ソード・ワールド2.5『ヴァイスシティ -悪徳の贄-』リプレイ 作:龍委員長
ウ-E【46:火葬場】 3日目2時
「?!」
ガバッと上体を起こす*1。
「(ここ、は?)」
どこかのテントの中? 布で覆われた壁と天井を見回していると、すぐそばで声がする。
「なんだ生きてるじゃないか。困るよお客さん。うちは死体しか買い取らないよ。生きてるのを売りたいなら“看守長”の所に連れていきな」
天幕の中に作られた簡易のカウンターに座る全身黒ずくめの人物が、冒険者と思われるドワーフに呆れたという表情を向けていた。
「おかしいの。拾った時は確かに息もしていなかったんじゃが。ここから奴隷商まで運ぶのも面倒じゃ、金は諦めよう」
と呟きながら天幕から出て行くドワーフ。
「いや、置いていかれても困るんだけど」
と愚痴を言いながら視線がテレンスへと向く。
「そこに寝てられると商売の邪魔なんだけど」
「ご、ごめんなさっと」
慌てて立ち上がろうとしてフラつく。
「あの、ここは?」
「火葬場と住民たちが呼ぶ、姥捨て山ならぬ姥捨て穴かな。外に出れば見えると思うけれど、死体を焼却してるんだ」
「あなたは?」
「ハァ、よそ者か。プロピド商会のプロピド。燃やすぐらいなら売っておくれ。それなりの額で買い取るよ」
「私も売られそうになっていた?」
「そういうこと。とにかく死体以外の取引はするつもりが無いんだ。出て行ってくれないか」
「っ。失礼しました」
睨まれて慌てて天幕から出る。
大きな穴からオレンジ色の炎が噴きあがり、そこに死体が投げ込まれている。
蘇生の影響なのか、身体が重い。人の流れを見るに、東に新市街地があるようだ。まずは身体を休めよう。
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全滅表
蘇生日 ――1日後
所持物 ――何も失っていない
蘇生状況――「46:火葬場」
気がついたら蘇生している。24時間経過するまで最大HP、最大MPが半分になる。
穢れ増加量:(5,6)+(1-3)+3=14
1点増加。黒目に金の輪郭が現れる。合計4点。
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地図
A B C D E F
42奴隷 新
エ □ 商 □ □ □ 市街地
56ミルタ 46火葬 A-5:
ウ □ バル神 □ □ 場 中央門
殿市場
36時計 55迷宮 A-4:
イ 塔屋敷 小路 西門 新 市 街 地
固定C 23自由
ア 封鎖街 市場 新 市 街 地
区
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【固定A:新市街地】 3日目3時
「とにかく今は、休みたい……」
問題は所持金と呼べる物が、魔物との戦いで得た戦利品のみということと、“看守長”への借金で換金しても丸々自分の物にはならないということ……。
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A-3.冒険者ギルド<黄金の盾>
「いらっしゃーい。あ、この前の」
「えぇと、」
何から報告したものか。2度の絶命で丸2日依頼を放置してしまっている。
「ご用件は? 依頼の受注ですか? それとも何かお買い物ですか?」
依頼の完了報告が選択肢に出てこないのは、失敗を既に把握しているということだろうか。
「あ、素材の買取を……」
「かしこまりましたー。
えーと、“看守長”から取立て要請があったので全額はお渡しできませんがー」
「えぇ、わかってる」
「ではこちらどうぞー」
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戦利品売却
合計:40G
返済:20G
所持金 :20G
借金残高:19,980G
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宿泊費用にもならない……。
「(まぁ、丸一日
とにかく日銭を稼がないとだけど……身体は本調子じゃないし……)
依頼を見せてもらって良いかしら」
「はーい。今受けてもらえそうなのはこの2つですねー」
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「ミッション26.犯罪者の追跡」
「ミッション25.荷物の運搬」
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「(荷物の運搬も犯罪者も、身体が本調子じゃない今受けるのは不安があるわね……。荷車を引いて体が回復するのを待つのは不安があるわね)
犯罪者の追跡を受けさせてもらうわ。
あと食事をちょうだい」
「はーい。ではテーブルでお待ちくださーい」
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「ミッション26.犯罪者の追跡」受注。
所持金:20→10
食後に松明着火
2時間経過により、犯罪者2度移動。移動後位置、イ-A。
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A-3.冒険者ギルド<黄金の盾>3日目5時
行動前に犯罪者移動なし。
