GVSウィッチーズ   作:つヴぁるnet

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お久しぶりです。

他に色々書こうとしたけど夏の暑さで挫折したからコッチに戻ってきた。またしばらくよろしく。

ではどうぞ



第48話

 

 

 

「いやー、死ぬかと思ったよ、はっはっは」

 

「はっはっは!…じゃないんだが??」

 

 

とある一室の軍需病院。

 

俺はそこでとある男と話をしていた。

 

 

 

「研究所に特攻してきたネウロイの爆発に巻き込まれても生きてるなんてとんでもなく幸運だな。運を使い果たしたんじゃないのか?」

 

「どうかな。ただ娘に出会ってからは祝福されている気分になってね。今回もそうだったんじゃないかって僕は思っているよ」

 

「娘?……もしかしてあの後、戻ったのか?」

 

「君が『里帰りくらいしろ』と言ってくれたからね。だから無理言って扶桑に戻ったよ。それからほんの数十分だけ顔を合わせだった。芳佳は泣きながら抱きしめてくれた。せめて一日くらいは泊まって欲しいと強請られたけどそうも言えないほど私も敷き詰まっている。だからほんの数十分だけの温もりだった。まったく、君のせいで私も心が揺らいだじゃないか」

 

「良かったじゃん。どんなに離れていてもそれだけ愛情に満ち溢れているってことだ。なら簡単に死ぬなんて有りえないな」

 

「かもしれないね。だから死んでたまるかって思ってね、何とか致命症は避けれたよ。これも君のお陰だな」

 

「……俺?」

 

 

病院用のベッドで頷く男。

 

その人は魔女の父といわれる宮藤一郎。

 

世間では宮藤博士として有名である。

 

そんな彼は助かった理由に俺を名指しする。

 

 

 

「ビームシールドだったかな?一年前のウラル戦線時、零戦の性能を確かめるため第十二航空隊は模擬戦で飛んでくれたと思うが、その時にビームシールドの話と実際にその技術を見せてくれたね。アレのお陰で携帯型シールドが一段度強化されたんだよ」

 

「はい?」

 

 

ビームシールドというのは俺がウィッチ特有の自動シールドを使えないから開発した技術。

 

腕にリストバンド状に魔法力を帯らせ、そこからガンイージみたいにビームシールドを展開することでネウロイの攻撃を防ぐのだが、これがかなり強固な盾であり、章香曰くウィッチが展開するシールドの強度と自由性を超えているとの話だ。

 

実際にウィッチでは受け止めきれなかったバンシィ系統のビームマグナムを正面から受け止めて防いだり、ビームシールドの形を鋭い刃に変化させることでF91の真似事を行えたりとネウロイを斬り裂けるくらいに丈夫である。

 

そして今、宮藤博士は俺が開発したビームシールドのお陰で助かったと言っている。

 

 

「工業用に使われる携帯型のシールドは知ってるかな?最初は第一次ネウロイ大戦後期に使われていたシールドだったが今は力不足として不採用になっている。それでも鉄を溶断するときに跳ねる火花を防いだりするに丁度よく、軍需工場などでは愛用されているんだ」

 

「まあアレ、かなり薄いからな。暴力的な攻撃には絶対耐えられない」

 

「その通り。けれど私は君の扱うビームシールドを見て考えたんだ。展開する瞬間のみ耐久性を犠牲に攻撃性を含めれないかと」

 

「…はい?」

 

「ただ防ぐだけじゃ力不足だ。なら迫り来る脅威に対して攻撃を行ってそれを相殺できないかと考えてね。代わりに使えば一度きり壊れてしまう携帯シールドになってしまうが、しかしそれで命繋げれるなら充分だ。そのためストライカーユニット開発の副産物としてそちらは僕の趣味枠としてとても強力な携帯シールドを作ったんだ。試作品だったけど、でもお陰で死なずに済んだよ」

 

「攻撃を攻撃で相殺って……携帯機でそんな器用なこと出来るのか?てかストライカーユニットの副産物?」

 

「簡単に言えば魔力の衝撃波を放つんだよ。ストライカーユニットのプロペラはエーテル化させた魔力の羽で飛んでいる。それをエーテル化させることなく本物の板として展開する。実際に魔力濃度を高めればコレは可能だ。そうすれば爆風程度は耐えれると考えてね?まあ流石に直接的なネウロイのビームや体当たりには機能しないけど、でも過去の産物に比べれば現役ウィッチ同様の強さを秘めたシールドが一般人にも扱えるようになるんだ」

