吸血姫絶唱シンフォキバ   作:イビルジョーカー

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ついにあのライダーが登場します!(『193』じゃないよ)

個人的にはイクサやキバ(基本フォーム)よりも好きなライダーです。




第8話 魔笛/病棟戦線 中編

 

 

 

『そこまでだ』

 

魔の戦場と化した病院の庭園。そんな場所に雑音が入り混じったような男

の声が響き渡る。

 

無意識の内に悪寒が奔るほどに得体は知れないが、その声のおかげで響を

切り裂こうとした槍の刃は一時的に静止。やがて声の主が…この戦場へと

現れる。

 

『オクトラーケ。防衛とは言え計画を自ら潰えさす真似はやめろ。こちら

にも事情がある』

 

「……そうですね。私としたことが、少々熱くなってしまったようだ」

 

触手による拘束を解き、その際、響を投げ捨てるかのような扱いに対して

キバットは思わず飛び掛りそうになったが、人化形態の反動が全身麻痺と

なって猛威を振るった。

 

そのせいで舞い上がろうとしたキバットの身体は、地面へと叩き落ちるか

のように沈んでしまった。戦況はどこからどう見ても、あるいは傍側の人

間が見ても、響にとって最悪の状況としか言い様がない。

 

『初めまして、と言っておこうか。私の名は【騒霊(ノイズゴースト)】の

一人【アブノーバス】」

 

鮮やかなオレンジ色をした布のフードで身を包み、隠れた顔から液晶画面

のような物を覗かせるノイズゴースト。アブノーバスは次第にその姿を、

まるで粘土細工から像を形作るかのように変えていき、第一形態からセミ

の意匠を有する第二形態へと変貌した。

 

「ノ、ノイズゴースト? そんなの……聞いたことないよ……」

 

『当然だ。私も含めノイズゴーストたちは皆、最近生まれたばかりでな。

至らぬこともあるだろうが、そこはまぁ、大目に見てくれると助かる』

 

放たれる殺気。それに逸早く気付いた響は瞬時に後ろへとジャンプで後退

し、代わりに彼女のいた地面にパイルのようなものが打ち込まれる。

 

それはアブノーバスの右手首の辺りから撃ち出した、白銀に輝く杭型の剣

だった。

 

「貴方も共犯か!」

 

『共犯とは失礼な。【協力関係】と言って欲しい』

 

「どっちでもいいよ、そんなことはっ!」

 

アブノーバスめがけパンチを放つ響だが、そんな彼女を嘲笑うかのように

容易く受け止めるアブノーバスはその腹に一発蹴りを入れ、更に追加とで

も言いいたいばかりに響の頬に拳を突き刺す。

 

「がはっ!」

 

『今までキバの鎧に頼った戦い方をしたのが、仇となったわけだ。そもそ

もキバの鎧はファンガイア王の強大過ぎる魔皇力を封じ効率良く運営する

為のもの、すなわち、キバの鎧とはファンガイア王にとって枷に過ぎない

。だが貴様は枷ではなく『切り札』として使っている時点で未熟過ぎる』

 

アブノーバスの言葉に間違いはない。ファンガイア王の魔皇力というもの

はそれほど強く、他のチェックメイトシックスに比べても強大過ぎるほど

と言っていい。

 

だからこそ、『黄金のキバ』が造られた。

 

『人と魔の秩序を守る希望の光』の証であるが故に。

 

人間界に途方もない災厄を齎しかねない、キング家の当主自身の魔皇力の

大部分を封じ、効率良く扱う為に。

 

その前に造られた『闇のキバ』は、強大過ぎる力をより一層格段に極め、

王に仇名す者を一人残らず滅ぼすもの。故にレジェンドルガを滅ぼした後

、初代ファンガイア王の『ある手段』によって闇のキバは、固く封印を施

されたのだ。

 

「か、勝手なことを言うなっ!」

 

『勝手も何も事実をありのままに言ってやっただけだ。何が悪い』

 

