ソード・ワールド2.5『ヴァイスシティ -悪徳の贄-』リプレイ   作:龍委員長

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お待たせしました。
2日目スタートです。

間が開きすぎてプレイ当時何考えていたか怪しいところもありますが、よろしくお願いいたします。


2日目~

エ-B.63:魔女の占いの店 2日目16時

 

「う、うぅ」

 硬い寝床の感触に身じろぎをする。

「目が覚めた?」

「? あれ? ここ……?

 私は大きな壁の前で物乞いに相手をしていて……」

「壁? 新市街地の事?」

「えぇ、市街地を出てすぐの……?」

 そこまで口にして自分に話しかけてくる若草色のタビットに気がついた。

「あぁ、だとしたら西門前の大運河橋かしら。酷い損傷だと思ったら、グリフォンに襲われたのね」

「ぐり、ふぉん? こんな街中に?」

「えぇ、いつから住み着いてるのか知らないけれど、あの辺りを縄張りにしているらしいから、橋に上るなら用心しなさいな」

「えぇと、あなたは?」

「レイチェン。ここで薬草の採集販売や占いをしているタビットよ」

「損傷がどうのって……」

「あなたは売り物として私に担ぎこまれたの」

「売り物……」

「たぶん奴隷をイメージしてるんでしょうけれど、まぁその認識で良いわ。私が拾ったのはあなたという死体だけれど」

「!」

「さて、蘇生に必要なもろもろ費用占めて1万5千。よろしくね」

「え?!」

 それだけつげるとレイチェンは部屋を出て行ってしまった。そこで気がついたが自分が寝ていたのは、部屋というより建物の玄関らしく、レイチェンがくぐった扉は小さな窓から太陽の光を取り込んでいた。

 

「マスター? お戻りになられたのですか?」

 呆然としていると、扉――玄関とは逆側から声がした。

 

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全滅表

 蘇生日:1日後

 所持物:所持金すべてと、武器、防具、装飾品以外のアイテムすべてを失っている。

 蘇生状況:「63:魔女の占いの店」

     奴隷として蘇生される。“夜明けの魔女”レイチェンに対して15,000Gの借金を負う。

 

 穢れ増加量:(4)+(1-3)+1=5  1点増加(合計2点)

 

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63-1:メイドのコーティ

 

 振り返ると青い髪のルーンフォークが奥の扉から顔を覗かせていた。

「どちらさまですか?」

 玄関にたつ見知らぬ人物に、強い警戒心を見せるルーンフォーク。

「あ、えと、私は冒険者で……えぇと大 運河 橋? に居たはずなのだけれど……」

 まだ状況が理解できないためしどろもどろになるセリーナ。その様子にルーンフォークは逆に合点がいったという様子でため息をついた。

「つまり、あなたもマスターが拾ってきた死体ですか」

「え、えと?」

「ここに若草色の毛並みを持つタビットが居ませんでしたか?」

「あ、それなら……」

 と玄関の扉を指差した。

「はぁ、せめて一声かけてほしいところです。

 その方はこの【63:魔女の占いの店】の主人にして私のマスター。“夜明けの魔女”レイチェン様です」

 まぁ、ご本人は魔女と呼ばれるのを嫌いますが。と小さく付け足してから話を続けるルーンフォーク。

「あの方は、出先で新鮮な死体を見つけると、小間使いとしてだったり、費用の徴収で利益を得たりといった目的で持ち帰っては蘇生を行うんです*1。あなたにも何か言い残しませんでしたか?」

「蘇生費用が1万、5千……」

「ふむ。いつも通りの額ですね。ではがんばって返済に努めてください」

「そんな!」

「蘇生の儀式を受け入れた以上、あなたに拒否権はありません。

 ……少しでも額を減らしたいのなら、私の依頼を受けてくれませんか?」

「依頼?」

「いでたちを見るに冒険者のようですし、おそらく【56:ミルタバル神殿市場】へ向かったと思われるレイチェン様を連れ戻していただきたいのです。そろそろ前回採集した薬草の加工準備が整うというのに、ふらふらとして困ったものです」