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「(西門から抜けたいけれど、あそこは例の山猫がまだいる可能性があるわね。中央もんから出て行きましょう)」
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ウ-E.46:火葬場 4日目6時
自分が(なぜか)蘇生していた火葬場に戻ってきた。相変わらず、さまざまな種族がさまざまな神への祈りを口にしながら死体を炎に投げ込んでいく。この街での命の軽さは自分が身を以って経験しているわけだが、それにしてもこうも絶えず死者が運ばれてくるとは……。
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ランダムイベント
スカウト観察判定:目標値11
4+(2,1)=7
特に何もなく1時間経過。
犯罪者の移動なし。
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とはいえ、死体の取引をしに来たわけでもないので素通りする。
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次行動前の犯罪者東へ移動。イ-B。
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ウ-D.54:死者の蠢く公園 4日目8時
「ここは、公園?」
しかし、空気は澱み日があるというのに陰鬱な雰囲気をかもし出している。
「とっとと突っ切ってしまいましょう」
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次行動前の犯罪者南へ移動。ア-B。
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ウ-C.66:茨の館 4日目9時
白バラの生垣に囲まれた屋敷が見えてきた。
「ずいぶん立派な邸宅ね。この街でもこんなしっかりした建物を維持できるのね」
鉄格子の門扉から庭を覗いていると、
「当屋敷に御用でしょうか」
執事服に身を包んだ人間の男性が声をかけてきた。
「っ?! (いつ近付いてきた?!)」
「驚かせてしまい、申し訳ありません。私はこの屋敷の執事をしております、エドワード・ラトリッジと申します。
当屋敷は関係者以外立ち入りを固くご遠慮しております。もし無理にでも入るというのであれば」
「エドワードっ?! 貴方がエドワード・ラトリッジ?!」
「そう、ですが?」
「わ、私、テレンスの弟子です!」
懐から例の手紙を出し見せる。
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時間経過。犯罪者移動なし。
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師匠の友 4日目10時
テレンス(弟子)は、エドワードにテレンス(師)の死を告げた。
「私でお手伝いできる事があればと思って、この街まで来たのですが」
「……」
しばし瞑目していたエドワードはやがて目を上げ、口を開いた。
「彼が弟子を取ったという話は聞き及んでいる。しかし無礼を承知で言わせてもらうが、君がその弟子本人であると鵜呑みにすることは出来ないし、本人だったとしても信頼に足る腕前であるかどうか解らない。
そこでひとつ腕試しもかねた頼みごとを引き受けてはくれないか」
「具体的にはどのような?」
「所用でこの街をでる館の侍女の護衛を頼まれてはくれないだろうか」
「護衛ですか」
「あぁ、ビスクーネ河の南にあるとある街までなのだが」
「あ、」
「どうした?」
「渡河許可証って、同行者の分も必要ですよね?」
「ん? あぁ、従者も含めて持っている者のみが河を渡れるが、そうか街に入ったばかりで持っていないか」
「すいません。お受けしたいのは山々なのですが」
「いや、それならば予定を遅らせても構わない。引き受ける気があるのならば、な」
「わかりました。お時間をください。いま、無一文に近くてかなりお待たせする事になりそうですが……」
「……まぁ、いつまでも戻ってこなければ、奴の弟子を騙ったことが露見することを恐れ逃げたか、この街の過酷さに適応できずに野垂れ死んだかのどちらかだと思うだけだ」
「……はい。では、いったん失礼します」[スペード3(消)][ハート24]
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次行動前、犯罪者移動なし。イ-B。
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ウ-B.56:ミルタバル神殿市場 4日目11時
「戻っては来たものの……」
逃走した動物の捕獲も討伐もまだ確認されていないのだろう、神殿内はかなりざわついている。
「犯罪者とやらも迷宮小路の先に居るみたいだし、市場の隅で時間をつぶさせてもらおうかしら」
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HP・MPが元に戻るまで、もしくは犯罪者に動きがあるまで、移動せずに時間を経過させる。
9時間経過、犯罪者現在地:ウ-B
日が沈んだ時点で松明に火をつけるが、燃え尽きたので更に1本。
探索判定:目標値13