癇癪を起こした子供のような、まるで筋のなってないヤケクソの拳を放つ

が、当然それがアブノーバスに通じる筈もなく簡単にかわされてしまった

 

『何ともまぁ…これがファンガイアの新しき王では、名高き魔界の統制者

たるファンガイアも地に堕ちたな』

 

「ぐっ!」

 

落ち着け、相手の挑発に乗るな。

 

そう自分に言い聞かせた響は次第に冷静さを取り戻し、改めて今の現状を

分析し始めた。

 

まず、キバットは人化への負担で相当なダメージが身体に負荷として残存

している為、これ以上の戦闘は続行不可能。

 

なので実際『4対1』と言うような戦況が構築されている。更に響自身は

キバの鎧を結界のせいで使用することができず、ついでに戦闘での消耗と

ダメージがキバットに比べれば少ないものの、確実にある。

 

結論的に言ってしまうと……『絶望的なまでに不利な状況』だった。

 

『安心しろ。お前はサガの継承者を誘き寄せる餌だ。殺しはしないが餌は

餌らしく、黙して利用されろ』

 

片腕を響がいる前と掲げたアブノーバスの、その動作が術式を稼動させる

合図となった。

 

自分の足元に出現する、魔法陣に警戒を最高峰なまでに露にする響だが、

そんな彼女をアブノーバスは嘲笑うかのように言う。

 

『心配するな。あくまでも貴様を捕らえるだけのものだ』

 

赤黒い稲妻が魔方陣から迸り響の身を拘束していく。同時に赤黒い稲妻は

その破壊的なエネルギーで響にダメージを与えていった。

 

「ぐっ……あぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

『貴様の波動結界と似たようなものだ。もっとも、それは捕縛したダーク

フリークスを弱らせるよう魔皇力を徐々に、ゆっくりと吸っていく代物だ

がな』

 

魔皇力を吸収される際の激痛と、言い知れぬほどにおぞましい、そんな虚

無感に蝕まれる異様な感覚が響に苦痛を与え、まさしく『地獄の苦しみ』

と化して絶え間なく襲って来る。

 

そんな彼女にアブノーバスは、まるで見下すような……それでいて不快感

を催す声音で言葉を零す。

 

『これでキバは我等が手に落ちた。残るは【サガ】。すなわち、クイーン

のみ』

 

 

 

 

 

 

 

響が敵の手に落ち、捕まった。

 

その朗報を前に真っ先に助けに行こうとしたのは他でもない、響に仕えし

、4人の側近と幼馴染であり姉妹とも言えるほどに絆の深い未来だ。

 

しかし彼等を止めたのはオーストラリアの魔族調査から帰還した現ファン

ガイア王の音夜だった。

 

音夜によれば、相手は高性能な未知の術式により構築された結界を持ち、

こちらから打って出るのは得策ではないとのこと。

 

だから今は向かうな、そう言った音夜の顔は傍から見ても怒りと焦燥感に

満ち溢れていた。

 

「で、結局のところ……どうするんだ」

 

紅夜邸の広い食卓を会議室とし、音夜。アゲハ。未来。一夏。明久。静雄

。マカ。最後に奏を交えた会議にまず、始めと言わんばかりに呟いたのは

一夏だった。

 

「未知の結界とやらで簡単に打って出ることができないと言うが、そもそ

も結界自体は結界術式専門のストリゴイの一部隊でどうにかなるもんじゃ

ないのか? それに明久も結界を専門にしているし、なんとか……」

 

「無理だね」

 

一夏の言葉を割る形で明久が入って来る。

 

明久は基本的バカであるものの、戦闘面においての天才的センスは音夜を

超えることもある。そして結界を専門にしており、こちらも非常に優秀な

のは違いないが、そんな彼から出た一言は一夏の言葉を否定するものだっ

た。

 

「相手が使ってる結界術式は本当に冗談抜きで『未知』なんだ。どういう

ことかって言うと、完璧に『魔界のじゃない』ってことなんだ」

 

明久の手には、響が囚われている病院の姿が映し出されたカードが収めら

れており、薄く見えにくいが複雑な模様が浮かび上がる蒼い結界が病院を

覆い包むように展開されていた。

 