「なるほど?」

「報酬は1,500。蘇生費用の返済分を差し引いて750という事でどうでしょう。ちゃんと返済があったとして経理処理はしておきますのでご安心を」

「……」

「そこに置いてある背負い袋。見覚えがないのであなたのでしょう? 受注を渋れるほど余裕があるようには見えませんけど?」

 言われるままにそばに落ちていた背負い袋の中身を確認すると、空っぽだった。財布も、薬も、着替えも……。身に着けていたもの以外全て盗られている。

「どうします? 無理にとは言いませんが」

「う、受けさせてください」

「ありがとうございます」

 コーティと名乗ったルーンフォークは、そこで初めて笑顔を見せて慇懃に礼をした。

 

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「ミッション08.レイチェンを呼んできて」受注

 

 

地形

 

   A   B   C   D   E   F

 

  □□□ 63魔女 □□□ □□□ □□□ 

エ □□□ の占い □□□ □□□ □□□ 固定A:新市街地

  □□□ の店  □□□ □□□ □□□

 

  □□□ 36時計 □□□ □□□ □□□ A-5:

ウ □□□ 塔   □□□ □□□ □□□ 中央門

  □□□  屋敷 □□□ □□□ □□□

 

  34:  53大  A-4:

イ 酒場  運\河 西門  固定A:新市街地

  亡者亭  橋\

 

==========

 

ウ-B.36:時計塔屋敷 2日目18時

 

「うぅ……<冒険者セット>まで持っていかなくても良いじゃない……」

 松明を失い暗がりをわずかな明かりを頼りに進む。その先に小さな明かりを見つける。

「? あれは……」

 近づくと木造の2階建ての建物が見えてきた。中央に時計塔が見える。ここが通り魔が出るという話だった場所か。と思うと同時に、自分がヘマをして他の冒険者が解決したのだろうと申し訳なく思う。

 近づくと、もう日が沈んでいるというのに庭の掃除をしている*2、女性が居た。長いポニーテールが特徴的だ。

「あの人がティエラさんかしら」

「? あらお客さん?」

 呟きが聞こえてしまったらしく、女性が門に近寄ってきた。

「あ、えと、<黄金の盾>の冒険者でセリーナです」

「あら、新人冒険者さん? 私はここの管理人をしているティエラ。“元雷帝”なんて呼ばれている元冒険者よ。ご同輩」

 最後の一言に不穏な響きを乗せつつ、彼女が前髪をすっとかき上げると小さな角が見えた。

「あ」

 思わずつられて、ターバンを解いて角を見せてしまう。そんな挨拶ナイトメア間の慣習には無いのだけれど。“雷帝”なんて2つ名が贈られるような冒険者、実力者に違いないから、倣っておいた方が良いだろう。

 

----------

 

36-1:管理人のティエラ

 

「何か御用?」

「あ、日も沈んできたので寝床を探してたんですけど」

「あー。ごめんなさい。ウチはアパートメントだから月契約のお家賃をいただかないと……部屋は空いているんだけど」

「……無一文です」

「ごめんなさい」

「いえ」

「いちおう1部屋、月々300Gで契約できるので生活に余裕ができてギルドや宿屋じゃなく部屋を持ちたくなったら、お願いね」

「ありがとうございます」

「あ、そうだわ。今急ぎの依頼とか受けているかしら?」

「いえ、そういうのは」

「だったら頼まれごとを受けてもらえないかしら」

「頼まれごと?」

「えぇ。まぁ住人の要望を叶えたいのだけれど、管理人はなかなかここ離れづらいものだから、代わりにお遣いをお願いしたいの」

「……私でできるようなことなら」

「ありがとう!

 えぇと……ギルさんのお酒は買い付けの元手が居るから……」

 とエプロンのポケットから取り出したメモを見ながらぶつぶつ呟くティエラ。

「あ、これにしましょう。ちょっと待っていて」

 今度は小走りに建物の中に入ったかと思うとすぐに戻ってきた。

「ウチの住人のマーシアさんていうちょっとお話の長いエルフが、【63:魔女の占いの店】にいるコーティさんてヒトにこの手紙を届けてほしいそうなの」

「(あそこにはあまり近寄りたくないけれど……)