4+(1,6)=11 失敗
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「こちらに来ているらしいんだけど……」
とはいえ、こちらはまだ本調子ではない。このまま辺りを探してみよう。
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犯罪者、北へ移動。
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エ-B.42:奴隷商 4日目21時
ウルドの店のそばまで来たが、まとまって返済できる額がない以上近付かないほうが無難だろう。
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探索判定:目標値13
4+(1,4)=9 失敗
次行動前犯罪者移動なし。エ-B。
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エ-C.44:鍋底 4日目22時
「ここも街の一部、なの?」
当てもなく歩いていると、崖のふちに出た。何mあるのだろうかという高い崖。崖底には深い森と湖だろうか、水辺が見える。見回すと簡易の建物があり崖に沿うように細い階段が下まで続いている。
「何が有るかわからないし、スルーよね。少なくとも体調が戻るまでは」
新しい松明に火をつけて再移動しよう。
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次行動前犯罪者移動西へ。エ-A。
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エ-D.21:奇怪な家 4日目24時
「住んでいるのは魔動機師かしら」
たどり着いた家は、鉄柵に囲われ、建物自体も門外漢には意味不明な魔動機が取り付けられ、庭を5機もの魔動機が徘徊している。
「もう松明も尽きるし、泊めてもらえないかしら」
門に取り付けられた呼び鈴に手を伸ばす。
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21-1:呼び鈴を鳴らす 4日目24時
「誰?」
男の声が呼び鈴から聞こえてくる。伝声管のような機能のある魔動機のようだ。
「あ、私、冒険者のテレンスといいます」
「さよなら」
「え、あの、もし?」
それきり何を呼びかけても返事はない。無断で入れば魔動機の的だろうし……。
「うぅ、もう松明が無いのに……」
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次回行動前犯罪者移動、東へ。エ-B。
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エ-E.22:倒れた巨兵 4日目2時
「(暗くてハッキリと見えないけれど、何か大きな建物がある?)」
暗がりに浮かぶ巨大な影を見上げながら先を急ぐ。
「おや、見目麗しい美女発見」
声がした方へ振り向くとランプを片手にこちらに微笑んでいる。種族は恐らく人間かエルフ。暗がりなのでナイトメアかもしれない。
「お姉さん。よかったら向こうで僕と……」
言いながら服の胸元を軽くはだけさせて見せる。
「(こんな所で、男娼が客引き? お店に所属してないのかしら。
……顔は嫌いじゃないけれど……)
ごめんなさい。今、持ち合わせがなくて」
「ありゃ、それは残念」
驚くほどあっさりと男娼は踵を返し姿を消した。
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22-1:マルカの依頼 4日目2時
「そこのあなた」
また声をかけられる。今度は女性の声だ。が、声をしたほうを振り向いてもボンヤリと人影が確認できるだけで何者なのか判然としない。
「失礼。明かりをお持ちでないので、私と同様に夜目が利く種族の方かと思ってしまいました」
ゆっくりと声と足音が近付いてくる。
「ごめんなさい。松明を使い切ってしまって……」
「そうでしたか。あぁ、こちらから近付きますのでそのまま」
声が至近距離に近付いてようやく判明した声の主はルーンフォークだった。
「はじめまして。私は仕事仲介業者【31:聖銀同盟】(オ-D)に所属するルーンフォークのマルカ・リースと申します」
「冒険者ギルド<黄金の盾>に身を寄せている、テレンスです」
「あぁ、冒険者の方でしたか。もし、お手すきでしたら私の仕事を手伝っていただけませんか?」
「仕事って?」
「このコロッサスの探索です」
「ころっさす?」
「これですよ」
マルカは傍らの壁に手を置いた。
先ほどから暗がりに見える巨大な構造物は魔動機文明時代の巨大兵器でコロッサスと呼ばれているそうだ。
「このコロッサスは既に稼動を終えているようなのですが、中に入れるようになっていて、黒剣騎士団の依頼を受けて、複数の冒険者にお願いして探索しているのですが、どうしても頭部への道が見つからなくて……。
探索を手伝ってはもらえないでしょうか?」
「受けてあげたいのはやまやまなのだけれど、ちょっと今は本調子ではなくて……後日でも良いですか?」
「! はい! もちろんです。ありがとうございます!」