結界術式はそれを行使する魔族や単一種によって様々且つ万象と言えるほ

どにあるが、根本は同じである。

 

しかし今。カードに映っている結界は明久の目で見れば明らかに異質で、

とても魔界の術式とは思えないものだった。

 

「だったら、どうしろって言うんだっ! 敵さんからの脅迫状は『サガを

よこせ。従わなかった場合、現在入院している患者たちを子供老人問わず

に殺す』って、随分とふざけたこと言ってくれてるんだぞ! このまま黙

って指を咥えて言い成りになって……『はいどうぞ』って未来を差し出す

のかよ!! 響を助けず向こうの傀儡になれって言いたいのかっ!」

 

不安と焦燥、煮え切らない憤怒が一夏の心を一層とヒートアップさせた。

 

一見すると誰よりも心情を乱さず、冷静に保っているかのように見える一

夏だが、実のところを言ってしまえばそうでもない。彼ほど忠義に厚い者

はいないだろう。

 

自らにおいて一生の主君と決め、何事においても信じ仰いでいるからこそ

、彼の心は決して冷静とは言えないほど様々な情念が渦巻いていた。

 

「ざけんじゃねぇぞ」

 

そんな彼の言葉を制するかのように重く、威圧的に、全てを押さえつける

かのような声が音夜の口から放たれた。

 

「そんなことするって、誰が言った? ああ? もし本気でそう思ってた

なら……こんな屈辱と侮蔑は生まれて始めだな。向こうが調子こいて俺達

に宣戦布告するってんなら……こっちも本気で相手を叩き潰してやるだけ

さ。無論、返させて貰うものは返させて貰うがな」

 

今尚、その王座に君臨せしファンガイアの王は語る。自らに対し、愚かし

くも挑んだ烏合の衆を潰し、同時に奪われたものを取り返す一つの『策』

を……彼は、紅夜音夜は不敵猛々しく笑い語った。

 

 

 

 

「いや~マッず。まさか響様まで捕まっちまうなんて。大変だ~~超~~

~拙くないこれ~~(棒)」

 

「………」

 

そこは病室の一角。本来ここは病室の一室だったが、入院患者の一人が

自殺をしてしまった為に現在は閉鎖されており、他の病室に比べ見ても

圧倒的に埃っぽく不気味極まりない雰囲気を醸し出している。

 

そんな一室でも、響とキバット……そしてビショップが病院の調査に遣

わしていた諜報員の一人『スパイダーファンガイア』の『糸矢僚』を幽

閉するには打って付けの場所だった。

 

ちなみに今の糸矢僚は現在スパイダーファンガイアとしての本来の姿に

なっている為、正直な話……鎖でグルグル巻きにされている格好なので

、何ともシュール極まりない光景と言えるに十分なものだった。

 

「……す、すみません。私が迂闊だったばっかりに」

 

「響っ! こんな能無し蜘蛛の言うことなんか気にすんな!!」

 

素直に、それでいてしょんぼりと項垂れながら言う響にキバットが窘め

るものの、スパイダーファンガイアは『お前にだけは言われたくねぇ』

とでも言いた気な感じで言い返す。

 

「あと寸前のところで猫二匹を倒し損ねた蝙蝠モドキに言われる筋合い

なんてないねぇ~マジで」

 

「て、てんめぇ~~……って、えっ? お前、数日前からずっとここに

閉じ込められてたんだよな? どうやって……」

 

「そりゃ~アレさ。使い魔で」

 

そう言うスパイダーファンガイアの横を見れば、まんま蜘蛛の形状をし

た30cmほどのステンドガラスな色彩を持つ蜘蛛がキキ…っとそんな

鳴き声を漏らしていた。

 

「さて。まぁ、結界もこいつのおかげで解いちゃったわけだし、こんな

ところで油を売ってるのもアレだからさ。さっさとでましょうぜ」

 