 わかりました」

「よろしくね」

 

~~~~~~~~~~

 

「クエスト2)マーシアのお使い」受注

 [スペード8]チェック

 

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イ-B.53:大運河橋 2日目20時

 

「(とはいえ、今は寝床の確保が優先よね)」

 頭上にグリフォンが現れないことを祈りつつ、西門へと急ぐ。

 暗がりの中、上も気にしつつで何度か物にぶつかりながら新市街地へと入る門にたどり着いた。

 

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固定A:新市街地 2日目21時

 A-3:冒険者ギルド<黄金の盾>

 

「いらっしゃいませー。あ、セリーナさん。おかえりなさいー」

「あ、えと、ただいま。あの、申し訳ないのだけれど……その」

 何をどう説明したものか困っていると、

「あぁ、魔女の占いの店から連絡が来てますよー。

 冒険者活動に必要なものが欲しいんですよねー」

「えぇ。完全に無一文だから、借金として物品の購入は可能かしら」

「できますよー。ただ、無尽蔵にと言うわけにも行きませんからー、売り物の種類や数は制限させてもらいますー*3

「まぁ、仕方ないわよね」

 

----------

 

<冒険者セット>、<スカウト用ツール>、<着替えセット>、<保存食>×7、<救命草> 購入

 

 計290G借金(借金合計:15,290G)[スペード4]チェック290G

 

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「それと、私が受けていた依頼はパーになっているわよね」

「残念ながらー」

「新しく受けることは可能?」

「大丈夫ですよー。今ご紹介できるのはー、行方不明者の捜索とー、荷物の運搬ですねー。

 今捜索願が出ているのはー、パウエルさんていう人間の薬草師さんですねー。

 荷物の運搬はー、【13:始祖神の大神殿跡】ー、【15:茶会通り】とー、【12:船乗りの家】の三ヶ所にー、荷物を運んでくださいー。荷車はお貸しできますがー、壊したら弁償ですよー」

「これ以上、借金のリスクは背負いたくないわ。捜索の方を受けるわ」

「了解ですー。パウエルさんは【46:火葬場】によく行っていたようなのでそちらで調査をお願いしますー」

「薬草師がなんでそんなところに……」

 

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「ミッション23.行方不明者の捜索」受注。

 

 

地形

 

   A   B   C   D   E   F

 

  □□□ 36時計 □□□ □□□ □□□ A-5:

ウ □□□ 塔   □□□ □□□ □□□ 中央門

  □□□  屋敷 □□□ □□□ □□□

 

  34:  53大  A-4:

イ 酒場  運\河 西門  固定A:新市街地

  亡者亭  橋\

 

  固定C 46

ア 閉鎖  火葬場 固定A:新市街地

   街区

 

 

----------

 

「あー、それと食事と宿泊もツケでお願いしたいのだけれど」

「大丈夫ですけど、できるだけ早く返済をお願いしますねー」

 

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借金40G増加。

 

3日目6時まで睡眠

 

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イーB.53:大運河橋 3日目7時

 

「火葬場も運河の向こうなのよね……迂回するしかないわよね」

 

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ウ-B.36:時計塔屋敷 3日目8時

 

「頼まれごともまだ終わっていないし、先を急ぎましょう」

 

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エーB.63:魔女の占いの店 3日目9時

 63-1:メイドのコーティ

 

 

 改めて見ると看板には「お休み中」と書かれた木札がかかっている。少なくともまだ魔女は戻っていないようだ。

「まだ見つかってないけど、お届けものだけでも」

 ドアをノックするとすぐにコーティが出てきた。

「マスターが見つかったのですか?」

「ごめんなさい。それはまだ……。手紙を預かってきたの」

「それはありがとうございます。失礼して……、なるほど少々お待ちください」

 手紙の中身を確認したコーティはいったん中へと戻ったがすぐに戻ってきた。

「これがご注文の品です」

 と小包を渡してきた。

「これを差出人に渡せばいいのね」

「はい。お願いします」

 

----------

 

[ハート13]チェック

[ハート8]削除

 

==========

 

ウーB.36:時計塔屋敷 3日11時

 36-1:管理人のティエラ

 

「ティエラさん。昨日の手紙届けたら、この小包を渡すように言われたんですけど」

「あら、ありがとうございます。ちょっと待っててくださいね」

 小包を抱えて小走りで中に入っていったティエラは、しばらくすると戻ってきた。

「それじゃぁ、これお礼の品です。どうぞ受け取ってください」

「ありがとうございます」

「それじゃぁ、気をつけて」

「(現物支給だったかぁ……)」

 

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「クエスト2)マーシアのお使い」完了

 <アンチドーテリング>、★×1 獲得!

 [ハート13]削除

 

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ウ-A.35:古戦場 3日目13時

 

「(運河は迂回してっと)

 ……なんか金属の球? がたくさん浮いてるのが見えるけど何かしらあれ」

 キョロキョロと周囲を見るも、目に付くのは謎の金属球ばかり*4

 

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35-1:2人の地図屋 3日目14時

 

「ちょっと、ちょっとそこのあなた!」

 声をかけられて振り向くとそこには大きめの帽子をかぶった人間の女性が立っていた。

「それ以上近づいたら魔動機雷の餌食になるよ!」

「まどうきらい?」

「あのふよふよ浮いてる丸いやつだよ。ここは魔神との戦いが特に激しかった地区でねその時散布された魔動機がまだたくさん漂ってるんだよ。

 気付かずに触ると……ボンッ」

 軽く曲げた指を開いて見せる女性。爆発の表現なのだろう。

「この先に目的地が(2つも)あるんだけど……」

「そんなあなたにはコレ!」

 女性はそう言いながら紙を取り出した。

「あたしはリライラ。この辺じゃ“案内人”て呼ばれててね。『今日の』機雷の位置を書いた地図を通行人に売ってあげてるのさ。

 詳細な地図なら500ガメル。簡易でよければ250ガメル。どっちにしても『ほぼ安全に』通りたいなら絶対に買うべきだよ」

「……」(←無一文。借金:15,330)

 

「悪いけど、持ち合わせが無いの。地図を買わずに通ることは?」

「できるよ。私たちはあくまでも安全に通る方法を提供してるだけで、実際どうするかは本人次第」

「そ、じゃぁ。自力で何とかしてみるわ」

「警告はしたからねー」

 

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35-2:機雷原

 

「さて、と……向こう側に出れる道は……」

 