 

「一度限りの携帯シールド。でも役立たずな薄さの板よりも生存率は高まる。そっちに意識を向けたんだな?」

 

「ああ」

 

「そうか……いや、アンタってやはりすごいんだな」

 

「すごいのは君もじゃないか?世界の機動戦士願那夢」

 

「どうかな。叡智から与えられた貰い物の強さでイキっているだけなんだと思うけど」

 

「それで何度も命賭けれる君は英雄だよ。僕は誇らしく思うけどね。そのストライクユニットで飛んでくれるなら尚更だ」

 

 

宮藤博士が渡欧する前に設計図だけでもとジェットストライカーの開発プランを立てていたがしかし、現状扱える環境でもないためそれがお蔵入りとなったのが最初の現状。

 

しかし俺が持っている魔法力がとんでもなく多い事と、また魔力性質がこの世のウィッチが秘めるエネルギーと違うからこそジェットストライカーという数年先のオーバーテクノロジーの実現を可能にした。

 

だから宮藤博士はそのことに喜んでいる。

 

不可能と思われた計画が今まさに機動して願那夢として飛んでいるから。

 

ちなみに現在のストライクユニットは改修4回目であるため俺は密かに『MK-4』ってことにしている。ガンダムの真似事だからここら辺は気分で。

 

 

「それでその体、いつ治るんだ?」

 

「生き存えたとは言え、ネウロイの攻撃だ、重症なのは確かだね。正直、体がまだまだ回復段階でね、そろそろ眠たいかな……」

 

「ああ、悪い!無理させてしまったな」

 

「気にしないでくれ。僕も君とまた話したかった。もう話せないかとも思っていたからな…」

 

「!…… 俺は残ることを決めたよ。願われて、望まれて、この場所にいることが今の黒数強夏にとって正しいのなら、俺はこの世界で宮藤博士の手掛けた箒にまたがり願那夢を描く。だから任せろ」

 

「!!……ふふっ、ああ、そうか。なら、早すぎたロマンは、ただしかったんだね… ふふっ、その計画が、あまりにも、遠い先の、願いだとしても…きみがそれを、正してくれ…た……」

 

 

 

先ほども言ったがジェットストライカーは設計図を作り上げた1937年時点ではあまりにもオーバーテクノロジーだ。夢物語。

 

しかし俺がその箒を手に取り、その箒で世界に英雄たらしめているから、宮藤博士は空論上で終えていたはずのロマンが実現されていることを開発者として喜んでいる。

 

それが本当に嬉しそうだ。

 

……なぁ?二年前にブリタニアでひとり彷徨っていた俺を助けてくれた彼に対する恩返しになっただろうか?そうであってほしいな。

 

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

 

「黒数、悪いが面会の時間は終わりになるよ」

 

「ああ、わかった___ ガランド」

 

 

 

宮藤博士に視線を移す。

 

安心したように眠りについていた。

 

 

 

__任せろ。

 

俺がいる限りネウロイにこの空を渡さない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう、面会を許してくれて」

 

「君は宮藤博士の使用人だった人だ。なら信頼出来る人物として通せたまでだよ」

 

 

ブリタニアの街にある病棟。

 

やや厳重に警備された地下から顔を出しながら街中に出る。

 

ブリタニアの綺麗な街並みが目に入るが、ところどころネウロイの被害に遭った場所も目立ち住人たちから放たれる不安と緊張感が入り混ざった空気が漂う。

 

 

 

「宮藤博士を襲ったネウロイはなんだったんだ?」

 

「博士個人というより、開発室から溢れた魔法力に惹かれたネウロイが一機だけ突撃… いや特攻してきた。私は襲撃の半刻後に到着したからこの目で実際に見た訳ではないが、しかしそのネウロイは意思を持った人間魚雷のようだったと言っていた」

 

「人間魚雷ってやってること回天かよ……エグいなぁ…」

 

「回天…?」

 

「魚雷の中に人詰めて神風特攻を行う非人道的兵器だよ」

 

「なるほど。命を抱えてないネウロイならではの攻撃手段と言うわけか」

 

