルダ:それで、レベルが高いのはどいつなんだ?

GM:一番高いのはバンパイアアコライト、次がインプ。トロールが一番低いです

リンロン:じゃあフェイト素寒貧のユラちゃんにトロールの分を振ってもらいましょうか

ユラ:はーい。

 ほりゃっ!7出ました

GM:妖魔の牙(重量1、100G)が見つかりました

 

リッラ:あとはフェイト2点残ってる人同士だから、だれが振っても一緒か

リンロン:まあリンロンは運がいいからな(PC談)

リッラ:じゃあ次はわたしが行こう。

 インプメイジの方で、フェイト2点消費。

 うん、いい出目!19ですね

GM:高いんだけど、インプさんはそこまでいいアイテム落とさなくてねぇ。

 魔族の羽根(重量1、100G)×2

 

アルダ:ではインプソードマンの方を振ります。

 今まで使わなかったフェイトを、今使う時!!

 20です!!

GM:同じですね、魔族の羽根×2

 

リンロン:はぁ~……。

 PCはプレッシャーを感じていないが、PLは今非常にプレッシャーを感じている。

 あれだけ大口叩いてしょぼいの出たら本当にやだなー。

 よーし、がんばるぞ!

 残りのフェイト2点をすべて突っ込む!!

リッラ:がんばれー!!

リンロン:運命のダイスロール!

 ……しょっぱ、10

GM:GMの親心としてはあと1点どうにかならんかなぁという所ですが、もうどうにもならんかぁ~……。

 ドロップ品はダイヤモンド×3個

リッラ:ダイヤモンドは500Gで買えるアイテムだから、1500G相当か。

 売るときは半額だから実質750Gね。

 魔族の羽とかは、100Gで買い取ってもらえるでいいんでしたっけ?

GM:あれは換金用アイテムなので、そのままの値段で買い取ってもらえます

 

アルダ:「これが、冒険者として得た初めての報酬だな」

リンロン:「うーん、もうちょっといいものが取れる気がしたんだけど」

アルダ:「そんなことはあるまい」

リンロン:「いや絶対取れたのよ!」

リッラ:「もう、何言ってるんですか。

 わたしたちはかけがえのないものを手に入れたじゃないですか。

 そう、街道の平和ですよ!!」←すごくいいことを言った顔

アルダ:「さすが団長!!」

リンロン:「それは得るものというか、私たちが取ってこなきゃいけないものじゃない」

アルダ:「それが大切なんだ。仕事とは義務をこなすことだからな」

リンロン:「でも私たちももっと、相応に利益をむさぼっていかないと。

 ボランティアじゃないんだから。

 絶対もっといいのが取れたはずなのよ~!」

アルダ:「では、次に期待しよう!

 冒険は始まったばかりではないか」

リンロン:「……そうね!」

 

GM:ではそんな話をしているところで……。

 バンパイアアコライトをボスとする妖魔たちを倒した皆さんはですね、ふと気配を感じますね

アルダ:シナリオの気配

GM:シナリオの気配ですね。

 人影が立っているのが見えます

アルダ:「何奴ッ!」

リンロン:「誰?」

リッラ:「いったい何者?」

GM:全身を覆うローブにフードを被った姿で、女性に見えます。

 話しかけてきますが、質問には答えてくれないです

 

謎の女性:「妖魔たちを倒してくれた。感謝する。

 でもこの先は私たちが暮らす町。入ってこないで」

 とだけ言ってきます

リッラ:「ええと、あなたは?」質問してみます

GM:特に答えないです。

 女性の周りにはパタパタと2つくらい物が飛んでいます。

 飛んでる物に対してエネミー識別してみていいですよ?

リンロン:頼むここくらいクリティカルしてくれ……

 クリティカル!

GM:おお、クリティカルで分かります。

パタパタ飛んでる機械は識別値15でした。

 セキュリティシステムさんです

リンロン:セキュリティシステム?機械?

GM:はい、機械を引き連れた女の人が「この先には入ってくるな」と言ってます

 

リンロン:「どうして森の中に機械があるのよ」

GM:答えてはくれないです。

 因みにセキュリティシステムさんはLV10のモブですね

アルダ:ゴーレムの類か。今は戦えないヤツだな

GM:ビームを撃ったり、アラートを鳴らして他のセキュリティシステムを呼び出したり、色々やってきます

アルダ:それほどの力があるならば妖魔を倒せたのでは?

リンロン:答えてくれなさそー

GM:答えてくれません。伝えることを伝えた女性は、歩き去っていきました。

リンロン:なるほど。歩いて行ったということは、生身の生き物だと思います!

 どっちの方向に去っていったんですか?

GM:ざっくりいうと、皆さんが来た方とは反対の方角に去っていきました。

 ここから先は、シオヤの里を含む、かつて発展していたと言われる地域ですね

リンロン:私たちは西から来たわけだから、これ以上東に行くのはよくないってことね

 

アルダ:「これも神殿に報告しよう」

リンロン:「そうね」

リッラ:「とりあえず、神殿に戻りましょうか」

 

GM:そんな謎の出会いがありましたが、皆さんはまっすぐ神殿に帰ることができました。

リンロン:「いやーそれにしてもすごかったわね、シオヤの里。

 実質妖魔の里みたいになってたわねー」

リッラ:「あの、スカジャンでしたっけ?強かったです」

リンロン:「あれはフライングスカイジャンパー(仮称)よ?