~~~~~~~~~~

 

探索判定

 4+(3,4)=11

危険感知判定 目標値:13

 4+(4,5)=13 成功 機雷を回避できた。

 

探索判定

 4+(5,3)=12 累計23

危険感知判定

 4+(1,1)=自動失敗!

 

~~~~~~~~~~

 

「結構入り組んでるわね……」

 廃墟と化した街の瓦礫を避けて方角を確認しつつ目的の方向を探りながら歩いていると、

 

トン

 

 と何かが背中にぶつかった。

「え?」

 振り向くとそこには例の球体が

「しまっ」

 

ボン

 

「ケホッ……? 何、これ?」

 機雷は破裂したものの予想していたような爆発は無く、何かの粉末が辺りにまき散らかされそれを少し吸ってしまったが、何か体調に変化を感じたりはしない。

「?」

 不発弾だったんだろうか? 首をかしげながら先を進むことにした。

 

~~~~~~~~~~

 

機雷の効果決定表

 弱点付与機雷。風属性のダメージを受けると、そのダメージが2倍になる。1回効果が適用されると失われるが、それまでは永続する。

 

探索判定(3回目)

 4+(2,1)=7 累計30

危険感知判定 目標値:13

 4+(4,1)=9 失敗

 

~~~~~~~~~~

 

「さっきの何だったのかしら」

 不可解な出来事に気をとられていたのだろう。瓦礫の先の曲り角を曲がったところに機雷があるとは。

 

コツン ポン

 

「ゲホッ、またこれ? なんなのよ、もう」

 

~~~~~~~~~~

 

機雷の効果決定表

 弱点付与機雷。今度は水・氷属性。

 

探索判定(4回目)

 4+(2,5)=11 累計41

危険感知判定

 4+(1,2)=7 失敗……

 

~~~~~~~~~~

 

「ケホッ、だいぶ進んだと思うんだけれど。あとどれくらいかしら」

 ゴールが見えてきた事で気が緩んだのだろうか。まだまだ駆け出し冒険者と言わざるを得ない。

 

ドカン

 

「くっ! っつ~。何? 爆発の割りに痛かったような……」

 

~~~~~~~~~~

 

機雷の効果決定表

 爆裂機雷。風属性を持つ5点の魔法ダメージを受ける。(弱点付与効果で2倍されて10点。残りHP11)

 

探索判定(5回目)

 4+(4,6)=14 累計55 機雷原を突破した!