「アイツらの習性は獣に近いけど統率性を失いはぐれと化せば、あと躊躇いを無くした瞬間やることは特攻のそれなる。俺も扶桑でそういったネウロイと出会ったことがあるし、倒したこともある。生存性を捨てた奴らは厄介極まりないことは扶桑から届いた論文の通り」

 

「命知らずが形となったか…」

 

「だがそれ以上に人型として偽った場合…」

 

「?」

 

「重力圏の戦いを知ろうとする。そうなると奴らは知性を磨く。人の形でどれだけの利便性を持って人類を追い込めるかを、な」

 

 

 

俺が人型ネウロイを優先的に狙う理由はコレ。

 

偽ったも無駄であることを知らしめるために。

 

と、考えていたが、実のところバンシィ・ノルンを偽って俺を追い詰めた戦績持ち、この時点で人型にも強さを見出してるネウロイサイドはコレからも人の形を真似するだろう。その結果としてモビルスーツのバーゲンセールなのだが半端に原作ゲーム忠実な武装や動きやらしてくるので面倒だ。俺は原作知識あるからまだなんとでもなるはずだ!と立ち向かえるが何も知らないこの世界の人達からしたら理不尽に襲いかかる初見殺しに命狙われる。正直クソゲー。

 

だから俺がこの手の甲の訴えを頼りに紛い物を探し、討ち滅ぼす。

 

それがこの世に降り立った黒数強夏の役割。

 

しかしいつになったら終わるのやら。

 

もしや全ての機体を倒すまでか?

 

それがあの『つづき(コンテニュー)』というのか?

 

それなら俺一人狙ってこの世界を巻き込まなくても良いだろうに…

 

 

 

「黒数は、君はこれからどうするんだ?」

 

「変わらず人型を討つために欧州を飛び回っているよ。ネウロイの巣は黒海を中心に張り巡らせているからな。そんで最終目標としてはネウロイの巣を破壊を考えているが……今の力では無理だな…」

 

「巣を…破壊?」

 

「あまり明かしてないけど俺はネウロイを倒す毎にこの力が高まる。そうして今よりも強い兵器を取り出せるようになる。いずれはネウロイの巣を破壊することも可能だとは、思う」

 

「それは本当に可能なのか…?君個人の力だけで……??それはすごいな。さすが章香が見出しただけある。やはり黒数は厄災を払いしウィザードの再来か?」

 

「さてどうかな。そう謳われてようとも俺も結局は人間だ。皆は何かと神格化するがウラルでは一度ネウロイに落とされている身、己の限界はどこかしらにある。ネウロイに落とされる気は無いが常に健在である保証もない。あまり願那夢頼りにしないで貰えると助かる」

 

「たしかに飛んでいる君も人間だ。永遠と戦うマシーンじゃない。ふむ、そうだな。もし疲れたら私の所に来るといい。止まり木くらいは用意しよう」

 

「そう言ってあわよくば引き込むんだろ?俺は章香以外に靡かないし、居着かない」

 

「何を言うのやら。君のお陰でカールスラントの夜間哨戒能力は高まったんだぞ?良い戦術遺伝子を落として込んでくれたものだ」

 

「あ、そのこと知ってるんだ」

 

「カールスラントの中では特に急速に伸びた部隊だ。だから私も気になってそのカラクリを暴くと君がいることがわかったよ。その時はたしかジム・カスタムという活動名だったな?何気に長く滞在していたようで驚いたよ」

 

「ナイトウィッチが騎士(ナイト)になろうとしてたんだ。勲章を授けるには時間が掛かるんだよ。それだけのこと」

 

「ふっ、そうか」

 

 

それでもカールスラントの全体的な強化に繋がったのかガランドはご機嫌に頷く。

 

それからもガランドとは別れることなく適当に街中を歩き、彼女の誘いで喫茶店に腰を落ち着けると英国の紅茶を嗜む。

 

 

「テーブルマナーは学んでるみたいだな」

 

「軍所属時に章香から教わった」

 

「なるほど。……ああ、ところで」

 

「?」

 

「章香とはやることヤったのか?」

 

「お前の方がテーブルマナーねぇな?」

 

 

ガランドの爆弾発言に対して紅茶を口に含んでたら危うかったので、仕返しとばかりに指を3本立てることでサインを送ったらガランドが「んぐふっ!?w」と愉快に紅茶吹き出した。ふん。なーにがカールスラントのエースウィッチよ。ざまぁみろ。