スパイダーファンガイアを頑なに縛っていた鎖の縄は、彼が指をパチン

ッと鳴らした瞬間、重々しく地面へと落ちた。そのおかげでスパイダー

ファンガイアの拘束は無くなり晴れて自由の身となった。

 

「あっ。言っとくけど、響様のと蝙蝠モドキのヤツのも気付かない内に

やっといたからさ。普通に外せるよそれ」

 

「え?」

 

「へっ?」

 

スパイダーファンガイアの言葉に従い鎖を解こうと力を入れた瞬間、只

の鎖とでも言わんばかりにスルスルと解けてしまった。

 

3人を巻いていた鎖は魔界に存在する『魔皇力を封じ込める5種類ほど

の魔界産の金属』で作られたもので、その効果はキバの切り札たるヘル

ゲートを封じている鎖『カテナ』に匹敵する。

 

それがこうも容易く解けるというのは、本来ならばありえない筈なのだ

 

「お、お前何もんだよ……」

 

「はぁ? 何ってビショップ様直属の諜報員だけど」

 

「「…………え、ええええええええええええええええええええええええ

えええええええ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!」

 

意外な素性暴露に驚く一人と一匹。そんな二人に構わずスパイダーファ

ンガイアは鈍った身体を解すかのようにストレッチを始めた。

 

「た、たた、確か諜報員の人って行方不明だって……」

 

「ああ。それね。ここに閉じ込められてただけよん? まぁ~アレだ。

潜入調査したは良い物の運悪く捕まっちまってな。で、その結果がこの

ザマってわけさ」

 

「そ、そうなんですか………」

 

「そうなんですよ、こ・れ・が♪」

 

陽気ウキウキと言わんばかりなテンションと口調で答える、そんなスパ

イダーファンガイアに対し、何処か疲れた様子で響とキバットは項垂れ

る。

 

「さて。相手さんは良い様にやってくれちゃったけどさ~、今度は俺等

の番だぜ」

 

 

 

 

深夜の12時00分。

 

魔の者達が巣食う病院は妖しく不気味な雰囲気を醸し出しており、普通

の人間ならば近寄り難いものだが、こういう場所ほどダークフリークス

にとって最適且つ好印象な場所はない。

 

しかし、今から病院へと堂々と侵入するファンガイアのクイーン……『

小日向未来』は、また別の目的の為に赴いていた。

 

「ようこそ。『輝ける闇』と謳われしファンガイアのクイーン。もしも

時間が過ぎていたら、病院内の患者の命はありませんでしたよ?」

 

「御託はいいわ。キバと患者を人質に私を招き入れた理由は何?」

 

オクトラーケの人間態である藤雄としての姿で出迎えた彼の言葉を未来

は一蹴するように返し、改めて本題を問い質した。

 

「それはもう当然……貴方の命ですよ!」

 

「!!ッ」

 

目的の宣言と同時に未来の足元が紅い光を放ち、あの響の時と同じタイ

プの拘束術式を発動させ、魔方陣が確実に未来を捕らえ……

 

「はあああああああああああああああああああああーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

 

ようとした刹那、キバへと変身した響が藤雄の背後から華麗に跳躍を果

たし、拘束術式の魔方陣へめがけキバットから借りたフレイムバットソ

ードを振るい一気に突き刺した。

 

「ば、バカなッ! 何故キバがッッ!」

 

「そりゃ~アレさ。俺の術式のお・か・げ♪」

 

動揺する藤雄に解説を説くかのように現れたスパイダーファンガイアは

、キバと同じように藤雄の背後から蜘蛛の巣状に形成された『ゲート』

から顔を覗かせていた。

 

「なっ! 貴様は…」

 

「いや~本当マジで大変だったよ、この結界の特性を調べるの。俺って

結界に関してはド素人もいいところだからな。でも何とか頑張って『空

間接続』だけは可能って分かったんだよね」

 

『空間接続』とは、それぞれ別々の空間同士を繋げ合わせることで最短

時間での行き来を可能とする術式。

 