 

~~~~~~~~~~

 

「おや、向こう側から越えて来たって事はリライラから地図を買ったのか?」

 進んでいると煙管をくわえた赤茶色のタビットが話しかけてきた。

「つつっ……? 越えて来たって、この辺りはもう機雷が無いの?」

「なんだ、地図無しで超えてきたのか度胸があるというかなんと言うか。俺は“機雷地図屋”チャーリー。こっち側から向こうに行きたい時は俺に声をかけてくれれば地図を売ってやれるからよろしくな」

「……お金があれば、ね」

「あぁ……」

 何かを察したと言うように哀れみの目を向けられ、とっととこの場を去りたかったけれど傷の手当をしてからにする事にした。

 

~~~~~~~~~~

 

<救命草>使用。8点回復。現在HP19。

ついでなので、<保存食>で食事もしておく。

 

 

地形

 

   A   B   C   D   E   F

 

  35   36時計 □□□ □□□ □□□ A-5:

ウ 古\  塔   □□□ □□□ □□□ 中央門

  戦場\  屋敷 □□□ □□□ □□□

 

  34:  53大  A-4:

イ 酒場  運\河 西門  固定A:新市街地

  亡者亭  橋\

 

  固定C 46

ア 閉鎖  火葬場 固定A:新市街地

   街区

 

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イ-A.34:酒場<死にたがりの亡者亭> 3日目16時

 

「ここ、よね……」

 看板に交易共通語で「酒場<死にたがりの亡者亭>」と書いているものの一緒に書かれている髑髏が悪趣味で食事処なのか少し不安になりながら扉を開いた。

 

ガシャーン

 

 途端に何かが割れる音とともに大音量の喧騒が聞こえてくる。どうも、客同士が喧嘩をしているらしく、既に乱闘1歩手前だ。

 片や蛮族、片や人族。場所柄蛮族の客自体は珍しくないらしく、周囲で囃し立てている客の中にも蛮族は見て取れた。

 

『おい、お前! 手を貸せ!』

 ドアベルに気が付いたのか乱闘している両方から声を変えられた。

「え え?」

 訳もわからないまま、人族のほうと肩を並べる。

 

----------

 

 フーグルと戦闘*5

 味方NPC 匪賊の雑兵。

 

 

 「機動飛行」で回避や命中を強化するフーグルに手間取るも、2対1の状況で苦戦する事も無く勝利。

 一番の打点を出したのは、彼我ともに固定値で命中することをいい事に打撃点で「剣の加護/運命変転」を使った雑兵の8点だったことはナイショ。

 

残りHP15

 

戦利品

 土色の鱗(30G)

 

----------

 

「シッ」

 フーグルの爪による攻撃を受けながらも短剣で反撃を翻し突き付ける!

「グゲッ カハッ」

 喉元に突き刺さった刃を勢いよく引き抜くと、フーグルはそのまま倒れて動かなくなった。

 数瞬の静寂。そして、

 

うおおぉぉぉーーーっ

 

 湧き上がる喧騒。どうやらどちらが勝つか賭けが始まっていたらしく、よくやったと囃し立てる者があれば、負けたフーグルに文字通りの死体蹴りをあびせて店から出て行く者、当事者の気持ちなどお構いなしに盛り上がっている。

「いやー、助かったぜ。悪いな巻き込んじまって。これは礼だ。受け取ってくれ」

 彼女が味方をした人間が近寄ってきて差し出したものを受け取ると

「マスター! 彼女に酒を! 俺にツケといてくれ」

 それだけ言うと店を出て行ってしまった。

 

----------

 

<剣のかけら>×3 獲得

 

----------

 

「てめぇ! 後片付けぐらい自分でしていけ!」

 彼を追いかけるように出てきた人間の男性がギロッとセリーナを睨み付けると

「おい、お前が作ったゴミだ。表に出すの手伝え」

 と動かなくなったフーグルの足を引っつかんだ。

「は、はい」

 荒々しい酔客相手にしているだけあって、思わず従ってしまう迫力があり、セリーナはフーグルの腕をつかんで、店の表通りに運ぶのを手伝った。

 