 

 

「こ、こほん……黒数は章香と会ってるかい?」

 

「梅雨明けに会ったよ。まだ松葉杖は必要な感じだったが日常生活を送るに支障無しってところで安心した。あ、道場で素振りしてた」

 

「なるほど。息災で何よりだ」

 

「本当にな。車椅子で弱っていた彼女はもう見たくない」

 

 

スコッチを砕き、口に運ぶ。

 

紅茶を口元に運ぶ手の甲はまだ穏やか。

 

もしコレがオストマルクならネウロイを感知して騒がしかっただろうが、ここら辺はまだ比較的安全のようだ。前日の特攻ネウロイを除いて。

 

 

 

「……うん、やはり欲しいな」

 

「砂糖か?」

 

「いや、キミが」

 

「ごほっ」

 

 

唐突すぎる故に次はむせた。

 

紅茶ではなくスコッチで。

 

 

「何言ってんの?まず俺は章香しか勝たんからな?」

 

「それは私も同じだな。章香しか勝たん」

 

「いや、まて、何処でその言葉学んだし…」

 

「む?第十二航空隊だが?」

 

 

 

うん、俺のせいだった。

 

そういや当時の部下達に幾つか愉快な語呂を授けたっけか。いや失敬。

 

 

「別に章香から盗ろうとは思わないよ。章香は怒らせたらこの世で一番恐ろしいからな」

 

「それはどの意味でなんだ?……で?急にどうしたんだ?」

 

「なに。純粋に魔女の教育者として黒数を欲していただけだ。ああ君が章香を理由に謙遜する前に言わせてもらうが私は黒数のことを非常に高く買っているぞ?なにより扶桑海事変と呼ばれる国運を賭けた戦いで生き残り、そこにプラスして第十二航空隊のウィッチ達を優秀なウィッチとして育てた。君の手がけた論文も知っている。故にその開拓力に私は目を見張っているんだ。是非とも!キミの力が欲しい」

 

「それはカールスラント軍としての総意か?」

 

「いや、私個人としての意思表示だよ」

 

「どうだがねぇ?何処もかしこも俺を欲しがってるように見えるけどな」

 

「それは半分誤解だ。確かに黒数の能力を欲している軍国は存在するが何処にも居つかない彗星は文字通り彗星の如く現れ迫り来る怪異を退ける英雄譚に希望を抱く者達も多い。正直ここら辺り激しく別れている」

 

「俺は誰のモノでもねーよ。コレが役割だからそうしてるのであってお国のためだとか正直考えてないな。扶桑で飛んでたのも章香が隣で飛んで欲しいと願ったからだ。それがなければ俺は国に命も賭けない」

 

「??…君は扶桑の生まれではないのか?」

 

扶桑(にほん)であって、扶桑じゃないな」

 

「ふむ……?まあ愛国心は様々だとして私は黒数強夏という大きな着火剤が人類サイドの大きな強化になると考える。価値観も、倫理観も、世界観も、何にも縛られない無重力のキミがね?」

 

「……何を考えている?」

 

「黒数、これはまだ先の話。だが、もし、この計画が空論上に収まらず、膨れ上がる怪異と立ち向かうに必要とあらわば()()()()()()()()()()()()()()しなければならないビジョンがある。もしそのビジョンが本当にそうなった時、そこに君の力が大いに必要となって私は考えている。だからだよ。私は君に『願う』」

 

「!」

 

 

 

ガランドが何を言っているのかわかる。彼女が言う「国々が決断」しなければならないその仕組みになった時、人類サイドが今よりも最悪な未来が訪れた時だと言うことだ。そこに願那夢というイレギュラーを当て嵌めるべきか非常に悩ましいところだが、それは俺もこの世で怪異に立ち向かう人間の一人として団結に身を投じる必要がある、そういうことだろう。

 

 

「なら時が来た時にまた言ってくれ、アドルフィーネ・ガランド。俺もそこまで子供じゃない。しかし今は縛られることなく空を行かんとならない。この役割は誰にも繋ぎ止められないから」

 

「もちろん。私は一人のウィッチとして願那夢である君を理解するよ」

 

 

それから紅茶を飲み干し、同時に席を立つ。

 