タイプは単一種や種族によって様々。スパイダーファンガイアの場合は

宙に張り巡らされた蜘蛛の巣に穴が開いていると言うもので、そこから

頭を含む右半身を出して余裕綽々な雰囲気で手を振っていた。

 

「よっと!」

 

蜘蛛の巣のゲートから軽くジャンプする形で飛び出したスパイダーファ

ンガイアは、ついでとばかりに藤雄を拳一つでぶっ飛ばした。それによ

って藤雄は成す術なく中庭の噴水へと頭から突っ込んでしまうという、

地味に悲惨な結果を生んでしまった。

 

「こ、この下郎どもがァァァァァッッッッ!!」

 

形勢を一気に逆転された藤雄は本来の姿である海洋生物同士を合わせた

怪人『オクトラーケ』へと変身した。

 

「シャッ!」

 

「ニャァァッ!!」

 

それに続き2匹のキャットルク『ミーチェア』と『ラーチェア』がオク

トラーケ左右に現れ、そしてその前にノイズゴーストの1体『アブノー

バス』が今この場に登場を果たした。

 

『貴様……これはどういうことだ』

 

怒りを含んだアブノーバスの言葉に対し、オクトラーケは苛立ちを込め

た言葉で返す。

 

「こっちが聞きたいですよ! この病院内に張った結界は、特定の術式

による効果を阻害するものではなかったのですか?! 例えば『空間接

続』とかねッ!!」

 

『そうか、それで……しかしあくまでも特定。全部が全部、阻害できる

などと言った覚えはないぞ。せっかく伝授してやった結界術式も、貴様

程度では役に立たなくなってしまうか』

 

あまりにも淡々とした言葉の数々の応酬に、オクトラーケは思わず殺し

にかかりそうになってしまうが、今はそれどころではないと。そう自分

を律し改めてキバと未来、そしてスパイダーファンガイアと相対する。

 

「もう形振り構ってられないんでね……貴様等には此処で死んでもらう

ぞっ!!」

 

その言葉を合図にミーチェアが生成した剣で未来の首を切り落とそうす

るが、紅い閃光と共にそれは失敗した。

 

「あんまり図に乗らないで。自分より格上の相手に挑もうなんて………

笑止千万だよ?」

 

紅い閃光の正体は、いつの間にか未来がその手にもった白い柄に紅い刀

身を持つ細剣……『ジャコーダー』が紅い刀身を鞭のようにしなやかに

伸ばし、攻撃したものだった。

 

「貴方達に魔の掟の番人たるクイーンが判決を言い渡します……『死』

以外に有り得ません」

 

その言葉を引き金とするかのように何処からか円盤状の飛行物体が未来

の下へと向かい彼女の腰に装着すると、そのままベルトとなった。

 

しかし未来は特に気にせず、ジャコーダーをベルトのバックルとなった

飛行物体『サガーク』へと挿入し一言呟く。

 

「『変身』」

 

『ヘン・シン』

 

未来とサガークが呟く言葉をキーとし、その姿が変貌を遂げた。

 

頭部に飾られた蒼き複眼『サガ・ペルソナ』。

 

胴体を包み込むプレート『バイパーヘルス』。

 

両肩を保護する役目を担う、W型をした堅牢なる防具『バロッキングア

ーマー』。

 

胸の中心部に填め込まれた漆黒の魔皇石『ノワール・デスト』。

 

ノワール・デストを囲むかのように展開されている色鮮やかな『エター

ナルラング』。

 

漆黒の魔皇石『ノワール・デスト』の暴力的な魔皇力を抑え込み、効率

良く運営する為、その身に巻きついた鎖『デュミナス・カテナ』。

 

肘辺りに装着され、通常時は防具だが体術における白兵戦において武器

にもなれる『バッロキングエルボーアーマー』

 

手首に取り付けられ、精神の阻害や汚染に対し効果を発揮する『バロッ

キングブレス』。

 

足首と膝に取り付けられ、脚力を高める『バロッキングニーアーマー』

と『バロッキングアンクレット』

 

今ここに……悪しき魔を裁く女王の証『サガ』が降臨を果たしたのだ。

 

 

 

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