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「ミッション06.コロッサスの探索」受注。
地図
A B C D E F
31聖銀 新 A-6:
オ □ □ 同盟 □ 市街地 モルガナン
シン城
42奴隷 44 21奇怪 22倒れ 新
エ □ 商 鍋底 な家 た巨兵 市街地
56ミルタ 66茨の 54死者 46 A-5:
ウ □ バル神 館 の蠢く 火葬場 中央門
殿市場 公園
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「現状わかっている情報ですが、元々は移動図書館だったらしく探索開始直後は多くの書物が発見されました。最近だと冒険者の方がメダルを見つけてきたりもしましたが、依然頭部への道は見つかっていないのが現状です。
どうか、よろしくお願いします」
「えぇ。また後日だけれど」
「えぇ、もちろん期限を区切るつもりはありませんので、どうか、どうか!」
引き受けてもらえたのがよほど嬉しかったのか、(こちらからは)姿が見えなくなっても礼を述べる声が聞こえ続けていた。
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次回行動前、犯罪者移動(時間経過含め2度移動)。北西へ。オ-C
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ウ-E.46:火葬場 4日目3時
「おなかすいた……」
「な、なぁあんた」
早く新市街地に戻ろうと急ぐ足を呼び止める声に苛立ちながら振り向くと、いかにも浮浪者という風体の男が何かが入ったボロ袋を差し出してきていた。
「か、金がないんだ。頼む。何もいわずにこいつを100Gで買っちゃくれないか」
「……(ブチッ)……*4。
そんな金あったら、とっくにぬくぬく寝床についてるわよ!」
「ひ、ひぃっ!」
思わず怒鳴りつけてしまうと男はスタコラと逃げてしまった。
「ふぅ」
ため息1つついて移動を再開する。
相変わらず火を噴き上げる大穴には哀しみの祈りとともに死体が放り込まれている。
「(お肉……)はっ?!」
一瞬自分の脳内によぎった、自分の出自を否応なく思い知らされる、そして嫌悪すべき発想に吐き気にも似た絶望を感じながらその場から急いで立ち去った。
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次回行動前、犯罪者移動。西へ。オ-D
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固定A:新市街地 4日目4時
A-3:<黄金の盾>
「いらっしゃいませー。あ、テレンスさん」
「ご、ごはん。こ、これで」
「はーい。テーブルで待っててくださいねぇ」
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「ふぅ。お腹はこなれてきたけれど、徹夜は避けられない、か」
それでも生活費を稼がないことには目的も何もあったものではない。テレンスは重い腰を上げてギルドを後にした。
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次回行動前、犯罪者移動(時間経過含め3回)。北西へ。キ-C
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イ-B.55:迷宮小路 5日目7時(不眠ペナルティ中)
「(まだ居るかしら)」
あくびをかみ殺しながら、山猫を探す。
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危険感知判定:目標値13
4+(6,3)-1=12 いちたりない!
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「フシャーッ」
「しまっ」
建物の影に隠れていた肉食獣に気付かず先手を取られてしまった!
「くっ このっ、っ! ぐっ」
ただでさえ本調子でない状況で、野生と差し支えない動物の攻撃を裁ききれるはずもなく、あっさりとその喉笛を噛み切られてしまう*5。
「カハッ」
まるで数日前の体験を再現するかのように組み敷かれ喉に喰いこむ牙の感触に痛みすら感じなくなったころ、既に視界が失われていることに気がついた。否、気付く意識すらすでに失われていた。
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気絶によるパーティー全滅により死亡。
現在穢れ4点につき、蘇生すると確定レブナント化するためここでロスト。ゲームオーバー。
ただし、長続きするとは言ってない。
というわけでゲームオーバーです。敵が強いのか、プレイヤーのダイス運が悪いのか、はたまたその両方なのか。
とにかくゲームオーバーと相成りました。先読みを極力せず、RP的に選択肢を選んでいくというスタイルゆえ、見えている罠に飛び込んでいる所も無くは無いですが、ご感想くれる方々の反応を拝見するに、もともと初期作成冒険者には厳しい難易度という話ですし、こんな物なのでしょうか。
実は既に次の冒険者がヴァイスシティに入って数日経過しているのですが、更新を放置してしまっている作品もあり、いろいろ悩み中ですが、もし次がありましたらよろしくお願いいたします。