「ほれ、さっきのバカの奢りだからな遠慮なく呑みな」

「ありがとうございます」

 フーグルの遺体を運び出した後、カウンター席をすすめられ目の前にジョッキが置かれていた。

 ちびちびと酒を飲みつつ店内を眺めていると、人族蛮族入り混じった客層なのが解る(さすがに種族ごとにテーブルが分かれている印象だが)。そのテーブルの隙間を忙しなく移動する女給がいる。

「あの、マスター」

「ん? 酒の追加か?」

「あ、いえ、あちらの女性ってトリシアさんですか?」

「あ? トリシアに用事だったのか。悪いな彼女はアンジェラってんだ。トリシアはここ1カ月くらい姿を見せてねぇんだ。どこで何やってんだか」

「居場所に心当たりは……」

「解ってたら首根っこつかまえて引きずってきてるよ。こンの忙しい状況で居なくなりやがって。誰か何か知ってる奴も居るかも知れねぇがな」

 マスターはため息とともに調理に戻っていった。

 改めて店内を眺めてみる。いかにも荒くれ者といった風貌の客たち。普通に質問しても答えてくれそうにない。

「(お酒でもおごれば何か出てくるかもだけれど……)」←無一文

 

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34-3:トトニーの苦悩 3日目17時

 

 聞き込みはまたの機会にする事にして、酒を飲んでいるとカウンター越しにマスターのため息が聞こえてきた。そういえばさっきの騒ぎの時から荒くれ者相手にしながらも時折浮かない顔をしていたような気がする。

「どうかしたんですか?」

「? あぁすまねぇ。実はな」

 とカウンターの端に置いていた紙切れを見せてくる。そこには交易共通語を含むいくつかの言語で「女給募集」と書かれていた。

「アンジェラの寿退職が決まっててな。トリシアも居ねぇし新しい女給を探してるんだが全然見つからねぇ。誰か仕事を探している奴が居たら紹介してくれねぇか。紹介料は出させてもらう」

「まぁ、そういうことなら。

 (これも聞き込みができないと何も始まらない気がするわね。……貧乏人は辛いわぁ)」

 その後、しばらくチビチビと酒を飲んで店を後にした。

 

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「ミッション11.女給募集」受注!

 

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イ-B.53:大運河橋 3日目19時

 

「暗い……松明に火を点けておけばよかった……?」

 暗がりの中動く影に気がついた。闇夜に乗じた強盗かと思ったが様子がおかしい。

 

「はぁ、はぁ、」

 近づくと大きな荷物を担いだ老婆がヨタヨタと歩いていた。

「……

 ………

 …………はぁ」

 ため息をつくと出来るだけ気さくに声をかけた。

「おばあさん、重そうだね。手伝おうか?」

「え、あぁ、ありがとうございます」

「どこまで?」

「この先に家がありますので」

「OK」

 

 おばあさんと荷物を家まで送り届けた。

 

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名誉点1点獲得!

 

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ア-B.46:火葬場 3日目21時

 

 大きな建物が立ち並ぶ中にぽっかりと開けた空間。その中央に大きな穴があいており穴の中からはオレンジ色の火が吹き上がっている。穴の周囲では陰鬱な雰囲気の人々がブツブツと呟きながら穴に大きな荷物を放り込んでいる。

「あ、あの!」

 あの人たちは何をしているのだろうと眺めていると突然声をかけられた。そこには雪のように白い肌のエルフの少女がすがり付いてきた。

「?」

「あ、あの、追われてるの。匿って!」

 それだけ言うとエルフは近くの木箱の陰に身を潜めた。

「??」

 何事かと思っていると、ガチャガチャと金属音が聞こえてきた。音の方に視線を向けると。黒で統一された鎧を身にまとった騎士*6が数名小走りに向かってきていた。

「この辺りにエルフの少女がやってこなかったか?」

 随分と慌てた様子で尋ねてきた。

「え、えぇと、あっちの方に……」

 と自分が来たほうを指差した。

「そうか、助かる!」

 と挨拶もそこそこに走り出してしまった。

「何だったんだろう……」

 

 騎士たちが見えなくなって少ししてから、身を隠していたエルフが姿を見せた。

「ありがとう。助かったわ。

 私は、ユ……ユーニよ。急いでるから今日はこれで。お礼はいつか、また!」

 それだけ告げると走りだしてしまった。

 

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★×2獲得!