 本当の名前はインプっていうの。

 特徴についてはまた思い出したら教えるわね」

リッラ:「はい、また勉強させてください」

リンロン:「間違いなく言えることは、あれも妖魔だから食べられないわ」

アルダ:「そうか……。今回は食べられない旅であったな」

リンロン:「倒したもの全てを食べるのが冒険者じゃないのよ?」

アルダ:「そうなのか?」

リッラ:「まあ、帰ったら打ち上げができますからそこでお腹いっぱい食べましょう!」

アルダ:「うむ、神殿の食事も楽しみだ!」

リッラ:「神殿のごはんはその、味の方はあまり期待しない方が……」

アルダ:「しかし、あの腕の立つ男が作っているのであろう?」

リッラ:「いえ、ソーンダイクさんは神殿の代表者なので、炊事まではしないですよ」

リンロン:「アルダ、あんたの料理人に対する判断材料ってどうなってるの?」

アルダ:「料理人は非常に地位の高いものであろう?」

リンロン:「まあ、一部は確かにそうだけど……」

アルダ:「ということは、地位の高いものはすべからく料理人であってもおかしくないはずだ」

リンロン:「うーん、そうはならないのよ。そうはならないの」

 

GM:そんな話をしながら、皆さんは神殿に帰ってきました。

 ソーンダイクさんが迎えてくれます

ソーンダイク:「皆さん、よくご無事で戻ってきていただきました。

 いかがでしたか?」

リンロン:「ま、当然よ」

アルダ:「死ぬかと思ったぞ!(満面の笑み)」

リッラ:「死にかけましたけど、無事に帰れました。

 アエマ様の御加護のおかげです!」

ソーンダイク:「大変だったようですね。

 しかし、見事に依頼を達成いただいたということで、感謝申し上げます。

 ありがとうございます」

アルダ:「こちらこそ、いい経験になった!これからも頼む」

リンロン:「じゃ、報告をさせてもらうわ」

 ということで、シオヤの里で何があったか、謎の女性に「入ってくるな」と警告されたことを報告します

 

ソーンダイク:「ふむ、そのような女性のことは存じ上げませんが……

 そうですね、かつてその地域では高度な機械技術を持った人たちがいたと聞きます」

リンロン:「じゃああの奥に、未だにその人たちが住んでいる可能性があるということなのかしら?」

ソーンダイク:「そうかもしれませんが、そのような技術があれば妖魔を追い出すことは容易いはず。

 その先の地域について、調べてみる必要があるかもしれませんね。

 何かあったら、また依頼させていただくかもしれません。

 まあ、今日のところは依頼を達成していただきましたので報酬をお受け取りください。

 アリエッタの方で準備しております」

リンロン:「妖魔のボスを倒したし、これでシオヤの里も復興できるのかしら」

ソーンダイク:「住み着いた妖魔を討伐して、まずは復興への第一歩、といったところですね。

 先ほどの女性の報告も含めて、ひとつずつ解決していかなければなりません」

リンロン:「なんだか気の長い話ねー」

ソーンダイク:「ご報告を聞く限り、その女性の歩いて行った先には大きな橋があって、その先に大きな町があったはずです。

 その橋の先についても調査が必要でしょうから、もしかしたら貴方達に依頼するかもしれませんね」

リッラ:(さっき『入ってこないで』って言われたばかりだから、行きづらいな……)

ソーンダイク:「まあ、今日のところは皆さん報酬を受け取ってください。お疲れ様でした」

リッラ:「はい!ソーンダイク様、ありがとうございました!

 アリエッタちゃーん、終わったよー!!」受付に駆けていきます

リンロン:「ここまでしてくれるのに、報酬は直接渡さないのね」

ソーンダイク:「何もかも私がしてしまうと、アリエッタの仕事を奪うことになるでしょう?」

アルダ:「なるほど、思慮深いな!」

リンロン:「神官長も大変ね、雇用を生み出すって」

ソーンダイク:「はっはっは、まあ皆さんとは長くお付き合いさせていただきたいものです。

 今回はありがとうございました」

 と言って、皆さんに退室を促します

リンロン:「分かったわ、じゃあまた」と言って踵を返します

アルダ:ガシャンガシャンと鎧を鳴らしながら出ていきます

 

GM:それでは皆さんは報酬の400Gを受け取って、他に特になければシナリオ終了となります。

お疲れ様でしたー!

PL一同:お疲れ様でしたー!!

 

 




【報酬の清算】

折れた長剣……10G
折れた杖……10G
妖魔の爪……50G
フォモールの毛髪×2……200G
道中の宝箱……300G
妖魔の牙……100G
魔族の羽根×4……400G
ダイヤモンド×3……750G
討伐報酬(後払い分)……400G

計2220G


※実際のセッション時には計算ミスしてて、2020G分を分配してました。
さらに前金の残り30Gの計上も忘れていて、都合230G分が虚空に消えています。
たぶん打ち上げで豪遊しすぎたんでしょう
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