喫茶店を出ると彼女は「楽しかったよ」と一言残してブリタニアの奥に消えて行った。

 

残された俺もキャリーバッグを引いてブリタニアの街を眺める。

 

まだ被害の少ない街。

 

こういう状態ならまた『溶かし屋』でも開いて路銀稼ぎ…… なんて考えたけど、実はその仕事道具は扶桑に置いてきた。厳密には浦塩に駐屯する北郷鈴香に渡して北郷家に保管してもらっている状態だ。なぜなら半年前と違い、逃亡兼観光目的ではなくネウロイを討ち倒す戦いに身を投じるためその暇も無くなるし、荷物は極力減らそうと考えたから。

 

代わりに換金物を多く持ち込んでいるから食いっ逸れることはそうそうないだろうが、もっと平和にキャリーバッグを引きたかったものだと空気を読まないことに提供のあるネウロイの存在を恨む。やっぱり生産性ないなアイツら。

 

まあとりあえず、友人の宮藤一郎さんに顔を出す目的は達成した。

 

完治するに長い時間を要するみたいだが、それでも生きていて良かったと胸を撫で下ろしつつ今日は適当な宿で休もうと宿を探す。

 

明日はブリタニアを出てまたカールスラントに戻ろうと予定を立てながら街を歩くと…

 

 

 

 

「あ、あのっ!」

 

 

「___」

 

 

 

 

透き通るような柔らかな声。

 

それが耳を通る。

 

なにより『懐かしさ』が頬を撫でる。

 

ああ、そうだった。

 

そうだよな。

 

ブリタニアには『友人』がいると言ったが実はもう一人だけ『戦友』と呼べる者がいる。

 

それは『魔女』であること。

 

その魔女は__ネウロイを倒した仲である。

 

俺はその声に振り返る。

 

 

 

 

「お、お兄さんっ!……ですよね?」

 

 

 

 

ふんわりとしたボブカット。

 

心優しさが詰め込まれた小さな魔女。

 

いや、もう小さな魔女ではないな。

 

あの頃よりも背は伸びて、それならほんの少しだけ逞しくなったような気がする。

 

だから確信した。

 

俺は彼女と目を合わせ、そして…

 

 

 

 

 

「____リネットか?」

 

 

「!!!」

 

 

 

 

俺の命を守ってくれた、最初の魔女。

 

小さなシールドが大きく感じられたあの日。

 

忘れることなく今も覚えている。

 

実に、二年半ぶりの再会であった。

 

 

 

 

 

 

 

つづく






宮藤博士、生きてたのか!!
残念だったな、トリックだよ。

と、言うことで生きてました。
黒数のビームシールドを参考に死を逃れた。
天才だろこの人。


【黒数強夏】
カールスラントから船で海を渡ってブリタニアに着き、宮藤一郎を探すも崩壊した研究所に唖然、たまたまいたアドルフィーネ・ガランドに連れられると治療中の友人との面会を果し、これからもストライクユニットで飛び回り、人々を助けることを約束する。ガランドから遠い未来のためにスカウトを受け、それに頷くべきか悩むことになる。それはそうと喫茶店にチェロスがあったので大喜び。

【アドルフィーネ・ガランド】
ブリタニアのスピットファイアが欲しい!え?難しい?じゃあ自分でブリタニアに行くから、と、視察を理由にブリタニアまで足を運んだがちょうどそのタイミングで宮藤博士が強襲されて事故処理を手伝うことになったやや間が悪いエースウィッチさん。そこで黒数強夏とも再開すると未来のために色々気を働かせ、願那夢が必要である旨を伝え、良い返事を待つことになった。スピットファイアは戦利品として持って帰ったらしい。


【宮藤一郎】
原作とは違い(?)死亡することなく黒数強夏というイレギュラーのせいで生存した原作ブレイカーの一人。重症に変わりないが会話できる程度には元気だった。再び友人に出会えたことを喜び、それから英雄とならんその男に願いを託し、深い眠りに付いた。完治するのはかなり先になるだろうがその表情は安心しきっていた。

【リネット・ビショップ】
幼いあの日、命からがら助けてくれたお兄さんが今は世界的英雄として名を馳せており、そのことで絶賛脳が焼かれた上に男性観を軽く破壊されてしまった大商人の娘さん。原作だと後の501部隊。


ではまた
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