[クローバー14]チェック

 

----------

 

「なんだったのかしら……」

 呆気にとらわれながらも、当初の目的のために動き出す。

「ヒトは結構居るけれど……」

 誰も彼も暗い顔をしていて話を聞ける雰囲気ではない。まぁ、いくらか握らせれば話は違うのだけれど……

「……はぁ」

 地獄の沙汰も金次第。とにかくお金を稼がない事には何も出来ない。

 

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イ-B.53:大運河橋 3日目22時

 

「そこのお嬢さん」

 妙に甘ったるい声で話しかけられ振り向くと、大きく胸をはだけた男性が立っていた。

「お金ない」

「……」

 物乞いか客引きか知らないが、無一文に声をかけるとは見る目がない。そのまま無視して先を急ぐ。

 

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イ-A.34:酒場<死にたがりの亡者亭> 3日目23時

 

「食事するお金もないし中を覗くのは迷惑よね」

 

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ウ-A.35:古戦場 3日目0時

 

 

 さすがにこの時間では地図屋の姿は見えず、人族・蛮族両方の言語で『機雷原!! 危険につき、立ち入り禁止!!』と看板が立てられている。

「まぁ、居たところで地図も買えないしね」

 

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35-2:地雷原 3日目21時

 

「さてとまずは松明に火を……」

 

~~~~~~~~~~

 

 危険感知判定 目標値:13

  4+(2,3)=9 失敗

 

~~~~~~~~~~

 

ボン

 

「ケホッ、ケホッ。また、これ?」

 

~~~~~~~~~~

 

機雷の効果決定表

 弱点付与の特殊機雷。雷属性のダメージを受けると、そのダメージが2倍になる。

 (現在の弱点付与:雷。水・氷)

 

----------

 

「さて、明かりも確保したしとっとと通り過ぎたいわね」

 

~~~~~~~~~~

 

探索判定

 4+(4,4)=12

 

危険感知判定

 4+(2,5)=11 失敗

 

~~~~~~~~~~

 

「さっき通ったと思っても、機雷を気にしながらだと思うようにはいかないわ、ね?」

 

BAN! ババババババ!(ステルスロック)

 

「いたっ、いたたたたた!」

 

~~~~~~~~~~

 

機雷の効果決定表

 爆裂機雷。土属性を持つ9点の魔法ダメージを受ける。

 

----------

 

「つーっ。これ、マズいんじゃ……」

 

~~~~~~~~~~

 

探索判定

 4+(5,2)=11(累計23)

 

危険感知判定

 4+(6,4)=14 成功!

 

~~~~~~~~~~

 

「おっと、こんな所にも機雷が。本当に配置が変わってるのね。

 このまま抜けられるといいんだけど」

 

----------

 

探索判定

 4+(2,5)=11(累計34)

 

危険感知判定

 4+(6,2)=13 成功!

 

~~~~~~~~~~

 

「あの、瓦礫たしか中間辺りにあったっけ?

 さっきはこの辺りも機雷が有ったのに無くなってる……」

 

----------

 

探索判定

 4+(5,3)=12(累計46)

 

危険感知判定

 4+(4,5)=13 成功!*7

 

----------

 

「移動距離的にそろそろ抜けると思う*8んだけど……」

 

~~~~~~~~~~

 

探索判定

 4+(1,2*9)=7(累計53) 機雷原突破!

 

----------

 

「ふぅ。やっと抜けたみたいね」

 満身創痍*10ながら歩を進めるよりない。

 

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ウ-B.36:時計塔屋敷 3日目2時

 

「……宿代の前借……無理よね」

 トボトボと通過する。

 

==========

 

イ-B.53:大運河橋 3日目3時

 

「ふあぁ~……眠い……」

 

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固定A:新市街地 3日目4時

 A-3:冒険者ギルド<黄金の盾>

 

「いらっしゃいませー。あ、セリーナさん。こんばんはー」

「……換金と買取を」

 眠気と戦いながら荷物から、魔物から剥ぎ取った素材とティエラから報酬として受け取った<アンチドーテリング>を差し出す。

「はいはい。それでは、……1,530Gで買い取らせていただきますがよろしいですか?」

「えぇ、それでお願い」

「では、返済分を差し引いて、765Gお受け取りください」

「……そうだった……」

 

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所持金/借金

 765G/14,565G

 

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「じゃぁ、そこから30G抜いておいて。部屋を借りるわ」

「はぁい。こちらの鍵どうぞー。おやすみなさーい」

 

~~~~~~~~~~

 

4日目12時まで睡眠*11

 

 HP6→12

 

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「おはようございまーす」

「……食事を」

 10Gカウンターに置いて食事を受け取る。

 

「……あとは、消耗品を補充して……」

 

~~~~~~~~~~

 

<救命草>×4 購入

 

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「ありがとうございまーす」

 

「さて、目的を達成したいものの、毎回あの、運河や機雷原を超えるのも辛いわね。財布の中身も潤沢とはいえないし……中央門周りに何があるか知っておいたほうがいいかしら……」

 

==========

 

ウ-E.65:黒鉄城 4日目14時

 

 かつては堅牢をほこっていたのであろう城砦跡が見える。城壁は破壊され塔も折れている。魔神との戦いで破壊されたのだろうか。

 そこへ、

「そこのお嬢さん。ちょっと見ていかないかい。掘り出し物だよ」

 露天商が声をかけてきた。

「とーっても珍しい品がたったの2,000Gだよ」

「さよなら」←所持金605G

 

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65-1:中庭

 

 崩れた城壁の隙間から見える中庭には真っ白な枯れ木が林立している。

「こういう所に財宝が残ったりしてないかしら……」

 

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危険感知判定 目標値:13

 4+(1,4)=9 失敗……

 

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「うおおおおおお」

「!?」

 

~~~~~~~~~~

 

ゾンビ×2の不意打ち!

 

戦闘準備 不意打ちのため不可能

魔物知識判定(弱点看破) い ち ぞ ろ

先制判定 不意打ちのため自動で魔物の先制

 

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「ぐぁっ!

 ……力任せに殴ってきて。不意さえ突かれなければ、ゾンビなんかに!」*12

 

「くっ! このっ! しぶとい!」

 2対1とはいえ動きの鈍いゾンビが相手のため数瞬の間は攻撃を避け反撃を打ち込んでいく。しかし……

 

「もう少しで片割れを……っ!?」

 油断が無かったと言えば嘘になるだろう。攻撃にばかり傾注した動きはこちらの攻撃を当てるのにも都合がよかった*13

 だがどんなに決定打を打ち込んでもアンデッドがひるむ気配も見せず強打を打ち込んできた*14

 意識が遠のく、まだ復讐を果たすべき相手の居場所すら掴めていないというのに、こんな、低級の魔物相手に……

 

~~~~~~~~~~

 

 死亡 2回目。

 ミッション08、23、11 廃棄。

*1
『ヴァイスシティ』の重要人物リストによるとレイチェンは魔法が使えないらしいので操霊魔法とは別の何か謎技術が今生えました。この後の展開上コーティを同席させづらかったんです。許しください

*2
だって「たいていは庭掃除してる」て書いてるんだもの

*3
自発的借金に関してはハウスルールです。制限に関しては自発的借金と合わせて返済意思の無い借金で高価な物品を揃えるのを防ぐためです

*4
ランダムイベントが発生していたが、判定失敗により何かを見落とした

*5
セリーナが汎用蛮族語解らなかったら、共通語を話せるインテリフーグルになる所だった

*6
「黒剣騎士団」のネーミングから勝手なイメージです。彼らの外見に関する記述見つけられてません。

*7
逆に怖くなってきた(汗)

*8
訳注:固定値だけで目標に達するから、自動失敗しなければ終わる

*9
冷や汗出るわ!

*10
残りHP6

*11
3日目が残り2時間しかないので不眠ペナルティを消すため、4日目に入ってから更に6時間睡眠

*12
片方の攻撃は避わしたもののもう1体の《全力攻撃I》受けて残りHP2

*13
ゾンビは毎R《全力攻撃I》を宣言していたので回避が下がっていた

*14
クリティカルで12点のダメージを与えるも次Rで回避失敗してHP-11




というわけで、2度目の人生でした。

メタ読みOKなら<アンチドーテリング>を売っちゃう選択肢は無いんですが、借金抱えている状況かつ例のパラグラフが開いてないなら換金するしか無いよなと思い売りました。
けっかそんな些細なこと関係ないところで死んでしまいましたが(汗)

さて、更なる蘇生借金を抱えながらセリーナは目的を達成できるのでしょうか?
次回までしばらくお待ちください。
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